cap verses / そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ

 

          創平さんのシリトリ

2004

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02/17 歌に願いこめ放り投げた
あなたの傍にはいられないけど
受け取った誰かが
見守ってくれますようにと

創平
感じ方が鈍くなる
鈍くなるのはプロテクト
大人になって鈍くなる
生きるために鈍くなる

創平
カナリおきらく
おきらくカナリア
誰が逝っても気にしない
翼が無くても気にしない

創平






2003








2002

10/29
ほどほどに距離をおいて
いればいるだけ楽しいし
いなけりゃいないで耐えられる距離
これ以上大切にならないで

創平
三日後にもし出会えればこう告げよう
もうお互いの糸は絡まないと
どこまでも儚い凧のように
11月は別れの季節の風が

創平
生まれてくるのが早ければ
一生一緒にいたい貴女と
生まれてくるのが遅ければ
添い遂げたかった彼女 サヨナラ

創平
10/01 プラチナとは白金
白金族に属する遷移元素
王水でしか溶けません
王水とは、自分で調べましょう

創平
わかります。
優しくしちゃいけないことは
だけどやっぱりしちゃうんです
それしかボクにはできないから
苦しめたくはないのだけど

創平
     
09/24 残る香り
惹かれる気持ち
揺れる髪に
コイゴコロ

創平
髪が自慢のダンディらいおん
今度は白く染めてみた
風が吹けばわさわさ抜けて
春になれば一面黄色に

創平
ボサノヴァの充満した丸い部屋
心地良いリズムに浮かぶはキミの顔
一人だけど一人じゃない
心の中は二人でジルバ

創平
07/09
外に出てグゥ〜とひと伸び
ヒト呼吸
陽はまた昇る
明日は良い日!

創平

痛みのない世界
澱みなき眠り
君ただ眠れ
キミ眠れ

創平
開いて欲しい少しだけでも
すべてを知る事できないけれど
少しでも近くにずっと近くに
キミをボクのココロのナカに

創平




以下 2000〜2001

  12345678910111213141516 12345678910111213141516 12345678910111213141516
青 空の色 海の色
好きな色 冷たい色
落ちつく色 自由
君の左眼

創平

あのメール 出してよかったのか
機械になんか頼らないで
自分の言葉を伝えたいのに
あまりにも便利なのは不便

創平

暖めて 誰でも良いから暖めて
ての感覚が 足の感覚が
貴女への感情が
マヒする 雪上のまちぼうけ

創平

あめふりはじめ
乾きをいやし
涙枯れるころ
陽はまた昇る

創平

あきらめてそこに行くことにした
よろこんでそこに行くことにした
なんとなくそこに行くことにした
そこには人があつまった

創平

秋の日 夕暮れ 寂しげな色
抜けきれない毒のように
蓄積していた記憶が
ゆっくりぼやけて赤に染まる

創平

あの店に置き忘れた
君に等しい焦燥は
カエルを模した儡と共に
闇の中でSo Long

創平

穴があいた靴下に気付かず
座敷に上がった僕が悪かったんだろう
ところが「今度縫ってあげるね」と
事態は思わぬ展開に

創平

明日になっても見つからない
いつの日か錠を開くときまで
そっとそっと熟成させる
あなたは知らない穴場な気持ち

創平

あなたにあげる
私の心臓 真実の羽
うまく天秤釣り合えば
一緒に行こうあの国へ

創平

一緒にいて 寝転んで
ゴロゴロ、ほえほえしながらさ
このまま年を越すのも良いかもね
ボクららしいと言ってはなんだけど

創平

いつもの!
と言うといつものが出てくる
このやりとりに憧れて
2年通ったよあの店に

創平

いらなくなったプレゼント
ほんの少し躊躇いながら
「君のために」と別の娘に渡す
再利用だよ人生は!

