肉野菜
2024 |
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10/01 |
それでいい それぞれの秋身につけて おだやかな陽 すすすいと行く 肉野菜 |
未知の世界へ 連れていく 月夜の海原きらきらと 涼風背中を吹き抜けん 肉野菜 |
パワーとか なければないでないなりに とぼとぼと行く 着々と行く 肉野菜 |
09/01 |
わたしのために おつかれさまと ひまわりの影が頷く 夕焼けの道 肉野菜 |
転がっていく 泣いて笑って傷つけて 日々は暮れゆき また日々は暮れゆき 肉野菜 |
ほんとにいいな あの場所の車窓の夕焼け あーそうかこれを見るために 生きていたんだなと思った 肉野菜 |
08/01 |
ちょっと贅沢 積み重ねではなく 目的の方向でもない 脇道に 肉野菜 |
ジリジリと 焼けたつ道をただ前に 一歩一歩と 臆病がため 肉野菜 |
この毎日が いつの日か 良かったんだと 思えるように 肉野菜 |
07/01 |
眩しく光る朝もやの 季節外れのさわやかな 湿度と気温と空模様 今日一日のはじまりはじまり 肉野菜 |
ドリンクも 冷え冷えの夏炎天下 国道沿いの 歩道ジリジリ 肉野菜 … 「ジリジリ」 だよ |
地道しか 選ぶ手段が見えなくて 暗中模索の この毎日が 肉野菜 … 「この毎日が」 だよ |
06/01 |
コーディネートと 夏の日と雲と緑と風の中 一瞬世界が 眩しく光る 肉野菜 …「眩しく光る」 だよ |
恒例行事 湿った空気さっきまで 街を見ていた 六月の朝 肉野菜 |
散歩道 色染まりつつ道端の 花も歌うよ いのちの歌を 肉野菜 |
05/01 |
紅花の 畑の向こうの山の木が 夏は近いと 背伸びをしてる 肉野菜 |
ほっぺがゆるむ 練乳を溶かしただけの 湯が喉を こくりと確かに 落ちていってる 肉野菜 |
大好きな場所 進むバイクの小高い丘を 不意に涼しくなる 暗い森 肉野菜 |
04/01 |
粉雪が 遠い昔のことのよう 繰り返される 月浮かぶ春 肉野菜 |
ミッションの ひとつひとつに意味はあり 何もないかの ように振舞う 肉野菜 |
お布団の中 朝の日が 窓を 白色にしている 肉野菜 |
03/01 |
とろみもなでる 春風の よりかかる月 菜の花畑 肉野菜 |
季節のゲーム 夕闇の風の粒子の つぶつぶが そこはかとなく春化している 肉野菜 |
記憶とも さよならをする夕焼けの いつも通りの この道を行く 肉野菜 |
02/01 |
ぜんざいの 甘さ少しの幸せは 冬の空へと のぼっていくよ 肉野菜 |
ホームにて いろんな時間を過ごしたよ いつもなにかを 思っていたよ 肉野菜 |
最強の 眠りは深き静寂の 刻一刻と 降り積もる雪 肉野菜 |
2024 01/01 |
場所場所の 思い出の香の残る空 心の芯の 影が揺れてる 肉野菜 |
始まりを 繰り返してく透明な 何度も何度も 戻るオリジン 肉野菜 |
負けないように 身を固く閉じ目を広げ バランスさえも疑って さあもう一度前を向こう 肉野菜 |
2023 |
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12/01 |
宝かも しれない場所は淡々と いつも正気に 向かわせる場所 肉野菜 … 「場所」 だよ 「場所」 |
ようやくの 希望を覗く師走かな 月やや西に 傾きにけり 肉野菜 |
今見える 西新宿のビル群も 遠い古代の 遺構刹那に 肉野菜 |
11/01 |
すごいねと 偶然なのか意図なのか 笑っちゃうほど 遠い偶然 肉野菜 |
秋の空 ほんの僅かな間だけ みわたすかぎり オレンジのくも 肉野菜 |
なにも知らない 我々は何かの一部であるから 何かを客観的に 外側から眺めることはできない 肉野菜 |
10/01 |
切り取った 季節の色を思い出す 黄昏染まる 景色の中で 肉野菜 |
異なれば 異なった分それだけの 汗にもなるし 力にもなる 肉野菜 |
声だけの 幻影は今捨て去りし まっすぐな道 一歩ずつ行く 肉野菜 |
09/01 |
食卓に 味付けのりと卵焼き 何気ない暮らし 確かに瞬き 肉野菜 |
夏のならわし 朝顔のしぼむ夕暮れ ふと振り返る かげろうの道 肉野菜 |
17歳 テトラポットに空の下 波頭さざめく 沖を見ている 肉野菜 |
08/01 |
ズッキーニ 一個の中のその中の 宇宙その中の宇宙 その中の宇宙 肉野菜 |
ならんでる 煙突の先もくもくと けむり出てたり 出ていなかったり 肉野菜 |
生きたいと 思う思えば崩れゆく 今日一日を 無事に帰ろう 肉野菜 |
07/01 |
トマトの葉 初夏の日差しを泳いでる あの夏の日を 思い出してる 肉野菜 |
クレヨンの 青で描きし水平線 また暑い夏 我を待ってる 肉野菜 |
品川の 港南口の薄暗い 駅舎を歩く 歌口ずさみ 肉野菜 |
06/01 |
洗われている 満たされている 深く遠くに 運ばれている 肉野菜 |
チューリップ 薄曇りの空観覧車 海ほおずきと 駅までの道 肉野菜 |
ところにより にわか雨 ラジオのニュース しばし気に留め 肉野菜 |
05/01 |
屋上の 空一面の青の青 目を開いてる 息をしている 肉野菜 |
趣の ある下町の川べりの ささやくひかり 五月たらしめ 肉野菜 |
水色の 宝石のよう若き日の 我を忘れし あの坂道に 肉野菜 |
04/01 |
上々の 卯月の風の通り道 誰も知らない ビルの屋上 肉野菜 … 「屋上」 だよ 「おくじょう」 |
眺めると 曲がりくねった道たちも ただそれのみの 懸命の道 肉野菜 |
はなうたも 至極自然な帰り道 ざわざわふふふ 春の東京 肉野菜 |
03/01 |
美意識の 欠如でしょうかなおそれが 自分となりて 花は咲くなり 肉野菜 |
何回も言う 春が来たら 梅の花咲く 道を眺める 肉野菜 … 「眺める」 だよ 「眺める」 |
あらゆる命 ゆらめく不思議 遠く遠くの 中心は花 肉野菜 |
02/01 |
夢の世の 現は進むただ前に 寸分たがわぬ 必然のもと 肉野菜 |
あの冬の 舗装道路の風の中 大丈夫って 何回も言う 肉野菜 … 「何回も言う」 だよ |
あたらしい年 足跡のない新雪を 踏み進み踏み呼吸を合わせ ただ在るのみと白い息吐く 肉野菜 |
01/01 |
広がるの 全てのものを通り抜け みんな一から やり直すよう 肉野菜 |
静かさに クオリアの赤赤として 認識してる ぎりぎりの花 肉野菜 |
待っていました 初雪のしんと静まる 全身に白の空気と 冬の匂いと 肉野菜 |
2022 |
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12/01 |
ドームにて 冬の星座が映される フラクタルな宇宙 内にも外にも 肉野菜 |
影揺らす イルミネーション瞬いて 年の瀬の街 賑やか静か 肉野菜 「静か」 だよ 「静か」 |
百点満点 寂しみの薄日静かに 冬の空時を含んで 雲は流れて 肉野菜 |
11/01 |
15分前 秋雨止みし 人もまばらな カフェテラス 肉野菜 |
とても無理 には無我夢中 特効薬は 多分ないはず 肉野菜 |
まるめてしまう 引出しの奥 物語として 眺める日まで 肉野菜 |
10/01 |
待つ日々の 流れありあり浮かんでく 振り返り見る 日々待ちながら 肉野菜 |
きっとびっくりしてるだろうね 思いもつかない世界だったね 夢とも区別がつかないかもね 繰り返されるどこまでもね 肉野菜 |
詩で綴る 声を聴いてる詠ってる つつしみ深い 光みている 肉野菜 |
09/01 |
来ないかな 原っぱで待つ流れ星 夏の熱気の ぬるま湯の夜 肉野菜 |
とある夏の日 振り返り振り返り 夕暮れの街 顧みていた 肉野菜 |
水辺には 色んなものが集まりし 追憶忘却きらめき慕情 黄昏後悔ある愛の詩 肉野菜 「詩」 だよ 「詩」 |
08/01 |
道がある 静かに語る足跡に 苦しんでない 筈などはない 肉野菜 |
報告が 互いの頬を緩ませる 蝉が鳴いてた とある夏の日 肉野菜 … 「とある夏の日」 だよ |
探している 人が行き交う雑踏の 無音の中を しばらくの間 肉野菜 |
07/01 |
走り出したい 夏の空気を頬に受け 一秒また一秒と 数えていきたい 肉野菜 |
うれしいな 夕焼けの雲綺麗だな 田んぼの蛙 ケロリと歌う 肉野菜 |
私ある 今ここにあるそれだけの ことがなんだか 素晴らしく夏 肉野菜 |
06/01 |
終わるまで 見届けましょうさらさらと 川は流れて 海へと注ぐ 肉野菜 |
センスある 忘れ方だね雨上がり 光る歩道を 早足の息 肉野菜 |
知らないと 思う本当に本当は それでも人は 本当を生きる 肉野菜 |
05/01 |
磨ければ 良いと思いて苦痛とも 寄り添う工夫 何かあるはず 肉野菜 |
持論では 持論の壁に塞がれて 広い世界を きっと見れない 肉野菜 |
桜舞う 坂道の午後一歩ごと 春の匂いは 夢の続きか 肉野菜 |
04/01 |
2022 熱で歪んだ 心のレンズを 磨け磨け磨け … 「磨け」 だよ 「みがけ」 肉野菜 |
強くなりたい 傷つき弱さを知り 柔軟でありたい 奇跡であり必然でありたい 肉野菜 |
はるのゆめ 水面きらきら白波の 崩れる音を 聞いて眺めて 肉野菜 |
03/01 |
ときめきを 抑えて尚もときめいて 春風薫る 陽だまりの朝 肉野菜 |
結局自分という 点を通してつながる世界 内側は果てしない宇宙 外側も無限の宇宙 肉野菜 |
靴底の 感覚頼り歩いてく でこぼこ道を 遠回りして 肉野菜 |
02/01 |
きっとある 生まれて生きて知っている この瞬間が 大事なことを 肉野菜 |
開けて閉じ 心の空気入れ替える 見てる聴いてる 感じ取ってる 肉野菜 |
デビューした 歌うたいだね本物に なるかどうかを じっとみようね 肉野菜 |
01/01 |
忘れましょう 巡る季節の色彩の花 あたたかさざわめき静寂すべて 真一文字に口を結んで 肉野菜 |
美味しいね ありがたいねありがとう きっと誰かのお蔭だね お蔭さまだね 肉野菜 |
呼吸している 一息一息意識して 注意深く 自由でいるため 肉野菜 |
2021 |
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12/01 |
こころには 傷がありますいくつかの 傷ゆえの我 傷こそが我 肉野菜 |
粒よりの さよならは待つ夕空の 茜と紺に 染まる薄雲 肉野菜 |
暗号の その背景の色合いを 今この時に 気づく必然 肉野菜 |
