soyo
2024 |
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10/01 |
それでいい そのままがいい 手のなかの秋をただただ あたためておく soyo … 「あたためておく」 だよ |
未知の世界へつづいてる道 もうすでに ずいぶん来たね くわしくはわからないけど そんなにはかわらないかも soyo … 「かわらないかも」 だよ |
パワースポット? 仲秋の午後2時ころのわたくしの 部屋の窓辺のひだまりが たぶんそれです すばらしいです soyo … 「すばらしいです」 だよ |
09/01 |
わたしのために わたしがつくる 最強の わたしがたべる わたしのごはん soyo |
転がっていく たのしげな音 風鈴や 綿毛の歌や かこもまるめておどるこころや soyo |
ほんとにいいな ぜんぶいい おもいつくかぎりぎりぎりちょうどよく げに絶妙なばらんすがいい soyo |
08/01 |
ちょっと贅沢しつづけている 読み書きと楽器と亀とゆったりと おもうぞんぶん むつむはつなつ soyo |
ジリジリと ジブンの中のアラームが 鳴り響いていた あのころの 記憶 遠くに 転がっていく soyo … 「転がっていく」 だよ |
この毎日が とてもすきです やましいことはなにもなく なんのまよいもないということ soyo |
07/01 |
眩しく光る こもれびの (水辺の) (木々の) (お散歩の) (音の) (夕陽の) (はらっぱの) 原風景が つよいつよさをつくりつづける soyo |
ドリンクは白湯。 ザイテクは下手。 コザイクは無し。 内側に おそらく ゆらめく 輪郭が在る soyo |
地道に素直に丁寧に じぶんじしんに誠実に 直感のおもむくままにすすむこと ことば おんがく こころとからだ よのなかとのこと (なにもかもだよ) soyo |
06/01 |
コーディネートも ぜんぶじぶんで してみたかった (ぜんぶした。) だいぶ まんぞく (まだつづくけど) soyo |
恒例行事の季節の気持ち 六月は この夏をよりよい夏にするために なんかそよそよしちゃうんだよね soyo |
散歩道 より道 逃げ道 けもの道 花道 抜け道 どっちみち どの道も好き (今いるところはけっこう地道) soyo … 「地道」 だよ 「地道」 |
05/01 |
紅筆で さっと描いたような春 魔法のようなきらめきの 雪解け水のとどろきの 生きる力を みんな みていた soyo |
ほっぺがゆるむ 生きている春 白樺の枝先の葉の新緑の 透明感がうれしくて 水音をたてるあそびをしつづける鳥 soyo |
大好きな場所が またひとつ ふえる春です そのことを 書きとめておく その場所が ここ soyo |
04/01 |
粉末の抹茶をすこしまぜこんで ホットケーキを焼く真昼 春のけはいの休日が さらに春めくためのミッション soyo |
ミッションを わすれないこと うろうろせずにそれをすること かんぜんに自由気儘に生きていくこと soyo |
お布団の中 おひさまのした 温泉、湿原、散策路 あとはどこかな 大好きな場所 soyo … 「大好きな場所」 だよ |
03/01 |
とろみもすこしまぜた言葉で はがゆいくらい 遠まわりする 春には春の距離感がある soyo |
季節のゲーム 水音を 聞き分けていく 雪解けの湿地でしんと それを聞きあう soyo |
記憶のなかに いましたね いま 慎重にえらぶことばの なかにとけてる soyo |
02/01 |
ぜんざいの定義について話したね 決着をつけないように慎重に とりとめもなくえんえんと おしゃべりを続けるためのおしゃべりとして soyo |
ホームルームの居心地が とてもよかった瞬間が たしかにあって そんな記憶の音や光を重ねあわせて soyo |
最強のこころづよさを持っていて なんの迷いもなくなって たのもしいたのしいきもちで ここに ただ いる soyo |
2024 01/01 |
場所は此処 じぶんのなかの まんなかの ここぞというとき あたたかい場所 soyo |
始まるか始まらないか 賭けようか ぼたぼたと降り積む雪に にじみゆく景 soyo |
負けないように しなやかに ただあたたかい からだをつくる それが 最強 soyo … 「最強」 だよ 「最強」 |
2023 |
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12/01 |
宝くじ売り場の前で待ち合わせ 二百万円あたったら てにてをとって くるくるまわる soyo |
ようやくぜんぶ なるようになり 冬がきて 冬特有の内側の 温み あんしん 深い睡眠 soyo |
今ここに あるものだけでつくる冬 さいこうに さいきょうだけど すこしさみしくみえるくらいで soyo |
11/01 |
すごいねあなた こんな日もふかぶか眠る。 根拠なくあんしんしてる。 そうやって ますますつよく なるね すごいね soyo |
秋の空 嘘ひとつなく 澄みわたり こころから 晴れやかだから 黄金の針葉樹林をあるく ようやく soyo … 「ようやく」 だよ 「ようやく」 |
なにも知らないまっさらな ノートに文字を置きました 「着実に」「地道に」「たぶん」「なんとなく」 いいね 硬軟織り交ぜてゆく soyo |
10/01 |
切れ味がよく 手に心地よく 鋏 ほんとに 万能に 暮らしぜんぶの剪定を いつもいっしょにしたね すごいね soyo 「すごいね」 だよ 「すごいね」 |
ことことと麦飯を炊く ベランダに洗濯物をひろびろと干す このうえのない天気 じかんがゆっくりといく soyo |
声だけがのびやかにのび 秋風にのって野原を駆けまわる 思い描けば 思い通りに (なるね) (すごいね) soyo |
09/01 |
食卓に だいたいぜんぶ載っていて 座したまま ここでだいたいつくられる明日 soyo |
夏のならわし ひたむきに ただよい秋を うんとイメージするということ soyo … 「こと」 だよ 「こと」 |
17歳のわたくしに 届けたいメモ もっともっと もっと探して soyo |
08/01 |
ズッキーニステーキが好き 真夜中にげにうつくしくこんがりと焼く こんなにもいまのわたしをよろこばす 輪切り模様は他にないかな soyo |
ならんでる いろんなじぶん まとまればまたつよくなる (夏とくゆうの) (夏のならわし) soyo … 「夏のならわし」 だよ |
生きたい? どんな? かるくあかるく じゆうじざいに まだまだもっと 気ままきわめる soyo |
07/01 |
トマトの苗の枝葉の匂い よい夏をイメージさせる匂いだね おいしくて、みずみずしくて、あかるくて うつくしくって、あたらしい夏 soyo |
クレヨンの匂いもいいね あんしんで、たのもしくって、 たのしくて、暢気な日々の輪郭を 太くて軽い線で描こうね soyo |
品質管理はばんぜんだから なにひとつ心配いらない すこやかなからだひとつで すすむ (すごいね) soyo |
06/01 |
洗われている亀の瞳がおよいでる 話しかけたらすこしおちつき こっちをみてる あいしてる いまいちばんの しずけさのなか soyo |
チューリップ 描いていたら 指先に みらい図ひとつ降りてきて ぜんとたなんが ふわりあかるくかわる 曲線 soyo |
ところでここのシリトリが 本日6月1日で23年記念日ですね その時々に どんな言葉を選んできたか ただそのことが 残るだけでも soyo |
05/01 |
屋上につづく階段 踊り場の壁にいつから 描かれたままのだれかの TO DO LIST soyo |
趣きの 深いぃ音の正体を 確かめたくて 知りたくて そっとしずかに やみくもに 音を鳴らしてすごす 生涯 soyo |
水色のたりない場所をみつけては そこにこっそり咲きそめる わすれな草の そうゆうところ soyo … 「ところ」 だよ 「ところ」 |
04/01 |
上質な眠りのあとの お散歩の このうえのないすがしさの 春の大地と我のよろこび soyo |
眺める春の雪どけの 川面のうねり みずしぶき 迷うことなく ごうごうと せかいにつづく海にいくのね soyo |
はなうたに あわせてギター弾いている 好きなだけ 好きなことだけしてる春です soyo |
03/01 |
びっくりしたなぁ しらないうちに よくばりに なってた こんなに あふれるほどに持ち過ぎていた soyo |
何回も言う だいすきだから すきすきすきすき ゆきどけの音 soyo |
あらゆる命の いわゆる命の洗濯の ソングブックをつくりたい かわいたときにうたうはなうた soyo … 「はなうた」 だよ 「はなうた」 |
02/01 |
夢中になって われをわすれて 寝食も わすれてしまうほどのこと そうゆうものにまもられている soyo |
あの冬も わたしの冬はあたたかかった ストーブ 炬燵 窓の雪 湯豆腐 詩集 ホットカルピス soyo |
あたらしい年 春まではインターバルかな あたらしいあしたのわたしらしいとし いいね。ゆっくり。ぽこあぽこだよ。 soyo |
01/01 |
広がる夢は どれもやさしく おだやかにただそのことを 続けていけるということが夢 soyo … 「夢」 だよ 「夢」 |
静かに聴いて 音を掬って 慎重に 五線譜に置く それをなぞれば いける あの冬 soyo … 「あの冬」 だよ 「あの冬」 |
待っていました あたらしい年 いくつものノート・手帳を書きかえて 至福 わたしのあたらしい年 soyo … 「あたらしい年」 だよ |
2022 |
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12/01 |
ドームにて one of themになる初冬 降りしきる雪の一片 ひとひらずつがすごいひとひら soyo |
影が来て 足音も来て ひひぎあう ひびきあえたら それだけで いいな どこにも行かなくていい soyo |
百点満点 霜月のはつゆきの朝 しんしんとしずまりかえる 鎮まるせかい(待っていました) soyo … 「待っていました」だよ |
11/01 |
15分前 ゆっくりと 深い呼吸をしたらよかった 珈琲をのんでひと息つけばよかった あのことは 2022最大の失敗でした (忘れないこと) soyo |
とても無理 忖度も斟酌も無理 そこだけはひどく不器用 (まもるべきものはそんなに多くないのに) soyo |
まるめてすてる ToDoリスト よくできたリストでしたね つつがなく神無月尽 冬がはじまる soyo |
10/01 |
待つということ ほんのつかのま (あるいはとわに) 待つことをゆたかさとして 待つということ soyo |
きっとびっくりしてるだろうね 表裏 裏表裏 ひっくりかえす きっかけ 過程 慢心 勇気 (そうか 勇気か) (勇気なんだね) soyo |
詩になって しまうね みんな 文脈は溶けてしまって ところどころで もっとじゆうに soyo |
09/01 |
来ないかな(いな)まもなくだよね たからかに 高鳴るものが高鳴って それが近づく気配がしてる soyo |
とある夏の日 しっぱいが しっぱいを呼び ばたばたと 崩れ落ちたり (うん。そして。) それがおわって できた平らか soyo |
水辺がすこし たりなかったね 忙しぶらずに たずねないとね かかさずに さいゆうせんで 水や緑に 触れにいかねば soyo |
08/01 |
道ばたの 月見草とは話してる みざるきかざるいわざるの とじたきぶんもはしゃぐ野の道 soyo |
報告はつれづれにする 手相とか四柱推命 こもごもの じぶんじしんのことだけは たぶん上手に占えている soyo |
探しているのは やわらかなシャツ 砂浜やスイカや歌や気まぐれが 似合う 自由にふるまえるシャツ soyo |
07/01 |
走り出したい 思うまもなく 走り出してた つかれたら とまって やすむ ねむるゆれるだまるふれるそまる じゆう soyo |
うれしいな 達成感というよりも ただうれしくて それがうれしい soyo |
私のなかのまんなかの わたくしだけのわたくしの場所 …… そんなにも囲わなくても大丈夫 踏み荒らしたり だれもできない soyo |
06/01 |
終わるまで 待ちきれなくて 話してる。 今日がどんなにいい日だったか。 soyo |
センスよく 出来た気がする たとえ「気がする」だけだとしても 細部までつかみきれてる ような気がする。うれしいな。 soyo … 「うれしいな」 だよ 「うれしいな」 |
知らない初夏を 見晴るかす。 確信をもって 今 ここ ここでみている。 soyo |
05/01 |
磨け あなたの あたらしい春 遠くまで 見渡せる丘 あるいはそこを駆けめぐるもの こだまのように響き合う音 soyo |
持ち主はわたくしだから だからじぶんで整える じぶんのからだ 歩き方 呼吸 脱力 居心地のよさ soyo |
桜 たんぽぽ クロッカス コブシ スイセン いっせいに ぐんぐんと咲く 五月北国 こんなにも強い強さをほかにしらない soyo … 「しらない」 だよ 「知らない」 |
04/01 |
2022 (にせんにじゅうに) 七音のきれいなひびき よくないことは 似合わないはず soyo |
強くなりたい そのための 日光浴とお散歩と 深い呼吸とお昼寝と こころうごかす それが鍛錬 soyo |
はるのゆめ それは水音 樹木にも からだのなかにも 濾過されたきれいな水が ながれ かなでる soyo |
03/01 |
ときめきやあんしんや あいやきぼうが降る春に なりますように 2022 soyo … 「2022」 だよ 「2022」 |
結局自分 じぶんじしんの真ん中で じっと待ってる 天啓も春も好機も向こうから来る soyo |
靴下むっつ おなじかたちで残ってた そうゆうちいさなぬくもりが 降りつむ冬の我の安寧 soyo |
02/01 |
きっともっともふさわしく 過不足もなくちょうどよく ユイイツムニのポジションが あるね すごいね 手が届いたね soyo |
開けひまわり フリージア なにはなくとも折々に 咲く花がある そうゆうところ soyo |
デビューはずっと ずっとあとかな はじまればおわりはじめる世の常を 説いてそのまま とどまるもよし soyo |
01/01 |
忘れましょうか どうどうめぐり シャボンだまみたいなものに たくして遠く 遠くに飛ばす soyo |
「美味しいなぁ」も 「気持ちがいい」も 「嬉しい」も もっと大事に しゅうちゅうしゅうちゅう 真にあじわう (めあてです) soyo |
呼吸をふかく ゆっくり生きる そのことだけを となえつづける soyo |
2021 |
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12/01 |
こころ ここに あらず たぶん きっと それも じぶん じしん ときに むしん ときに むちゅう よかん よいん よるの こきゅう soyo |
粒よりの音のつらなり 追いかけて まだもっと もっと遠くに いくね (行けるの?) soyo |
暗号をひとり解く夜 こんなにも夢中になれるものごとに であってしまう じんせいの妙 soyo |
11/01 |
戦々恐々 こわいのは だれかのことば? いいえ じぶんの じぶんのこころ soyo … 「こころ」 |
繰り返す雨のメロディ あの夜のことばをぜんぶおぼえてる (おおきいね) 恋と見まがうほどの雨粒 soyo … 「粒」 だよ 「粒」 |
ふたりきり? いいえ ひとりで 分かち合ってる えいえんに だれも解かない Dの暗号 soyo … 「暗号」 だよ 「暗号」 |
10/01 |
1時間あればじゅうぶん しんしんも肌も呼吸も整える ひんやりとした10月の 朝の空気につつまれにいく soyo |
駅舎の記憶は見送る記憶 (行ってしまった) (さみしいな) (どうしようかな) (なにかしようか) そうでした それがいつものスイッチでした soyo |
みんな集まる暖かい部屋 ストーブと窓と炬燵と日溜まりと 自由と秩序と静けさと あとひとつだけ なにを願おう soyo |
09/01 |
かくれんぼ いごこちのよい かくれがが あるからへいき もう へいき。 秋風をはらんで揺れる カーテンもある soyo |
動いてるススキ しなやか 悠々と 揺れる 泰然 たおれない おれない われない こわれない (すすき野原が秋のまなびや) soyo |
向日葵の ひとりひとりとみつめあう 呼応はせずに 邪念ももたず 先入観なく みつめあうだけ soyo |
08/01 |
部屋着であるく ご近所散歩 せかいはまるく ルールはゆるく からだはかるく すずし風吹く soyo |
線香花火 永遠に ぱちぱちしてる だれだれの だれのなかにもある夏の夜 soyo |
なかのひとどうしで少し恋をして そこがすべてでありたいという とうといとうとい なかのまんなか soyo |
07/01 |
ひつようなもの はやばやと揃えてしまい めんみつに準備万端整えて ひとりごちてる (そうゆうところ) soyo |
夏の風景 ひまわりと大きな蕗と陽炎と ラベンダーとか 土砂降りの雨 (そうだったのか そうゆうことか) soyo |
ららら おおきく らららでつなぐ どうどうと まるで正しい台詞みたいに soyo |
06/01 |
じぶんのゆびが 教えてくれる ゆびさすところが行きたいところ 触れたがるのが ひつようなもの soyo … 「ひつようなもの」 |
まなびあう 呼吸 ちんもく 尊くて ただその椅子に すわりつづけていたい午後です soyo |
てまひまを かけてしまって またしても ふえてしまった (あいと執着) (まもりたいもの) soyo |
05/01 |
するかしないか わからないけど ゆったりと 包括的に たばねてみたい ぜんぶのじぶん soyo … 「じぶん」 だよ 「じぶん」 |
もどかしいよね 花びらのごとくちいさく かたことの ことば じゆうに 風に舞うから soyo |
見届けようと思ったやさき 風ふきわたり 木々が揺れ 耳に届いたその歌を わたし たちまちおぼえてしまう soyo |
04/01 |
似てきたね しかたがないね わたしたち じぶんのなかの草原を守るためなら なんだってする soyo … 「する」 だよ 「する」 |
誕生日 とくべつとくべつ。 トリガーなのかな。 その日から よりあたらしく あたらしく みたこともない風がふくよね。 soyo |
うごきだしてる 乗りものみたいに ほんにんは座ったままで春うらら 走る景色をながめたりして おどる心をあたためている soyo |
03/01 |
どっちもどっち どの道を えらんでも春 道ばたの草木のなかの 水の部分がうごきだしてる soyo |
買ったよ春のワンピース しずまれしずまれ なだめても からだのなかの 水の部分がうごきだしてる soyo |
とけていく二月をみてる アスファルト舗装の下で こわもての土石のなかで やわらかな水の部分がうごきだしてる soyo … 「うごきだしてる」 だよ |
02/01 |
