cap verses / そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ

 

okka


2013


02/01
繋がっている
そう思うのは
星を見るとき
月愛でるとき

okka

ひとつやふたつの傷ならば
なめて叩いて直しちゃう
そこから大きくなってやる
思ったままで幾星霜
ちいさきままなり54年も

okka
宝石ひとつ下さいな
駄菓子屋で買う
大きなルビー
甘くて溶けてなくなって
素敵なことです それは魔法

okka
01/01
100年前には敵だったね・・・さて
今生は山の向こうの気になる御方
来世は 一体如何なさるか
(アイツ居る!)ってすれ違おうか

okka

飲み込んだ言葉口でイガイガ
それでケホンと吐き出して
困らせること言ったりしちゃう
耳もさるもの右から左へスルスルと

okka

雪になってもいいですか
誰かのまつ毛で一瞬揺れて
悲しく融けていいですか
過ぎ去るものが好きだから

okka







2012


ふと現れる思いクシャクシャ丸める
小川を流れる葉っぱに乗せてポンと放す
現れる放す現れる放す毎日これを15分
不安の消える簡単瞑想

okka
ひとりは楽しいひとりはすてき
思いのままに没頭できる
時たま我に帰ってみたり
淋しさ発見するのも好きで

okka

いまはこのまま
フリーズぷりーず
固まりながら
とろーりとろけて

okka







2011


06/01
原たいらに三千点
そんな守りの姿勢は嫌い
篠沢教授に全部のごとく
リスクを恐れずドカンと生きる

okka

ゆっくり動く心でいたい
めまぐるしいのは
激情の果て
コマ送りのごと愛を抱く

okka
騒がしい街で静かな気持ちになる
静かな風景の前で心荒れ狂う
予定調和は好みじゃないから
コインを投げて明日を占う

okka
03/01
素材とはもとの材
素材で生まれて
製材されぬまま
土くれとなる道を選ぶ

okka

「笑ってください」とカメラマン
固まる表情軟化せず
福は来たらず
くすぐるしかない おばかさん

okka

二番目に入れたお茶
雑味を捨てて
シンプル美味しい
そんなものに私は成りたい

okka










2010

12345678910111213141516 12345678910111213141516 12345678910111213141516
12/01 糸が、たるんで声聞こえない
切れてはないから
一歩サガルヨ
「あーホンジツモセイテンナーリ」

okka
ぽっかぽかな寝床が
待っている!
そう思うと夜更かしも
いいもの

okka

あふれる枡酒迎える唇
きらめく水面 うごめく涙腺
凍れる月影 ニュートリノ
突き抜け素通り涙は消えた

okka

03/01 カフェテラスなど
無縁なものと
あきらめ眺める
ラーメン屋から

okka

祈るつもりも
ないのに私
どうかどうかと
手を組んでいた

okka

閉じている?
開いてる?
悶々とココロの声
聞く問答時間

okka






2009

05/01 ゆきつもどりつ
季節は進み
雪じゃ桜じゃ
般若じゃ神じゃ

okka

君は君 齢重ねて
キミ度が深み
待ち伏せる漸近線にて
君であれかしと杯を掲げる

okka

なにもかも遠ざかる
ぬくもりの記憶も
恋した痛さも
そしてもいちどボクは生まれる

okka







2008







2007


11/01 こころろんどんとぱりに
なきわかれ
からだだけが 
ここにひとつ

okka
困らせるのが好き
困らせられるのも好き
というのが
好きという関係?