創平

今もまだ 時計の壊れた公園で
恋人達は語り合う
淡い願い叶うこの場所で
刹那を共に分かち合う

創平

いっしょに遺体 
凶器はナイ
部屋は施錠で密室状態
ここから始まるミステリィ

創平

いいじゃないか、そんなこと
背が低いとか、一重とか
そんなことで嫌にならないし
大切なことに変わりない

創平

いそがしい日々で忘れてた
こんなに星が綺麗なんて
アナタは今なにをしている
純情な空 朝焼けに染まる

創平

うまく言えない気持ちを
深いところで組み立て繰り返し
一度だけではもったいない
そんな言葉アナタにアゲル

創平

ウソツキになってもいい
貴女が笑ってくれるなら
よろこんで自分を騙そう
悲しい気持ちと傷口を

創平

 
絵本のようにはっきりと曖昧で
みどりの雲が音降らすように
鳥がホコリを蒔いていく
そんな雨上がりの日常

  創平

エンストした車を椅子に
私は持って来た飴をなめていた
飛行機雲の先をたどっていくと
そこには羽の生えた猫がいた 

創平

 
おめでとう そう言いたかったのに
違う学校になるから
遠く離れてしまうから
道はもう交わらないかもね

創平

おもちゃの兵隊壊れた
オモチャの兵隊壊れた
悲しむのは誰?
悲しいのは誰?

創平

覚えきれない方程式を
コーヒーの香りに包みこんで
彼方の海へ放り投げた
繰り返す波が閃きだけを打ち戻す

創平

音楽会の息の詰まるホール
無価値なざわめき
張り詰める空気が
音の羅列を拍手へと昇華

創平

思い出す君との会話を糧にして
貴女と道を紡ぎ出す
イットキ感じる空しさは
影となって後を引きずる 君故に

創平

隠すしかない欠点を
無理やり表面に押し出して
もう失うものはないと居直ったら
そこには誰もいなかった

創平

風を集めて 風を集めて
紅い空へと解き放つ
役目を終えた手紙と一緒に
海を越えて 時を超えて

創平

ガラスを知らないウォンバット
渇きを癒そうと溶けるのを待った
溶けない氷を辛抱強く
やがて森に雨が降る

創平

軽くなるかな
大丈夫だよ
暖めれば昇って逝くよ
空気も心も想いだって

創平

がまんがまんが
まんがをがまん
まんがでがまん
がまんなまんが

創平

影さえも抱きしめたい
ああ愛しい人よ
それが叶わないならせめて
影で影に抱擁を

創平

気づいてしまった
気づかなければよかった
見てないフリして
笑顔でさよなら

創平

きっと濃いコーヒーを飲んだから
眠ることができないんだろう
アナタのことも少しは考えたけど
そのせいじゃないよ きっと

創平

消えた街の鳥を探しに行こう
朝早く起きて弁当を作って
鳥カゴには君いれて
カゴの中の気分はどう?