ごきげんは (否 ふきげんも) 誰かとふかく かかわればこそ。 ひとりなら 凪の日溜まり。 どっちかな どっちもいいね どっちもどっち soyo … 「どっちもどっち」 |
堂々と降りつづく雪 ふかぶかとゆらめく炎 しんしんと眠るその人 そうやって ただたんたんと それが幸せ soyo |
遠かったけど たのしかったね もうすこし もうすこしって 遠まわりして きたね ここまで soyo |
01/01 |
料理するあなたをみてる たのしそう ひとりでに身につけていた ふくよかなゆたかなじかんをたのしむ力 soyo |
これからが ほんばんだから。だいじょうぶ。 「2021」 直感が、第六感が、ひらめきが、 みんな言ってる。うまくいくって。 soyo |
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2020 |
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12/01 |
ぶゆうでん 風を孕んで膨らんで みんなやんちゃになりゆく月夜 それが明日をやわらかくする soyo |
夢かな ぜんぶひらかれている ゆるせないことはそのままゆるさずに でも親切にするということ どこの扉もひらくということ soyo |
しめんそか こりつむえんの晩秋の 寒さ痛さが つくるつよさよ soyo |
11/01 |
季節がすぎる ひとりの まひる うつくしすぎる かぜ ふきわたる soyo |
涙ぐんだり 絵をえがいたり ただまどろんで 過ごす (夢かな) soyo … 「夢かな」 だよ 「夢かな」 |
ある昼下がり 気づいてしまう やっとたしかな手応えの うらもおもてもぜんぶわたくし soyo |
10/01 |
上書き保存してる真夜中 わらわせて わらわせたから わらわれて わらわれたから わかったことも soyo |
ベンチにもなるねお庭に運ぼうか 秋とならんで座ったり 揺らめく花と 話したりする soyo |
立ったままみてた雲行き 時が来て なにもかにもがいっせいに 晴れるはればれ 秋のあるある soyo … 「ある」 だよ 「ある」 |
09/01 |
ピースのピース へいわのかけら わたくしがより心地よくあるように ただそのことも なんらかのこと soyo |
充電してた 春からずっと カメラ 掃除機 たまにたましい いざという秋が来たから みんなみずからうごきたがるね soyo |
今日のお手柄 珈琲がおいしい雨がいとおしい 失敗したのに ふかくねむれる soyo |
08/01 |
出会うべく 用意されてた うんめいの夏のみずうみ やわらかな水とひかりと せかいの浅瀬 soyo |
歩き続ける遊歩道 こもれびの 光合成の しめやかな日々の記憶が つくるこのさき soyo |
白色の蛍光灯を 暖色にとりかえていく ちょっとした ひとつひとつが 今日のお手柄 soyo … 「今日のお手柄」 だよ |
07/01 |
ゆらゆらと波うつみどり まどろみの そんなところに 天啓がくる soyo |
風に訊く ずっとみててね 謙虚さはわすれてないか 呼吸はふかくなされているか しずかなひろばを保持しているか soyo |
見つけたみちを ゆっくりすすむ とんとんと ふみかためてく そうやって ずっとたしかなものにしていく soyo |
06/01 |
ずっと見ている… 書きかけて なんかなみだがでてる へんだね soyo |
日常の日常たらんとする居間を いま風が 吹き抜けていて 六月が はこびこまれて いいね。はじまり。 soyo |
座ったままで かえりみている ひつような ひつようあくな できごとのこと soyo |
05/01 |
月に行くバスの窓です よのなかは折り返します さいあいの父は逝きます さいぶまで見晴らかしたくずっとみている soyo 「ずっとみている」 だよ |
好きな歌です はじめからからだのなかにあった歌 よのなかは説明のつかないことで みちているから soyo |
使い道 わかってきたよ だんだんに つまびらかになる 我の行く道 soyo |
04/01 |
とけそうな あやうさがあり みずくさと カメに 深夜の 詩を読み聞かせてる soyo |
snow slow spring s のつく言葉はいいね seaも skyも starも sunも simple もだね sugoku suki soyo |
話す 記す 許す 写す おどる 揺れる ひかる 眠る うたう 歩く ひびく だまる 生きる ふれる えらぶ あそぶ soyo |
03/01 |
限界の そのぎりぎりの境界に タムロしてたね 居心地が良いも悪いも概念もなく soyo |
おでんのたまご きのうのすいか 日曜の午後のテレビの囲碁の解説 絶妙な ぬくみ だれかの ねいきみたいな soyo |
耳が ずいぶん よかったからね 聴き取って おぼえて まねて おうようりよう 大丈夫 秀でた耳がたすけてくれる soyo |
02/01 |
やくぶそく だったと思う これまでに 使いきれずにためてきた こころをぜんぶつかう今です soyo |
verseとは、 韻文の詩のことばかな 「ことばたち」なら それは verses 帽子をかぶると cap verses soyo |
きく耳を持参しようね 今ここで つかわなければ なにをきく耳 soyo 「耳」 だよ 「耳」 |
01/01 |
くらしのリズムも ベクトルも ことばも からだも 睡眠も ただそのままに 深い呼吸にぜんぶまかせる soyo |
カモン真冬日 ずっと待ってた 原点は こんな寒さの底に在るから soyo |
また遊ぼうね 遊ぼうね 冬 令和二年は 慎重に やりたいことはぜんぶやること soyo |
2019 |
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12/01 |
お昼寝もあなたのしごと あんしんと あんそくを いつも 完備すること soyo |
にらめっこ 苦手だったな せかいから めをそらさずには いられなかった soyo |
ころがって 窓の向こうの遠くの空に ふっと放った 遺憾の意 あとはしずかに凪いでゆくだけ soyo |
11/01 |
ねむる たべる しゃべる るるる おどる ゆれる だまる わらう うたう おもう まもる ひみつ むつむ つむぐ ねむる るるる soyo |
だけど だけど これが いいね これが ここが いまが いいね いつも いつも いまが すべて いまが ここが これが べすと soyo |
ゆらめく あきの 暮れゆくにおい ぜんぷくの 肯定感が あるね ここにも soyo |
10/01 |
ふたつとも てにいれにいく このさきにまだまだつづく みちがあるから soyo |
いかがかな? これは是か非か (是が非でも ときめいたからすすむんだけど) soyo 「だけど」 だよ 「だけど」 |
がまんって なんだったっけ がんばってがまんできたら それはおおきな武器になるのに soyo |
09/01 |
さかさまの だまし絵の橋 えいえんのループが人を 惹きつける妙 soyo |
OPENをまぢかにひかえ 秋。秋の ちいさいものも ものおとも みんななにかを成し遂げている soyo |
朝晩の 空気がすんと透けて来て なにかななにかな くるね なにかが soyo … 「が」 だよ 「が」 |
08/01 |
いくさきざきにハンゴンソウ 黄色く咲いて もう一度 せかいの記憶を ぬりかえるジョブ soyo |
笑ってなくて きっちりかたく(閉ざされている?) どうしてどうして それがOPEN soyo … 「OPEN」 だよ 「OPEN」 |
ここから先は 至福のじかん たくましくたのしくいきる 極上の 居心地のよい じぶんじしんで soyo |
07/01 |
Eメジャー あかるくひびく この音をたよりにすすむ うちがわにあるものぜんぶ つめこんでいく soyo … 「いく」 だよ 「いく」 |
ふわふわで いいねぜんぜんもういいね たよりなくふわふわな道 よろめいて足を取られてこけて笑って soyo … 「笑って」 だよ 「笑って」 |
幸せについてはひみつ ほんとうのところもひみつ 生まれつきひみつがすきでためこんで あふれたものを置く場所がここ soyo … 「ここ」 だよ 「ここ」 |
06/10 |
地球から 月を見ている。 気まぐれにみえてほんとは正しくて。 距離感も動きもすべてはかられていて。 今日は三日月 (刃物のようなするどさの月) soyo |
雲も来て クールダウンの日曜日 なんでしょう 友がみなわれよりえらくみえてしまうし soyo (石川啄木さんの言葉を拝借しています) |
葉のみどり みどりさみどり新緑の (呼吸を深く)(だいじょうぶ) こころゆくまで ここにいようね soyo |
05/01 |
カウントダウン しつづけていた 終点は 始点なんだね なにごとも おわったとたん はじまるんだね soyo |
どこまでも追いかけていく 走ったり 風にのったり 手が指が足が気持ちが 音をとらえる soyo |
だがっきの音を重ねてつくってく (うつくしくなくていいから) しっかりとした たしかなしらべ soyo |
04/01 |
つれづれに生きる生き方 そう それを じぶんのものにするための たゆまぬ努力をしつづける妙 soyo |
指をなにより頼りにしてる ひとりでに走り書くメモ ひとりでにつくりだす音 風もよみ 土にもふれる soyo |
隠し持ってるたからもの かちなんて わからないけど でもそれが それが矜持をつくってるんだ soyo … 「だ」 だよ 「だ」 |
03/01 |
難しいけど わからないけど そのさきの 景色をきっとみてみたく。いく。 soyo |
うまくいくようにできてる はじめから そういうことに なっているから soyo |
ばらんす ばなな ばんのうかん ばじとうふう と ばかぢから こんとんを生き抜くために 隠し持ってる soyo 「隠し持ってる」 だよ |
02/01 |
いつもの私の走り書き いまさっき消えた迷いのあとかたを 書き残さねば あとかたも なかったことになってしまうし soyo |
用意する時間に育つ恋心 コーディネートとチョコレート 天気予報と珈琲と きれいな色のペンとノートと soyo |
地図をよむ しふくのじかん (あいしてる) いまわたくしの分身は 雨のあがった広葉樹林に佇んでいる soyo |
01/01 |
常に。 常に。 かんがえていた。 つきつめて。いまじねーしょん。 つきぬけて。いまあたらしい 春がくるから。 soyo |
にこやかに (さやか。すずやか。はれやかな。) そんな今年を つくりはじめる。 soyo |
夢としていつかみていた光景を またみるデジャヴ うちがわでおこるふしぎを わすれないこと。 soyo |
2018 |
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12/01 |
明かりに揺れる水鏡 そこだけを みてる。しずかに。 (やっと。ほんとに。) soyo |
ゆくえも告げず 行くんだろうな ブキヨウでブスイという名の 武器をかざして soyo |
島に咲くウスユキソウのことだけを ただひたすらに はなしてた それがセカイのすべてみたいに soyo |
11/01 |
シミソシミ♯ファソラ こもれびのように降る音 うんめいの出会いの時に 鳴る鐘かもね soyo |
つながりは たしかにそこに。 想い合うおもいがあって それがすべてで。 soyo |
砂浜に 聴かせるようにうたう歌 ざわめきは しずまりしずまり 霜月がくる soyo |
10/01 |
Tシャツを染めるうららか そのひとの このみのいろが 降ってきたから soyo |
分身を庭先に置く 十月の風につれられ やわらかな すすき野原をわたっておいで soyo |
つかんでいたら ちかくで揺れる ふうせんはゆめみたいだね 空気より軽いヘリウム いまはまだここ soyo |
09/01 |
せかいはみんな あなたのみかた だいじょうぶ なにもなかったような日が来る soyo |
一日千秋 その先のミッションのことを思ってる ただ思ってる 思いあってる soyo |
がらすの風鈴 神妙に せつなせつなの至高の調べ 気まぐれにくる風をつかんで soyo … 「つかんで」 だよ 「つかんで」 |
08/01 |
あの日をなかったことにして さっと手放す キイロ シロイロ 外国の花ばかり咲く野っ原も好き soyo |
もうすこし つよくずぶとくどんかんな ものになれたら らくちんなのに soyo |
めいっぱい 自由に生きる 珈琲はモカマタリよりマンデリン 晴耕雨読雨音楽 ドレスコードはダブルガーゼで soyo |
07/01 |
庭にいるじぶんずいぶん完全に かんせいしてる うちがわに広がる世界 過不足がない soyo |
よろこびの花火なのかな あの場所に 並んで見れば そんなふうにも soyo … 「も」 だよ 「も」 |
枠組みをつくりつづけて えいえんに それだけかなって 思ってたけど soyo |
06/01 |
とぼとぼとあなたの歩く道ばたの あなたが蹴った石ころや こぼれた種やためいきが 熟成されてできたこの庭 soyo … 「庭」 だよ 「庭」 |
余白はひろく だだっぴろくて そう そこに うつくしいかたちのゆめを 落とすよろこび soyo … 「よろこび」 だよ 「よろこび」 |
音叉で軸をととのえている ひつようなひとつひとつを まぜこぜに つくるあらたな我の枠組み soyo … 「枠組み」 だよ 「枠組み」 |
05/01 |
ずうずうしいね もろともに じぶんのものにしようとしてる あとすこし ひらきなおりが足りてないけど soyo |
重ねてうたを うたいつづける ほんぽうにいくしかなくて ひらくとびらだ soyo |
「おこっている」のスイッチを押す 「わらう」でも 「聞き流す」でも 「さとる」でもなく soyo |
04/01 |
ばかだから わすれてました 気を抜けばしぼむこころだ うつくしい言葉や音や水をやらねば soyo |
暮らしから始まる春の物語 ふきのとう げんかんの花器 ねこやなぎ みんななにかを思い出させる soyo |
波立つ季節 四月の憂鬱 ていねいに ひとつひとつをすくう 濾過する soyo |
03/01 |
春なのに しずか おだやか ああ そこは つよいきもちの たまるたまりば soyo … 「ば」 だよ 「ば」 |
スパイスに なりたいのかな らんぼうに ときおりひどく粗く落ちる葉 soyo |
月のこと お天気のこと よっぽどのことがなければ それだけを言う soyo |
02/01 |
息 ふかく 吐いて 吐ききる あたらしいコンパスが今 そんなには むずかしくなく 描くこれから soyo |
れんたるの混沌でした 手放せば すうっと消えて こんなにも 秩序ただしいわたくしの内 soyo |
前を向くその目が少しおよぎだす かんぺきは ないね なかなか かんぺきなかんぺきなんて つまらないしね soyo |
01/01 |
あなたが過去に書きとめたメモ 古い紫煙とにがにがしさが ひしめいているその紙片 デジャブ (知ってる)(知ってたんだね) soyo |
言の葉も松のはざまに 千両と小さな菊とフリージア ひかえめなあかるさの花器 ちょうどよく自由不自由そのさきの色 soyo |
そこまでをいかにいきるか 目標は 泰然と威風堂々 うつくしくいく soyo |
2017 |
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12/01 |
そうでした ひどくだいじなものごとを わざと忘れておいたのでした (冬の水面になにか揺れたり) soyo |
ぜったいに ぜったいだなってわかるから そのことだけで へんな自信がみなぎっている soyo |
わななのか うんめいなのか われ そこに われをわすれて 落ちる そこまで soyo ・・・ 「そこまで」 だよ |
11/01 |
最高でした この秋の 紅葉黄葉のひみつの野道 ひとり歩きのお散歩だけど なんとなく いつか誰かと思いだしそう soyo ・・・ 「そう」 だよ 「そう」 |
ずっとそのまま ぎりぎりの ばらんすで行く ひびきあい しずまりあって だまりあう そのポジションが きっと ぜったい soyo ・・・ 「ぜったい」 だよ 「ぜったい」 |
姿かたちはかんけいなくて あまたのひなたがあなたのみかた わるびれず ふれる ちいさな あまやかな わな soyo ・・・「わな」 だよ 「わな」 |
10/01 |
響きだす まつりばやしの笛太鼓 わたくしのなかの秘境の水の辺の 秋の黄金がめざめはじめる soyo |
お待ちください 白線の内側でだよ あんぜんなところでふたり とめどなく あそぶ 電車がやって来るまで soyo |
お姫さま気分で眠る うたたねの 秋の黄金のひるさがり 世界から幸多かれと祈られている soyo |
09/01 |
声だけをたよりに向かう
さきざきの居場所 じぶんの むかうべき場所 soyo |
ここからだから。 いつだって いまいる場所が 「ここから」の「ここ」 soyo |
満ちたりた気分でみてる かぶそくも やましさもなく たのしみなことが遠くにみえる 夕景 soyo |
08/01 |
まぼろしの
せつなせつなを憶えてる たとえば銀河鉄道の たとえば走り出すときの音 soyo |
WELCOMEボードを置くね ここからが始まりだから ここからがあたらしいから ここからは ここからだから soyo … 「ここからだから」 だよ |
酒蒸しの アサリをすこしいただいて もう酔っている ような気がする。 (まもなく花火が あがる。ぱぁっと。) soyo |
07/01 |
光をすこし あわせあうだけ
きたんなく そんたくもなく くったくもない soyo |
公共の はつ夏の風 ふりむけば どの六月も この風のおかげで少し外側にいた soyo |
抹茶の色の草地に眠る 眠ったら 拾って捨てて うまくなじんで あたらしい夏 soyo |
06/01 |
緑をみてた
五月の森のよりどりみどり いざというときの歩調で すこしちかづく soyo |
底ぢから 隠し持ってる どのくらい つよいちからか わからないけど soyo |
これからのこと あれこれおもう いまのまま このふたしかな道のりを おもむくままに手さぐりで行く (きっとたのしく)(きっとむちゅうで) soyo |
05/01 |
ひとつだけ確かなことは ぜったいに
誰かがぜんぶ見てるということ (神様かお天道様か守護神か 天使か何かはわからないけど) soyo |
今年もきっと 春はやさしく 野も 風も 木々も お空も ただそこで ただ丁寧に在れ と言うはず soyo |
おとなになった水仙と あいさつもなく かたりあう 謙遜も虚勢もなくて ほんものの 夢と希望とこれからのこと soyo … 「これからのこと」 だよ |
04/01 |
代わりに春が
すこし傷つき でもすぐに萌えいずるから 平気だという soyo |
梅の実でつくるシロップ 色も香も そのぜんたいが あこがれのひと soyo |
おおきくは かわらないけど きっぱりと濃く深くなる線が手に このてのひらに 在るということ soyo |
03/01 |
お小遣い