11/01 |
戦々恐々日々は過ぎ いつかの影はセピア色 世界は広く果てしなく 見えないものはいつも正しく 肉野菜 |
繰り返す それが一番近い道 汗をかく道 歯を食いしばる道 肉野菜 |
ふたりきり 銀の夜風の小径行く 正しきことは 静かなことかな 肉野菜 |
10/01 |
1つにひとつ 同じで違う違って同じ 遠くて近い静かに眠る 中心を持つ 肉野菜 |
駅で待つ 夕焼けの空暮れていく 儚さの時 共に引き連れ 肉野菜 |
みんな集まる話してる 話し合ってる笑ってる 束の間のほんの束の間の 日が昇ってる月が出ている 肉野菜 |
09/01 |
かくれんぼ 日暮れの公園虫の声 もう帰ろうか 家の灯りに 肉野菜 |
動いてる視点 さわが しく 耳に落ちる くら しのリズムに そっとめを凝らして 肉野菜 |
向日葵の 揺れてる南風 いつものように 過ぎゆく午後を 肉野菜 |
08/01 |
部屋に射す 西日巡りて闇の中 熱気帯びたる 八月の宵 肉野菜 |
線香花火ぱちぱちと その瞬間を区切ってる 構わず空はゆっくりと 月が西へと動いてる 肉野菜 … 「動いてる」 |
なかなかの 謎だらけですこの世界 深く大きく 小さく熱く 肉野菜 |
07/01 |
ひつようなもの ベストを尽くす心 一歩ごとの新しい景色を 眺めるということ 肉野菜 |
夏の風景 裏窓の涼しい風が 六畳の間通り抜けて 座布団二枚の昼寝をなでる 肉野菜 |
ららら きっと思い出す 巡りめぐる 循環のなか 肉野菜 … 「なか」 だよ 「なか」 |
06/01 |
じぶん 一生を共にし 全面的に相談に乗る あるいは唯一の人 肉野菜 |
まなびます 繊細で注意深い心は 大らかに受け入れる心に 及ばない 肉野菜 |
てなもんと 割り切ろう これは修行 なのだから 肉野菜 |
05/01 |
するすると 見つかる解は解でなく 分らないこと それこそが解 肉野菜 |
もどかしいよね 繰り返し繰り返し 痛んで屈んで そして気づいて 肉野菜 |
見届けようと ただ分かろうと 草の匂いの 5月風吹く 肉野菜 |
04/01 |
似てきたね 日暮れと夜明け いつか通った暗い道だね 手探りのなか続く夢だね 肉野菜 |
誕生日 生まれて生きてここまで来たね 心配したけど 平気だったね 肉野菜 |
うごきだしてるもろもろが 芽吹いてきてるありのまま あかしろむらさきあおぴんく 春の世界が広がってゆく 肉野菜 |
03/01 |
どっちもどっち 分かる事分らない事 話す事話さない事 信ずるがまま信ずるがまま 肉野菜 |
買ったよさっき ハムカツ2枚 ソースかけるよ 美味しかったよ 肉野菜 |
とけていく 執着はもうそのままに 手の平に残ったものが 大切なもの 肉野菜 |
02/01 |
ごきげんに 舞い飛ぶ白い雪の華 芯まで冷える ここは北国 肉野菜 |
堂々と 傷つく刹那 全ては絵を描くために 全ては詩を詠うために 肉野菜 |
遠かった 心の奥のその場所は 全ての過程を 必要とした 肉野菜 |
01/01 |
料理する うどんをゆでる今はただ ただ一心に うどんをゆでる 肉野菜 |
これからの 無我夢中はなんだろう なんでもいいはず 突き詰めていけ 肉野菜 |
ラーメンの 屋台の灯り雪道に 陰影落とし 木枯らしの中 肉野菜 |
2020 |
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12/01 |
不器用と 言えるかもねそれでもね 一歩一歩が 大切なこと 肉野菜 |
夢かなと思える 古いCMの動画 あの頃の思い日常 今に続くこの道これから 肉野菜 … 「これから」 だよ |
しめきった 扉を少し開けてみる また冬が来る 音が聞こえる 肉野菜 |
11/01 |
季節はすぎる 笑ったり遠くを見たり 染み込むように とても静かに 肉野菜 |
涙ぐんだり することもなく晩秋は ゆるりと落ちる 夕日見つめて 肉野菜 |
あるいは 意味などないのかも それでもよくて 月は浮かんで 肉野菜 |
10/01 |
上書きを 繰り返してく重ねてく 何かに少し 近づいていく 肉野菜 |
ベンチにて 本を読みます健やかに 世界がひとつ 加わってゆく 肉野菜 |
立ち位置の 姿を映す影法師 秋風に揺れ そっと佇み 肉野菜 |
09/01 |
ピース毎の 役割と持ち前 我々は途方もない部分の集まりであり 我々は途方もないなにかの一部である 肉野菜 |
充電してる 夕映えの中のカモメ ゆっくりと流れる時間 きっと正しい 肉野菜 |
今日のお手柄 名も知らぬ道脇の花に 見ているものの 少なさに気づき 肉野菜 |
08/01 |
電線が 区切る夕焼け茜色 人それぞれの 下町の夏 肉野菜 |
歩き続ける 果てしない瞬間を 一歩一歩と 踏みしめていく 肉野菜 |
白い道 いつかどこかの夏の道 あの懐かしい 坂のある道 肉野菜 |
07/01 |
ゆらゆらと 魂は燃ゆ淡く濃く 計りきれない 時間の中で 肉野菜 「で」 だよ 「で」 |
風にのる 他には何もないはずの 翼を広げ 白いジョナサン 肉野菜 |
見つけたら 見つけたままでそっと置く 過不足なきよう 見守ってゆく 肉野菜 |
06/01 |
ずっとみている ずっとみていた おそらくたぶんはじめから そこをしるしにあるいてた 肉野菜 |
日常に 雨しとしととふりにけり 紫陽花の道 青く濃く咲く 肉野菜 |
座ったままで 休んでおいき おおきな木はとても うれしいでしょう 肉野菜 |
05/01 |
月影の ゆるい大気の小径いく どこかの花の 香り織りまぜ 肉野菜 |
好きな歌です 青色の日々を励ました もう忘れてしまった いくつものメロディ 肉野菜 |
使われる 五感の示す方向を 信じるにしろ 疑うにしろ 肉野菜 |
04/01 |
とけそうな夕陽 入り江の灯台 染み入るような 潮騒の響き 肉野菜 |
Sgt.Pepperとバスケット 路地裏の家と隣のおじちゃん 今となっては幸せな とても儚い日常の思い出 肉野菜 |
話しだす言葉は ゆっくりと静かに 冬が春へと移るように 中心に深く染み入り 肉野菜 |
03/01 |
限界の歌を歌おう 一瞬の時を刻もう 漂える心許そう 森深く光探そう 肉野菜 |
おでんの湯気の ほっこりとした優しさと 玄関を出たしんと 静まり返った冬の夜道と 肉野菜 |
耳からの音を味わう 咀嚼して凝視し ほんの少しずつ 分かる楽しみ 肉野菜 |
02/01 |
約束の 葛藤の色みどり色 深くうなずく ための限界 肉野菜 「限界」 だよ 「限界」 |
Very good その気づき 人を思うこと自分を思うこと おそらく分業はない 肉野菜 |
聴く力 育てる心願わくば 強力になれ イマジネーション 肉野菜 |
01/01 |
くるしみの 内へ入れば入るほど ベートーヴェンの 音色かがやく 肉野菜 … 「やく」 だよ 「やく」 |
Come on, everyone. 生きるという ほぼ奇跡みたいな 日々を見つめて 肉野菜 |
また遊ぼうね たんぽぽの綿毛とぶ 三角池のゲンゴロウ 明日もいるよきっといるよ 肉野菜 |
2019 |
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12/01 |
お昼寝の 白猫ごろり屋根の上 朗らかな日差し 風は凪にて 肉野菜 |
にらめっこ 見ているようないないよな 影うつろいて 季節は変わる 肉野菜 |
ころがって いろいろあって考えて ひとり立つただ ひとり立つただ 肉野菜 |
11/01 |
願わくば まどろみの中進みゆき いつか海へと 辿り着きたい 肉野菜 |
だけど在る 理由答えはないにしろ 境界線は 朧げにしろ 肉野菜 |
ゆらめく星の しじまの果ての そのつながりの 不思議な必然 肉野菜 |
10/01 |
ふたつ となり ついと なりて なにも かもを いだき ひかり 肉野菜 |
いかがにも 思った通り西東 道なりされど 自由自在の 肉野菜 |
がんばりの 延長線は朧げに 秋の月夜は なぜにゆらめく 肉野菜 「ゆらめく」 だよ 「ゆらめく」 |
09/01 |
さりとても 尚も儚き光には 激烈な熱 帯びる漂う 肉野菜 |
OPENな 世界に接す物差しを 物差しとする 精一杯に 肉野菜 |
朝の日の 漆黒の粒掌に 転がしてみる 朝顔の種 肉野菜 |
08/01 |
幾重にも 青重なって染み込んで 海海として 空空として 肉野菜 |
笑ってる 何の余地もなく それしかなく 本当に他になく 肉野菜 |
ここにしか ない生活のリズムあり 信じられない 夕陽の色とか 肉野菜 |
07/01 |
enpituの 芯は丸まり雨の日の スケッチブックの 線太く濃く 肉野菜 |
ふわふわな 何か分からぬ感覚の 雨の上がった 坂キラキラと 肉野菜 |
幸せを 突き詰めてくと尚それは 外側にあり 内側にある 肉野菜 |
06/10 |
地球の上に住んでいる 地球を内に含んでる Que sera, sera Whatever will be,will be 肉野菜 「e」 だよ 「E」 |
雲浮かぶ 様子眺める原っぱの 草の匂いに 包まれる中 肉野菜 |
葉が落とす 影ゆらゆらと揺れている ありようにあり そよ風が吹く 肉野菜 |
05/01 |
カウントダウンの足鳴らし 空しらじらと明けていき 向こうの丘が振り下ろす せつなせつなの風に吹かれて 肉野菜 |
どこまでも 続く坂道歩いてる 木漏れ日歌う 空を見上げて 肉野菜 |
だれもみな 自分の中に解はあり 必要なだけ 遠回りする 肉野菜 |
04/01 |
束の間の 少し冷たい春風に 今宵の月は 緑がかって 肉野菜 |
指先の 動線を追う街角の 揺らめく人の 人混みの中 肉野菜 |
隠し持ってる カノンの調べ ゆっくりゆったり 時を流して 肉野菜 |
03/01 |
難しいけど 微笑んでみる 日常の狂気 日々気づきつつ 肉野菜 「つ」 だよ 「つ」 |
うたかたの 物語進む背伸びして 見て見守って つながっている 肉野菜 |
ばらばらの 受け入れがたい心にも 理由があって その色を持つ 肉野菜 |
02/01 |
いつもの私 夕暮れの道帰る 繰り返しの日々に 遠く祈って 肉野菜 |
用意する 思い様々巡らせて 風は気ままに 吹いたとしても 肉野菜 |
地図はない もともと持たない ちょっとした直感だけが ただそこにある 肉野菜 |
01/01 |
常々の 内なる声を信じてる 不確かな時 その時々に 肉野菜 |
滲み出る その中心の色合いの それだけを見る じっと見つめる 肉野菜 |
夢として 現を生きる進んでる なるようになる 野の花は咲く 肉野菜 |