okka

ときめきナイトとんでもないと
とんがりかーちゃん
とんちきなこと
とんずらしたけどときめき消えた

okka
09/01 大声放ってスッカラカン
残りしモノは体のカタチ
口から出ました分身さん
パチンと破裂ナンマイダ

okka

4141を 
ヨイヨイと読む 
合いの手交じりの 
お気楽人生サノヨイヨイ

okka
情が深いは 
シコメの特許 
あたしは非情の 
ライセンス

okka
07/01 √2は
ひとよひとよにひとみごろ
一夜一夜に夢を見て
平方したから完璧なふたり

okka
さようなら △ また来て □
ひとりこもって○くなる
涙なみだの
一本の線

okka
届くまで 配ります
街の楽しい郵便屋さん
いつも笑って
赤いぶーぶー

okka





2006

11/22 眠ることをモトメテイルカラダ
なのに冴え渡る脳内
そんなとき
あなたがホシクナル

okka
このごろばかさが増幅中
頭の先から爪先までも
馬鹿が充満カロヤカで
冬のお空で浮かんでいます

okka
書けない手紙に書く言葉
脳内ファイルに溜まります
自分ひとりが読者になって
王様の耳はロバの耳

okka





2005


11/08
りんごと聞けば
思い出す
藤村/初恋/前髪の
花ある君に疼く傷

okka
関係なんてないのです
だからといってシカトは辛し
せめてウザイと思って欲しい
Mぢゃないけど憎まれてもイイ

okka
ぬくぬくは規定種目
じめじめは苦手種目
よしよしは得意種目
ビシバシは禁止種目

okka





2003

04/01 にほんばし こちょこちょ
ばんそこはって つーねったー
心の路地裏 昭和のこども
缶蹴る隙を 狙ってる

okka
結論は 私のガラス瓶内
材料入れて
撹拌して
忘れた頃に覗いて決める

okka
くしゃみひとつで
鼻水
二本
:3== 

okka                 
03/11 気まぐれを取り得と思おう
指の先から揮発する
ゆらりゆらゆら
陽炎みたいに立ち昇る

okka

ぎったん ばっこん
ぎったん ばっこん
おなかのなかを
さいだーはじけて笑っちゃう

okka

02/25
つながるものは 
いつかつながる
途切れて泣いても
蔦は伸びゆき絡まるのです

okka


02/04


イジワルも して
からかいたい
コロコロ転がる
「好き」とじゃれてる

okka

01/28
しわがれる声の年輪に
古いビデオが気付かせる 
「皺枯れる」
朽ちていく乾いてく安堵

okka



01/21 口笛吹いて雪を見る
口笛吹いて月を見る
口笛吹いて花を見る
口笛吹くよにkissをする

okka
あなたにあえて
わたしはわたし
成分表を変えました
少し美味しくなりました

okka
(たまらなくすき)
言わぬが花の呪文だけれど
念じるならばあたたまる
ほっこりぬくもる今がいい

okka





2002

12/17 きっと空から
降ったヒト
金銀砂子と星屑と
人型になりできた人

okka
あなたにあえて くつくつと 
とろ火加減で 鍋の中 
しんみり冷えて
煮こごる今夜

okka
「く」は折れてるんだけど
くやしがってはいない
「くくく。みごとに曲がっちゃって」
と、乾いて笑ってぶーめらん

okka
12/10 広がるひとしずく
大切にたいせつに味わう 
あたたかきもの
爪先から胸までたぷたぷと

okka

11/26 行方も知らぬ汝が思ひ
煙のやうに眺めおる
立ち昇り空に吸ひ込まれ
消え行く様とねじれるスルメ

okka
忘れものを忘れましょ
亡き人の齢はなきもの
忘却を我らが武器として
礎として

okka
アナタハアタタカイ
コゴエタテガトケル
メデューサノノロイヲ
トイタワタシノマンドレイク

okka


11/19 知りたかったの 本当のこと
でも 雪をかぶったナナカマドとか
霞む空のお月様/霜柱を踏んだ音
そんなところに隠れてたなんて!

okka
たくさんはいらない
たいせつなひと
充分に与えられていると
つくづく思う今宵の麦酒

okka
波に乗ったり溺れたり
ミドルエイジも
スリリング
大波小波♪と唄いながら

okka
11/12
音/梨/櫛/手
構図を組んだ
日曜画家です
抽象的な私です

okka
びちゃびちゃ道を
長靴はいて
水たまりには必ず入って
雨もみぞれも口笛吹いて

okka
地球を守るヒーローまでは
のぞみませぬが
わたしだけなら
守ってくれれる?