ゆめゆめためる やわらかくガムシャラでなく(でもきっと) この手にしたいものがあるから soyo |
色という色を使って書く楽譜 ちいさく淡く書く意訳 われだけの記号が満ちて 内側の終の棲家に音が降り積む soyo |
YOU は何しにシリトリを? わたしはもはやこれでできてる。 このいとおしい星霜の 軌跡 奇跡 を おぼえつづける。 soyo |
02/01 |
使い慣れたものはやさしい。
ことばもね 使って使って なじませていく soyo |
合わせあう音 まざれば はらむ 瞬間のなかの永遠 波とゆらぎと息とあわいと soyo |
「P」から始まる言葉の項は とくにたいせつ poco a poco すこしすこしずつふっくらと ふくらんでゆく西日辞典 soyo |
01/01 |
ここにいる
ここにいられる (うんずっと) にこにこここにここにいろ ここにはいろんないろいろないろ soyo |
しみこむまでの道のりを 過程を努力を停滞を たのしむちからを たくわえたから soyo |
詩なのかな 空から降りてくるひかり 内から湧いてくるリズム いつかひとつの歌になりたい soyo |
2016 |
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12/01 |
繋がりを
しらずしらずに深めてた やむにやまれずひきよせられた そんなちいさなだいじなせかい soyo |
大もりの ブルーベリーをひとりじめ さみしいたのしいこのさきの きびしいすがしい旅をきわめる soyo |
月明り 聴いてください やわらかくふかく尊く 最強の呪文をひとつ おぼえるからね soyo |
11/01 |
ことばことこと
やわらかく ふっくり白くふくらませ もうそれだけでいいね いいよね soyo |
まわりとともに響きあう音 黄色・金色 晩秋の 松の林の まばゆさに似て soyo |
つつしみぶかく 在れるフィールド そこでだけ 生きてゆければいいね 余生は soyo |
10/01 |
漫画なら
いま伏線のほとんどを 回収させた辺りかな このあとのことはこのあと創りだすこと soyo ・・・ 「こと」 だよ 「こと」 |
怖いほど じぶんがだいじ じぶんのじかん じぶんのからだ じぶんのこころとことばとりずむ じぶんのせかいと窓とまわりと soyo ・・・ 「まわりと」 だよ 「まわりと」 |
らんぼうな考えは捨て 細心の注意をはらい 丁寧にせかいに触れる。 まもりたいものの数だけ増えるつつしみ soyo ・・・ 「つつしみ」 だよ 「つつしみ」 |
09/01 |
写真を撮らせてくださいね
人ならそっとうしろから 花なら仲良くなってから 風ならこころひらかれてから soyo |
本物の異国の風の吹きすさぶ すすき野原のさんざめき 海辺の町の湿原に つよいこころであそぶ今です soyo |
つたえたいことこそ奥の 奥の奥 そうしてそれを見つけあう そんなあそびがすきできらいで soyo |
08/01 |
拾い集める音という音
鋭敏に 聞きもらさずに ただそれだけに尽くす夏です soyo |
違ったのかな かんちがいかな そんなこと もうなにひとつ気づかずにいく soyo |
時効には ならないでしょう えいえんに えいえんに あの花は咲き、あの風が吹く soyo |
07/01 |
ページから
逃げ出す押し葉 のんびりとまだただ白い空白の 夏のページに棲みたいと言う soyo |
記憶している こもごもの景 一度でも言葉にすれば(したことは) 言葉どおりの そのものとして soyo |
木洩れ日あびて 森を歩いて そうやって よみがえらせる術を知ってる(大丈夫) soyo |
06/01 |
星型の人かもしれず
月でなく 海でもなくて 遠く 尊く はりつめている soyo |
ほほえみの スタンプを押す 押しあえば それがあんしん そうゆう時代 soyo |
戻っておいで それだけを 伝えるような まるで砦のようなおんがく soyo |
05/01 |
はじける春の
はなやかな朝 すこやかにすがしくそこに行くために 無事故無違反無作為でいく soyo |
頼もしいところをのばす 頼って信じて任せて褒めて じぶんのなかの そこだけをみて soyo |
働くこととうたうこと 奏でる踊る書くほどく 心を込めて 生きる。 さやかに。 soyo |
04/01 |
風まかせ
座右の銘と言えるくらいに そうやって 生きてきたけど ほんとうは風それこそが運命でした soyo |
証人は わたくしひとり 理解者がたとえゼロでも 永遠に このてのひらをいちばんに 尊重するし愛でる(宣誓) soyo |
待っている まもなく届くたからもの うんめいの出逢いみたいなそのものの その木材の感触と かたちとれきし そして信頼 soyo … 「頼」 だよ 「頼」 |
03/01 |
いただきますね
手から手に わたされた風 抑制のよく効くきせつのカサコソの風 soyo ・・・ 「風」 だよ 「風」 |
忘れないでね てのうちに あかるくて たしかな未来が あるということ soyo |
そんな感じでうまれくる 音と 降ってくる言葉 シメイかシュミかわからないけど きっとかたちにするね しようね soyo |
02/01 |
ぽろぽろと
音でつたえる。 またひとつ まほうのツールを手に入れたから soyo |
まよなかのよのなかをいく どなたとも遊ばないけど たくさんの似たものどおしが そこにいるから soyo |
楽しんでみる かるがると行く もうじゅうぶんに くるしんだから soyo |
01/01 |
ぜんぶがぜんぶ
たぶんメタファー 気づいても気づかなくてもいいような かるさでそこを温めている soyo |
のびしろが まだあるらしく 手のひらのその線ばかり みてるまよなか soyo … 「まよなか」 だよ 「まよなか」 |
輝きのさなかのひとのまぶしさを みおさめている この冬の 記憶いくつもぬりかえながら soyo |
2015 |
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12/01 |
たからもの
からだとことば。リズムとねむり。 こきゅうとこどく。ゆめとちんもく。 ぜんぶだいじにする ぜんぶ soyo ・・・ 「ぜんぶ」 だよ 「ぜんぶ」 |
踏みしめていくね いいよね 赤鬼も青鬼もいる 野原 こころの。 ひとり芝居の。 soyo ・・・ 「の」 だよ 「の」 |
地図ばかりみてた霜月 その谷を越えてゆくには こころをおにに することですね soyo |
11/01 |
記憶にも
のこるでしょうか その音のかすかなあわい まるで木だったころの口笛 soyo |
ぬくみをいちど手のひらに ぜんぶあつめて まるくして あなたにわたす そこに たしかに soyo |
方向音痴の 秋のくちぶえ のびやかに響きわたれば それが行く道 soyo |
10/01 |
笑い声 さんざめく野を遠まきに
みてた みてたら 気づいたら 自分のものに なっていました soyo |
この花が咲く春までに よくなるよ 決めたから そうゆうふうに 決まったのです soyo |
点描のようなみずうみ ところせましと広がる波紋 暮れなずむ空とソウ魚と葉っぱの匂い このしずけさにつつまれたまま soyo |
09/01 |
るすばんの
午後にひらめく展開図 風にのり はこばれてくるイメージが イメージだけが たより(たしかな) soyo |
ごきげんな ひとりあそびをきわめてる こわいもの、なくなってきて いよよますますこれからですから soyo |
きっとみててね ここで得た ぜんぶをもって ぜんぶ活かすね soyo |
08/01 | わいてくる迷い戸惑いそのままに オオハンゴンソウ この夏が その夏だから きっとみててね soyo |
れいせいに みわたしている 着実に じゅんびをしてる 大丈夫 あたらしいホースで庭に水撒きをする soyo |
明日もきっと だいじにするね これ以上できないくらい じぶんだいじなひとに なりきる soyo |
07/01 |
合わせてうたう
がいこくのうた ことば ことだま こんていに ながれるものに そっと触れたり soyo |
バラというバラをあつめて おくるゆめ バラなんて知らないひとの へやに すきまに soyo |
大丈夫
なるようになる くるしがるひとにも風は それだけを言う soyo |
06/01 |
手触りを
知ってしまった ふかぶかと 音叉 いつまで ひびきつづける soyo |
気分よくずっと生きるね 世の常の あれもこれもを かえりみないで soyo |
いつもいる
ここで待ってる それだけがゆいいつむにの やくそくでした soyo |
05/01 |
キャラウェイ それはセリ科の二年草
ひとをひきつけ はなさない 惚れ薬にもなるという キャラウェイ いつかなにかにつけたい名前 soyo |
せなかでかたる これからのこと これからは もっとひとりでいきるひまわり soyo |
ゆれている
水面のひかり ひとりでに ひとりびよりをつくる水の辺 soyo |
04/01 |
守りたい
しずかなじかん そこでしか みつけられないものばかりすき soyo |
雨降りのひるさがりから この春がはじまるのです まにあって よかったよかった いまゼッケンをもらったところ soyo |
ねぎらいのことばをもらう
(あるいはしぐさ) ほっとして 年度替わりの味をしめてる soyo |
03/01 |
冷めてもそこに
永遠に 在りつづけるということば さくごもそごもかくごのうえで soyo |
駅前で拾ったうたにメロディを つけてる わすれないように うたいつづけて励ましている soyo |
寂しくて
忙しかった 永遠の遠心力とゆうような そうゆうものに頼ったりして soyo |
02/01 |
靴紐とシュシュと手帳をあらためて
ぜんしんぜんしん このみちを いく soyo |
戻るボタンがあるからへいき そう言って あんしんしあう 未知のみちゆき soyo |
待ってるよ
待っているけどそんなには 待ってないふり できる (上手に) soyo |
01/01 |
「出発はしばし待たれよ」 オミクジに言われただけで ひるんでる うちがわのもろいもろさに気づく春です soyo |
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ひとときの その珈琲と書物の匂い
しんしんと 降りつもる雪 手帳にそれを 書きつけるペン かけがえのなさについてを思わせる景 soyo |
出発のあいずの曲を選んでる 聴いて訳してちいさくうたう 誰も知らない 我のことばで soyo |
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2014 |
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12/01 |
とけるもの
とけてしまったそのあとの
名もないどうしの 化学反応 soyo |
ただひとつ
よくないものがまざってる
かたまれば
きっときれいなマーブルですね soyo |
旅に出るけついとゆうき
たずさえて
たずさえている
それがもう旅
soyo |
11/01 |
坂をのぼって あってきました 秋に咲くちいさな花の咲く秋を 秋をあるけばよみがえるもの soyo |
くり返し 奏でています
しあわせは (まさかすくいは) きょうもあしたも ムチュウになれることがあること soyo |
ちからかげんもおぼえましたよ
(だいじょうぶ) けいけんは ひとをこんなに生きやすくする soyo |
10/01 |
以心伝心だからあんしん あんしんは こんなにもひとを やわらかくする soyo |
情報源は 道ばたの花 外国のことばで風と話してる そしてそれらを歌にのせたり soyo |
らくらくと 手に入れたようなふりをして 持っております この秋を 秋のぜんぶをたのしむちから soyo |
09/01 |
コンビニの 季節売り場にいちはやく おかれた秋をいちばんに 買ってうれしいわたくしで好い soyo |
ひまわりが 咲きひろがっていた真夏 その景に緑に黄に とつとつと かさねてえがく それがおしごと soyo |
海を見ているつかのまの ひとのひとよの休憩時間 持ち寄った荷物はみんな みためより いくぶんおもく それがざいさん soyo |
08/01 |
ゆれるべき 祭事のあとも すこやかに ひとりとびきりゆるぎなく居り soyo |
淡いふゆかい まとったとして 夏草のむこうの水は なにも知らない soyo |
元気です ほどほどの矜持をもって まもるべきものをまもって 夏草の海 soyo |
07/01 |
スイカから ほとばしるなつ 七月の きもちくまなくゆきわたらせて soyo |
お願いを くりかえし書く 矢も盾もたまらず筆を 走らせている soyo |
変わらない遠い憧れ みずうみにうつる夕焼け 人里をすこしはなれて ごまかしのきかない場所に立つね七月 soyo |
05/01 |
わたしのために拓かれた道 どの道も そうと信じて 歩くだけだね soyo |
しなやかに 在れたらいいね エイエンのメアテに決めて めざすだけでも soyo |
思いだそうか あけがたの あのあたらしい謙虚さと 希望にも似たよろこびのこと soyo |
04/01 |
カーテンをあけにいこうか 夕闇につつまれるまでそこにいて 春のせかいを 思いだそうか soyo |
たぶんあしたも小気味よく いちにちをゆく (あしばやに) まるで躊躇がないようにいく soyo |
黒々とひかりたゆたう 結氷のしたのみずうみ どんなにか あんしんでしょう 膨大な 何立米もの羊水のなか soyo |
03/01 |
いとなみも 日々のお空も つつがなく ゆくね すべてをのみこみながら soyo |
僕が僕がと躍りでる君 ちゅうちょせず だしおしみせず こくこくと ひびこくこくと尽くす最善 soyo |
うすむらさきいろ ただよわせてる 春に咲く すみれ 野原のオフシーズンも soyo |
02/01 |
むしんに躍る音をとらえる とらえたら とらえられたら それがはじまり soyo |
おめでとうって いいあえる冬 ゆき降れば またあたらしい今日がはじまる soyo |
感じるままに 凍るみずうみ 氷点も暦もなにも 知らないという soyo |
01/01 |
もう少し だけのつもりが その足は 慣性の法則ですか まださきへ さきへさきへと 歩きたがるね soyo |
サインのように 降りしきるゆき しんとして ととのえられる一月の朝 soyo |
我慢だなんて 思わなかった うけいれるほかにはなにも なかった世界 (そしてみらいへ) soyo |
2013 |
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12/01 |
月ばかり見てた霜月 背景はなんにもなくて ただ月が すばらしく在る夜にいました soyo |
スープからはじめる雪夜 おなかから あたためてから かえりみようか soyo |
手袋をかたっぽ編んで 気がつけば ふたつき みつき ゆめみたりして soyo |
11/01 |
連れてくる 凛とした夜気 晩秋の 今日という日をふりかえるため soyo |
そのなかに 真骨頂がありそうで もう向かってる 冬も待たずに soyo |
ヌケガラのようね だれかが脱ぎ捨てた にぎりこぶしのままの 手袋 soyo |
10/01 |
庭でちいさく遊んでおいで 土はいま よりあたたかく あたたかく 深いふかみをもっているから soyo |
わかったか わからなかったか わらったら わからなくてもだいじょうぶだし soyo |
それがあるから はばひろく つよいつよさで在れる 秋です soyo |
09/01 |
ぽんっと 一瞬 聞こえてくるよ みちびかれるか 否か どうかな soyo |
一瞬の ひらめきだから もうここに ただそれだけのせかいに ずっと soyo |
聞こえてくるよ 聞こえてくるね うちうちのたましいなどがきざむ音 なにもなくても それがあるから soyo |
08/01 |
宝物いれるいれもの なかみより はこがだいじで ぜんたいを 空気を ふたを その時を それをだいじにするということ soyo |
ありがとうです 気づいたら しっかりとした礎が できていました。 できていました。 soyo |
そう☆ あれも ひつようあくと呼べそうな ひとのひとつの 季節でしたね soyo |
07/01 |
愛しています ここに在る そのそれぞれの 絶対感 soyo |
どこだとしても 直感で わかるとおもう (わかってもただ それだけだけど) soyo |
ネコ いま お暇? よかったら 10年前のお願いを なつかしがって 笑い合おうよ soyo |
06/01 |
舞う風と 話してきたよ 欠落も もうそのままに 全開にして soyo |
命綱 さがして上へ 上へ上へと蔓は伸び 宙をさまよう それをみている soyo |
さびしくて ここちよかった いつからか こころに決めた風景のなか soyo |
05/01 |
恋わずらいなら もうじゅうぶんに。 わずらうものはそのままにして あとは巨木をめぐり歩いて。 soyo |
福寿草 土筆 カタクリ ふきのとう ムスカリ ビオラ クロッカス 野に咲く花も 花壇の花も おなじことばで祈る春です soyo |
なんとなく わかってきたよ うん だから もうなにも ためさなくてもいいよ 神さま soyo |
04/01 |
ちっぽけなこととは言えず四面楚歌 (うん だけど) 春一番が 吹き荒れて春 soyo |
本棚に 並べましょうか 手放せる春の記憶を 背表紙にして soyo |
天使さえ 近づきすぎず遠巻きに みてた (ふわりと愛をくれたり) soyo |
03/01 |
証人は 庭に咲く花 あの庭の この庭の花 春には春の 嘘も知ってる soyo |
けついをひとつ いだいています 雪どけの 水ほとばしり ほとばしり それでもきっとうごかないもの soyo |
素敵です 素晴らしいです このまんまつらぬいたなら ほめてあげるね soyo |
02/01 |
繋がっている いっぽんの道 分岐も交差もあまりない かんたんな道 道沿いにただうつくしく四季がある道 soyo |
ひとつやふたつ きせつのひみつ ゆううつ りくつ つつがなく もちつもたれつ しんしんとゆく soyo |
宝石の 雪恋しくて恋しくて その恋しさを言いたくて 空色の イルカによく似た雲に話して soyo |
01/01 |
100年の不思議 いつまで やんわりと 首をかしげてみてるつもりか soyo |
のみこんだあまたのものが秘めていた 希望 展望 ふくらみを 光にかえて ひかる湖 soyo |
雪に似た ものさびしさとあたたかさ ただそれだけがみちている せかい ちいさな せかい (そこから) soyo |
2012 |
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12/01 |
いくつになっても さがすのでしょう てんねんの さがしんぼうとひらきなおって soyo |
がんばるね がんばってるね バランスをたもちつづけて そうみんな まもるべきもの まもりつづけて soyo |