2018 |
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12/01 |
明かりにそっと寄り添っている 夢の中で夢を見ている 南風が吹くのを待ってる 陽だまりの道佇んでいる 肉野菜 |
ゆくえ想う たそがれに立つ 校庭の木の下 なわとびの子 肉野菜 |
島々が 暮れる夕日に包まれて 潮の香りの ただ懐かしき 肉野菜 |
11/01 |
しみいれば 人の気持ちの温かさ 暮れゆく街の 窓の明かりに 肉野菜 … 「明かりに」 だよ 「明かりに」 |
つながりを 探せばそれはそこにあり 見知らぬ街の 曲がり角にも 肉野菜 |
砂浜に 波の音だけ響きゆく 何にもない何にもない 全く何にもない 肉野菜 |
10/01 |
Tシャツに 草履姿で庭にでる 言葉にできない ほどの満月 肉野菜 |
分け合えば与えられ 理解し歩き出す いま在ることの 意味を学ぶ 肉野菜 |
つかんで離す 離してつかむ 絶対が絶対にない この世界にて 肉野菜 |
09/01 |
せみの声 ただわんわんと響きゆく きっと何かの 意味を含んで 肉野菜 |
一日一日の 喜び悲しみ混ぜ合わせ もう一歩違う方法で 世界はもっと広いから 肉野菜 |
がらがらと 玄関の戸を開けている 鮮明な鮮明な 夏の一コマ 肉野菜 |
08/01 |
あの日を憶えている また忘れていく 寄せては返す波の狭間に 新たな視界探している 肉野菜 |
最も基本に据えること 汗をかくこと歩くこと 芯に視線を向けること それから食べて眠ること 肉野菜 |
めいっぱいの色彩を 齟齬を摩擦をときめきを 笑顔で渡る 今日も一日 肉野菜 … 「一日」 だよ 「一日」 |
07/01 |
庭先の ひまわりの花上を向く 自分の背より 高いあの日を 肉野菜 …「あの日を」 だよ 「あの日を」 |
よろこびの 歌聴いている聴いている 気づけわたしよ わたしよ気づけ 肉野菜 |
枠組みの 外から見ればなんてこと ないような夏 真っすぐ進む 肉野菜 |
06/01 |
とぼとぼと 川沿いの道歩いてる この人生は それでまたよし 肉野菜 |
余白を埋める ことはやめよう 憂いても憂いきれない ことに気づきて 肉野菜 |
音階の 流れ気ままに揺れている はじめから自分の中に あったメロディー 肉野菜 |
05/01 |
ずるしても たまにはいいよ だけどそれ 近道ではないよ 肉野菜 |
重ねて重ねて 認識をする まず間違いはない 人生はあっという間 肉野菜 |
おこっているの 怒りは悲しみのひとつ 本当に本当に 意味はあるの 肉野菜 |
04/01 |
バランスに 心奪われ時は経ち 空ひとしきり 青く大きく 肉野菜 |
暮らしには 慣れてきましたもう春の 花匂い立つ 夢に現に 肉野菜 |
波立つ世間 一陣の風は言う 知るものは語らず 語るものは知らず 肉野菜 ・・・ 「ず」 だよ 「ず」 |
03/01 |
春なのに 春だからこそ肌寒く 寒さの先の 春風を読む 肉野菜 |
スパイスの 心浮き立つその不思議 その不思議いま 楽しんでみる 肉野菜 |
月あらば 心に映る月もある その月も月 この月も月 肉野菜 |
02/01 |
息なしに 五分ともたないこの命 この奇跡さあ 歩き出そう 肉野菜 |
連綿と 人の歴史は繰り返し 熱しては冷め 現れては消え 肉野菜 |
前を向く それが前だと分かるから それより他は 何もないから 肉野菜 |
01/01 |
あなたが言う 全ての言葉が すなわちあなた そのものとなる 肉野菜 |
言の葉が 夜の平野に降り積もる 思慮の限りを つくしつくされ 肉野菜 … 「れ」 だよ 「れ」 |
そこまでの 道とはとても思えなく ただひたすらに 歩みを刻む 肉野菜 |
2017 |
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12/01 |
早朝の 冬の匂いを感じてる なつかしくもあり あたらしくもあり 肉野菜 |
ぜったいの 方向性を探ってる 修正の修正にまた よろこんでいる 肉野菜 |
わなとして この苦しみがあるならば その必然を 探ってみよう 肉野菜 |
11/01 |
最高でした 映画館を出た秋空に 物語の余韻を読み その身に加える 肉野菜 |
ずっとそのまま 打算ではなく 変わらないもの もしあるとすれば 肉野菜 |
姿見る 俯瞰の視線切りかえて 我正しいか 正しくないか 肉野菜 |
10/01 |
響きだす つい忘れてた流行歌 あの日の夕焼け 鼓動きらめき 肉野菜 |
お待ちください ようやく秋は深まります 混じりけのない青い空気 波おだやかな今朝の港 肉野菜 |
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09/01 |
声という 有音無音の響きから 思いつながり 人はできてる 肉野菜 |
ここからだから いまからだから その姿勢その強さ 極めて正しい教訓として 肉野菜 |
満ち欠けの 秋の気分は物思い キンモクセイが 街にただよう 肉野菜 |
08/01 |
まぼろしの 海沿いの道葦が揺れ 海があるなと 思い歩かん 肉野菜 |
WELCOME この広い世界へ 遠くを見よ いっそできるだけ遠くを 肉野菜 |
酒飲みて あやふやになる境界の 胡蝶の夢と この現実を 肉野菜 |
07/01 |
光を見ている 夏の木をこぼれ落ち 苔むした道の奥へと示す 熱気と呼吸に見入っている 肉野菜 |
公(おおやけ)の 名で呼ばれてる食べている つま先立ちで 保たれている 肉野菜 |
抹茶の苦み喉の温み 部屋の湿度人の呼吸 社会になる雲になる 原子になる記号になる 肉野菜 |
06/01 |
緑が視界を包み 草と土の匂いがする 初夏の熱気に身を置けば 日々はゆったりと流れていく 肉野菜 |
底の底 心のずっと奥の奥 これは確かなことだけど きっと世界はつながっている 肉野菜 |
これからのこと 歩く目線のこと 正しい姿勢、素直に。 ことさらでなく 肉野菜 |
05/01 |
ひとつだけ 色を重ねておきましょう テールベルトの 深き緑を 肉野菜 … 「緑を」 だよ 「みどりを」 |
今年もきっと 虹を見上げる 永遠は瞬間であり 瞬間は永遠である 肉野菜 |
おとなになった 夜汽車に乗った 弱さを弱さとして 揺られていった 肉野菜 |
04/01 |
代わりには 歩けないこと知っている ほらもう少しと 見つめ続ける 肉野菜 |
梅は咲く ただ春だよと告げるため あの路地裏で 今年もきっと 肉野菜 … 「今年もきっと」 だよ |
大きく曲がる カーブに沿って 今、ギヤを変える 変化していく 肉野菜 |
03/01 |
お小遣い 500円で選ぶあれこれ 幸せとはたぶん そういうことだな 肉野菜 |
色それぞれの生き方の たった一度の人生の 愚直なまでの真剣な その尊厳の静かなること 肉野菜 |
Yellowな 気分わずかに春めいて 三月の月 まるくおおきく 肉野菜 … 「おおきく」 だよ 「おおきく」 |
02/01 |
使うほど その分だけが温かく 人の心は 生かされていく 肉野菜 |
合わせれば 光無限の色を出し それぞれの色 本当の色 肉野菜 … 「色」 だよ 「色」 |
PIYOPIYOと 始まりの声上げている これからの坂に 磨かれていく 肉野菜 |
01/01 |
ここにいる ことだけを知る 雑念が雑念で あることへの気づき 肉野菜 |
しみこむように 伝わってくる その静かさに フォーカス合わせ 肉野菜 … 「合わせ」 だよ 「合わせ」 |
詩にはまだ ならない朝の日の影の 地下鉄までの 自分をみてる 肉野菜 |
2016 |
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12/01 |
繋がりを |
大もりの |
月明り |
11/01 |
ことばには うまくできない行間の 「感じ」今こそ 探していたい 肉野菜 |
まわり となり じぶん だいじ 見えぬ こころ こころ つくし 肉野菜 |
つつしみを 知っているのか野の花の 青空の下光る つつしみ 肉野菜 |
10/01 |
漫画みたいに 笑って過ごす あの日々のなんて ぜいたくなことか 肉野菜 |
怖いほど とぎすまされた感覚に 夜のコンビニ ぼうっと光り 肉野菜 |
楽園行きのバスに乗り どこまでも暗い森を抜け 遠くの海に日が沈み 日々暮らしてる感謝している 肉野菜 |
09/01 |
写真がつなぐ いまむかし その角を曲がり 浮びあがる今日 肉野菜 |
本物の 夕焼けの雲ながれてく ただありふれて ただうれしくて 肉野菜 |
つたえたい ことのほぼ全部 ゆっくりのんびり つたわってゆく 肉野菜 |
08/01 |
拾い集める それぞれの 優しい声が 私のたから 肉野菜 |
違ったとして その道を 歩く歩けば それが本物 肉野菜 ・・・ 「本物」 だよ 「本物」 |
時折りの とてもすがしい夏の音 だたそれのみの 景色は残る 肉野菜 |
07/01 |
ページから 伝わっていく繋がっていく 姿勢あるいは目線 長い長い時間を越えて 肉野菜 |
記憶している 合意している 起こりうるすべてのことに うなずいている 肉野菜 |
木漏れ日あびて スイスイ歩く とめどなくほがらかな 空気の中を 肉野菜 |
06/01 |
星々の 祈り草原しみいりて 遠くて近い 仰向けの空 肉野菜 |
ほほえみに ほほえんでいる祈ってる 安らかな風 記憶している 肉野菜 ・・・「記憶している」 だよ |
戻っておいで 話を聞かせて あなたの目で見た 世界の話を 肉野菜 |
05/01 |
はじける水たまり 空の雲を反射し 別次元の入口のように ゆらゆら揺れている 肉野菜 |
頼られる ぼんやりとした正しさの 打音検査は 今日も続いて 肉野菜 |
働くこと やすりで身を磨くこと 誰かのためになること 命をつなぐこと 肉野菜 |
04/01 |
風の香が 記憶くすぐるこの道を 息を切らせて 幾度目の春 肉野菜 |
証明の 必要のないオレンジの 月傾きて ゆく帰り道 肉野菜 |
|
03/01 |
いただきます 一杯のご飯に感謝します 自分にも感謝します(大切) すべてがまるに収まります 肉野菜 |
忘れないでね たくさんの思いに包まれ 生かされているという 自分であること 肉野菜 |
そんな感じで 日々ゆっくりと 気づき苦しみ見つけ委ねて ただゆっくりとただゆっくりと 肉野菜 |
02/01 |
ぽろぽろと
境界線の壁が落ち 冬。いよよ静かに 時を流して 肉野菜 |