創平

傷つくだけの生き方なら
そっと身を退いてもいいんじゃナイ
でも喜び 身体にすり込んで
再び歩く貴女はステキ

創平

記念日がだんだん増えてって
毎日が記念日になったけど
4年に1度の記念日を
もう一度一緒に祝えると良いね

創平

クチヅケできるほど傍にいるのに
近づくたびに距離を感じ
暖かささえもどかしく
不安が息を白くする

創平

Good luck
とめても無駄だと思うけど
とめる権利もないけれど
とにかく無事に とにかく元気で

創平

暮れる夏色
桃色の空
風の色が変わったら
星を浴びに湖の中へ  

創平

口喧嘩しないようにガマンした
なのに君は気にいらない
一体僕にどうしろと?
濡れた顔から読み取れず

創平

化粧品の残る部屋
温度のない空間
机のコーヒー
さようなら

創平

原色の街を抜け
さっさとウチに帰ろう
君が帰ってなくても
ネコと一緒に待つからさ ずっと

創平

 
Communication技術が発達し
いつかは届けれくれるかな
届かないほうがいいのかな
人の涙と温かさ

創平

壊れたビルをかいくぐり
必死で君の家へと走った
君が寝ぼけた顔をだしたから
なんだか少し笑顔になれた

創平

午前2時まであと少し
窓に流れる雨数え
君の声が聞きたくて
留守録何度も聞きなおす

創平

小麦色の月に降り
羽猫と別れた私は発見した
なんと月はブルーチーズ
なるほどネズミが生き生きと

創平

ごめんなさい。
鼻血をだしたの僕なんです
早朝こっそり洗った手と顔
真っ赤に染まったセンベイ布団

創平

小道具小細工チョコザイナ
ホンネ勝負だ さぁ行こう
小さく小さく砕け散って
小さな小さな花が咲いた

創平

声を聞けるだけでいいのに
別に会うほどのことでもないのだけど
電話は苦手なので
アナタに会いに行きます

創平

ことばなくても分かり合える
そんな関係ありゃしない
言わなければ伝わらない
人はそれほど単純じゃない

創平

探し求めた森の実みつけ
思案に暮れるモモンガ2匹
今食べようか?とっておこうか?
口に含んで樹々を翔ける

創平

   
しかめっ面の君を見つけ
遅刻した僕は機嫌を取ろうと
軽く頭をポンっと叩いたつもりが
心なしか酷くなったような

創平

しょぼん玉 あなたの上でハジケタ
そこで僕が会いに行く
シャボン玉に変えるため
少しは飛んでいくかな

創平

時間だけ
無情に残酷に ただ正確に
時間だけ
生命を解き放つ慈悲のよう

創平

自分のことしか考えらず
独り善がりなメール発射
表現替えればOKなのね
ヒマな日よりも空いてる日なのね 

創平

少し暗い森の外
肉体絞り込んだトナカイが
喜び配りに全力疾走
笑顔が森に積もって消える

創平

少しCry 
たまにBlue
みんなと楽しくいたいから
今日もいつものカラ元気

創平

ずっと ずっと
あたなを見てました
そう言って犯罪になる
寒い時代になりましたな

創平

スピーカ持ったマンドリル
森の広場でon stage
耳栓必須と風の噂
そんなものでは防げなかった

創平

素顔を見てしまったばかりに
まさかこんなことになろうとは
月が瑠璃色に輝く夜
私は飴を持って飛び出した

創平

ずぅ〜とね一緒にいたいんだけど
ホラ、僕らって飽きやすいじゃん
だからたまに会えたらね
いつまでも好きでいられるかもよ

創平

少し笑えた 一緒に笑った
久しぶりに目があった廊下と教室
イッパイ話したいことあるんだけど
そっと手を振るだけにした

創平

すーっと上に昇っていって
ゆらゆら雲と漂って
雨と競って降ってきたら
下りたトコロはここだった

創平

せますぎる浴槽で見上げる宇宙は
吸い込まれそうなほど純粋で
黒いキャンバスの中に点と点を繋ぎ
今日の想い出 月と一緒に上映会

創平

ぜんぶ受容できるなら
こんな思いしなくていいのか
私に向けられぬ心さえも
受け入れられる杯を

創平

せっかちなワオキツネザルが
傘と合羽を
eコマース
周りのキツネは苦笑中
もちろん今は乾季の森

創平

センベイ布団
食べても美味しくありません
寝心地もそんなによくないけど
その分、夢の重さ感じてるよ

創平

添い寝も欠かさずして
貴方の重い足にもガマンしたのに
そんな私を捨てるの?
傷心抱き枕 夢の大陸へ

創平

そよそよ流れる川の中
プレーリドックがちょこちょこ泳ぐ