そばにいるよね あたたかく つつまれている あたらしく かがやいている 愛に似た季節の窓の雪に似たもの soyo |
11/01 |
好ましい好ましさだね このやわらかな枯れ色の ものさびしさのすがしさの 秋の終わりに行き違う人 soyo |
やわらかい秋 その空の 雲のあつみと奥ゆきに みいる みとれる いのる がんばる soyo |
いっしょにねむるつもりの冬が もうそこここで 待っててくれる 待たれることの あんしんが あんしんかんが ひろがって冬 soyo |
10/01 |
コスモスは とてもつよいね ひょうひょうと揺らめいているところだけ 人の記憶にそっと残って soyo |
ひとときの肯定感をおぼえてる エゾノコンギク さわさわと 野にひろがれり 秋のまにまに soyo |
るすばんの窓の静けさ すこしずつ 思い出してる このさきは あのすばらしい晩秋がくる soyo |
09/01 |
ひと粒の仁丹くらいの小ささの バクダンでした (そう あれが) いつかいつかとながいこと あたためていたそれなのでした soyo |
さそわれて ちいさくわらう わらったら おわりのようでそれがはじまり soyo |
この道のこと たかめるために 陽炎が 陽炎の意味を説くように揺る soyo |
08/01 |
虹がいま この窓にいま みえたらいいな ここでいま ともにおぼえる たったひとつの風景として soyo |
ぽとりぽと まつぼっくりが落ちはじめ いよよいとしいこの夏の この夏だけのこの道のこと soyo |
すこしこわいね こんなにも われをうらぎる われがいること soyo |
虹色の夢物語 ものがたり ほんものの エピローグだよ 凛と結んで soyo |
ぽとりと落ちる 線香花火 きれいきれいな ひとときでした soyo |
すこしこわいね いいえぜんぜん すっきりと すがしくむかう責任がある soyo |
|
07/01 |
筆跡に 恋をしました 奔放な紙にのせても あとさきのないことばにはならないかたち soyo |
日々めでる ちいさなしごと そのなかで たまにめにするげんじつは 現実的ですこしこわいね soyo |
笑いあう 夏のひとこま そのあとの ことはそのあとかんがえること soyo |
06/01 |
見たかった景色だったと気がついて 五月 まるごと あるく (あかるく) soyo |
空よりも空色の午後 正しげな ランチタイムを 過ごす (たいけん) soyo |
魔法陣みたいなものはここに在り しかるべき呪文はいつか ひつようにせまられたとき 降りてくるはず soyo |
05/01 |
難しいことばかりだね よのなかに背を向けてただ ただ球根を 埋めていたいね soyo |
何色にしようかしらね わたしにも まだ色のない 五月六月七月がくる soyo |
光るかもしれない五月 みていたら みえないものも みえてくるかも soyo |
04/01 |
流れるね 流れてゆくね だめだよね (つぶやくだけのちいさな自戒) soyo |
興味本位でうごくどうぶつ ほんのうと 直感だけを しんじてしまう soyo |
知ったつもりでしゃしゃりでてゆく ことばより からだより まず たましいがゆく soyo |
03/01 |
世間には いちもくおいていきること * それをかくんにきめて春です soyo |
食べるときっと あたたかくなる 湯豆腐があればいよいよ つよくなるよね soyo |
僕だけは ぜんぶしってる そういってはばからないのは 真夜中のくま (はんどぱぺっと) soyo |
02/01 |
ふと現れる へんかのきざし 午後四時の空やけついの やわらかさなど soyo |
ひとりでは 失うこともできなくて 肯定感がのびのびと 意気揚々とそだっています soyo |
いまはこのまま
ながされるまま そうやって流れ流れる 流れる力 soyo |
01/01 |
待っている人をさがして きらきらを まぜて降らせる 雪雲がゆく soyo |
物ごころ ついたときから知っていた 四字熟語を 書き初めて春 soyo |
少し苦しいきせつのあとに ふさふさと ふるさとめいて ふりしきるゆき soyo |
2011 |
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12/01 |
だいだいの 煩悩たちが からだから 冬よ冬よと出でる真冬日 soyo |
上がるより ほかにないよね それぞれに みあううつわをみきわめること soyo |
木に森に 話せばそれですむ話し そしてそのうちあたらしく うまれる冬のフィールドがある soyo |
11/01 |
沈黙の秋もいいよね てのひらの 星をみつめて ジャムばかり煮て soyo |
優しくつよい秋に抱かれて しんとしずかにあっても あれね せかいはせかい せちがらいよね soyo |
もうすぐだよね ふゆもくるよね ふかぶかとふかくふかまり ふくらむじゅんび soyo |
10/01 |
タイムタイム もっと言わせて ありがとう あいしているよ とめどなくだよ soyo |
それだけは さわらないでね ひとりじめしたいいたみが 秋めいて秋 soyo |
保たれて いたねいたよね おりおりの あぶなかしさを ものともせずに soyo |
09/01 |
駆け巡る風の音楽 いったいに 高く低く弾く ぜんしんで弾く soyo |
ここよここだよ だいじょうぶだよ あいしているよ ぜったいだから soyo |
ほっこり過ごす 晩夏の休暇 思い出だけを 語り合うこと soyo |
08/01 |
じっとしていられずいつも地団駄を 踏んでたようなその足が いまめぐりあう 風の韻律 soyo |
どっちみち だめだったんだ そんな日は かくれてまるくまるまって だれかのせいにするといいよね soyo |
かえってきてねと言い添えて 飛ばした綿毛 かえってきてね かえってきてね 予定調和でかまわないから soyo |
07/01 |
ひとりでいるよ 吐息から生まれたとゆう原っぱを 歩いています 草が深いよ soyo |
この時が この時々が刻まれて 琴という琴からさらによい音が うらおもてなくうまれるでしょう soyo |
ドングリの森に暮らして 打楽器を いくつもつくる あたらしいゆめ soyo |
06/01 |
原っぱ抜けて ササヤブのケモノミチから森へゆき 倒木に苔に水に触れ この森だけをみてる ごめんね soyo |
ゆっくり動く観覧車から 見渡したいね この森の 軌跡 それからわれの立ち位置 soyo |
騒がしい楽しいことを遠ざけて さみしくないか さみしいよ さみしいけれどこれがコージー soyo |
05/01 |
空は大きい われは小さい なんどでも 思い知るべくひとり居の原 soyo |
すぐそこに いるんだったね かげひなた そのさかいめに何を植えよう soyo |
ぐるぐるするね たまにはね ひつよう以上に すべからく 混沌とせよ こんとんとせよ soyo |
04/01 |
お茶でものむね ざわざわするね ざわざわと ただざわざわと へんなちからがみなぎっている soyo |
選ぶのは みもふたもない捨て台詞 (ふがいない)(せいいっぱいの)(われだけの) けんせつてきなあつれきとして soyo |
カラフルな絵本を見てる 春を食む馬をめでてる 愛犬に尽くしてそして尽くされている 切実で在る以外なく それ以外なく soyo |
03/01 |
素材はみんな 素晴らしいから ていねいに みてみるだけでみえる素敵さ soyo |
笑ってください まよなかの 犬に言われて 口角を きゅきゅっとあげる こころからだよ soyo |
にばんめの ほのぼのさんが ぐんぐんと広げる春の たんぽぽのはら soyo |
02/01 | ありがとう あいしています ありふれた朝こそあいが あふれでてくる soyo |
ひとつでいいから これだけでいい うんめいと (あるいはゆめと) 呼べる領域 soyo |
消えてしまったわけではなくて ふわふわふわりこだわりは かたちをかえて かくれがにいる soyo |
01/01 | つづけて問えば わからなくなる (瞬間の 感覚だけの こたえなら もう) (そう もう ここに) soyo |
ふわふわの ゆき降りつもるお正月 うまくいく ようなきもちに なるね (なるよね) soyo |
いまここに いるということ いまいちど 地図にしるしてみるね (みようね) soyo |
2010 |
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12345678910111213141516 | 12345678910111213141516 | 12345678910111213141516 | |
12/01 | 糸という糸をつないで どこまでも 編みつづけたの それがよかった (よかったんだね) soyo |
ぽっかぽか するの (するよね) つらぬいて まもりつづけて きたの (すごいね) soyo |
あふれるものが あふれたあとの ひたひたとした 水が (いまここ) soyo |
11/01 | いたるところに いとおしいもの いかんせん あさくてひろいあいがあふれる soyo |
きんいろの 陽が駆け抜ける 晩秋の 奇跡 あなたとみつづけている soyo |
洗い流そう 流そうとして できずにやめて 磨き上げてる soyo |
10/01 |
颯爽と すすきのはらを吹き渡る 風 風 風を あびてあしたへ soyo |
どよどよとどよめくものを ひとつずつ ただしくただし そよそよとゆく soyo |
水ぎわに 立ってごらんよ なんらかの 作用があるよ 水の力の soyo |
09/01 | 明日は明日 あなたにも 霧吹きシュシュっと あたらしい水 soyo |
包まれて いるね いるよね もうだれも 見失えない 水玉のなか soyo |
笑えるんだよ ねぇねぇきいて うけるー まじでー 寝たきりの犬のまわりでつづくおしゃべり soyo |
08/01 | いさぎよく向かう八月 八月に到着したら頂上で おべんと食べて ゆっくりと ほかの季節を見渡せばいい soyo |
広がると 叱られるのに どうしても広く広がる オオハンゴンソウ だいすきな花 soyo |
風にのる 夏のたましいさわさわと 小麦畑を 渡っておいで soyo |
07/01 | 分岐点 右はしずかなひだまりで 左はひろいあかるみで どちらにも花が揺れております soyo |
愛し方とかわからないけど あいしてる あいしてるって 明日に伝える soyo |
縁側で 読んだことだけおぼえてる そういう本に なりたいという soyo |
06/01 | 迷いながらも したためておく もうすでに 手に入れている 聖域がある soyo |
奇跡かもしれないすべて ひつぜんも とうぜんも そう なりゆきも だよ soyo |
るぴなすの雫も雨も 水という水がうごいて 惜しみなくながれてそしてそうしたら また湧く泉水 それが水無月 soyo |
05/01 | 道という道の道ばた それぞれに それぞれにある 今日の出来事 soyo |
強い気持ちで 在るべき朝に ひたるひだまり たくわえている soyo |
ゆっくりと 濾してみるだけ それだけで こんなにも愛があきらかになる soyo |
04/01 | 撫でてゆく 春のよろこび なんどでも おなじことばで たたえあいたい soyo |
ノックする ひとがいるから やわらかく 閉じた扉でいたい春です soyo |
わたしだね まぎれもないね ここにいて いまこの春をあいしはじめる soyo |
03/01 |
カフェテラス いつかひらくね鳥たちと シフォンケーキと 古書を並べて soyo |
祈るとき どっちをみてる? 春なのに まだ ゆきだるまにたよるわたしだ soyo |
閉じておく 閉じ込めておく しばらくは 水晶玉のなかで育って soyo |
02/01 |
冬の海 みていたみなと 一月のテトラポットに 降りつもるゆめ soyo |
そとがわを 向いて立とうか 輪になって 手をつなごうか まんなかが きっと彼らのパワースポット soyo |
それからと 言いかけたまま だまろうか そのあとは 腹話術師が話してくれる soyo |
01/01 | ふたり黙って かわすあいさつ ぎこちなくなるしかなくて ゆきにゆだねて soyo |
探してしまう きれいなかたち ずるくても いいね いいよね ゆきのきょくせん soyo |
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2009 |
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12/01 |
冬の公園 銀色の夜気 つつしんで 一年ぶりの霜柱ふむ soyo |
どんな時でも われはわれゆえ 稜線の なめらかな雪を 雪を崇めて soyo |
ずっととなりに 眠るクマたち すこやかな やすらかな目の 人の恋しさ soyo |
11/01 |
ぐるぐるまわる よのなかに在り しんしんと しずまりかえる 森になりたい soyo |
きらきらひかる けしきをさがす やわらかく ひらかれてゆく 道をゆきたい soyo |
くらくらしてる 秋にみとれて ほのぼのと ほどかれてゆく われにあいたい soyo |
10/01 | アルバムに 貼って貼ってと たわむれの 秋の野原でよみがえるゆめ soyo |
気持ちもなにも なんにもなくて たんたんと くーるくーるにこなせミッション soyo |
多すぎて 守りきれないおやくそく 秋には秋の たったひとつを soyo |
09/01 |
罪のない嘘ばかりだね まっすぐに 秋のけはいに いだかれにゆく soyo |
沈黙の森にもひとり よのなかに 触れないように のこすぶんしん soyo |
作品に いつかなろうね ぎりぎりの ところできっと きれいなものに soyo |
08/01 | 君だからこそ そこからだから そこからだから だからこそだよ soyo |
かずかずの 景色にまみれ すみやかに わんおぶぜむになりたい夕べ soyo |
だいじょうぶ。 だいじょうぶだよ。 それだけをおぼえてしゃべる ぬいぐるみ群 soyo |
07/01 |
種からこちら 野放図でした やっと正してみたい 立ち位置 soyo |
降りそそげ ぬくみ こもれび あのひとが 肯定感をうけいれるまで soyo |
風に吹かれて沼の辺を しずかにゆけば おわる 水無月 soyo |
06/01 |
日々やわらかに なりますように せめてもの せんたくでした 風に吹かれて soyo |
会えてよかった そのことを きざみつづけるための 記念日 soyo |
生まれるたびに かきとめられた おもいおもいの おもいのおきば (9年つづいておめでとう&ありがとう) soyo |
05/01 |
ゆきつもどりつ よるのぶらんこ ひつような ひつようあくな夜ね きれいね soyo |
君は君だよ あのひとの こどくが生んだ 生んだ らいおん soyo |
なにもかも 結晶なんだ 瞬間に せつなせつなに よぎるすべてが soyo |
04/01 |
そわそわおよぐ およぐこころよ こころよなにを 春に託すの soyo |
抱きしめてほしいほしいを 言い終えて 触れると逃げる 春の猛獣 soyo |
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03/01 |
春めいて きたね きたよね はじめての 春のようだね やわらかいよね soyo |
眠っていたい いたい いたいね まどろんで てあそびをして われをわすれて soyo |
優しく見える 角度を探す。 なによりも よく写したい被写体が在る。 soyo |
02/01 | ちからをこめて むきあえばいい たまに美学に相反し ムキになっても とりみだしても soyo |
はたらくせなか みていたい午後 不愉快が ちちんぷいぷい消えますように soyo |
やさしさみしさ わきいでてきて すんとして なでてもなでても さみしい日暮れ soyo |
01/01 |
勇気って 傷つくことを おそれないこと 凍りつく真冬の夜のしずけさのこと soyo |
てぶくろに 似てるね あなた おさまれば なんでもないよと おもえてしまう soyo |
あなただけなの このごにおよび われをなかせて わらわせるひと soyo |
2008 |
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12/01 |
迷うほどには 道はなくなり ひとつだけひろがる冬野 霜柱 さくさく踏んで 踏んで踏み込む soyo |
あなたとともに みつづける月 あとなんど 朔が来るかな 夢の冬野に soyo |
きっときれいな星霜でしょう いつみても どこからみても またとないほど soyo |
11/01 | 粉もよく 水もよく 嗚呼 なめらかに 練り上げられてしまえ 机上で soyo |
欲しいもの伝えあおうか かたちあるものをみっつと ないものみっつ 水辺ではつかみきれないものがあるから soyo |
あくびする準備をしてる こうふくで たいくつすぎるひだまりが つくづくつづくいつかのために soyo |
10/01 | お元気ですか 冬のみずうみ またいつか いつか失う水を満たして soyo |
ちっぽけなことばにかえて みずうみの 底にしずかに ねむらせるゆめ soyo |
魔法でも さわれない機微 えいえんに いまのまんまのそのままであれ soyo |
09/01 | おぼえてる 思い出してる 忘れてはいけない秋の 秋の十戒 soyo |
いつのまに 秋のまにまに かんたんに コンビニエンスな恋のごとくに soyo |
「ぷっ」「ぷっ」と こぼれてしまう ここちよさ そとにはそとの そとがわのわれ soyo |
08/01 |
名前をつけて 片づけようか? それともずっと 言葉には できないものと定義しておく? soyo |
夏の思い出 きらきらひかり ひかりつつ 水平線にちかづいてゆく soyo |
見つめ合う森のみどりよ樹よ沼よ こうしていると もういっこ ゆるがぬ自信を わけてもらえるような気がする soyo |
07/01 |
道に咲く わすれな草にみせたくて あかるみにだす ちいさな野心 soyo |
走るたび かるくなる肩 はつなつの 風にされるがままのかたちで soyo |
よろこびは よろこびとして よろこばれ そしてはじめてひかりはじめる soyo |
06/01 |
ふんわりと ひらかなだけが 降りてくる こもれびに似た それはよろこび soyo |
実際は もっとシンプル ひらかなで すべてをいえるようなできごと soyo |
慣れるといいなと おもうそばから のどもとを すとんと過ぎたね あのころの傷 soyo |
05/01 |
空からも みえるでしょうか いま夢が よってたかって叶いたがるよ soyo |
好きですか カナリア あたし シリトリ 理由 うたかた たしかさ 錯覚 雲間 待ち伏せ せつな ながれゆくもの soyo |
夢がいっぱい落ちている道 踏まれても ぜんぜんへいき やわらかいから soyo |
04/15 |
