cap verses / そよ日暮らし

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       のほほんわかさんのシリトリ


2010

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10/01 颯爽と
いきたいなあ
そんな背中を見せたいなあ
すてきな背中、憧れるばかり

のほほんわか

どよどよと
淀んだ心に
漂白剤
かけてみたいと思ったりして

のほほんわか
水がキラキラ
魚がはねて
浸した足がキリリと冷えた
水の記憶は色褪せないな

のほほんわか
08/01 いさぎよく
離れた右手が
べそかいて
それでも大きくなったなと

のほほんわか
広がるなかま
手と手をつないで
同じ明日へ
かけていこう

のほほんわか
風にのる
白いプロペラ
入道雲を
ぐんぐん越えて

のほほんわか

07/01 分岐点
立ち止まっては
結局あなたを
追いかけてたのかも

のほほんわか
愛し方とか
そういうの
ふわりやさしい
花びらにして

のほほんわか
縁側
でぶねこ
茶柱
陽だまり

のほほんわか
06/01 迷いながらも
走り出してた
そのスピードが
力となって

のほほんわか
奇跡のような
ありふれた朝
きっと一生
忘れないでしょう

のほほんわか
留守電の
5秒の声でも
照れた様子が
じんわり届いて

のほほんわか
05/01
歩いても
立ち止まっても
そこにあるから

のほほんわか
強い気持ちで
つかんだ何かは
目に見えなくても
ずっと消えない

のほほんわか

ゆっくりと
優しい気持ちが
降りつもるんだよ
いつもありがとう

のほほんわか

04/01 撫でてゆく
しっぽの先の
やさしい
原っぱ

のほほんわか
ノックをひとつ
トンと叩いて
トンと返った
それが始まり

のほほんわか
わたしだ
気づいた
まだ
間に合うかな

のほほんわか
03/01 カフェテラス
道行く鳩二羽
寝そべる犬の尾
眺めてなごんでミルクティー

のほほんわか

祈る心は
空へと昇り
雨露が沁みわたるように
届きますように

のほほんわか

閉じていたのは
心ではなく
言葉だった
それだけだから

のほほんわか
02/01
冬の海
静かなカモメのお散歩見ながら
若い私を
ふと振り返る

のほほんわか
そとの世界へ
向かった気持ち
あの頼もしさも
今は愛しい

のほほんわか
それからここまで
歩いてきた道
ここへこうして辿り着いたよ
ほんとによかった

のほほんわか

01/01 ふたり黙って
ぼんやりと
見つめる先には
からくり時計

のほほんわか

まだ遊んでる
やさしい雪が
チラホラ舞って
ホカホカするから

のほほんわか

探してしまう
小さなあなたのその先に
私を見つめる
おだやかな父

のほほんわか






2009


12/01
冬の公園
ぽかぽかするのは
あなたがよちよち
歩いているから

のほほんわか 
どんな時でもにこにこ
なんてムリだけど
やっぱり笑顔は
力をくれるよ

のほほんわか

ずっととなりに
のんびりぽかぽかいたいけど
そろそろお互い
冒険しようか

のほほんわか

11/01
ぐるぐるまわる
てんをあおいで
ちいさいわたしを
だきしめたりして
 
のほほんわか 
きらきらひかる
ちいさなゆびのすきまから
みつけたんだね
うれしいんだね
 
のほほんわか

くらくらしてる
まずはこころがあるきだしたよ
いっぽずつでも
すすんでみようか
 
のほほんわか

10/01
アルバムを
一枚一枚めくるとき
ミルクティーよりも
あたたかくて
 
のほほんわか
気持ちがぎっしり
詰まっているから
ほんの一言に
泣けたんだね
 
のほほんわか
 
多すぎて
心が漂い始めていました
手に入れたいのは
一つに決める潔さ
 
のほほんわか
09/01
罪の心が
赦せたのなら
その発端は
私なのかも
 
のほほんわか
沈黙の中の
色がある
淡い色だと
優しい時間
 
のほほんわか

作品を
遺してくれた
そんな気持ちで
めくるアルバム
 
のほほんわか

08/01 君だからこそ
次の扉を開けようと思えた
はじまりをくれて
ありがとう

のほほんわか
かずかず
したたる
あふれることば
小さな心から

のほほんわか

だいじょうぶ
つぶやいてみて 文字にして
心で思って 
空を見上げる

のほほんわか

07/01
種からひょっこり
かわいい芽
未来へ
すくすく
 
のほほんわか
降りそそげ
しとしとふうわり
青いトンネル
少しの間、目を閉じてみるね
 
のほほんわか
風に吹かれて
思い出すのは
やさしいぬくもりで
ありますように
 
のほほんわか

06/01
日々のあわ
ぷつんとぽかんと
はじけて
消える
 
のほほんわか
 
会えてよかった
友達は
つくるものじゃなく
出会うもの
 
のほほんわか

生まれるよまた
だいじょうぶ
なくしたものが
あったとしても
 
のほほんわか

05/01
ゆきつもどりつ
小さなてのひら
ちからをこめて
すくすくすく

のほほんわか

君は君
つぶやくだけで
じわりとなみだ
会えてよかった

のほほんわか

なにもかも
かがやく宇宙
きみのめがねを
のぞいてみるよ

のほほんわか