okka
10/29
ほどほどに満ち足りている
ストーブの火を
静かに見ている
大事な人を思っている

okka
三日後ボクはどこにいる
昨日のことさえ とうに忘れ
運は天に任せてしまい
歩を進めゆくうつつを見つつ

okka
うっ! マンボ
コンガに合わせ 腰振る
しぐさが乱暴な
ばぶばぶマンボ赤ん坊

okka
10/01
プラチナは元素記号が Pt で
原子番号78で…と理路整然
けれども言えない購入希望
君の隣のプラチナチケット

okka
「わかります」
共感求めているくせに
言われてみたらば
ココロモトナイ

okka
麗人礼して霊柩車
霊魂冷気を玲玲と
レーゾンデートル(存在理由)
冷静に例の上がらぬレースなり

okka




以下 2000〜2001

  12345678910111213141516 12345678910111213141516 12345678910111213141516
あの店に いつか
二人で行きたいな
夜景見ながら
黙ってたいな

okka

暖めて 並んでいたな
長靴は
父の思いを
ズボッと穿いてた

okka

あめふりお月さん 元気なの?
唐傘さして 行ったのね
ひとりじゃないよ 見ていたよ
静かに目を閉じ 思っていたよ

okka

アルマジロ 正装するのさ
アルマーニ 
「貴方に穴は あるまじろ?」 
愛はあるのに 呆れたあたし

okka

「あなたにあげる私をあげる」
中々言えないセリフです
「なんとか一つ引き取って!」
懇願するのが 関の山

okka

味平も
海原雄山もかかってこい
父さん握った
でっかい おにぎり

okka

青い色の花はさびしんぼ
赤や黄色の花たちの
にぎやかおしゃべりを
静かに聞いていそうです

okka

悪魔払いは現金払い
一霊払って百万払い
金ない私は玄関払い
ヤケザケ飲んで酔っ払い

okka

いそがしい
チチチと刻む 胸の時
平和な妻の
時限爆弾

okka

糸がからんでほどけない
じょきんと切ってしまおうと
思っちゃうのがわたくしで
地道にほどく人は君かも

okka

一緒にいてね 桃太郎
お前が前側 後ろに夫
サンドイッチの 具はあたし
ラップは布団で 食べる人だれ?

okka

今泣いたカラスが 
もう笑った
泣き笑いだけど
カカカカカー

okka

     
絵本を読む習慣は 遠のいたけど
おかあさんは おまえたちに
読んでいるつもり
おかしなおかあさんの物語

okka

エジソン エルトン エマーソン
エンドレスな蓄音機 
燕尾服着た 英国紳士と
かたつむり管の エチュードね

okka

 
(追って来るかな)(未練はやめな)
硬い背中の自問自答
溶けて振り向く 
……月はいない

okka

追って来るかな
サザエさん
お魚くわえて
走ってみよう

okka

 
風任せ 吟遊詩人の
振りをして
茨のない道 選んで通る
卑怯な私は 似非詩人

okka

からまわり 得意技
たちまわり 不得意技
ほしまわりはどうなのよ
ひまわりさん知っている?

okka

が、しかし 割り切れないのよ
ナイーブで・・・
ガーガーいびきは カモフラージュ
色盲検査で 字を読んじゃ駄目

okka

仮面の亀が
ヒーローで
亀の海綿 
尾篭です

okka

影長く
幸せ家族の
形取る
気持はそれでも 等身大?

okka

固まって ドキリとしてから
融けてゆく
寒天質の 
闇と一緒に

okka

記念日を
全部覚えちゃ 重いうざい
明日もいちど 
生まれましょうよ

okka

   
暮れる今年に 乾杯を
しりとり齧って 黒ビール
くびれた腰の 句を眺め
エンドルフィンで 2杯目を

okka

   

化粧品 イマイチ仲良く 
なれねえな
犬猿の仲に 近いかも
「けっ!商品」なの? 女というのは

okka

携帯できるものならば
あなたの右腕欲しいのです
鮮やか過ぎる睦言が
記憶の底から老いの身に

okka

原色を避けて
アースカラーばかり
身につけているうちに
こんな奴になっちゃった

okka

芸があるから ゲイなのよ
原点立ってた げんまんの指
劇的人生 逆鱗に触れ
言論弾圧 激務の日々よ

okka

声を想って読みましょう
3Dで現われる
あなたを見つめる
いかした脳味噌

okka

小道具飾り ちまちまと
ドールハウスの 夜は更けて
飲み手のいない カップたち
しんと綺麗に 誰を待つ

okka

午前2時 丑三つハチミツ
愛の代わりに べっとり塗って 
過食の晩餐 華燭の典
後ろで見ている のんのんばあ

okka

探しあぐねて ひとまわり
なぜかふりだし とほほほほ
あきらめるには おそいけど
希望持つにも…(てんてんてん)