影武者が ひそむ原っぱ わたくしのなかに置かれた ストーンサークル soyo |
ひらくまで 待てばいいのに 木の芽から こぼれはじめる水の匂いに soyo |
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02/01 | 羊毛で くつした編むね 遠ざかる ゆめの羊のしろきひづめに soyo |
いまはもう 冬のまおうのまほうの恩赦 さあいでよ さあさあいでよ いでよめざめよ soyo |
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01/01 | はじまりの カランコロンがなりました はじまれよ はじまれよまた未知とであえよ soyo |
承知のうえで降りつづく雪 あれ以来 それよりほかに われをうごかす術がないから soyo |
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2007 |
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12/01 | ところがそこで せかいがとぎれ 舞うゆきだけに かこまれたんだ soyo |
悪魔のささやき きこえたんだよ だからこれらは その声のせい soyo |
どのくらい 降りつづくかな ことごとく ひらめくものを白くする雪 soyo |
11/01 | こころから ここが好きだよ こんなにも ここにひだまるものがあるから soyo |
困らせることにひっしの 駄々っ子の じだんだいつか 恋しいひなた soyo |
ときおりつんと 身にしみる秋 思ってもみない謀反を くわだてる指 soyo |
10/01 | ダメージを あたえられても 気付かない 巨樹の木肌に触れる 敬虔 soyo |
あるときつよく憶えた匂い 神聖な 原生林に たちこめている soyo |
好きですと 聞こえたような 山道の お地蔵さまのまえをゆくとき soyo |
09/01 | 大声で言ってもいいよ わたくしは さわわさわさわ こんじきの 小麦畑に立っているから soyo |
41枚たまったカード この辺で たぶんジョーカー あらわれるはず soyo |
情状酌量係りの前に 積み上げられていたファイル 月夜、小人が 片付けてゆく soyo |
08/01 |
悪口を とことん百個 言い合えば あの夏野道の月見草群 soyo |
ムーミン谷で めぐりあうはず やくそくは 不要 きのうも きょうも あしたも soyo |
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07/01 | 留守番の 我に電話をかけておく たましいはいま おもいでのなか soyo |
「さようなら」 くちぐせみたいにくりかえす どれがほんとか わからぬように soyo |
届くまで ひかりつづける 今はもう ないかもしれない星のひかりも soyo |
06/01 | 咲くまで何かわからなかった いま見えた ナズナあなたの のぞむところが soyo |
二人の地図になかった国へ いまいっぽ いま二歩三歩 何歩いこうか soyo |
画用紙に やわらかくひく水平線 海と空とのわりあいで 占えばまたおなじこたえだ soyo |
05/01 | 眩しくて 目を閉じたんだ うんめいを 天にゆだねたわけではなくて soyo |
待つかたち もさくしている 四月尽 ケモノミチだけつくる計画 soyo |
春よ春 予定をひとつ書き込めば 五月カレンダー そわそわと揺る soyo |
04/01 | あちこちに ひかりをためてふくらんで ふくらんでいま はるよりもはる soyo |
笑うあなたを おもって笑う やや元気です(笑) 元気です(笑) soyo |
道ばたに 去年のなごり 砂ぼこり はるはるはるはぜんぶしってる soyo |
03/01 | 春、待ちながら 凍み雪の 高み歩けば 呼応する、空 soyo |
またさがしてる 凍空に ひかるひこうき雲の ひとすじ soyo |
どろんこを はねあげてゆく あらたまの 春へとつづく道という道 soyo |
02/01 | とんでいきたいきもち持ち寄り 持ち寄ってただ 空を みましょう soyo |
冬の夜道のさみしさを なにかにかえてきたやうな 人ばかり居り つづく幻冬 soyo |
さがしてた ことばいまころ彷徨わせ 二月あなたは どこにむかうの soyo |
2006 |
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12/19 | 月に居たころにみていたゆめひとつ 叶ったような 金色の 雪 soyo |
せつない日暮れ 黄昏は せつないどうし 雪に降られて soyo |
一歩ずつ きたねここまで よくきたね みんなおんなじものをさがして soyo |
12/12 | わすれもの ないかなないかな ふりむけば ただあおあおと光るみずうみ soyo |
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12/05 | ここに降る ゆきというゆき なにもかも 知ってだまってただ降るという soyo |
すきまにも ゆきがつもって いつのまに たいらになっていたね なだらか soyo |
アイテムは イルミネーション まっしろな ゆきのせかいにえらばれしもの soyo |
11/28 | なんとなく おちつかなくて 空っぽに なるまでチューブ 絞ってしまう soyo |
耳よりな 情報ですね とくべつに 神さまがまた加担している? soyo |
冬型の 気持配置になりました 西高東低 鎮まつており soyo |
11/21 | 眠る樹皮 眠る山肌 眠る屋根 うちがわはいま温みはじめる soyo |
このごろごろん あのころころん こころそのまま ころがしており soyo |
書けないの? うたわないの? と また窓に 冬の小鳥が集まっている soyo |
11/14 | 日曜の 朝を選んでつもる雪 けついにもにた みちびきの在り soyo |
赤ちゃんの やわらかきかな ながれ雲 はからずも未来みえてしまった soyo |
ほっとする ひまのまにまのチョコレイト ひつじ 風邪ひき ねむらせており soyo |
11/07 |
情熱に少し似ている 持ち寄った おもいおもいに ひそむ晩秋 soyo |
木々にはすでに 冬が来ていて もうなにも しりたがらずに内をみている soyo |
飛べそうな 気持ちになるね 丘の上 足は地に こんなについているというのに soyo |
10/24 | 橋はもう ないかもしれず えいえんの川をはさんで 星を釣らうか soyo |
ふりつもる 葉っぱのしたに ぜったいの ぬくみ あんしん しんらい の在り soyo |
葉っぱには なれないけれど 晩秋は ぬくみをたもつ土にしたしむ soyo |
10/10 | 秋の夕暮れ いちれんの行程を経て わんすもあ めぐりあうため夕暮れている soyo |
ぶなの木に 逢いにいこうか ふかぶかと 落ち葉ぬくもる森の鎮守の soyo |
平気ずむ けせらせらずむ まよったら へーきへーきとくりかえすこと soyo |
10/03 | コロンコロ ころがりたいね オキアガリコボシ おもりをなんとしようか soyo |
きみとみた けしきだったか 否 あれは きみのむこうにみえた朝靄 soyo |
心って みんなひかえめ おもてには それらをまもるものばかりあり soyo |
08/14 | はじけるか この夏野原 ぐんぐんと いでそよきいろ 恋をはじめな soyo |
ひとつずつ ことばことだまかさなれば めざすところが みえてくるから soyo |
帰り道 のんびり帰るためだけに さきをいそいで 生きているらし soyo |
08/01 |
カンパイわいわい うたげのノイズ ぬるめの風に 乗ってお帰り soyo |
メロンを切れば はじまりそうで きるにきれずに ねかせています soyo |
キリンとふたり すこしゆめみる サバンナの しまうまの風 夕焼けのヌー soyo |
07/25 | ビール会 行かないどうし たそがれの 丘で出会ってしまう ひつぜん soyo |
ばさばさと おおげさに羽 はためかせ また入れ替わる あの夏の雲 soyo |
川底に ただよう魚 よかったら 冬の記憶をたべてください soyo |
07/18 | 日々まるく ものやわらかにありたくて 風に林に 恋をさがしに soyo |
夏なので しかたないです 手の内の しどろもどろもとけてしまった soyo |
どんまいと つたえたいのに ひらかなで話せる場所を みつけられない soyo |
07/11 | 自信まんまん 降ればいいのに あれいらい ひかえめに降る夏の光だ soyo |
休日は土にしたしむ 喧騒は くもりのちはれ 遠のいて消ゆ soyo |
ぞうきばやし ぜんたいが 耳を貸そうとしてる まよなか soyo |
07/04 | 今はまだ はつなつの青 ひらかなの くわだてだけを ねっておくこと soyo |
影はまだ あの日のかたさ あとすこし 陽がかたむけば やわらかくなる soyo |
遠のけば よりうつくしくなるか 否 ならないか 否 夏のなぞなぞ soyo |
06/27 | 納得のいかない仕組み こもれびは せなかばかりを あたためている soyo |
秘密めく 夜霧の野道 どさくさにまぎれて※を さがすドライブ soyo |
唇に 歌をください てきせつな ことばつらなる歌がいいです soyo |
06/20 | 数学のノートとおなじ うつくしく 記せばすべて 成就してゆく soyo |
門番が うたたねをする そのすきに やっとおぼえためくばせをする soyo |
ろまんすの 匂いがしたね いたずらに 揺れるブランコとびおりたとき soyo |
06/13 | どうするか きめないことにきめたのに まちがえてまた きめたがる指 soyo |
つづくつくづく 月夜のつどい シリトリトリシ つづれつれづれ soyo |
どうしても 降りたがる雨 ほそながくうつくしく降る われをわすれて soyo |
06/06 | 気分をぜんぶ うけいれている あめあめこさめ したしんで降る soyo |
確認せずに いられたらあら 確信らしき ものが降るのね soyo |
きっとあなたも みているはずの おひるやすみの しとしとの雨 soyo |
05/30 | 山はただ そこに在るだけ どんな日も いざという日も なにもいわない soyo |
ツジツマを あわせられない こんなにも おおきなムジュン ほこらしいほど soyo |
花はただ 相槌を打つ ふむふむん 問うても問うても ふむふむと言ふ soyo |
05/23 | だって だいすき なんだもん ここ soyo |
みていたゆうひ すんぜんに ふっとおおきく なるね いまだね soyo |
今こそ無駄を そぎおとすとき きいーんこぉーんと とんがってよし soyo |
05/16 |
絵本なら ここでめでたしめでたしと きっとおわりに なりそうな春 soyo |
知っているかな きみにきかれて 知らないふりを すればよかった soyo |
勝つ負ける ふたつにひとつ おとくいの いちぬけぴっぴは つかえないのよ soyo |
05/09 |
きらきらひかる かえるのたまご なにかおやくにたちたくて ぬまのほとりですごしています soyo |
イジワルを 上手にキャッチできなくて かえるのうたを うたうまひるま soyo |
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04/25 |
漂っているうららかは 漂いながらあつまって 歩きだす子のうしろから うらうらついてゆくらしいです soyo |
おくゆきが ありそうで無いおもわくを 壺に詰めたよ 思う壺なり soyo |
じゃんけんできめた順番? あぁそれは あみだくじひく 順番だから soyo |
04/18 | 会いたいか 会いたくないか お土産の ミルクプリンは出来てしまった soyo |
ぐちめーる ジブンに送る ピリカラの なぐさめーるが きっと来るから soyo |
せわしく四月 ためされていた とがってるところはないか 清潔か しなるちからはさびていないか soyo |
04/11 | この曲を 聴こうか否か また雪が降りそうな空 またにしようか soyo |
四月には 四月のひかり やわらかに 冬のよいんとまざりあったり soyo |
決めたから とけてもいいよ ゆきよゆき 春よ春よとうたってあげる soyo |
04/04 | 桜なら きっとわかるね 春うらら 踏み外したい敷石がある soyo |
タイムマシーンに刻まれた ワープ履歴を 消して 春風 soyo |
菜の花畑 まちがえて またただいまと 言いそうになる soyo |
03/28 | 日曜も うまれつづける白樺の ベビーピンクが 見えてきました soyo |
動くかもしれない真実 たちいちを 二、三歩かえてふりむけば あら soyo |
きみを見ながら 遠巻きに 見守りながら まわる青空 soyo |
03/14 | 天職と 思えるような果敢さで つくった雪の 迷路もとけて soyo |
水になり ながれてゆけば 海神(わだつみ)が 前世などを問うのでせうか soyo |
まわるから つい見てしまう走馬灯 遅々遅々まわる ながながし夜 soyo |
03/07 | 洗濯機 まわせば春も近づいて マーブル模様に なるのかな 水 soyo |
なぐさめを 嫌う彼らをとりかこむ つかず離れず 三月の雪 soyo |
枝さきに 結ばれた紙 どうしても おなじ折り目と結び目になる soyo |
02/28 | 鳥たちは 知っているはず わた雪にまぎれて消えた 道の逡巡 soyo |
ふわりゆき なにもきかずに かのひとの肩のくぼみに つもりつづけて soyo |
背中は いつも さりゆくかたち 原風景 soyo |
02/21 | ポイントちょっと ためてみました ふかかちつけて より高く よかったことと位置づけるため soyo |
ライバルらしく するとよかった どうせなら おなじ土俵にいたらよかった soyo |
ストレートフラッシュでした 尊さは 確率ぢゃなく うつくしさです soyo |
02/14 | あの子のなかのふたしかな こどくのびがく スイートで きわめるほどにまるくふくらむ soyo |
いま触れた 雪と氷の見聞録によりますと どこも世界の一角で ここも世界の一角らしい soyo |
天然の さびしんぼうが さきまわり さきまわりして まっているから soyo |
02/07 | しあわせかしら トランプが 「うん」と言うまで めくりつづける soyo |
2006年 ふゆ 睦月 記録的寒波に足をすくわれて あぶないところ でした ほんとに(^^ゞ (告白) soyo |
片隅に 描いた裸の少年に 短剣や 賢者の盾を 書き足していく soyo |
01/07 | 高鳴るままに 降りつづく雪 一生で いちばん白い冬になりたい soyo |
ふりしきる 雪のまにまの七草に かくされていた これからのこと soyo |
消せないはずの 迷い もろとも こぞのもの いまここに 在るのはたぶん充ちるかくしん soyo |
2005 |
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12/20 | はぁと型 うまくつくれず 紙粘土 やがて乾いてしまう それから soyo |
うれしい さみしい たのしい くるしい まぶしい こいしい ただしい なぁに? soyo |
残るのは、 誠実そうな 不器用さ。 だれもしらないことの尊さ。 soyo |
12/13 | クリスマスドリームのせて 観覧車 ゆっくり冬を まわりはじめる soyo |
最高のところでとまれ 観覧車 そこがどんなに ふあんていでも soyo |
伝説の ふぶき地吹雪 ひとりきり きりはなされてしまう まろうど soyo |
12/06 | とろけると ほんものになる えいえんの 少年たちの 武勇伝説 soyo |
神さまが あたえてくれた邪気無邪気 しかくしめんに つかうそのひと soyo |
病める日も 健やかな日も 雪でした あまたの記憶の機微に降る雪 soyo |
11/29 | かさなるか くずれおちるか どちらでも いいね いいけど 積まないでおく soyo |
海でしか 見えないのだと 被害者のような口調で つげるうみねこ soyo |
たぶんねと ごまかすことが不文律 そしてあかるく 揺れる鬼灯 soyo |
11/22 | 白いかなしみ 真紅のワイン まぜるとピンク それだけのこと soyo |
ぞうきばやしを みていた未明 落とした鍵に 積もらない雪 soyo |
ポイントに ふれないように遠巻きに 雪が降るから 消えない灯り soyo |
11/15 |
傷口を いやすのはゆき 鐘の音を とめるのもゆき ぜんちぜんのう そんな気がする soyo |
イイコトも ヨクナイコトもいたします すこしばらんす よくするために soyo |
目のおくに みえてしまった境界線 おなじかくどに かたむいていた soyo |
11/08 | りんごには りんごのことば 行間を あぶりだしたりしないやくそく soyo |
関係を あらわすグラフ Y軸の値の意味を だれもしらない soyo |
ぬくぬくと ひとり語りの霜月の土 余熱ほどよく 冬をむかえる soyo |
11/01 | 簡単なのに さかさまに なろうともせず 落ちる砂々 soyo |
放たれた 闇におぼえたうつせみに まぜてしまえば 消える 気のせい soyo |
残りじかんに つづる言い訳 許されるのは 雪が降るまで soyo |
10/25 | パズルする我をみている 四隅から 埋めていけたら うまくいくのに soyo |
つぶやくと 雪になりそう これ以上 沁みないように だまるくちびる soyo |
もうひとり たそがれている 哀愁が とりとめもなく はびこっている soyo |
10/18 | 僕だって 途方に暮れる いま月が 欠けているのはだれのいたずら soyo |
一つだけ 嘘のイマージュ いま月が みてみぬふりをしているすきに soyo |
こいびとの かたちをしてる いま月に もっていかれた蒼い空間 soyo |
10/11 | すいすいと わがみちをゆく はぐれ雲 うえにはうえが あるね むげんに soyo |
バスが来て 迷いつつ乗る おもいでの花のひとつに するね ほおずき soyo |
打ちあける 打ちあけあへば こともなく やわらかくなる仮設の砦 soyo |
10/04 | だいだいの 放物線が 行き交って うごく弧と弧の描くえいえん soyo |
世界一せまい視野です 座したまま みえる季節に しはいされてる soyo |
ティーカップ&ソーサー きぬずれのようにふるえる ちりり ちりちち soyo |
09/27 | 高い空へとたちまちに のみこまれて行く物語 遺失物係にいつか とどけられたら soyo |
ひきだしの なかにひとひら 秋ごとに濃く重くなる ことばをいれる soyo |
贅沢な うつくしいもの もうずっと 失いようのないものとして soyo |