川の源流を目指して 
森の仲間皆ここに集う

創平

ゾウガメが寝像とけんか
ある晩雑巾林の滴りが背中に落ち
真っ青になって甲羅に戻った
だから今夜は二人仲良く添い寝

創平

そこに板 向こうに釘で
あっちにペンキ
がんばってくださいご主人サマ
ちょっとリッチな僕の家 

創平

ためらわないでダキシメテ
募る想いに体を縛られ
貴女の殻を感じる前に
ベルと共にまた朝が来る

創平

誰もいない部屋
揺れる月影の人形の
流す涙に彩られ
夢枕でアナタに会う

創平

誰もいない露地裏で
 君と二人で秘密のマジナイ
 絶対効くと信じてた
  心の支え 今もまだ

創平

たまに笑っても怖がられる
傷つきやすいブルドック
発想転換 笑わせよう!
森は笑顔の風が咲く

創平

宙ぶらりんなこの気持ち
きっと胸の奥にしまい過ぎたから
防虫剤を入れ忘れ
ぽっかり穴があいた

創平

ちらりちらちら降る雪が
ゆっくり黒く染まる街
息の白さもかき消され
月は雲に姿を沈める

創平

ちょっとだけ嬉しいこと
深い悲しみを包み
流砂の渦に消えてった
今日も砂漠は広がる

創平

つんとして
凛として
飄々とした
あなたが来ない

創平

つながらない
伝わらない
ツレない
ツライ

創平

 
手紙を書いたよ 君あてに
今の気持ちを正直に
少し悲しく書いたけど
まっすぐ伝われこの気持ち

創平

できるなら飛んで行きたいけど
僕の羽はまだ濡れてるから
このメールを送ることにするよ
飛ぶが如く君のそばに

創平

電気を消して
月明かりを頼りに
成り行きにまかせ
朝日が昇るまで

創平

てぶくろみつめ
そらみつめ
きもちをにつめ
なけてきた

創平

遠すぎる距離
今なら1時間で行けるけど
電話でいつでも話せるけど
小学生には未知の領域

創平

遠くにいるアナタの痛み
花粉に乗ってここまで届いた
少しでも軽くなれと
僕は風船ふくらます

創平

隣にある森の中
バカンス終えたトナカイが
あと半年かと
走りこみ

創平

ドコニモナイ
あのこのかたち
昨日の雨に融けていく
置き忘れた泥人形

創平

どこか遠くへ行くよ
貴女とすれ違わない場所へ
そこで寂しさに耐えればいい
静かに貴女が消えるまで

創平

なにもいらない
いみもいらない
いまここに二人
それだけでいい

創平

『ないものねだり』 
「ん?あったらねだらないだろ」
『いや、そういう意味じゃなくて・・・』
『あ、でも確かにそうかな。』

創平

なにもかもなるようになっていて
なのになんだかうけいれられず
涙ながして
なんどもなんとか

創平

名ばかりの時計が
壊れて落ちて
修理する間もなく
時間は滴り落ちていく

創平

流れるような口付けで
私はあなたに引き寄せられる
一夜の出会いであるとしても
酒の香りの夢心地

創平

二杯目をグチでにごし
三杯目は相談でわって
四杯目に希望を添えて
今宵 親友と語り明かす

創平

似合わない言葉並べて
あなたをここに縛りつけたいけど
本当は胸のポケットに入れて
ここから歩き出したい できるなら

創平

 
ぬかるんだ沼から出られず
もがくなら
いっそ沈んで下から出よう
底ナシといっても底はある

創平

   
眠れない
やるせないこと
ゆるせないこと
自分の意思とは無関係に

創平

   
Not too bad
初めて作った料理にあなた
もっと誉めたりできひんの
カッコばっかりつけてる 君は

創平

のんびりチーター 森に行く
気づけば大きな木の上に
フガッーと欠伸で一眠り
迷った事には気付かずに

創平

 
はしゃぐ君を見ていると
澄んだ優しい気持ちになる
君がこっちへおいでと手を振るから
僕は笑って寝たフリをする

創平

「馬鹿みたいでしょ?」と聞かれて
ハイとは言えないよ
いくら心の中で思ってても
これが優しさなのか?バカバカしい

創平

はじまりはいつも雨
排水溝に吸い込まれる水が
まるで自分の気持ちみたい
また雨になって届けばいいのに

創平

花散るように消えた君
見守ることもできなかった僕
今夜は深く深くふかく
雨に紛れて大地に眠れ

創平

半分の僕と半分のあなた
重なり合って真円になる
πが割りきれないように
僕らはもう2つに戻れない

創平

パタンと閉める心の扉
大切なものをなくさないように
錠を掛けて厳重にした
密室トリック貴方が解いて!