まよなかの 広場の時計カチと鳴り 冬の星座が ゆっくり動く 肉野菜 |
楽しんでみる 冷えきってみる 帰り道、夕日 うつろっていく 肉野菜 |
01/01 |
ぜんぶを含む
一部のかけら
かけらを育て
窓辺に置こう
肉野菜 |
野の花の
幾億年の歳月を
おもえば空の
下に我あり
肉野菜
|
輝きに
影を思えば影はあり
影あればこそ
輝きと知る
肉野菜 |
2015 |
|||
12/01 |
たからものも いつか捨ててしまおう 歩み止めずに 鼓動に耳を澄まそう 肉野菜 |
踏みしめていく
いつもの道を行く 冬の、この冬の感じ 胸に刻もう 肉野菜 |
地図なしに 北国の駅降り立てば 冬風にのる 鴈の群れあり 肉野菜 |
11/01 |
記憶やわらか
すすきの穂
黄金色の
風になびいて
肉野菜 |
ぬくみかすかな
コートをはおり 秋ゆえの道 踏みしめていく 肉野菜 ・・・ 「踏みしめていく」 だよ |
方向音痴の
果ての果て 青くゆらいだ 海たどり着く 肉野菜 |
10/01 |
笑い声
白い芙蓉の花の下 静かに映る 私の記憶 肉野菜 ・・・ 「記憶」 だよ 「記憶」 |
この花が咲く その風が吹く 精一杯に 自然のままに 肉野菜 |
点々と
黒の雨傘見下ろして ぬれゆくままの 長そでのシャツ 肉野菜 |
09/01 |
類似した
夏の終わりを思い出す
この道があり
この花が咲く
肉野菜 ・・・「この花が咲く」 だよ |
ごきげんに
刻むリズムを内に秘め
仏頂面に
歩くビル街
肉野菜 |
きっとみててね
歩いてみるね
水色の空の下赤色の土の道
ただひたすらに歩いてみるね
肉野菜 |
08/01 |
わいてくる
ビルの間の白雲に ほんの瞬間 蝉時雨止む 肉野菜 |
連続の 車窓をよぎる電柱を 前景にして 八月の虹 肉野菜 |
明日もまた
あの坂の道歩いてく 夏空の香 いっぱいに吸い 肉野菜
|
07/01 |
合わせると
プラスマイナスゼロになり
入り組んだ輪
静かに閉じる
肉野菜 |
バランスを
とって緑の小道ゆく
むっと湧きたつ
熱量感じ
肉野菜 |
大丈夫
いつものようにキャンバスの
前に座れば
ただそれだけで
肉野菜 |
06/01 |
手触りを
ごつごつとした木の幹の
中心線に
呼吸を合わせ
肉野菜 ・・・ 「合わせ」 だよ 「合わせ」 |
気分から
始まる朝を歩いてる
5時57分
透明な心
肉野菜 |
いつもいる
あの角の木のむらさきの
六月の花
よりそいて梅雨
肉野菜 |
05/01 |
キャラとして
混沌の春進みゆく
行きづまりしも
それも春かな
肉野菜 |
せなかゆれ
ゆれ動いては道をゆく
近視遠視の
それが人間
肉野菜 |
ゆれている
ポピーの赤の残像を
こおり水にて
洗い流して
肉野菜 |
04/01 |
守りたい
心の中の真ん中の
ゆらぎかすかな
声を出してる
肉野菜
|
雨降りの
そのたび薄く足されてく
森のみどりを
じっと見ている
肉野菜 |
ねころんで
草を伝わり春の風
川面に映る
花も笑って
肉野菜 |
03/01 |
冷めてもなお
湧き上がる一瞬
瞬間であるがゆえ
瞬間であるがこそ
肉野菜 |
駅前の
ざわめき聞きて立ち止り
薄日の影の
動き見つめる
肉野菜 |
寂しくて
ビルの出口の外を見る
灰色の道路
冬の雨降り
肉野菜 ・・・ 「雨降り」 だよ 「雨降り」 |
02/01 |
靴紐を
結んだ顔を上げてみる
慣れた景色も
風を含んで
肉野菜
|
戻る春
北風が吹く土くれに
繰り返される
芽吹きの緑
肉野菜 |
待ってるよ
この瞬間の明るさを
右手のコーヒー
とうに冷めても
肉野菜
|
01/01 |
ひとときの
小春日和の夢の中
なつかしい顔
笑顔で迎え
肉野菜 |
出発の
窓の朝日は背を押して
冬の外気に
身を引き締める
肉野菜 |
味付けは
淡きことのみ心掛け
淡きからこそ
深き味かな
肉野菜 |
2014 |
|||
12/01 |
とけるもの
ひとつ握って深呼吸
時は流れる
目をつむっても
肉野菜 |
ただひとつ
大事といえる感覚を
忘れずに伸び
起きたての朝
肉野菜 |
旅に出る
降り立つ駅の空青く
冬晴れの道に
マフラーを巻く
肉野菜 |
11/01 |
坂をのぼって
城下町
言葉にはできない風が
吹いています。今。
肉野菜 |
くり返し
通る道
自販機の
明かりのみ点く
肉野菜 |
ちから抜く
ことが
ちから伝える
ちからとなりて
肉野菜 |
10/01 |
以心伝心秋の中
秋ゆえの全体感がそこにあり
全てを包み肯定していく
ゆったりとした坂をのぼって
肉野菜 |
情景を
呼び起こしては振り返り
目の前の夕日
追加してゆく
肉野菜
|
ランダムな
夕焼けの雲見上げてる
駅から流れる
それぞれの人
肉野菜 |
09/01 |
コンビニの
サラダを買った帰り道
流れる雲が
月に照らされ
肉野菜 |
ひまわりの
丘の上から海を見る
風吹き抜ける
刹那を感じ
肉野菜 |
海を見ている
蝉が鳴いてる
防風林の
松の影濃く
肉野菜 |
08/01 |
ゆれる草
見渡す夏に薫りだす これはおそらく 生きろのサイン 肉野菜 |
淡い青
遠い目で追う8月の ずっとむかしの 海を見ている 肉野菜 |
元気でと
かるく手を振り道沿いに 伸ばした影も ゆっくり動き 肉野菜 |
07/01 |
すいかあか
そらまめみどり
笑う友
みな包んでく夏の夕焼け
肉野菜 |
お願いを
知っているのか
川べりを歩けば不意に
満天の星
肉野菜 |
変わらない
夏の日差しを感じつつ
積み重なった
時の濃淡
肉野菜 |
2012 |
|||
11/01 |
好ましい 夕焼けのあの雲の下 母に呼ばれて 駆け寄る子供 肉野菜 |
やわらかい秋の
人行き交う街角に ほんの瞬間 珈琲の香り 肉野菜 |
いっしょにねむる
布団の端から 出した右足 秋を思う 肉野菜 |
10/01 |
コスモスの 横顔ぬれて悲しくて 流れる雲を 少し眺める 肉野菜 |
ひとときの 日溜まりの道楽しめば これがすべてで いいと思えた 肉野菜 |
累計を 数えて日々は通りすぎ ただなつかしい 肌寒き秋 肉野菜 |
09/01 |
ひと粒の 光る水滴目で追った 夏の終わりに ふいの秋風 肉野菜 |
さそわれて 月夜歩けば森の香を 背景にして 光るコスモス 肉野菜 |
この道のこと 分からないけれど 生きるということ 君に話そう 肉野菜 |
08/01 |
虹のでた 西新宿の8月に 特別を願い ビル風の中 肉野菜 |
ぽとりと汗が 濃い影の上へ 落ちていっては 土に染み込む 肉野菜 |
すこしこわいね たぶんそれは 本当の意味を かすめたから 肉野菜 |
07/01 |
筆先の 緑の絵の具が太陽に きらめいてほら もう7月だ 肉野菜 |
日々続き ただゆっくりと滅びゆく 薔薇の香のなか 見届けていたい 肉野菜 |
笑いあう 友磯の貝拾ってる 夏の日差しを 直角に受け 肉野菜 |
06/01 |
見たままを 自分が見えたそのままを スケッチブックに 記録する日々 肉野菜 |
空にしか 解決できない問題に 挑戦している 人類は皆 肉野菜 |
魔法すら かすめてしまう現実の すべてが奇跡 必然の奇跡 肉野菜 |
05/01 |
難しい 煙草の灰が落ちるのも 忘れてしまう ほどの星空 肉野菜 |
何色にしよう 遠くまで見える あの空は青色そして 愛こそはすべて 肉野菜 |
光る海 いつかすべてが朽ちるとも 五月の風は 変わらずに吹く 肉野菜 |
04/01 |
流れる風に
時と時とが擦れ合い さらさと淡く 黄色く光る 肉野菜 |
興味とは 春の夜空に生ぬるく 吹く風からだに 当たるということ 肉野菜 |
知ったので 旧態依然ではいきません その力こそ 求めていたもの 肉野菜 |
03/01 |
世間から 離れて山のみどり萌え なおゆっくりと 梅の花咲く 肉野菜 |
食べるとき 確かにそれは幸せの 根っこかもねと 声にも出そう 肉野菜 |
僕だけの
夕焼け区切る電線の 風を切る音 なぜか懐かし 肉野菜 |
02/01 |
ふと現れる
ハッピーエンドの夕陽
夕陽夕陽夕陽の色は
太陽の色
肉野菜 |
ひとりゆえ
知ることのできる空青き
この世の中の
奥の奥まで
肉野菜 |
いまはこのまま
部屋の壁にもたれ
コーヒーすする
外の道に冬の雨ふる
肉野菜 |
01/01 |
待っている
今明けていく空と雲
よだかがちゃんと
星になるまで
肉野菜 |
物質の
確固たるその安定の
時の長さに
頬杖をつく
肉野菜 |
少し苦しい
ただそれだけの
ただそれだけのことと
繰り返し
肉野菜 |
2011 |
|||
12/01 |
だいだいの
海を眺めて港から
予定通りに
待ちわびる冬
肉野菜 |
上がるよ風が
防風林をざわつかせ
ここが素早い冬の
通り道だよ
肉野菜 |
木の枝の
先の先まで必然に
ただ在るがゆえと
くちずさむ冬
肉野菜 |
11/01 |
沈ませる
気持ち冷たい泥の中
この冷たさを
もうしばらくと
肉野菜 |
優しくも
厳しくもあるふるさとの
山の景色も
今朝はだいだい
肉野菜 |
もうすぐの
冬の垣根の曲がり角
下校のこども
あかい夕焼け
肉野菜 |
10/01 |
タイムスリップ
ハッカの匂い
あの教室あの席
あの友達あの毎日
肉野菜 |
それだけの
空の青さを探りつつ
遠くの雲の
さよならを聞く
肉野菜 |
保たれる
月の光と藪の闇
虫の音だけを
風に混じらせ
肉野菜 |
09/01 |
駆け巡る
白濁無音の朝もやを
切り裂いてただ
夏の終わりに
肉野菜
|
ここよりも
湿った草に寝転んで
近すぎる月
ぼんやりと見る
肉野菜 |
ほっこりと
トマト畑の土くれに
痩せたカマキリ
とことことゆく
肉野菜 |
08/01 |
じっとして
滝のミストの風の中 さんじゅうろく度の 体を冷ます 肉野菜 |
どっちにも
違う世界の花が咲き 痛みと喜び 溢れて光る 肉野菜 |
かえってきてね
今日の扉から 遥か遠い空へと 向かう君へいつか 肉野菜 |
07/01 |
ひとりでいるよ
交差点を渡る大人は早足で
向こうのビルに
向かっているよ
肉野菜 |
この時が
いつまでも続いていくよ
この暖かさこの匂い
今夕日が海に沈んでいくよ
肉野菜 |
ドンちゃんは
学校から家まで
石蹴りするよ
今日仲直りしたよ
肉野菜 |
06/01 |
原始から
種虹色の芽を吹いて
人類は今
木星に発つ
肉野菜 |
ゆっくり動く
気持ちの先は
雨の匂いに
振り返らない
肉野菜 |
騒がしい
幹線道路の街路樹の
葉にさらさらと
六月の雨
肉野菜 |
05/01 |
空は大きい
どこまでも青い
ただそれだけで
うれしい五月
肉野菜 |
すぐそこに
空に向かう
草の丘のてっぺん