09/13 | 持っているはず のびちぢみりょく ひらいたりとじたりさせて みせてごらんよ soyo |
らっかする 夏のひとこま なすすべも なかったみたいにみていた日暮れ soyo |
おかえりと いって欲しくて ひとまわり してきたんだよ しろいろみどりあおいせかいを soyo |
09/06 | 忘れないものにしたくて 満月を経由させれば かたくなる いし soyo |
ひまわりの花と目くばせ 慎重に見ていた夏が 夏が おわるね soyo |
歩き出す光る革靴 ただしげに 草臥れるまで 秋をゆきませ soyo |
07/18 | すべてをかけて ひろがるみどり 一度しかない この夏を行く soyo |
夏の空 風にまかせるふりをして とても自由に 銀色の雲 soyo |
あの時に みえたまぼろし はびこって やむにやまれず 眠るまひるま soyo |
07/12 | 好きだよ みんな ひと・あめ・せかい せいぜんせつを 説いて火曜日 soyo |
苦しくて わーぷするとき雲間から だんぺんてきに みてね地上絵 soyo |
旅にでて まだ戻らない とめどないひろさのうみを およぐ おひさま soyo |
07/05 | ちょっとでも ことばにすると ありていな わかりやすさになっちゃぅね夢 soyo |
まけないように なってるんだよ 砂浜も テトラポットも 流木も 夕日も みんな こっちの味方 soyo |
楽だからからだうごかす こころとか まよいどころは やすませる夏 soyo |
06/28 | のびるかげ ちぢまるゆうき 夕方の こじんまりした 森の健全 soyo |
未来をゆるく あかるく描く 鼻がぴくぴくするね ぴくぴく soyo |
六月の 風とおしゃべり いつのまに わたし 風より 風より クール soyo |
06/21 | 探してるもののりんかく 描いては みぶるいぶるんと してる六月 soyo |
わたし そろそろ ほんものの 土をふまずにいられないから soyo |
くらしの水に ひたしてこころ そしてしぼって ひなたに乾して soyo |
06/14 | 足跡ぜんぶ のこるといいね まよいなき 一歩一歩が うつくしいから soyo |
間違いが あったとすると 金曜日 雨のむこうをかいまみたこと soyo |
大切だもの 神聖な ゆいいつむにの めぐりあわせの soyo |
06/07 |
この場所に今日もこもれび 真西から 森の木の葉を射抜く やさしく soyo |
石橋を たたいてわたる もしもいま もしもいま ってかんがえている soyo |
日々ゆるり ゆるめばみえるたからもの するべきことは あまやかすこと soyo |
05/24 | ラーメンかたこやきにしよ ねがわくば らふなふたりに みえますように soyo |
忘れずに 叶いたがるね 気まぐれに 書くだけ書いてみただけのゆめ soyo |
まちきれず 走っていくね そのときがくるまでずっと とまらずにいく soyo |
05/17 | 五月さみどり さっきまで たしかに在ったたしかさを 吸ってこくこく濃くなるみどり soyo |
満月の夜には夜の さびしさが ぽんっと芽吹いて ふくらんでくる soyo |
11時半 あんなにも あかるい部屋で いつかいく 境地の模型 くみたてていた soyo |
05/10 |
さよならの しりきれとんぼ 霧雨に放てば濡れて リフレインする soyo |
ちょっとだけ 触れてしまった 透明な 雨の匂いの匂う思惑 soyo |
ではまたね クリィム色のまひるまに シルクの雨が また降る日まで soyo |
04/26 | さびしいとしか 言いようのない朝でした ひゅるる 春るる 昨夕の 風の噂が吹きわたるから soyo |
さくらまだ咲かないでいて おしゃれして 待ちぼうけして そのあとにして soyo |
目覚ましの ベルが響いて いっせいに めざめる森の一員として soyo |
04/19 | 微笑めば 乱反射する春まひる ひかるひろがる 水 風 彼方 soyo |
くすくすと 笑いあう鳥 いたずらに 春の時計を巻き戻したり soyo |
今も聴こえる あの丘を わたりつづける 春の風の音 soyo |
04/05 |
みんないる森についたよ のんのんのん はっぱおひさま 春の宣誓 soyo |
うっすらと 霞のかかる四月馬鹿 右手勝手に うそつく卯月 soyo |
おしゃべりは その日のためのおたのしみ はっぱおひさま 詩をかく四月 soyo |
03/22 |
もぞもぞと うごめいている 三月の 魚・カタクリ・ちいさなビジョン soyo |
むりのないかたちさがして けっきょくは まんまるになる 輪ゴムがふたつ soyo |
たいくつな あしたの午後をつくるため 下ごしらえをするね 徹夜で soyo |
03/08 | ねがわくば つつしみぶかく 思慮深い くちびるとゆびになりますように soyo |
時間かもしれないけれど もうすこし とらぬたぬきを おどらせておく soyo |
みつけたよ わかっちゃったよ あの春は この物語の伏線でした soyo |
03/01 | 「俺ら」って 言ったよね? いま 「オレラ」って。 ららら オレラのラになるね いま soyo |
「やさしさ」と「さびしさ」もそう あのふたり 七割五分は おなじ成分 soyo |
サクラ色 とかしたような ほのかさの 朝がいいかな ついのすみかは soyo |
02/22 | あなたにアゲル たいこばん 西に東に しなるちからに soyo |
きもちを凛とたかめるために ここだけに たけだけしげに 吹き荒れる風 soyo |
のんのんと ざっくばらんにはればれと ここらあたりで たたえあおうか soyo |
02/15 | 携帯電話 眠らせて 西北西の風を呼ぶ 二月地吹雪 銀河のような soyo |
こっそりぬすむ うちでのこづち ゆき ゆき ひかり ここだけに降れ soyo |
いっぱいの ほっとわいんでわーぷする ひかりとかげの 雪降るかなた soyo |
02/08 | てくてくあるく 雪野道 春 水芭蕉の咲く沼に けさ やくそくの ダイヤモンドダストちりばむ soyo |
からまつ林の道端の しばれた朝の透明な 空気のなかの妖精に よばれて世界あたらしくなる soyo |
不安なら 若葉まーくをつけようか いま行く道は はじめての道 soyo |
01/04 | この冬の いよいよ白い しろいゆき たたえるすべが みつからなくて soyo |
2004年はかたむいて かたむくたびにビィ玉を 転がしてみてたしかめて それでよかったそんないちねん soyo |
2005年とうまくであえて もうすでに ゆったりまわる軌道にいます 睦月雪の日ここちよいです soyo |
2004 |
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12/21 | 確実に 遠のきたくて 雪のなか いわかんかんちきなりだしたから soyo |
あまい匂いのする雪に とりかこまれて ほっとして 遠心力にまかせてしまう soyo |
サンタさんには ばれてたんだね こっそりと でも どうしても あの冬いちばん欲しかったもの soyo |
12/07 | 赤々とうごめく炎 そのなかに くべるいいぶん ぱちぱち燃える soyo |
きらりと降りてくるひかり いつになく 伝えたいこと あるように降る soyo |
見えるのに そこにあるのに その日まで 触れないことに決めた一枚 soyo |
11/30 | まるくなる世界をみてる すきまにも肩にも屋根にも つもる ゆきゆき soyo |
悪魔には はいりこめない聖域が つくられてゆく 真冬の前夜 soyo |
動けずに ただ見ていても 冬が来て またゆるされてしまう かんたん soyo |
11/16 | あなたのそばは きっとあんしん ライオンも リスもイルカも居眠りをする soyo |
にらめっこしていたんだよ おもいでと みつめあってた わけではなくて soyo |
決めたから 決まってるから もうだれも 名づけてはだめ はやいものがち soyo |
11/09 | 世界一 深い眠りにつくという 魔法の枕を 買って かわりに soyo |
やさしさの 象徴として カラマツが金色になる 霜月の道 soyo |
サラダなら よかったのにね 永遠に それだけでいいものであれたら soyo |
11/02 | 10月の あの道ばたの金色に たましいはまだ 巻き込まれている soyo |
お似合いの 道を歩けば お似合いの 風・鳥・光 あつまってくる soyo |
苦手かもしれない色に 染めあげて 目をそらすくせを 確かめてみる soyo |
10/26 | 靴よっつ ばらばらに干す 秋晴れの ひなたむだなく使いたいから soyo |
れもんより みるくがいいな こんな日は ちょっとの酸味に泣けてくるから soyo |
ありがとう 言っても言ってもたりなくて べつのかたちを さがしてたんだ soyo |
10/19 | 届かないひかり遠くでまたたいて また来る冬の 夜空の かたち soyo |
波のない みずうみの底 帰るとき あけてください タマテバコです soyo |
きらきらと かがやく丘にすこしだけ 蒔いた種から ふえる夕暮れ soyo |
10/12 | 布巾とやかん あたらしくして タイルにシール貼ったりもして 窓を磨いて 深呼吸して そしてそれから soyo |
光から うまれたのかな けものみち いけどもいけども つづくひだまり soyo |
耳にだけ 遠く ぼんやり 切実な あの日の声が のこされていて soyo |
10/05 | 「じゃあまたね」 うつむいたまま言ったから いつまでも暮れなずんでいて いつまでも完結しない今日のシナリオ soyo |
トンネルの むこうでタヌキの秋祭り 綿菓子買いに 行けばよかった ほしいほしいと 言えばよかった soyo |
君だけに 贈る星くず つたえたいことはなんにも ないんだけれど soyo |
09/28 |
だめだよかみさま 試しても 満月ですし 秋ですし びくともしない コンディションです soyo |
ちゃばしらも たったよ ほらね わたしから いいことオーラがでているんです soyo |
しっかりと 客観的に冷静に みていたあとの それは、まごころ。 soyo |
09/21 | 夕焼けの匂いがするね ごめんねを いえずにおわる こんな時にも soyo |
すばらしい 秋夜の銀河 いまはもう ないかもしれない星はどれなの soyo |
恋とか何かしてあそぼ たのしくて くるしくなくて のびやかなのがいいな ずぅっと soyo |
09/14 | しらないみらいを ゆめみるちからを つちかうものは やっぱりことば soyo |
かなわないとは おもわないけど できるだけ ながいすぱんで企てておく soyo |
だんだんと なつかしくなり また九月 落ち葉の道で リスと恋とか soyo |
09/07 | ドラえもんのうたゆっくりと 奏でてくれる人がいて とじたとびらが ひらかれてゆく soyo |
おなかのなかに 星ひとつ 宿した鳥が むかう大空 soyo |
「あの夏」 と 呼べば 思い出めいてきて どの夏も襟を ただしはじめる soyo |
07/20 | ポケットに 隠した紙が気になって こっぱみじんになった あの夏 soyo |
食べごろの 木の実を摘みにお散歩に 野山に森に 空にあの日に soyo |
みたいのは 落ちたまんまの流れ星 誠意なんかを 混ぜちゃだめだよ soyo |
07/13 | 砂浜の はまひるがおがまぶしくて あたらしくなる あのころの夏 soyo |
おはよう けさも さりげなく またあたらしい 今日にとけこむ soyo |
この手に指に 鉄棒の 匂いがするね さっきまで たしかなにかを握りしめてた soyo |
07/06 |
わたしから たちのぼっている うすけむり 南の島の 雲になるらし soyo |
形容のしようがないのお月さま おっきくて 最大級で 色濃くて 神々しくて 重厚で すばらしかった と 書いておくけど soyo |
ぴょんとまた 飛びだしてゆく正義感 いつかまた 気まぐれにたまに来てねわたしに soyo |
06/29 | 約束は なんてことなく 守られて 本末転倒しはじめる夏 soyo |
ぐすべりは あの人に似て野の素朴 グーズベリーと 呼べないでいる soyo |
消さないでくださいずっと 森じゅぅの 水の叫びと混沌と 恋煩いの鳥たちの歌 soyo |
06/22 | お願いします 夏ですし 浮くも沈むも 淘汰されるし soyo |
夜の余白にきらきらが 寄せてはひいてまた寄せて 明け方までにつじつまを すっかりあわせて行きました soyo |
るるる るる るる さっきから 気づけば歌いつづけてる いま何も 決めないために選ばれた歌 soyo |
06/15 | 遺言のように言うのね 慎重にならざるをえない ことば なんだね soyo |
感覚に まかせるほかにないのです くりかえしても くりかえすけど soyo |
ギリギリの満月の夜 脱皮する カムフラージュにぬけがらは 銀色にしておよがせておく soyo |
06/01 | ふたりきり 草の匂いをかぎました 五月ゆいつの 思い出として soyo |
すべからく つつしみませりクレマチス 黙って咲いて待ちませ ずっと soyo |
みえないね そこにかならずあるはずの 波紋が今日は ないね ふしぎね soyo |
05/25 | 睦まじく こずえに揺れる 木の葉の子 祖国のいとしい人を想いつ soyo |
居間にいて 窓からみどりだけをみて スイッチはもぉ 切り替わらない soyo |
背中から 遠のいてゆく 社会面 うけいれられない情報として soyo |
05/18 | まっててくれる人がいて 胸のさみどりほっとして ひろくみどりに とけこんでゆく soyo |
日が暮れる 海をくまなく見渡せる 異国の丘の物語 仮想メモリでみるような夢 soyo |
わがままと わがままうまくあいまって もっとたしかな たしかなものに soyo |
05/11 | はらりはら とうとつに今朝 額縁の モネの庭から 絵はがきが来る soyo |
ちょっとさみしいのがいいの さみしみすこしずつ生んで ひなたで光合成させて そだてていますちょっとだけどね soyo |
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04/27 | 写真とか 撮っておこうか こんなにもきっぱりとした薫風が 走る四月の朝の記念に soyo |
春風が あつまってきて ぐるぐると 巻きついてずっとついてきちゃうの soyo |
すきだったひとの陽炎が 四月かならずあらわれて たちのぼるゆれる 通せんぼする soyo |
04/20 | アナタより 西へ西へとさきに行く 夕焼けにさきに包まれて そしてふところあたためておく soyo |
おちたまま 仰向けになり そのまんま 決めてしまった 空のせいだよ soyo |
みつけられないようなところに かくれてはだめ 鬼をそんなに こまらせちゃだめ soyo |
04/13 | すきなものたち あつまつてきて 世界をもっと 濃く狭くして soyo |
翼は どうか はずして来てね 土のちかくにいましょう今は soyo |
ピエロがね はじめて逢いに来てくれたのは 人々が スクランブルする街角でした soyo |
03/23 | 国道の 桜並木で 偶然に 行き違う日のための口紅 soyo |
まわる思い出 走馬灯 雪原にゆきが降りつづき 草原に馬が走りつづける soyo |
新学期までに 新品の 邪気と無邪気を 揃えなくちゃね soyo |
03/16 |
男の子たちは わかりやすくて わりと分類しやすくて 簡単でした のにね むかしは soyo |
どこかにすでに それは来ていて ころあいを はかりあぐねているらしいです soyo |
カーテンをゆるめにあけて タッセルをゆるめにむすぶ そしてぽとぽと珈琲を おとすただそれだけの朝です soyo |
03/09 | あなたにも みえるといいな いま空に この冬の エンドロールが流れるところ soyo |
毒針の 隠し場所まで おなじ場所 いましばらくは使わないけど。 soyo |
姿見の池のまうえのお月さま ここですここです ここに梯子をおろして はやく soyo |
03/02 |
花びらが 挟まれていて道路地図 とぎれとぎれに 過去を伝える soyo |
わく星の 軌道に乗って まわってた 遠心力のこともしらずに soyo |
たたずむと もう動けなくなりそうな こころ 水辺で眠っておいで soyo |
02/24 | 嬉しくて ちいさく白く微笑むと きさらぎさらに まるくふくらむ soyo |
光る二月のみずうみは うつくしすぎて もうここが たどりつくべきところみたいで soyo |
つなげても つなげてもまだたりなくて わにの背中を 跳んでゆきます soyo |
02/17 |
歌うたう 二月の雪に 誘われて 濾過する前の 夢をみに行く soyo |
感触は 熟しきらないキーウィの 皮に似ていて すこしとくべつ soyo |
「カナシミ」と 呼べばいかにもかなしくて 純粋そうで そして大袈裟 soyo |
02/10 | ろうそくの ほそくゆらめくさびしさが 消える消えない まふゆの夜道 soyo |
レモンとか カルピスとかにたとえると それらしくなる かんたんなこと soyo |
彼女にいつか そのことを 伝えるのなら 流暢な ナガレボシ語で 物語りたい soyo |
02/03 | 暗号の 流れ星だけ流れてる 今夜なら まのとりかたも よめる気がする soyo |
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01/27 | まるく ゆるく ほどけてゆく 泡のような ふゆのまひる まふゆなのに 風の匂い やわらかくて なつかしくて soyo |
よるになると雪のおとが しんとしんとしんとみみに むねにゆびにかたにきずに つつむように降るねまふゆ soyo |
ラーメンの種をまきました たまごいろしたいちめんの おはなばたけが できますように soyo |
2003 |
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12/23 |
今年のうちに シナリオを 書いて よりよい初夢を みようと思ふ。 安心な こじんまりした夢がみたいの。 soyo |
とうとつに とびこみたくて 天の川 天地無用の 戯言として soyo |
くりすますの朝 トナカイを むかえてそしてみおくった あの丘のことを わすれないでね soyo |
12/09 | たからかに ながれるなみだ われながら 手におえなくて可笑しくて 涙腺のメンテナンスをお願いします。 soyo |
針のむしろか 夢のおしろか どっちにもなる箱庭の 木陰のベンチに フェルトで作った小さなあなた座らす soyo |
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12/02 | 「ニャ〜」とだけ小さく言ってこんな日も のんびり海をながめてる。 きっとなんども人生を 経験してきた猫なんでせう。 soyo |