okka

   
傷心は冷たい鉄の味だった 
カサブタ剥がして舐めたから 
今でも火照ると亡霊が
ぼわっと浮き出る白い筋

okka

しどろもどろが
オイラにゃ似合い
理路整然は
任せたよ

okka

知りたくて 
シンと待つのが 人の生?
どこかにあるの 
大いなるもの

okka

しょぼんとね
合わせ鏡で見る姿
沢山並ぶしょぼんがいとし
どこまでいったら帰ってくるの

OKKA

白さるまたも しましまも
トランクスでも いいですよ
どれでもいいよ はいてれば
横○○だけは 注意して 

okka

じんじんしびれる JAZZにダバダバ
ジタンくゆらせ ジンタンタン
ジタバタすると 自棄になる
ジーザスくれた 「自堕落」なのさ

okka

証拠はない

けれども

これは

ほんとです

okka

少しくらい娘がいまして
少しくらい母の自分の
昔の写真とおんなじ顔の子
祈る気持ちで見ています

okka

スパイす スパイす
ホントっす
訛りあるけど スパイっす
人っこの良い スパイっす

okka

すぐそこに あるのに
シュートしたくなる
ゴミ箱バスケ きまった瞬間 
ガッツポーズで 歓声幻聴

okka

スキップらららで
こけるのが
あまりにらしくて
泣き笑い

okka

ずずずずびずび鼻かんだ
はははハクションくしゃみした
ぴぴぴぴーぴートイレ行き
どこもかしこもヒリヒリだ

okka

ぜんぶまとめて すてました
ぐずぐずしていた 傷だとか
もやもやしていた 後悔を
ほうら 青空 深呼吸

okka

背中を散歩 せし指の
せつない歩みに 急く君が
精一杯の セミダブル
嫌いというけど 蝉しぐれ

okka

 
その女(ヒト)の
言葉に風を 送らるる
月に居るよな
笑みのそよそよ

okka

そこにいたのに
気付かず御免
鰈な舞は海の底
砂の吹雪にスポットライト

okka

 
宝箱 薬箱なら 定期便
補充がされる 安心感
けれども私はとんちんかん
捨てた空き箱 大事な何か

おっか

ためらわないで送信ボタン
思いを電波で飛ばせてよ
ここっろコロコロ待ってます
感電したくて待ってます

okka

誰かに声をかけたくて
深夜の四角な画面を 睨む
底なし沼に 言葉吐く
ドボンと斧を 投げ込むように

okka

たまに笑って
ポチにも笑う
コワバリません
こどもと動物には

okka

大好きの理由は難しい 
立ち止まって考えこんでいる
痛々しさ? ときどきはサ
心の浄水器 壊していいんだよ

okka

ちくりと胸刺す 昔の恋に
さらばと棘を 抜き取って
ヨーチン赤チン メンターム
もう大丈夫 痛くなんかない

okka

ちらりと見えた この傷を
見守ったのは あなただけ
平気の平左の ふりのボク
危うく抱く君 裏切れない

okka

ちらりはらりと 舞うものは
金剛石の ほこりてふ
あいつの面影
サンピラー

okka

ちりぢりに散りゆく花弁
クレマチス
ガクアジサイに
バトン渡して

OKKA

「ちよこれいと!」と階段登る
あの日のわたし どこ行った
ぐーはグリコか グスベリか
揉めるも楽しいジャンケン遊び

okka

つんとして
平気な顔で歩きませう
口笛なども
吹きませう

okka

つんつんつらら きえちゃった