きっと海が見えるよ
肉野菜 |
ぐるぐると
情熱のマグマ渦を巻き
心臓の底
ゆっくり動く
肉野菜 |
04/01 |
お茶でもいかが
カラフルな砂糖菓子選ぶ
午後の優しい日差しに
ポプラの影がゆっくり移り
肉野菜
|
選ぶ道々
重なる影の後先も
ラフマニノフの
風に吹かれて
肉野菜
|
カラフルな
異国の春の船の上
空は大きい
空は大きい
肉野菜
|
03/01 |
素材は夜
夜の闇闇の夢
夢の続きに
そよ風が吹く
肉野菜
|
笑ってください
黄色い春風の
生ぬるさに
たんぽぽ揺れて
肉野菜
|
二番目の
春また来たり桃色の
夢のさくらは
影を映さず
肉野菜
|
02/01 |
ありがとう
粉雪の先へ 精一杯に つぶやく 肉野菜 |
ひとつでいいから
手にとって エメラルド色に光る その可能性の欠片を 肉野菜 |
消えてしまった
夕焼けを
思い出してる
オリオンの下 肉野菜 |
01/01 |
つづけ空
いまこの空が
すべての空で
あるはずがないのだから
肉野菜
|
ふわり雲
黄色い狭いベランダで
いつも見てたね
楽しかったね
肉野菜
|
いまここに
ある冬をただ受け止めて
てくてく歩く
ただてくてくと
肉野菜
|
2010 | |||
12/01 | 糸ひとつ 五線紙の上そっと落ち ため息に揺れる メロディーライン 肉野菜 |
ぽっかぽかの 湯上りの頬に 山からの風が 火照り静める 肉野菜 |
あふれるか 踏みとどまるか容量が 少し足りない だから苦しい 肉野菜 |
11/01 | いたるところに 意味はあるよ 秋雨のひと雫にも アンドロメダの太陽達にも 肉野菜 |
きんいろが 時間に焦げて深まって 京都の街に 訪れる冬 肉野菜 |
洗い流そう ふるさとの海に 目を凝らせば 沖の船も帰る 肉野菜 |
10/01 | 颯爽と 静かな朝を切り進み ススキを揺らす 大気きんいろ 肉野菜 |
どよどよと どんぐり達の落ちる道 鎮守の森の 空いわし雲 肉野菜 |
水清く 枯葉が浮かぶ水面の 光を受けて ゆれる水底 肉野菜 |
09/01 |
明日は明日 人は人 記憶の声は いつも励ます 肉野菜 |
包まれている 赤い夕焼け いつかと同じ ひぐらしの声 肉野菜 |
笑えるんだよ 悲しくたって 夢はラララ ひとつじゃないよ 肉野菜 |
08/01 |
いさぎよく 心を夏にさらすだけ 傷つきかたを 忘れないため 肉野菜 |
広がると 次にはしぼむわけでなく どんどんどんどん 広がってゆく 肉野菜 |
風にのる 夢から覚めた夏の日の 積乱雲は 空高く立つ 肉野菜 |
07/01 | 分岐点の あの青い空 坂の上の夏に 今日も広がる 肉野菜 |
愛し方とか 知っていますか ソフトパステルの きみどり色かな 肉野菜 |
縁側に びわの木陰が落ちている 居間の時計鳴る 午後四時の夏 肉野菜 |
06/01 |
迷いながらも 雨の路地裏 六月の湿度 楽しみながら 肉野菜 |
奇跡を ぼんやり考えていた 大らかな深緑の 包み込むような奇跡を 肉野菜 |
るるるハミング 木漏れ日の小道 幸せの時は 幸せのままに 肉野菜 |
05/01 | 道沿いに 歩けば五月の青い風 当たり前のような すばらしい奇跡 肉野菜 |
強い気持ちに 真っ白なシャツ 朝7時半の電車 今日も乗り込む 肉野菜 |
ゆっくりと 風が緑をゆらしてる いつしか私も 一緒にゆれる 肉野菜 |
04/01 | 撫でてゆく 春の香りに心まで 緑が芽吹く 草原に立つ 肉野菜 |
ノックする 心の隅の思い出に はじめて返事を したような春 肉野菜 |
わたしだけ 知ってる町の公園の さくらの下に 先客のねこ 肉野菜 |
03/01 | カフェテラス 弥生のそよ風 川面を伝い 今頬をくすぐる 肉野菜 |
祈る手の その指先のやさしさの 思いはただしい いつどこででも 肉野菜 |
閉じてなお 広がっていく空間は 無限に続く 頑張りにも似て 肉野菜 |
02/01 |
冬の海 波は休みなしに 休みなしに 打ち寄せて 肉野菜 |
そと側の 音をしばらく遮断した あの日の朝焼け いま瞳を閉じて 肉野菜 |
それからの 門へと向かう三四郎 明暗分ける 道草の先 肉野菜 |
01/05 |
ふたり黙って 雨の匂いを ホメラレモセズ クニモサレズ 肉野菜 |
まだ遊んでる 追いかけてみる トマッテイルヨ サオノサキ 肉野菜 |
探してしまう 若き父母 コノミチハ イツカキタミチ 肉野菜 |
2009 |
|||
12/01 |
冬の公園 凛として 木立を抜ける 北風が舞う 肉野菜 |
どんな時でも 夕日は赤く 明日は明日の 風が吹くのだ 肉野菜 |
ずっととなりに 記憶の中に 教えてくれる あなたはあなた 肉野菜 |
11/01 |
ぐるぐるまわる 暮らしの中で ふと立止まる オレンジの5時 肉野菜 |
きらきらひかる 風をあつめて あの沖の船まで 心飛ばそう 肉野菜 |
くらくらしてる 橋から見る夕日 川面に消えていく なんて美しい 肉野菜 |
10/01 | アルバムに 懐かしい茶の間と古いテレビ あの部屋の匂い 今でも忘れず 肉野菜 |
気持ち空 様々に変わる雲を見る いつかどこかに 遠くのどこかに 肉野菜 |
多すぎて あふれ出したる三日月の 摩訶不思議なる 光線の波 肉野菜 |
09/01 |
罪として めぐる思いを辿りつつ 夏の終わりの 白の浜辺か 肉野菜 |
沈黙が 不意に横切る坂道に 夏の終わりの 蝉の時雨か 肉野菜 |
作品の 右隅にある貝殻に 夏の終わりの 記憶とどめつ 肉野菜 |
2007 |
|||
09/01 | 大声が 空を飛び越え今ここに がんばれ!て声援 確かに届く 肉野菜 |
41まで数えた 打ち寄せる波 久しぶりの海は すべてを知ってた 肉野菜 |
情けない 気持ちが濡れる秋雨の 晴れ間を待って 赤とんぼかな 肉野菜 |
08/01 |
悪口の 行き交う町をただ歩き 坂の上から 入道を見る 肉野菜 |
事実のみ 語る我が身の臆病に 夜降りだした雨 雨音しずか 肉野菜 |
難しい 顔をしてるよ ほら笑って 私のために 肉野菜 |
07/01 | るる 歌を歌おう 雨傘の ふたり 肉野菜 |
さよならの 声だけ残り雨の街 さまよう視線は ネオンにぼやけ 肉野菜 |
届くまで あともう少し夏までの 階段かけあげ 今雨上がり 肉野菜 |
06/01 | 咲く花の この瞬間の命には 例えることの 意味すらなくて 肉野菜 |
二人たそがれ 夕日うつろい 時にむくちの 君はやさしい 肉野菜 |
画廊から 出て見る初夏の木漏れ日は モネが夢みた 続きのようで 肉野菜 |
05/01 | 眩しくも 目を細めては見上げ見る 春風撫でる 竹林の空 肉野菜 |
待つ影が 前より少し長くなり 頭の先に たんぽぽも咲く 肉野菜 |
春よ春 春がゆえに踏み出そう 緑のじゅうたん 神様がくれた季節 肉野菜 |
04/01 | あちこちに 矢印を飛ばす春風を 乗り継ぎながら 空飛ぶツバメ 肉野菜 |
笑うあなたを 横目で追った 見ぬふりしても 春は眩しく 肉野菜 |
道はただ あるがままへと導いて いつか見た地平線で また夢を紡ぐ 肉野菜 |
「眩しく」 だよ 「まぶしく」 | |||
03/01 | 春、待ちながら 歌口ずさむ 季節が移る スピード感じ 肉野菜 |
まださがしてる 今までずっと あるわけないと 静かに笑う 肉野菜 |
どのくらい でもこのくらい 君の興味に 興味があるよ 肉野菜 |
02/01 | とんでいきたい 青空の果てへ 今は見えない 自分を見つけに 肉野菜 |
冬の夜 静けさだけが漂って 街に降る雪は どこまでも青く 肉野菜 |
さがしては もうないものと諦めた 真珠のピアスは 去年の海に 肉野菜 |
2006 |
|||
12/19 | 月を見て 月に見られて帰り道 オリオンのウインク 澄みきった空 肉野菜 |
せつない日 黄昏る昨日の夕日 せつない日 報われぬ誓いの明日 肉野菜 |
一歩ずつ 前だけを見て 例え誰からも 愛されないとしても 肉野菜 |
12/12 | わすれもの 届けてくれたペリカンは 気を付けなさいと 目元優しく 肉野菜 |
かんたんなのに ここに来て 潮風あたれば いいだけなのに 肉野菜 |
熱下がり お腹もすいた午前5時 天井の影も 朝日に消える 肉野菜 |
12/05 | ここに来た 訳など特に聞かないよ 外は寒いし もうじき雪だし 肉野菜 |
すきまから見える 四角い空は やはり青くて 雲は高くて 肉野菜 |
アイテム越しの 窓辺の太陽 外へ出ようよ 何も持たずに 肉野菜 |
11/28 | なんとなく 落陽に時を忘れて 気付けばいつしか 銀色の闇の中 肉野菜 |
耳をすませば 聞こえてくるよ 考えもつかないほど 大きな宇宙の音が 肉野菜 |
冬の道 寒くて入れたポケットは 去年と同じ 温かさだった 肉野菜 |
11/21 | 眠る木を 透かして黄色お月さま 誰もいない野原 忘れない晩秋 肉野菜 |
このごろの 山緑木は慎重に したたかなほどに 招き入れる冬 肉野菜 |
書けない日 なんとなく住所を忘れた日 ただ口もとだけ 思い出す日 肉野菜 |
11/14 | 日曜の 次の日きっと月曜日 この法則いつか 変わるといいな 肉野菜 |
赤い空 燃ゆる太陽帰り道 照らして気付く 今ここにいる 肉野菜 |
ほっといた 牛乳いつしかヨーグルト 食べたらたぶん お腹こわすよ 肉野菜 |
11/07 | 情景が めくるめくかな万華鏡 過去へいざない 未来をかいまみ 肉野菜 |
木々ゆれて ゆれてささやく街路樹の クリーム色の影も 秋から冬へ 肉野菜 |
飛べ高く 例えこの身が凍るとも またたく星座の 星になるため 肉野菜 |
10/24 | 橋の欄干からのぞむ 漆黒の隅田川 浅草のネオンが ゆらゆらゆれる 肉野菜 |
ふりつづく 秋の夜長の雨音に 何を感じて 眠りにつくのか 肉野菜 |
葉がゆれて そして凪へと変わるとき 人見知りの秋が そっとおじぎをする 肉野菜 |
10/17 | うそつきなからすも 赤い夕焼けあびて 七つの子が待つ 山へと帰る 肉野菜 |
うわさから 金木犀の香り伝わる あなたの住む 街の景色が見えた 肉野菜 |
寄り添うように 家へと帰る いつか思い出すだろう 懐かしく温かく 肉野菜 |
10/10 | 秋の夕暮れ 小道のはずれ お地蔵様に とんぼが二匹 肉野菜 |
ブーはずれ 正解は2番秋の夜の クイズはたのし こたつ出そうか 肉野菜 |
平気にも 二種類あってただ今は 助けてほしいの 平気なのです 肉野菜 |
10/03 | コロンココ 心コロコロ転がって いったいどこから やって来たのか 肉野菜 |