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11/18 |
ある日ふと 気になりだすと気になって かさぶた剥がしてみるでしょう そのときそこにあたらしく なにか生まれてくるでしょう soyo |
ありがとう おかげでこんなに・・・言いかけたとき 皆まで言うなと 星が流れることでしょう soyo |
気持ちをこめずジジツだけ 伝えあおうか さっき観た NHKのニュースみたいに soyo |
11/11 | 二人とも あきれるくらいに うそがへた もう一度だけ こたえていいよ 「落とした斧は、何色の斧?」 soyo |
でも じつは 知っていました 水晶玉のまんなかに たまゆら 未来 みえていたから soyo |
いいね それまで もう二度と さわってはだめ そとがわの 大きな渦巻きうごきだすまで soyo |
10/28 |
空だけを みてた週末 あんもくのルールと雲がゆるゆると ぬきつぬかれつゆきました soyo |
沈んでいった にまいの落ち葉 湖の底の広場の虫たちの うたうサンバが水にひろがる soyo |
限界が ちかづくけはい 好き 嫌い 沈黙を 誰より早く破る せっかち soyo |
10/21 |
秋にいよいよとりかこまれて 「えいえんに」 なんてことばを つかってしまう soyo |
決め手はきっと ながれぼし あのひとつぶをかわきりに ひろがりはじめたパラレルワールド soyo |
ひとつふたつと封じても おいつかないね おびただしいね 星のかずほどあふれてくるね soyo |
10/14 |
やめられなくて いいつのり いいつのっては 叱られて 叱られたから やっと泣く。 理由はだから叱られたから。 soyo |
草の匂いのほんものに つつまれたくて もっと行く。 お砂糖のこげる匂いが きえるとこまで。 soyo |
アウトラインが うかんできえる あいまいもこな せかいにたまに soyo |
10/07 | ずしりと重いつづらをひとつ 空っぽみたいにかるがると 抱いて帰るよ どなたにも 宝物とはばれないように soyo |
右手はぐーにしたままで 朝までずっとかくしとく ひとさし指がひとりでに 次の魔法をかけないように soyo |
なのにわたしは 正座して 鶴を千羽も 折ろうとしてる soyo |
09/23 | 裏も表もないんです さっきせっかくなめらかに 言えたことばが 伝えたいこと soyo |
上質な 土のにおいにお似合いな ねがいごとだけ ねがおう九月 soyo |
紫の雲 いそいそと ゆくのがみえて すこし追う soyo |
09/16 | 猫 いま おひま? よかったら 杖を一緒に探してくれる? まえになくした 透明な 転ばぬ先の杖なんだけど。 soyo |
実をつけて こうべを垂れる 道ばたの 花がみてたよ うわめづかいに soyo |
音だけを たよりにさがす そのころの 彼と彼女が見ていた景色 soyo |
09/09 | 読まずに捨てる そしてとぼけて また書くの 「さっきの手紙のごようじなぁに?」 soyo |
たえまなく ないものねだりするまひる ルールはひとつ ないものだけをねだること soyo |
だいなしに ならないように うしろでに かくさなきゃだめ さいごまでだよ soyo |
09/02 | 黄色の点滅信号機 注意して 渡っちゃおぅか 停まって待っても 永遠に 青色になんかなりはしないし soyo |
風のしわざとわかった日 それはたやすくゆるされて 風はますます 風らしくなる soyo |
むこうから 銀色の雲 きっと なにか とくべつな きれいなものを降らせてくれる soyo |
07/23 | 視界すべてひかるのはら 夏はさらに近く遠く 夢とうつつまざりあって 嘘とほんとわからなくて soyo |
月のなかになにかみえて つぎのあさに話しあうと それがまるでおなじもので こまりはててしまうような soyo |
包んでから抱いて眠る さっきふいに降りた思い 包みやすくこじんまりと もっとふかく気づくために soyo |
07/08 |
夏だもん 雨の夜には おはなしの つづきがはじまるような気がする soyo |
嘘だけど 「確信あるよ」なんて言う あるのはたんなる 予感だけどさ soyo |
なんて言ったの? まちがえただけ? きこえないふり したほうがいい? soyo |
07/01 | 雨の日に のぞくいつもの万華鏡 水色の ことばちりばむ あくまでも 淡々とした水色の soyo |
待ってるね お願いだから お近くに お降りの際には ぜったぃに けはいをけしたりしないで来てね soyo |
もじのすきまのものいわぬ 暗号みたいなネガティブを 解いて 察して しらんかおして soyo |
06/24 | まる あげる。 はなまる あげる。花束も。 つよいつよさで目を閉じて じっとがまんのあのひのわれに。 soyo |
「恋しいな」 まるでなんだか かけひきも できないどうしの 想いみたいに soyo |
消えないで こなごななまま残ってる 割れても割れても砕けても 重さちっともかわらないよね soyo |
06/17 |
いっぱいの モスコミュールにたよってる なにもなくてもこんなにも たのもしいのに絶対なのに soyo |
ココロのトビラ ていねいに ノックする音ひびいてる パスワードとか おんなじなのに soyo |
顔が見たくて やみくもに こんなところに のぼってみてる 純度の高い 高いところに soyo |
06/10 |
「もう いらないよね あふれてる」 言ったそばから 蒔こうとしてる きらきらひかる びぃ玉のタネ soyo |
小さくて 気づかなかったよ いざというとき芽を出すつもり? こんなところに ばくだんのタネ soyo |
コドモの寝息 いっていの あんしんかんを奏でてる さとすみたいに さとすみたいに soyo |
06/03 | 消せないの どんなにくるくるまわっても 立派なしっぽが 残っちゃうんだ soyo |
本音なら もっと上手に散りばめて 気づかないふり できるくらいに soyo |
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05/27 | かんたんに すくわれるから くりかえし 傷つくことが ゆるされていて soyo |
残しておいても こまらないかな 窓に 息を 吹きかけて 描いたらくがき どうしようかな soyo |
だまされて 買ってみようか 無敵の盾と 最強の矛 おわらない 今日のけんかのつづきのために soyo |
05/20 | ぜいたくな つらさ さびしさ つばさのおもさ そしてときどきつめたさの時差 soyo |
花たば ことば ほしがれば とどけてくれる人もいて ふりむけば 風のたまりば 若葉のひろば soyo |
嘘もつけない なにもかも みすかすように つくられていて soyo |
05/13 | 憧れ 檸檬の 残り香に にじむね涙 ⇒ soyo |
なみだ隠して てるてるぼうず ずいぶん うまく 雲を動かす風も吹く ⇒ soyo |
くるくるまわる空へゆく くものまにまの居心地の のどかなしずかな清らかな 流れの中で 透かす葛藤 みがく憧れ ⇒ soyo |
05/06 | ひかりひろがる その場所に なにかが流れてゆきました 誠実そうな水でした soyo |
つぶやくと にわかに重さ ましました 言葉につられておろおろと なみだながれるほどでした soyo |
なまいきなかないなまけもの ナルシスナーバスなんとなくなぞ なくてななくせ こんなとこかな soyo |
04/22 | いちばんさいしょのなないろの 屋根までとんだシャボン玉 ずっとわれない約束を まもって今日もなないろでした soyo |
壁にうつすと お城のかたち 月が照らしてくれるまの つかのまだけのまぼろしの soyo |
手がきっと いちばんかびん ことばより 雨よりはやく こころうごかす soyo |
04/15 | チャンスはいちにちひとつずつ たぶん過不足なく在って ぜんぶつかって おわるいちにち soyo |
似合うね きっと オーダーメイド 今夜のためにあつらえた ようなかたちの月でした soyo |
さくら咲く あわく せつなく ひろく くまなく みちる新緑 ゆっくり歩く ためしにすこし しんと泣く soyo |
04/08 | ライオンみたいな ものになろうか その日だけ 広い広い草原で つくづく自由にふるまいあおうか soyo |
春の朝 ひろくのどかに花咲く丘に どうしても せつなく流れる曲を知ってる soyo |
見えてきたかな ばれちゃったかな だけどほんとはもうひとつ そのまた奥にもかくしてあるの soyo |
04/01 | にほんいち 濃い色をした 月の下 ずいぶん いさぎよいことを 思ってしまった夜でした soyo |
結論が でませんように でませんようにと迂回して 朝が来るまで ひとり会議を soyo |
くしゃみひとつで 我にかえれる はずでした。 我のかけらがまだすこし むこうの世界にあったころなら。 soyo |
03/11 | 気がつけば かなしいうたをうたってた 眠れば逢える 場所にいたのに soyo |
ギクシャクまわる 腕時計 「とまってとまって」 願われて 正しさにだけ忠実に チクタクゆくのは悪い気がして soyo |
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03/04 | 上手には やっぱりできない かんじんな ところでこころ 不器用になる soyo |
ラッキーが 舞い降りてきてとまどって もったいなくてふれもせで ・・・賞味期限は ないといいけど soyo |
いたずらな 朝のつめたさ あいたさを 夜よりもっときわだたせたり soyo |
02/25 | くやしいな あたまのなかには周到な シュミレィションができていたのに ・・・ こころは予習が にがてみたいで soyo |
つながるものは つちのなか おもてむきにはそれぞれに つんとつらぬくツクシとスギナ soyo |
咲かない咲かない 咲きいそがない いつか咲く とめどなく咲く咲きほこる そんな春まで受け身の稽古 soyo |
02/18 |
あわずにふたり それぞれに みているひとつの寒さのかたち つたえあうすべ いくつあるかな soyo |
いつもとなりに あみかけの うしろみごろが ありました soyo |
うらやましいな あのひのせなか ふたつならんで ひとつみたいで soyo |
02/11 | 緑色した境界線 へだてるものではぜんぜんなくて 海です空です名づけつつ やさしくのびゆく永遠の 水平線のようなもの soyo |
これからのこと もっときかせて 月の匂いのしみこんだ まくらに耳をあててねるから soyo |
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02/04 |
アルバム窓にたてかけて ひなたぼっこをさせてるところ おもいでぜんぶまぜこぜに わけへだてなくひなたの匂い soyo |
イジワルの レベルひくくて 効かなくて いたくもかゆくもないのごめんね soyo |
あなたにあえて ゆだんして はしゃいでつかれて ほっとして ねむることとか おもってねむる soyo |
01/28 | しわよせが いつかくるならそのまんま ゆらゆらゆられる しわの波間に soyo |
もうだめなのに まだ手にしてる いつかぱちんと ひらめきそうで soyo |
あなたにあえて まいにちが あしたにつづく きょうになったり soyo |
01/21 |
口笛吹いて ぱぁっと浮かぶ 慎重に 吹かないところが だいじらしくて soyo |
あなたにあえてうれしくて はしゃいで競って 海に潜って獲ったコト いま煮てる ベーリング海の白がれい soyo |
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2002 |
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12/17 | きっと空から ずっとみていて だいじなばめんは とれたての 星をさらさら降らせたりして soyo |
あなたにあえて ほっとして おきるときえて そして だんだんかなしくて soyo |
くやしいときの くせを知ってる なでてもなでても ふるえるしせん soyo |
12/10 | かならずわたし かまわずわらう かなわずたまにためいきが もれたりするけどかわらずにゆく soyo |
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12/03 | |
迷子の 白い十二月 おされてゆくと来年に なんとなくつくだいじょうぶだよ soyo |
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11/26 | 忘れもの みたいに ぽつんと ありました だれのものでもなさそうに だれのものにも なれなさそうに soyo |
あなたにあした あいたいみたい あんしんしたりあまえてみたり あいまいなあいあたえあいたい soyo |
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11/19 | 知りたかったの 知りたくて 知りたさにだけ忠実でした あとさきなんにもないかのように soyo |
たくさんの けいけんつんで めんえきつけて おとといおいでへいきそうにね soyo |
波うちぎわに おきざりに しなくてよかった こんなにてにおえないものだけれど soyo |
10/08 | 占いに つかったあとの花びらを 見せて静かに責めそうで やめたらいいのに くるこないくるくるこないくるこない soyo |
舞う葉を真似て 螺旋のカラス とくいげに落ちてなびいて宙返り 笑うカラスをはじめてみたよ。 soyo |
チケットは
あるのに そうと言えなくて
耳を澄まして歓声を
聞いてるだけの非常階段
soyo |
10/01 | プラチナの雨が降ったよ そのことを おしえるまえにおしえられ ちょっとくやしい朝でした soyo |
連想ゲーム ひとりでにひろがっちゃうの あたまにすきま ほしいときにも soyo |
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09/24 | 残るわずかなわだかまり 今日一日が さびしかったと つげられなくて soyo |
髪の毛を かわかすあいだわすれてた 鏡には ほんとのことしかうつらないから soyo |
ぼのぼの暮れる 夕ながめ あしたの天気の ことを話して soyo |
09/17 | 夕方の 空がかならずつじつまを あわせてくれる きまりなんだよ soyo |
凍ったこころも 都合がいいね とけてほどけてしまっても つかみどころがのこるといいね soyo |
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09/10 | 100円でガシャガシャポンッと落ちてきて つかのまたのしむそれだけの おもちゃみたいなゆめだから 口にしないと 決めていたのに soyo |
お昼寝のあともういちど ためしてみるね そのために みるべきゆめをいまみるつもり soyo |
猫と仔猫のひだまりと ふるびた匂いと珈琲と 流れつづける風のおと 秋にみる夢いつもおんなじ soyo |
09/03 | ヒマのまにまに 描いたシナリオ うまくいく ような気もする ためさないけど soyo |
たまらないよね 九月の風は あることないこと おもいださせる soyo |
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08/27 |
またくるね そろそろくるね 金色の匂いがしたね たまらないよね soyo |
ぢりぢりと 封じたむすびめ ぽろんぽろろんほどいてしまう? そしてそのあと だれがむすぶの? soyo |
リンリンリン 風鈴のおどる音だよ 警笛に聞こえるような なにかがあるの? soyo |
07/25 |
へっちゃらそうに すればするほど ばれる気がして だまりこくってすごす雨降り soyo |
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07/09 |
外は雨のちヒマワリ日和 空をみあげて咲く日和 こんな日は うごきだすのに もってこいの日 soyo |
痛みはここへ せつなはここへ さとりはここへと 散らばせて ツメをかくして おどけてみせて たまになかまに うたをきかせて いそがしかったね すばらしかったね 尊かったね かっこよかった soyo |
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∞さんが いつか他サイトの日記に書いていた 「そんな今日は生きるのにもってこいの日」 このフレーズが 気に入っていて いちど真似をしてみたかったのでした。ぺこぺこ。 |
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07/02 |
夜までに 治るといいな わきでることばが 指のさきから こぼれるまえに soyo |
神さまが 敷いたレールのジョイントを 超えたところに さっきついたよ。 もしもしもしもし聞こえているの? soyo |
ひとときとじる まぶたにうつる 冬のまきばと凪の海々 さびしがりにはよく効く景色 soyo |
06/25 | ただみていたい 風であいたい はたらきかけない ものでありたい soyo |
がまんだなんて 気づかなかった そうするほかには なにもなかった soyo |
大きなポケット ついたエプロン つくってみたよ はいってみたい? soyo |
06/18 |
なまえもいいね ならべてかくと なにか約束ある感じ なんども書くと存在感が濃くなる感じ soyo |
ないしょもいいね いっしょに持つと 仲間意識が濃くなる感じ 手ばなしたならかんたんに 仲間はずれになれちゃう感じ soyo |
木はいいね 待ち合わせなんていらなくて いつもわたしを待ってる感じ ぜったいどこにも行かない感じ soyo |
06/11 |
その人たちのこれまでの そのときどきのなないろを たたえるように 虹がでたよね soyo |
さぁ逃げよぉ ふしぎな貝のイヤリング 落として逃げよ 森のくまさん追ってくるまで soyo |
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06/04 | 今からが はじまりなのかもしれなくて 今はいつでも イントロダクション soyo |
画面のなかで そだてたような わかりやすさを さがしているの soyo |
かぎをわたして よていつたえて ぜんぶゆだねて ほっとしたくて soyo |
05/28 | そこからさきはよりぬきの 風だけが吹くやさしさの 尊いものの吹きだまり 防風林のなかの原っぱ soyo |
いっこずつ ひかるしずくにふれながら 美しいものになりゆくそれをみている ころがりながら soyo |