つるつるつかんで なめたよね
つきよのしずく のんじゃった
つきせぬおもい またらいねん

okka

 
てぶくろ嫌い 吹雪でも
末梢神経 凍り・解け
鼓動のように じんじんと 
熱くなったら 「ほらこれ」と言う

okka

「です・ます」の
語尾角ばった先輩に
怒りは保留で
「はい!」と新人

okka

 
とめどない 吐息とろける
トロイメライ 遠のく戸惑い
時は解き
ともし火とする 透明な友

okka

どこですか あなたの心の
凝ったとこ 
もみかえしなんて 畏れずに
手探りしながら マッサージ

okka

飛んでいきたい 念じたい
悲しく重たい 肉体よ
良い子で留守番 しておいで
ひとだまの旅 安らかに

おっか

ドコニモイナイ
ホントノ ジブン
ウソノジブンガ アツマッテ
コレモワタシノ ホントデス

okka

ないものねだりしちゃだめと
わたしは空の箱になる
メールをひとつずつ削除
気持ちもひとつずつ消して

okka

泣いちゃうよ 
えーんえーんと 声にして 
こどもになって 手放しで 
地団太だって 踏んでやろう

okka

名付け方
クン(君)と呼ばれる二人の娘
後悔せぬでもないのにさ
この名前好きという笑顔

okka

何もかも
色を失うこの季節
密かに スパーク
胸の原色

okka

なにもいらない 
まんががあれば
あとはゲームと
おかしかな 

二子 (@okka)

バトルは続く 子と親の
マンガしまえと 尻叩く
それでも止まないマンガキチ
教科書それだけ 読めば天才okka 

飲みたくないな ビールなんて
あんな苦くて   まずいのに
どうしておとなは すきなのか
コーラの方が うまいのに

二子 (@okka)

にあわない二人
それでも
こんなにぴったり
あなたがここに当てはまる

okka

似た者同士の呑ん平が
バカ笑いした翌朝は
BLUEな気配が押寄せて
別々の場所で小さく嘲う

okka

にひるがすきで
あひるがきらい
にんげんすきで
にんじんきらい

okka

2杯目を 飲みたくなるのさ
時を経て
三々九度は
魔のお酒なの?

okka

ぬき足さし足 ぬらりひょん
ぬきさしならぬ ぬーど見た
ぬくい二人を ぬんちゃくで
ぬぬぬと責めても ぬかに釘

okka

   
眠れと言われるまでもなく
こんこんと寝る肉体疲労
余剰エナジはやっぱりさ
しりとりの海で骨休め

okka

ねえ 早く 
オババになりたい
得体の知れない
味なオババに

okka

 
     
母になる日が こようとは
考えることも できなくて
夭折願った はずなのに
こんなにぬくぬく 生きててスマヌ

okka

馬鹿だよね つぶやいて
声にして 薄笑い
日が射した 花咲いた  
風になる 揺れている

okka

バタンと閉める音
また我慢してたね
おしっこしてから
帰って来いよ 娘

okka

はしゃぐ声に 細める眼
はしゃぐ声に ひそめる眼
どちらも母の
きまぐれ本音

okka

花鮮やかに リュウキンカ
ビアジョッキーで 無造作に
夫の手にて 食卓にあり 
心も黄色めくような

okka

バーンと突き出た 胸もなく
きゅっと締まった 足首もなく
風にたなびく 髪もなく
垂れ目と贅肉 エアバッグになる?