君遠く 渡せなかったコスモスが 今目の前で 咲き誇る秋 肉野菜 |
心ゆれて ゆれてもどり すすき野原の 風に吹かれ 肉野菜 |
08/14 | はじける朝 ぎらぎらゆれる水溜まり 一斉に包み込む 蝉の鳴き声 肉野菜 |
ひとが好き そう言って笑う あなたの笑顔が 私は好き 肉野菜 |
帰り道 あの灯台まで遠回り 海遥か彼方で 空とつながり 肉野菜 |
08/01 | カンパイの 夜は静かに更けていき いつしか窓を揺らす 夏の夜風 肉野菜 |
メロンソーダの あわあわが 氷をつたい 空にはじける 肉野菜 |
キリン空飛べ 空飛べキリン 青白く光れ 光れ青白く 肉野菜 |
07/25 | ビールが冷えてる キンキンに それはそれは しあわせな物語 肉野菜 |
ばかみたい もう何年も 同じ問題に 同じ答えを 肉野菜 |
川沿いの コンクリートの堤防に あの夏休みの らくがきが見える 肉野菜 |
07/18 | 日々仕事 通勤電車の帰り道 行儀良く待つ 枝豆とビール 肉野菜 |
夏草が 一面に広がる河原の 空気が熱い 夕立の気配 肉野菜 |
どんまいが こだまする部活の夕暮れ 何十年経った今も その声が僕を励ます 肉野菜 |
07/11 | 自信なく 寝呆けまなこで這い起きる それでも時計は 時間を刻む 肉野菜 |
休日の お昼寝ひどく心地よく 裏窓の風鈴が チリリンと鳴る 肉野菜 |
ぞうりむし 君はなぜ 生きているの なんのために 肉野菜 |
07/04 | 今は海 とがった気持ちも たいらにさせる 白い砂浜 肉野菜 |
影は黒 その輪郭を鮮やかに なお鮮やかに 夏の太陽 肉野菜 |
遠き日の あの決めごとを思い出す クスリと笑う 傷は癒えてた 肉野菜 |
06/27 | 納得は したつもりでも思い出し 視線そらせぬ 釣忍かな 肉野菜 |
秘密など 何もないはずの夏空の 十年前の 白い入道 肉野菜 |
くちびるが さよならと動く夏の日の ビル風はひどく 熱せられて 肉野菜 |
06/20 | 数学を解く 図書室の 眼鏡の奥の やさしい目 肉野菜 |
門つつましく 庭のあじさい ゆうげのあかりに やさしいコントラスト 肉野菜 |
六時間 待ちました 雨が降ってきたので 帰ります 肉野菜 |
06/13 | どうすると むぎわら帽から覗き込む 眼差しキラリ 夏の真ん中 肉野菜 |
つづく道 そのまま行ってあの森の 水辺にそっと 足をひたそう 肉野菜 |
どうしても 解けぬ問題あとまわし 木陰で昼寝 夢は数学 肉野菜 |
06/06 | 気分良く 窓を開けよう夏休み 遠くの方から ラジオ体操 肉野菜 |
確認の 天気予報も明日は雨 三百円のおやつ 今食べようか 肉野菜 |
きっと咲く 青紫のあさがおがに もう少しだねと 朝のあいさつ 肉野菜 |
05/30 | 山みどり 風は微かな桃の花 どうしたって感じる 生きるよろこび 肉野菜 |
ツリカワの 円の向こうに初夏の風 流れる屋根は 黄色くひかる 肉野菜 |
花は咲く 何千年も繰り返し あなたには明日 出会う約束 肉野菜 |
05/23 | だってね あなたが 生まれたのは 理由があるのよ 肉野菜 |
みていたら 百円玉を落としてる おっちょこちょいな 君にくぎづけ 肉野菜 |
今こそです 神さまお願い 極上の勇気と 一生分の運を 肉野菜 |
05/16 | 絵の中の 青い瞳の少年は 美術館の隅に きっと今日もいる 肉野菜 |
知っているかな 真夜中の マーチで行進 おもちゃの兵隊 肉野菜 |
勝つことも たまにはあるさたまにはね 君がグーしか 出さないのは内緒 肉野菜 |
05/09 | きらきらの 川面に映るもんきちょう 春はささやく 時のうつろい 肉野菜 |
イジワルに 時はうつろい忘却の イタズラに笑う 明日だけを見て 肉野菜 |
順番だから きっと雨が降るよ 時はうつろい ひだまりは歌うよ 肉野菜 |
04/25 | 漂っている 20分前からずっと 桜の下の 木漏れ日の中で 肉野菜 |
臆病な 夕暮れは コンビニのひかりが 日常すぎて 肉野菜 |
じゃんけんぽん 夕焼け小焼けの帰り道 なかなか進まぬ グリコのおまけ 肉野菜 |
04/18 | 会いたいと 不意の電話で飛び出した 卯月のスローモーション はる月サクラ 肉野菜 |
グランドに 春風ヒルリ砂嵐 花曇りの空と ゆれる淡い影 肉野菜 |
せわしく 鳴り響く 目覚ましめ いとにくし 肉野菜 |
04/11 | この曲の 終わりのところが好きだった あなたにいま とても会いたい 肉野菜 |
4月の風が 垂直に 自転車をこぐ 僕の頬そよぐ 肉野菜 |
決めたから 眉がきりりの春先の 強気の君の 影はせわしく 肉野菜 |
04/04 | 桜には 咲く瞬間が決まってて 大切な始まりの 少し不安な時 肉野菜 |
タイムマシーンは いつかできるよ 今でもそう 信じているよ 肉野菜 |
菜の花畑 一面の黄色 蜂蜜の大気 ただ身をゆだねる 肉野菜 |
03/28 | 日曜の 遅い朝食まだ眠い 窓辺からひらり 迷子の桜 肉野菜 |
動くかも 古いおもちゃのこの傷は 優しかった日々への タイムマシーン 肉野菜 |
きみを見ながら 一緒に歩く 香る三月の風 菜の花畑 肉野菜 |
03/14 | 天からの 声は未だに聞けぬとも 僕らは歩く ただ前を向いて 肉野菜 |
水空気 極限までにすみきった 冬は去りゆき また春が来る 肉野菜 |
まわる 地球儀 もてあます 日曜 肉野菜 |
03/07 | 洗濯の 白が遠くの雲のよに 交じりあって 今日は晴天 肉野菜 |
なぐさめる 友の想いのやさしさに 宴の夜は 静かに明ける 肉野菜 |
枝先の やさしくひかるエメラルド 春の芽吹きを いまかいまかと 肉野菜 |
02/28 | 鳥たちが 休む川面の春風が 葦の茂みを ゆっくり揺らす 肉野菜 |
ふわりふわ 休みの朝のけだるさを にがさとともに ふわカプチーノ 肉野菜 |
背中しか 見せないままの君は今 何かを見つけ その角を曲がる 肉野菜 |
02/21 | ポイントに 思えてならぬ出来事は 十五秒前に 通り過ぎた 肉野菜 |
ライバルの 寝顔安らか夢の中 君の夢には 僕が出てくる? 肉野菜 |
ストレート フォークにカーブ右左 どんな魔球も 君無関心 肉野菜 |
02/14 | あの子に 会いたくて そっと まぶたを閉じる 肉野菜 |
いままさに 夕日が海に溶けきって 夜間飛行の ジェットがキラリ 肉野菜 |
天然の 幾億色を反射して 今輝いた ダイヤモンドダスト 肉野菜 |
02/07 | しあわせかしら そうかしら 今のわたしが 本当かしら 肉野菜 |
2006ねんの 風はどこから 吹いているかい 暖かいかい 肉野菜 |
片隅に 電気ストーブちりり 冬の背中を 静かに焦がす 肉野菜 |
01/07 | 高鳴る鼓動 目の前の君に 今わたし ドキドキしている 肉野菜 |
ふく風が コートの端をはたはたと ひるがえしたり 元日の朝 肉野菜 |
消せない光 またたく星空のごとく 永遠に輝き続ける 六十億の夢 肉野菜 |
2005 |
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12/20 | はぁとから 溢れ出てくる本物の 声を君は今 聞き逃せない 肉野菜 |
うれしいと 大きな声で正直に 言ってみるのも 大切なこと 肉野菜 |
残る影 追い求めては空を見て 過ぎ行く季節に 気付かぬふりで 肉野菜 |
12/13 | クリスマス 赤と緑の町並み 窓ガラスに映る キャンドルの影 肉野菜 |
最高に 気分が良い日青い空 小春日よりの 日溜まりの午後 肉野菜 |
伝説よ 口から食べたスパゲティー 鼻から出した あの日の事は 肉野菜 |
12/06 | とろけるアスファルト強い日差し夏の日 すれ違う夕涼みの縁日秋祭り ふりしきる雪無音の銀世界冬の朝 いつか見た桃色の淡い夢春の午後 肉野菜 |
神に似た でもやはり違う 人間の言葉 E=MC^2 肉野菜 |
病気にて 布団をかぶり本を読む 不意に思い立つ ホットカルピス 肉野菜 |
11/29 | かさなるよ あの日の僕も幼くて 隣町さえ 大冒険で 肉野菜 |
海で舞う カモメのジョナサン大空へ 一生懸命に ただひたすらに 肉野菜 |
たぶんね 私は知っていたはず 夕日がこんなに 綺麗なことを 肉野菜 |
11/22 | 白い貝 透かして見ては月明かり 灰色の波の 真冬の海で 肉野菜 |
ぞくぞくと 午前零時の雪道を 人々は向かう 鐘の音の下 肉野菜 |
ポイントを 押さえて生きるあなたでも 恋の悩みは 調子外れで 肉野菜 |
11/15 |
傷つけば 迎えてくれる冬の海 すぐ忘れると 沖の白波 肉野菜 |
イイ友に 巡り会えたかともかずよ 都会の冬の 雪は白いか 肉野菜 |
目にいっぱいの 涙をためて 母さん見上げる 坊やいとおし 肉野菜 |
11/08 | りんごの木 夏の盛の蝉たちを 思い出している 懐かしんでいる 肉野菜 |
関係に 戸惑っている焦ってる 僕でいいのと 何回も聞く 肉野菜 |
ぬくぬくと 布団の中の幸せを 楽しんでいる まどろんでいる 肉野菜 |
11/01 | 簡単なのに 意地はって 謝れないのは 似たものどうし 肉野菜 |
放っておいても たいらになるよ あせるなあせるな デカルトニーチェ 肉野菜 |
残り雨 降る町に 北風が 挨拶をする 肉野菜 |
10/25 | パズルには 慣れてますよと独り言 強がりひとさじ 珈琲苦し 肉野菜 |
つぶやくように かすれた声で かすかに返事 受話器の向こう 肉野菜 |
もうひとり 校舎の隅の柿の木も 夕日に染まる さあ僕も帰ろう 肉野菜 |
10/18 | 「僕だって」 声に出せない悔しさも 波は静かに さらっていくよ 肉野菜 |
一つとして 同じものはない 人の心は ジグソーパズル 肉野菜 |
こいびとの 想いはいつも振り向いて つまづきながら 理解するもの 肉野菜 |
10/11 | すいすいと 人波かきわけ秋祭り こっちへ行くよの 手が温かく 肉野菜 |
バス進む 窓を濡らすは秋の雨 学生がひとり ノートブック 肉野菜 |
打つ雨の 傘の響きに立ち止まる 金木犀の香り 何気無い秋 肉野菜 |
10/04 | だいだいの 空の果てまでいわしぐも 朝焼けはいつも 夢の続き 肉野菜 |
世界中の どんな大きなニュースより たぶん気になる まばたきのわけ 肉野菜 |
T字路を 曲がった垣の赤い花 いつもの秋の おなじみの香り 肉野菜 |
09/27 | 高い空 見上げる坂の城下町 額の汗に 秋風がひやり 肉野菜 |
引き出しの 奥の写真は若き日の 今はいない君と 照れまくる僕と 肉野菜 |
