シャオチンさんのシリトリ
2002 | |||
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06/25 | ただみていたい。 この空の、 一回かぎりの 今。 シャオチン |
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ただみていたい 床の間にそっと置いて ─ これは或る人の プロポーズの言葉 シャオチン |
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ただみていたい ……… 畳って、痛い。 〈似非方言的解読〉 シャオチン |
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06/18 | なまえも捨てて 名づけ親も捨てて 「サヨナラ ! 」 鴉の子ら、巣立 シャオチン |
ないしょ が口癖の 確信犯め ! だまれだまれ ! シャオチン |
木の 全体を、想う。 地上の木の下の、 風のベンチで。 シャオチン |
06/04 | 今から の、「い」を言った途端、 すでにそこは 過去の領域… シャオチン |
画面に 砂嵐。 そこにいろんなモノが 蠢き出す、夜更け。 シャオチン |
カギ はメタファー。 だが、今は 道具として使おう。 シャオチン |
05/28 | そこから ここまで かおりの粒子がとどく らんぶーたんが1個 シャオチン |
いっこずつ 角砂糖足して お茶をいっぷく …人類の午後 シャオチン |
力は 言葉と言葉の、間の、 何もなくて全部がある 場所に、隠れている シャオチン |
05/21 |
とまらない で今夜は帰る そんなそぶりも 作戦のうち シャオチン |
がんばれがんばれ ればんがればんが 言葉の束縛から自由になる 為の、倒立 シャオチン |
元帥閣下 立派な髭を 手入れ手ずから 滑稽な朝 シャオチン |