okka

パズルずるずる ひきずって
思案投げ首 ?・?・?
気持のピースは 半透明
解けたと思やあ 破けたり

okka

火がはぜて 愚かな過去も
今さえも フラッシュバックで
見せるけど かざした手から 
熱が巡って 自分が許せる

okka

ひととき スッパで
闊歩して なんにも
邪魔のない世界
猫の目だけに責められて へへ

okka

ひみつ ひらひら とんでいる
ひなたできらきら ゆらめいて
ひーひーないた ことさえも
ひかりのかなた 火ともえた 

okka

ピンクです 
夕映え肌に 津波来て
静寂聞いたら
また雪景色

okka

ふたりめはジャンボなベビー
ベビーバスからはみ出しそう
片手じゃ両耳押さえられない
ずっしりかわいい赤ちゃんでした

okka

ふいに聞く
あのメロディで
時間旅行
ひきずる甘い後遺症

okka

降りそそぐ
慈雨のようです その言葉
傘はささずに
あえて濡れちゃう

okka

プライド捨てた 人がいて
それしか持たぬ 人もいて
どちらへもDIVE できそうな
そんな私が いまここに

okka

プライドなんて ないような
わたしだからこそ 捨てられぬ
手の中にある こいつだけ
自分がいると 知るために

okka

ぶっきらぼうに してるくせ
あたしと同じ こと 考えた
おんなじ温度で わかっちゃった
さてさて どこへ 向かおうか

okka

ふみをふるえる ふでであむ
ふわくにふつつか ふねこいで
ふれたいふじんは ふふふとそらす
ふれる ふれない ふれたいふぜい

okka

分度器持って 無粋にも
無難な美女を 部分測定
文化的な ブレストは
ぶふふ垂れてる 45°に

okka

武器は捨てたよ
白旗も立てたよ
あんさんの魅力に負けた
戦いは放棄だ

okka

ベイ・エリアにて したベーゼ
別離に毅然 べそかかず
紅を引いた べっぴんさん
ベクトル ベターな 方に向け

okka

へそが茶沸かす 話題が尽きて
すこし冷めたね ぬるいお茶
ぽんぽんほっこり 
声なきにっこり

okka

ベランダで洗濯干すのも
もう幾日か
パンツも震える
冬の気配に

okka

ベランダで煙草を吸う
煙のごとく立ち昇る思い
呪いが解けて灰になり
星に吸われる幻想ゆらら

okka

ボタンでおはじき したっけな
色とりどりが うれしくて
好きなの選んで 甲に乗せ
ほらねと開いた もみじの手

okka

   
またたびおくれ ごろごろにゃ〜ん
おまえでいいさ あおあおあー
らりるれらりらり
腰砕け

okka

魔法の呪文は
びびでばびでぶ
ちびででぶでは
わたしでふ

okka

窓はピタリ閉じていますが
ガラスは透明です
あなたの姿追ってしまいます
号泣したって聞こえません

okka

まゆげぼーぼー
○○毛ぼーぼー
野放図なのも いいけれど
どこかに可愛毛 残ってる?

okka

みっつの頃は よろよろと
しょっちゅうこけてた 雪道で
繋いだ手だけは離さずに
娘らぶらさげ通勤してたな

okka

味覚に自信はありません
聴覚もっとボロボロです
柔らか好きな掌(たなごころ)
本能が知る 幸せの触覚

okka

 
無防備は習い性
防具はなしで
惚れていた
満身創痍が定番アイテム

okka

胸にすぱんこーる
あそこにばたふらい
そんなオカマと我うりふたつ
そんな姿は死んでもしねーが

okka

 
眼が好きです
背水の陣というような
そんな眼に負け
眼を閉じた

okka

めめしいんだよめんないちどり
めいるなってばめんこいこうま
めんどくさいからめんこになれよ
めんたんぴんツモどらどら満願

okka

 
もうなのか まだなのか
知りやしない
ゼンマイは壊そうよ
ここにおいで

okka

   
やばいじゃん
給料日まで一週間
残高これじゃ
やばいじゃん

okka

   
指先くっつけ 試そうか?
あんたの考え 読んでみよう
いけないんだ いけないんだ
「したい」なんて思ったね?

okka

   

容赦なきほど
言葉のつぶて
降らせて後悔
ハグでごめんね

OKKA

呼んでいる あなたの名前
その時に 
声には出さない
桃源郷

okka

 
ランクル飛ばし らいおんは
ラップのリズムで ラーメンを
ラララと食べてみたけれど
落胆隠せぬ ラブシック 乱

okka

乱舞する 雪に見とれて
めまいする
あいつを見ていた 頃に似て
取り戻したくない 平衡感覚

okka

 
流線形
おいらのハートは
するりんこ
磨いて削ってトノコもかけて

okka

   
るつぼのような僕の胸に
溶けてるのは何だと思う
もっと知りたい君の断片と
壊しちゃいたい昨日の自分

おっか

   
練炭ストーブで 
冷凍みかんを焼く
黎明のほとばしり
檸檬よりきゅんとする味

okka

   
ろろろぶろろろ バロムワン
おっかげるげは 今日もユク
必殺技は 言の葉あやとり
何かが糸に 絡むの待つの

okka

   
わいわいワイセツ 飛んでいけ
ひらひら薄紙 剥ぐように
ゆっくり君を 知りたいよ
涼やかな目で 探り合おう

okka

ワインのコルクが たまってね
雪だるまさんの 顔にした
めりはりのない はにわ顔
どこを見てるの 何が見たいの?

okka

わからない
でIをくくっても
とけないいとしさ
解を下さい

okka

わんだぁわくわく わはははは
わたくしは
わるさー ぶっぱなす
わるものさ

okka

A
B
C
 

DRYな あなたが CRYして
つらい 涙も かわいたら
あまい 後悔 仕舞いたい
痛い かさぶた かばいたい

okka