贅沢に 森の香りを独り占め 湯けむりにかすむ もみじだいだい 肉野菜 |
09/13 | 持っているはず なくしてなんかない あなたはまだ 持っているはず 肉野菜 |
らくにして あなたの 見えるままを 表現して 肉野菜 |
おかえりなさい。 ただいま。 おかえりを ありがとう 肉野菜 |
09/06 | 忘れないよ カニを追い掛け 真っ黒になった みんな一緒の夏休み 肉野菜 |
ひまわりの花 茶色く枯れる セミの声に 静かにうなづく 肉野菜 |
歩き出すよ 丘に続く坂道 見渡す海は 最後の夏色 肉野菜 |
07/18 | すべてをかけて がむしゃらで どろんこだらけの あしたがあって 肉野菜 |
夏の空 暮れゆく夕日は少年に かわずの声を 記憶させうる 肉野菜 |
あの時に もし信号が青ならば 今寄り添う肩が ふいにリアルで 肉野菜 |
07/12 | 好きだよは 真夏の夢の蜃気楼 汗だくのシャツが 唯一の記憶 肉野菜 |
苦しくて もう動けない夏の日も エアコンは唸る 室温二十四度 肉野菜 |
旅に出る いつもの癖は昔から 変わらないなと おいちゃんは言う 肉野菜 |
07/05 | ちょっと前 あなたを街で見掛けたよ うだる夏の日 半分溶けてた 肉野菜 |
まけないように はやあるき あなたもいつしか はやあるき 肉野菜 |
楽だから あなたの側を離れない あなたもきっと そうなんでしょ 肉野菜 |
06/28 | のびる芽は 生きてますよとたからかに 天に向かって バンザイをする 肉野菜 |
未来をになう その目は澄んで 海と空の境目 じっと見つめる 肉野菜 |
六月の 梅雨の晴れ間のあじさいは きらきら光る 昔からずっと 肉野菜 |
06/21 | 探しても 儚く消える夢の影 ねぼけまなこに 意地悪な朝日 肉野菜 |
わたし 今でも思います あなたが選ばなかった もう一つの未来を 肉野菜 |
くらしにも 慣れてきましたこの町の 小高い丘が好き 道端のたんぽぽが好き 肉野菜 |
06/14 | 足跡を たどる砂浜ひとり旅 あの岬まで そう心に決めて 肉野菜 |
間違いも 随分あった気がするよ 一言だけ言いたい あの頃の私に戻って 肉野菜 |
大切だもの 忘れないよ 例え忘れることを 許されたとしても 肉野菜 |
06/07 | この場所に いつかの僕はたそがれて 夜を待っていた つむじ風の丘 肉野菜 |
石跳ねて 同心円の連続に 暮れゆく夕空の グラデーション揺れる 肉野菜 |
日々笑い 漬物食べて昼寝して 大きくなって 恩返しする 肉野菜 |
05/31 | 恋人に 寄り添う君は幸せで 幸せならば それでいいかと 肉野菜 |
ジャンプ さらにジャンプ 越えた山の向こうには 野原一面の 肉野菜 |
来週の 引越の日の午前五時 あの公園で お待ちしてます 肉野菜 |
05/24 | ラーメンか 一人呟く温泉街 少し色あせた 赤のれん割る 肉野菜 |
忘れずに 毎朝通う飼育係 誰もいない校庭 嬉しくてジャンプ 肉野菜 |
まちきれず はしゃぐ子供がせせらぎに 素足で入る 水は冷たし 肉野菜 |
05/18 | 五月の風は 海の匂い 君と話した 夜は銀色 肉野菜 |
満月の 月に照らされさわさわと ないしょ話は カタクリの花 肉野菜 |
11時半の コンビニから 漏れる明かりは 都会の月光 肉野菜 |
05/10 | さよならの 君の背景みどり色 燃え立つような 新緑は五月 肉野菜 |
ちょっとだけ あなたのことを愛します 風は夕凪 空に満月 肉野菜 |
電極から放たれる 青白い陰極線は 涼しい実験室に ジジと響く 肉野菜 |
04/26 | さびしいか さびしかないさ春だもの 酒でものむか じゃあちょっとだけ 肉野菜 |
さくらの ほっぺ ミルクの 匂い 肉野菜 |
目覚ましの ベルの音遠し 春うらら どうにもこうにも暁おぼえず 肉野菜 |
04/19 | 微笑に 幾時間でも触れたくて 飽きることなく 君を笑わす 肉野菜 |
くちおちた 民家の庭のブランコに いつかのはしゃぐ 子供の声する 肉野菜 |
今も聴こえる 鐘の音は あの頃の日々に 時を戻して 肉野菜 |
04/05 |
みんないる いつもの教室 セピアの中に そっと錨を下ろす 肉野菜 |
うなだれた 姿見つめし春の海辺 沖からの風 君を乾かす 肉野菜 |
おしゃべりに 紅茶はいかがと午後の庭 どこからだろう さくらの花びら 肉野菜 |
03/29 | 薬湯で ほてった体に春風が 頬をかすめる 旅の宿かな 肉野菜 |
月照らす 菜の花香る帰り道 三月のやさしい風 夢を見ているみたい 肉野菜 |
朝もやで 向こうは見えないけれど ラジオ体操の音 きっとみんないる 肉野菜 |
03/22 |
もぞもぞと 元気の種が芽を吹いた 何でもできるぞ 負けてらんない 肉野菜 |
無理をして 頑張るよりも今はただ ベットで眠る 深海魚のように 肉野菜 |
退屈に 思える時が幸せの 最高点だと 気付きもせずに 肉野菜 |
03/08 | ねむりにつく ねむりにつく ほしぞらと ともに 肉野菜 |
時間も空間をも 跳び越えて 舞い上がる私 舞い上がれ私 肉野菜 |
みつけたはずの 最初で最後 時は流れ今再び歌う 少し悲しい愛の讃歌 肉野菜 |
03/01 | 俺もまた 気付けば遠い旅の空 影ふみした友たち 何を夢みる 肉野菜 |
やさしさの 光湧き出る源泉を いくつ持つのか あなたの笑顔 肉野菜 |
さくら色が 九段の坂を染めるのも もう少しだね 春一番よ 肉野菜 |
02/22 | あなたにあげる あめだまひとつ いちばんぼしの こぼしたなみだ 肉野菜 |
気持すら 伝えきれない切なさに 校舎の屋上 金網ごしの空 肉野菜 |
野の花の ただ黄色いだけの感動に 胸がつぶれて 何も言えない 肉野菜 |
02/15 | 携帯電話 一人の部屋で 液晶は光る つながっている 肉野菜 |
こっそりぬすむ 夢の続き バクは大食い すぐに忘れる 肉野菜 |
一杯のミルクティー 冬のお庭で 黄色の日溜まりから 目をそらせずに 肉野菜 |
02/08 | てくてくと 廊下を歩く音がする 寝床に向かう チャチャの足音 肉野菜 チャチャとは我家の愛犬(シーズー)であります。 |
から元気 見透かす君の心配に 少しおどけて 肩をすぼます 肉野菜 |
不安でも 自信がなくても 日はまたのぼり 時は刻まれ 肉野菜 |
02/01 | せつないよ うつむきつぶやく君だから ギュッとだきしめる こがらしの中 肉野菜 |
あわてない 果てのない道のりだから 自分らしく 一歩一歩 肉野菜 |
いらないと 一度は言ったことだから 口笛を吹く 遠くを見つめる 肉野菜 |
01/04 | この冬の 雪の白さは格別に 心の奥の 夢を呼び出す 肉野菜 |
2004年の 満天の星空は 除夜の鐘とともに 西の彼方へ 肉野菜 |
2005年の街角は 賑やかな声響きわたる あけましておめでとう ことしもよろしく 肉野菜 |
2004 |
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12/21 | 確実に 季節はめぐり 師走の町 足早に歩く人たち 肉野菜 |
あまい あまーい甘酒 こごえる体に きゅーとしみこむ 肉野菜 |
サンタさんが トナカイ達と見る 満天の星空は 冷たくそして暖かい 肉野菜 |
12/14 |
スピードを上げる 景色が加速する もう少しで胸のつかえ 忘れられる 肉野菜 |
流氷のなげきは続く すべてがこおる 誰もいない 夜の海でも 肉野菜 |
教室の ざわめき 目を閉じれば 今も聞こえる 肉野菜 |
12/07 | 赤い実が たわわに実る柿の木は もうすっかり はっぱが落ちて 肉野菜 |
きらりきら あさもやのなか ひいらぎのはっぱの あさつゆひかる 肉野菜 |
見えるのに 過去の自分に手はかせず でも君がくじけて 僕がいるんだ 肉野菜 |
11/30 | まるくなる ひなたぼっこの猫達に 話しかけても 興味はなさげ 肉野菜 |
悪魔の爪が 残した傷も ただいたがゆいだけの 想い出となり 肉野菜 |
動きだす 汽車の窓からさようなら 住みなれた街 君のいた街 肉野菜 |
11/16 | あなたのそばは たそがれどきの 夕焼けの匂い 少しせつない 肉野菜 |
にらめっこ 君を笑わせたくて 僕はいつも 笑ってしまう 肉野菜 |
決めたよと 君は言ったね 心配を挟む 隙間もないよ 肉野菜 |
11/09 | 世界一の しあわせは 七色の光をおびて 私にふりそそぐ 肉野菜 |
やさしさのつぶが プチプチとはじけて あたたかい あなたのそばは 肉野菜 |
サラダサラダ 朝日に トマトが きらきら光る 肉野菜 |
11/02 | 10月の 風は青から群青色 11月へ バトンタッチ 肉野菜 |
お似合いの 赤いセーターお気に入り どこか誇らしげ 甥っ子五才 肉野菜 |
苦手すら 得意に変えるあなたでも 泣くことはあるね そんな夜もあるね 肉野菜 |
10/26 | 靴音に もしやと思い振り向けど きみではなく いるはずもなく 肉野菜 |
れんれんと 続く山並み 今は登山口だけど まずは一歩から 肉野菜 |
「ありがとう」 おばあちゃんが 教えてくれた 魔法の言葉 肉野菜 |
10/19 | 届かない 棚の上の クッキーの缶 微妙に届かない 肉野菜 |
波間から 望む大島深緑 秋の月夜に 妖しく照らされ 肉野菜 |
きらきらと コスモスの身を借りて 想い出の花 咲き誇る道 肉野菜 |
10/12 | 布団の中 今日は休み そとは雨 これぞ幸せ 肉野菜 |
光のつぶ ぽとりぽとりと 落ちてくる 雨上がりの森 肉野菜 |
耳につく テレビの音を消したらば 遠くの森が ごうと鳴ってる 肉野菜 |
10/05 | ジャスミンの 香りに そっと目を閉じる 秋の午後 肉野菜 |
トンネルの オレンジの流れ星 助手席の寝顔 次々に照らす 肉野菜 |
君想う 眠れぬ夜は切なくて 煙草のけむり いつまでも漂う 肉野菜 |
09/28 |
「だめだよ。」に 甘えていたか秋の日の 夜は長くて また月が出て 肉野菜 |
茶碗蒸しの 銀杏よこす 君はもういない もういないか猫よ。 肉野菜 |
しっかりと にぎった手。秋。 たとえそれが 嘘であっても 肉野菜 |
09/21 | 夕焼けの 色は何色不思議色 青は茜に 茜は藍に 肉野菜 |
すばらしい 霞に惑う桃源郷 あの山の向こう あの海の向こう 肉野菜 |
恋とかは 真夏の海に捨てました 秋の夜長の 鈴虫の音 肉野菜 |
09/14 | しらないはずは ないはずだった いつもの喫茶店 僕はあきらめ 肉野菜 |