力かげんが わからない夜 ブレーキランプの点滅が 迷いぐあいを伝えすぎてる soyo |
05/21 | とまらないでね なりやまないで ジブンのいしで奏でていてね リピートボタンのせいではなくて soyo |
がんばれがんばれ がんばれないや うずまくおちるむなさわぎ されるがままのバイオリズムの soyo |
元気なわかば いそがしそうにせかいをみてる まぶしくて もったいなくて おちつかないよね 五月って soyo |
05/14 |
これっきりびくともしないがんじょうな ふかいひだまり。 おひさまの五月のお仕事 ひだまりづくり? soyo |
みてるよね。 まちがいないね。 みのがすはずのない色を 空に見つける午後のあんしん。 soyo |
靴を飛ばして うらなうあした 裸足の親指 少年っぽいね soyo |
04/30 |
贅沢で もったいないね わすれない 稜線をのんびり滑りゆく雲の 衣擦れだってききのがさない soyo |
土の吐く息 乾くうるおう やわらかさ 雨と大地はおたがいの つごうをいつも知っていて soyo |
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04/23 | 「こっちだよ」って 呼んでいるのは 少しムコウにひろがるあんど 近づくとそのぶんムコウにゆくあんど たどりついたらうごけなくなる soyo |
雨あがり 雑木林はおごそかで ここで待ちたくうけいれられたく 儀式のようにふれる腐葉土 soyo |
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04/16 |
つたわったかな
こまったのかな わからないから わらったのかな soyo |
シャツからこぼれるおひさまの 匂いがつんと効いてきて あわててまぶた とじました soyo |
できたばかりの白い地図
とおった道は春色に
まよった道はパステルで
きれいに塗るからまよっていいよ
soyo |
03/19 | いっぱいの 空いっぱいの空色の 春のけはいのうららかに 雪が舞うから こみあげてくる soyo |
近くにいつもいる人に 伝わるだけの力でいいの はっとおどろく ものでなくても soyo |
ぞんぶんに 夕焼けばかりを みていたやよい ゆく冬くる春かけがえなくて soyo |
03/12 |
よくみてよって うったえながら ふくらむほっぺが 似あっていいな soyo |
失礼な かんちがいかもしれなくて こたえあわせは しなくていいね soyo |
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03/05 | 耳をすませば バスの扉のひらく音 とおくとおくへいざなうような 凪にあずけるケセラセライフ ⇒ soyo |
ふざけてばかりの のどかさは はるや彼らに 似合わなさそう必要なさそう ⇒ soyo |
美しくつづくいとなみ みまもりたくて暮れなずむ 無傷な森の入り口で であった日からつづくそら耳 ⇒ soyo |
02/26 | なにもないのに ないておひるね 傷つきやすい もろい何かに なったみたいに soyo |
気づかないふりしていていいよ 気疲れしない 傷もつかない 真ん中以外はみえないことに soyo |
このごろの はんぶんの月 つぎつぎに ねじをゆるめる イタズラがすき? soyo |
02/19 | あの部屋へ 持ち込むものが いつつむっつとふえてきて バロメーターまで 運びかけてる soyo |
証拠はあるよ バケツの中に あの日ひろった 星と一緒に soyo |
そこでしか 得られないもの そんなこと 爪の先まで知れ渡ってる soyo |
02/12 | 帰りたくなるときに限って夕やけが やさしく遠く 遠く遠くて ワイパーみたいに正確に ばいばいばいばい手を振ってみる soyo |
心にたまに降る雪に 羽がぬれると 戻れなくなる 遠出するなら 空の青い日 soyo |
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02/05 |
耳をたよりに ほかのすべてを休ませて 近づく雪の鳴く音が 運んでくるもの待っていようか soyo |
ページをめくる音だけが ひびくしずかな朝でした。 小鳥がたまに窓に来て 見まもりますか? と 言ったりするけど。 soyo |
午後になる少し手前でとまるといいな 木立ちの影は 西向きに ナナメにながくのびきって それが いつよりやさしげだから soyo |
以下 2000〜2001
12345678910111213141516 | 12345678910111213141516 | 12345678910111213141516 | |
あ | ある晩
月が 「と」だよ「と」と soyo あきらめて soyo 足あとが soyo |
あいあいがさも
あいかぎも あいかわらずな あまぐもも あいまいもこな あいたさも あめのあいまの あんそろじ soyo 秋の日の soyo |
青い夜 散らばる星から降りてくる 神さまがいて そちこちに 日ごとの些細 みまもっている soyo 秋の宿題 抱いたまま soyo あめふりは soyo 溢れています。 soyo |
い | いいじゃないか と つぶやいて soyo いっぽんの白樺たよりに戯れて soyo いらなくなったものばかり soyo |
いそがしい日々らんぼうに 四角いこころまるく拭き 四隅にのこった染み汚れ 雪の白さにかくされて soyo 一歩づつ soyo |
いつまでもやまない雨の soyo |
う | ウソツキは 鎧のように纏うもの 素肌に着るのは からだに悪いよ soyo |
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え | エスプレッソな珈琲を 絶やさぬ様に口の中 甘えたことを 喋らぬように soyo えんがわに soyo |
永遠 絵本 エトランゼ えのつく言葉のかくれんぼ 夕陽の窓にみつけては それを誰かにつげたい暮色 soyo |
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お | おめでとう 「冬には自分 親になります。」 丁寧な言葉づかいの添え書きに グラスぶつけておいわいワイン soyo おやすみ の soyo |
思い出すのは こまぎれの soyo |
音楽会の招待状 落ち葉に書いて ひとりごち 宛名しるせず 風にのせ からだひとつで 秋を聞く soyo |
か | 隠すしかない白昼夢 穴に向かって叫ぼうか 王様の耳 ロバの耳 葦の葉いつか 風に伝えて soyo 軽くなるかな ならないよ soyo |
かなわなくても
かまわない からっとはれた かいがんの かけがえのない かたことに かまけるかたとき かたわらで soyo 影だけが soyo 仮面でも soyo |
「かえろうか」 soyo |
き | 気づいてる ブームのピークがすぎたあと そこからそれが そだつということ soyo 銀色の soyo 傷つけば soyo |
記念日を おぼえているかなどうかなと ポインセチアとシクラメン 雪の窓辺でたちばなし soyo 今日もまた soyo 銀色の soyo |
切符は葉っぱ soyo |
く | くつしたかたほうおとしもの 鳥が拾ってあたためて かたっぽづつの ひとつづつ soyo ぐうの音もでず
去った町 soyo |
Green
の指輪 soyo |
暮れる夏色 八月の 雲の細胞 ひとつづつ からくれないの 血 しみて しん と 誰をも黙らせて soyo |
け | けいとだま ながめて寒さ 恋しくて 編むことのない せぇたぁの 編み込み模様の葉を描く soyo |
原因に soyo |
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こ |
ことばあそびに ことのほか soyo 小道具なんかに soyo |
声だけを たよりに描いた 時の地図 タイムカプセル とどくみちすじ soyo |
午前2時 頬づえついて トナカイを 待っているだけ ほかでもなくて soyo |
さ | 探してる ふりだけしてた みちしるべ 見つけちゃったら 目をとじて 三回まわって 見失おうか soyo |
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し | 染み入る月夜もたよりなく 描けるものも 少なくて 半透明な 面影の かけらあつめて montage soyo 証拠なら soyo |
しょぼんとしたね soyo しどろもどろで soyo |
食卓の小さな陽だまり追いかけて soyo 白いまま soyo |
す |
少しくらいの足音に soyo |
すこし笑えた れ4歳の soyo すどおりしてゆく
ひつじ雲 soyo スキップららら soyo |
スピーカー メッシュふるふる振るわせて 聞かせないでよ 翳りゆく部屋 soyo すぐそこにいつまでもいつもいるような soyo |
せ | 席を立つ 七つ目の駅 soyo せますぎる soyo 前夜祭 soyo |
制服と soyo せつじつな短冊ばかりの柳の木 soyo |
贅沢な雨
それさえも soyo ぜんぶだと soyo |
そ |
そよ風に soyo |
そんな感じで とりかえし つかないこととつくことの 区別もつかなくまざりあう 輪郭のない七いろの虹 soyo |
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た | 宝箱 とじてしまえばもう二度と soyo 誰の名前をよぼうかな soyo |
ためらわないで たそがれて たどたどしくても たおやかな たちいふるまい たずさえて たしかにたなびく 多年草 soyo Diary soyo |
ダビングしたいたかなりが きせつにひとつふえてゆき いくつあっても たりないすきま soyo |
ち | 小さな手 輪ゴムをはめて soyo ちぎれ雲 soyo |
チョコレイト soyo |
宙ぶらりん 必要なだけ いくらでも ゆらり揺られて ただよっていて soyo |
つ | 連れてってなんてらしくないよ
と はたちまえ わたしらしさを おしえられ soyo つかまえられると soyo |
露けき袖の六月が 大きく手を振り 行こうとしてる 伝えたいことあるはずの 降らせたい雨 そのままに soyo |
つんとして ぎりぎりまでにこみあげて ふれるとすぐに落ちそうな 鼻っ柱にさわらないでね soyo |
て | デミタスカップの染みひとつ FAX のトンネル抜けるころ 匂いも想いも失って にじんだ月の浮かぶ便りに soyo でおくれて soyo |
丁寧なひとつひとつの仕草にて ほすもたたむもたのしげな お喋りやまない義母の笑み 娘のようにはなれないけれど soyo |
てぶくろを わざと忘れて 冷たがる つかいふるしの かわいげや ポニーテールが 似合う頃なら soyo |
と | 遠すぎるゆえの とおとさや つながる空の いとおしさ すすき手折る娘 仲秋の 月の蒼さを いつか誰かと soyo どうしていますか
一枚に soyo |
とりとめのない
とまどいに とおくばかりを とめどなく とほうにくれて とどこおり とりつくろえず とりみだす soyo どうしたの soyo とうとつに soyo |
飛んでいきたい
その空に その蒼さにも 広さにも すくまずあそぶ ヘリウムの 風船くらいの 小ささで soyo どろっぷどろんぱどろあそび soyo |
な |
名残惜しさの味わいの soyo |
なにもいらない だいじょうぶ 木枯らしにかじかむ手なら GEORGIAの缶珈琲が あたためるから soyo 流されて soyo |
何もかも なかったことになりそうな 邪気のない冬やってきて むぼうびなままもぐりこむ soyo 「泣いちゃうよ」って soyo |
に | にんじんグラッセ
煮つめる日暮れ まぁるくめんとり ただよう甘さ かけがえのない 何かに似てる すみっこにおく いろどりの soyo にわか雨 soyo |
虹のまんなか soyo |
にあわない 言葉づかいをするような ここちわるさにみまわれて すこし黙ってあまやかされたい soyo |
ぬ | 「抜けるような」
が ぴったりな 広がる空に見つめられ とうきび畑の真ん中で 手を振ってみる その空に soyo |
ぬかにくぎ のれんにうでおし 雲にぐち ほしくないもんてごたえなんて soyo |
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ね | ねんねんころり
おころりよ 微熱の4歳 あたたかく 母であれれば それだけで いいな ナ気分で むくバナナ SOYO |
寝顔をみっつ ながめつつ とまどい放つ ゆめうつつ くちびるみっつ 眉むっつ いい夢いくつ 月ひとつ soyo |
ねぇ 早く 作戦会議をはじめましょう 雲がどんどん薄くなり まぶしいものにまぎれるまえに soyo |
の | のどけきはずの
こもれびの 並木も鳩も紫陽花も 装飾品にみえた日の 乾いた心のあの日の吾の目 soyo |
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は | 「はしゃぐ心をあげようか」 案山子に言った あぜの道 てさぐりするまで気づかなかった ここにしまった はずなのに soyo はじめてよかった 衣替え soyo 馬鹿げたことを soyo |
春の若葉に
さそわれて はじめましてと 降りてきた 飛行機雲の かけらたち 誰も知らない recollection soyo バターとけだす人肌の soyo 花屋さんの店先の soyo |
ばいばいと なんでもなさそに まどのそと にどとはこない Anniversary soyo パントマイムで愛を言う soyo パズルはずっと できないよ soyo |
ひ | ひだまりの今はつかのま soyo ピンクにそっと 染まるかな soyo ひとときと soyo |
火のないところにたつような soyo 日々のおもむき soyo |
日焼けあと 遠くですぎたその人の 夏のかたちを 自慢している soyo 人づてに きくのもいいな soyo |
ふ | プールの窓辺 ひなたの昼寝 三歩さがれば六歩離れる 鏡の向こうの ゆめうつつ soyo ふしぜんに soyo ぶきようそうな人たちも soyo 冬に咲く soyo |
ふたりぶん お散歩の道えらぶなら 金色に降りしむ月に濡れる道 銀の風の子 あそぶ道 soyo ふいに聞く 祭ばやしが soyo 武器にもなるなら soyo |
ぶっきらぼうな雲たちが soyo 降りそそぐ soyo |
へ | へりくつを とりみだすままつらねても びくともしない ゴシック体 soyo |
ベランダで soyo |
べつべつの空をみあげて かけがえのないもののかたちの 雲をみつける よぉいどん soyo |
ほ | 本当は 誰も 井の蛙 soyo |
ぼたん雪って 季節はずれのきまぐれな やさしさなんかに とても似ている soyo |
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ま | 窓だけがまるで全てというように つかみどころのない場所に しがみついてる雨の粒 つつつっ つぅつつ つんとして soyo |
街に降る雪にも似ている粉雪が soyo |
魔法のじゅもん おしえないでね それをわたしに ゆだねないでね soyo |
み | 道ならぬ恋すずしげに
乱れず語る その人の やっとの思いの正しさを 道ばたで聞く シジュウカラ soyo |
みかけによらない冷たさで すみずみまでが満ちている なりたい人は 秋めいた人 soyo |
みっつまでなら かくしておける 器から こぼれているのは よっつめのそれ soyo |
む |
ムボウビな表情うっかり soyo |
むづかしいよねとおいよね とどかないよねおちるよね いちにのさんの瞬間を おもうだけでも 描くだけでも soyo 胸に一本 soyo |
むやみやたらに 降る星や あまいことばの にわか雨 こころならずも かんたんに こころがまえを なくす空 soyo |
め | 目を閉じた まぶたにのこる白い雲 かたちかえても まだそこに あるかなないかな うしろすがたが soyo |
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も | もう平気 真あたらしいものつけたくて 探したタイツ 浅葱色 とても似合うよ ふくらはぎ soyo |
桃色に
すぎゆく雲のまぶしさに まばたきするまの 今日のはじまり soyo |
森じゅうが息をひそめて soyo |
や | やりなおし soyo |
「やばいじゃん」 「わぁい♪やばいよ」 soyo |
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ゆ | 夢の国への階段の soyo |
夕方5時の太陽が じゅわーっ と海に落ちる音 どこにあっても こんな日は 胸の鼓膜を ぴんとして聞く soyo |
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よ | よそゆきがおの装いや よういしていた鎧戸に ようしゃない雨 秋風味 soyo |
呼んでいる? 呼ばれてないよ 足もとの きゅっきゅときしむ雪の音に まぎれるくらいの それはそらみみ soyo |
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ら | |||
り | 理由はふたつ いつでもふたつ まぎれもないね ひとつづつだね soyo |
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る | |||
れ | 檸檬つみあげ つくる家 soyo |
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ろ | ローマ字を おぼえた日には 頭文字 同じなことがうれしくて 些細な幸せ そちこちに 日ごときらきら 少年の恋 soyo |
Romanceみたいな
歌詠んで ひとりあそびにひとりごち 子らに歌の意 問われおり あたふたもどる 母の顔 soyo |
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わ | ワインのかおりそのままの ボトルに言の葉つめこんで 隠れ家におく 夜の森 魔法熟して 朽ちないポプリ soyo |
わかる気がする なんて言われて 情緒を持った真実に なろうとしている ほんとのことに soyo |
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他 | おはなし であいがしらに 星の子が ききずてならない
待ちぼうけ Evening primrose が咲く森で soyo |
たなばた特集 ごめんなさいと
言ったのに 夕闇にひとつ
またひとつ notebook に つれづれと soyo |
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