創平

人に理解されるほど
僕はシンプルにできてない
わかったフリはやめてくれ
アナタノ為ニはやめてくれ
君は自分の為に生きれば良い

創平

ひとりごとが多い
寂しがり屋のカモノハシ
ホントみんなに聞いて欲しい
ひっそり耳傾ける 紅積もる森

創平

敏感肌のゾウガメが
ビール持って森に来た
いつもの場所でいつもの仲間
やっぱりちょっとぬるかった

創平

不思議な雲 舟に変わった
空が青かったから
今度はポストに変わった
風船が飛んできたから

創平

ふいに聞く懐かしい声
幻聴?勘違い?
貴女は今どこにいる
私はここに停まったままで

創平

無様でも 滑稽でも
とにかく前に進んでみよっか
なんかきっと変わるんちゃう
そう言い聞かせ過ごす日常

創平

フリダシに戻る やりなおす
罰ゲームのように扱われるけど
みんな望んでるんじゃないの?
あの人達と出会える保証があるなら

創平

プライドのような反発心
誇りをかぶった自信過剰
自己嫌悪の心さえ
実にトゥリビアル

創平

冬の暖かさといったらたまらないよ
すこしキザに鼻を鳴らす
袋の中の子カンガルゥ
ここは常夏?森の西

創平

ふたりでいるときの笑顔
特別な笑顔を見れるのは
あいつと一緒に君と会った時にだけ
僕は笑ってその場から去る

創平

ふたりでしかできないこと
ひとりだからできること
だれもができないこと
みんなで楽しめるように

創平

へこたれる方が楽だけど
もうちょっとガンバッテみる
必死になるよりは
少し手を抜いて

創平

ベロベロに酔っても
いえなかった言葉と
心に全くないのにいった言葉
伝わるのはどちらだろう
言わなければ伝わらない
想いの重みは音にのせて

創平

べろべろば
泣いてた君がオコりだした
このまま溶けるかと心配したよ
よかった さぁメシに行こう

創平

ペンチ持って来て、早く早く!
よしよしって、これちゃうやん!
アホ なにやってんねん、こっちのヤツや
え、これってニッパーて言うの

創平

     
待ってますよ蜘蛛のように
雪の結晶を大きく育てて
じっくり傍で見守ります
今宵貴女が凍るまで

創平

まゆげをそり落としたとき
丁度クシャミをしたときだった
恥ずかしくてマユを書いた
思えばあれが初めての化粧

創平

魔法のじゅもんを覚えると
少し偉くなった気がした
いつも空で呟き願い
君と逢えた It's a kind of magic

創平

南向きにしか窓がない家で
暖炉を焚いてコーヒータイム
柔らかい空気が漏れだして
ひょっこり白くま顔出した

創平

乱れる心 かき乱される
遠くて近い、遠くて遠い
 貴女は大切な人
傍にいれたら 傍にいたい

創平

 
無限大を半分に割って分けた
それでも無限大だったから
みんなで分けた
それでもやっぱり無限大

創平

むずかしいよね 飛ぶことは
羽ばたくだけじゃダメなんだ
風に乗ることも大事でね
でも1番大切なのは飛ぶ意志さ

創平

無理にとは言わないけど
ついてきてくれるのかい
君を引きずってしまうのは悲しいし、
雨の日はいなくなるから淋しいよ
晴れたら君がまた現れた

創平

ムボウビほしがめ 裏返し
ジタバタジダバタ
そのうちグーグー
森の静寂サラサラ降った

創平

眼を閉じた羽猫は
まるで思考するかように
あごを上にそっと反らし
私を乗せて月の輪へ

創平

メルカトル図法でみた森は
とても綺麗な幾何学模様で
軍隊アリが形を整え
ホモサピエンスが乱していく

創平

 
もう平気 
ゆっくり寝たからね
休養が大切だと身にしみた
明日からまたがんばりますか

創平

   
優しく語りかけるとき
その声と口調が親父に似てきた
親父が母に向けたように
そんな気持ちで君と話す

創平

やばいじゃん
ダメじゃん
そんなの無理じゃん
いーみないじゃあ〜りませんか

創平

柔らかな風に包まれて
自転車をこぎだす
君の家に着く頃には
風が潮風に変わった

創平

夕方5時 ながい講義を終え
駅のホームでふと眺める
電光掲示板に踊るニュース
夕陽の色で過去に紛れる

創平

   

容赦なきほど偶然に
ただ見た目より必然に
感動の再会が 
困惑の中で去っていく

創平

よく私が注意して見るまでもなかったが
ねずみの尻尾は箱とつながっていた
彼らはドラックにハマってるらしく
思わず左耳がカチッというらしい

創平

呼んでいる 呼ばれている
    あなたが
 僕に      僕と
   会いたいと

創平

らいおんはーとのきんもぐら
今日も森のパトロール
木上ではサルが盗み食い
果実が降って来たと大喜び

創平

   
リスクのない夢の夜に
どうしてこんなに躊躇する?
夢 醒めれば君消えて
堕ちれば君もう逢えず

創平

   
     
蓮華を使って食べる焼き飯は
最後の一口がもどかしくて
皿ごと口に運ぼうかと考えて
結局はテーブルへこぼす事に

創平

   
路地裏の少年たちが
チョーク片手に宇宙を創造
朝から晩まで拡がって
朝日が昇るころ猫が支配する

創平

   
わからないことが多過ぎて
わかることさえ隠していく
やっと手探りで見つけた 
たった1つだけ確かなもの

創平

ワインレッドに木々が色づき
フクロオオカミが皆の寂しさを
遠吠えにのせて運ぶ時
少し虚ろな森はもう秋

創平

忘れたくないモノが
指先から流れ落ち
忘れたいモノが 爪に残る
君の顔さえ思い出せない

創平

A
B
C