かなわない 夢なんてないんだよ そう君を見送り 僕はあきらめ 肉野菜 |
だけど君 あの時そう言ったよね 荒川の土手で一人 僕はあきらめ 肉野菜 |
09/07 |
ドラえもん うつむき歩く帰り道 声をかけてくれた いつかの夕暮れ 肉野菜 |
おなかとは 話し合いをもちました もう食べないよ だからひっこめ 肉野菜 |
あの夏の 森の木漏れ日蝉時雨 僕ら五人 冒険者達 肉野菜 |
07/20 | ポケットの にぎりこぶしはいつの日か 笑顔咲くタネ にぎっているよ 肉野菜 |
食堂の おじちゃんいつもニコニコで 今日も大盛り トンカツ定食 肉野菜 |
見た今の! 決定的な瞬間よ 西のお空に 飛んでいったわ 肉野菜 |
07/13 |
砂浜に 寝そべる幸せ 地球の熱を感じる 鼻先を蟹が横切る 肉野菜 |
おはようと 言える幸せ あなたがいて 本当によかった 肉野菜 |
この手に つかんだ幸せ 色褪せることなく いつまでも 肉野菜 |
07/06 | わたしから 先に言っても良いですか あなたのいいとこ ひとつ残らず 肉野菜 |
形には まだなっていませんでした 芽が出る直前 あなたの夢 肉野菜 |
ぴょんぴょんと はねるははねる子供達 プールサイド 待ちきれないと 肉野菜 |
06/29 | 約束よ 約束さ 絶対の 本当さ 肉野菜 |
ぐりとぐら もっと大きなカステラを 作って今度は ごちそうしてね 肉野菜 |
消さないで 残しておいて いつまでも 心の隅でかまわないから 肉野菜 |
06/22 | お願いします もう一度 こっちを向いて そして笑って 肉野菜 |
夜に咲く 緑の線か夏の虫 闇にゆらめく 小川は甘く 肉野菜 |
留守番の 心細さはテレビすら 違う世界の ニュースを流す 肉野菜 |
06/15 | 遺言に 元気でやれよがんばれよ 心に残る 蒼き声援 肉野菜 |
感じてる ぬるま湯のような熱帯夜 蚊取線香の香り 夏の香り 肉野菜 |
ギリギリと 歯車回る藪の中 もう抜け出せない 永久の迷路 肉野菜 |
06/01 | ふたりきり あけっさらしのリビングに 夏風が通る 少しだけ笑う 肉野菜 |
すきとおる 川面きらめきせみしぐれ ある夏の日の 日傘さす君 肉野菜 |
見えない もう後姿も見えない 夕日にのびる 町行きかう長い影みつめて 肉野菜 |
05/25 | 睦まじく 小鳥達空でさえずる 菜の花畑寝転ぶ 空は黄色 肉野菜 |
居間で今 忌々しい今井 いませんでしたか? 今更だけど 肉野菜 |
背中には 旅した地図が貼ってある この人あんなとこまで行ったのか 肉野菜 |
05/18 | まっててくれる また来てくれる 季節はめぐる また夏が来る 肉野菜 |
日が暮れる 車窓の景色あかね色 それぞれの人 それぞれの家へ 肉野菜 |
わがままを 言うが勝ちよのバラよりも 朝は野に咲く ヒメジオンかな 肉野菜 |
05/11 | はらり散る バラの花びら春風の 渦に巻かれて 隣町まで 肉野菜 |
ちょっとさみしい くらいが頃合い そんな強がり 口にはしないよ 肉野菜 |
ベンチにて すっかり空は雨模様 傘さし来る君 君を待つ僕 肉野菜 |
04/27 | 写真に 若い父と母 今の僕は やっと分かるよ 肉野菜 |
春風と おぼしきものが 頬なでる ああこれが春風なんだ 肉野菜 |
すきだった人 ずいぶん昔の話だね うん 今でもずっと好きなままさ 肉野菜 |
04/20 | あなたはただ うなずきました 冷たい雨が 降っていました 肉野菜 |
おちた葉を 追い掛け走る愛犬が もう飽きたよと ひなたへ向かう 肉野菜 |
みつけられないでいた キラキラボタン たんすのうしろから 二十年の時を越えて 肉野菜 |
04/13 | 好きなもの 嫌いなもの とりあえず段ボールに 分けてみました 肉野菜 |
翼はグレー 流線型の先 昨日の雨の 水滴ちぎる 肉野菜 |
ピエロのなみだ 砂漠のしずく 時の嵐に 消えてなくなる 肉野菜 |
03/23 | 国境の町 薄暗いホテルの一室 淡いハンガーの影 ゆらゆら揺れる 肉野菜 |
まわる まわる 沖のカモメの 群れの濃淡 肉野菜 |
新学期 ランドセルの黒 淡いさくらの 舞い散る中 肉野菜 |
03/16 | 男湯の 湯上がりまったりコーヒー牛乳 高い天井に 扇風機まわる 肉野菜 |
どこかに行きます おきてがみ めぐり合えた 奇跡を捨てて 肉野菜 |
カーテンを ゆらした風が 今そっと 頬をなでる 肉野菜 |
03/09 | あなたに みえて まちゆきかう ひとが 肉野菜 |
毒りんご ああ食べますよ食べるとも ここで食べなきゃ 話進まぬ 肉野菜 |
姿写す 鏡のような 波ひとつなき 朝の湖 肉野菜 |
03/02 | 花びらが ささやくようにはらはらり 春は近いよ はらはらはらり 肉野菜 |
惑星が 一直線に並んだあの日 いつまでも空を見ていました。 ただなんとなく 肉野菜 |
たたずむ君の 猫背はいつも 夕日に染まる あの日のままで 肉野菜 |
02/24 | 嬉しくて 大声出して叫んだよ 君住む町の 丘の上から 肉野菜 |
光すら 逃げ出せないほどの暗黒に 住む魔王から 手紙が届く 肉野菜 |
つなげても すぐまた切れる雲遊び 私と言う名の 小さな宇宙 肉野菜 |
02/17 | 歌おうよ とにかく一緒に歌おうよ 昨日のことなんて 忘れちまえよ 肉野菜 |
感覚が 冴え過ぎる目覚め 七色のもや 午前五時 肉野菜 |
「かならず」と あの日の言葉嘘じゃなく 時のながれが 悲しすぎるだけ 肉野菜 |
02/03 | 暗号のような 君の笑顔 まゆの角度は 危険シグナル 肉野菜 |
帰りたい 雑踏の夕暮れ 木枯らしの向こう側 ふるさとの山 肉野菜 |
黒髪に 金かんざしのお姉さん 雪はふるふる 人力車(くるま)ははしる 肉野菜 |
01/27 | まるっきり だめでもなさそうだ 君はいつでも 解けない暗号 肉野菜 |
よることも ふれることもなし またこんど らいせであいましょう 肉野菜 |
ラーメンでも 食べていきなよ 他にはなにもないけどさ あったまるよ 肉野菜 |
2003 |
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12/23 |
今年のうちに 感謝の言葉 そよさんみなさん ありがとー 肉野菜 |
とうがらし 真っ赤な顔して こっちを見てる わたし辛いわよ 肉野菜 |
くりかえし打ち寄せる波 試しに素足を冬の海にひたす ちぎれそうなこころ やわらぐ気がして 肉野菜 |
12/16 | 恋しいと 思うのは何故 無駄なことなのに 苦しいだけなのに 肉野菜 |
「さようなら」と 会話の終わりに足しました 僕は気付いていました 君は気付いていました 肉野菜 |
お願いします その扉を開けて下さい 隙間から 青空が見えるんです 肉野菜 |
12/09 | 背中から つばさのはえた夢をみた 僕はどこまで とべただろうか 肉野菜 |
たからかな声 きたからの風 ほっぺはまっか おしくらまんじゅう 肉野菜 |
はりはり いがぐり おでこに ぽとりん 肉野菜 |
12/02 | 道わきで 焚き火にあたる 母みつけ ホッとしたよな学校帰り 肉野菜 |
ニャ〜となく 仔猫手の中震えてる 小さくて なんとも小さくて 肉野菜 |
リズムをきざむ 雨だれ落ちる ショパンの調べ ものうげな夜長 肉野菜 |
11/25 | 並んで並んで 並ばないともらえないよ もらえなきゃ 並ばないよ 肉野菜 |
かなかなと かざぐるま鳴る 君が言った さよならみたい 肉野菜 |
だからね 言ってたでしょ。 おばちゃんの言うこと いつも正しくて 肉野菜 |
11/18 | ある日を境に あの娘はこなくなった 雪の降る 北の町へ行ったらしい 肉野菜 |
ありがとう 心の底にその気持 いつもあるけど 伝わってるかなぁ〜 肉野菜 |
気持ちをね 大事にすること あとできっと よかったなって思うよ 肉野菜 |
11/11 | 二人で歩いた 石畳の道 いま枯葉が 木枯らしに舞って 肉野菜 |
でんでん虫の 遠回り まにあわないよ まにあわなくても良いんです 肉野菜 |
いいね 松林から海に向かって 風吹き抜ける この感じ 肉野菜 |
11/04 | 赤々と燃える火 晩秋の海 波打ち際 君と二人 肉野菜 |
指輪に 想いをつめて 観覧車の てっぺんで 肉野菜 |
風船が ビルの谷間にうかんでる うまく空に 出れるといいね 肉野菜 |
10/28 |
空として あなたがそこにあるだけで 私は何度 救われただろう 肉野菜 |
沈んでいった 月の光の湖面にぽとり 青いビーダマ 沈んでいった 肉野菜 |
限界の 孤独に向かうその前に どうか君の 思い出消させて 肉野菜 |
10/21 |
あきいろの いねむりすこしはだざむく ねぼけまなこを せつなくさせる 肉野菜 |
きめてよと くちをとがらせうつむいた きみはいまでも げんきですか 肉野菜 |
「ひとつ ふたつ みっつ ダー!!」 まさかこんな詩 だれもかくまい(^^ゞ 肉野菜 |
10/14 |
やめられなくて やめたくなくて ゆらゆらゆれて また手が伸びて 肉野菜 |
草の匂い 土の匂い 雨上がりの森 かすむ太陽 肉野菜 |
アウトですか? アウトでもいいんです。 ただ一言 伝えたくて 肉野菜 |
10/07 | ずしり のしり 象もつぶやく ぽつり 肉野菜 |
「右へ曲がります」 トラックの無機質な声に ハッと我にかえる 引越の日。助手席にて。 肉野菜 |
なのにわたしは 心の奥で繰り返す なのにわたしは なのにわたしは 肉野菜 |
09/30 | しら糸を 登り始めたカンダタの その罪の火を 我に見付ける幼心に 肉野菜 |
見せずにいました 怒らないで下さい これがわたしです 内緒ですよ 肉野菜 |
九月 汗だくの坂道 秋の風 そんな記憶 肉野菜 |
09/23 | 裏裏と 読み間違えて掛け違え いつからだろう いつまでだろう 肉野菜 |
上へ上へと螺旋階段続く 同じ所を歩いているみたい ううん。違うよ。 少しずつ登っているよ 肉野菜 |
紫の 夜霧に霞む釧路港 海鳥の声 その姿見せずに 肉野菜 |
09/16 | 猫なんて気楽なもんさと 僕が言う お前よりは忙しいよと 猫が言う 肉野菜 |
実はまだ しりとりできておりませぬ 明日の朝まで 間に合うかしら 肉野菜 |
音楽は くじけた時に聴くように 嬉しい時に聴くように 昔の人が残した物さ 肉野菜 |
09/09 | 読まずに捨てる 気持ちは残る 想いは走る くずかご探る 肉野菜 |
ただ一度 君は振り向き悲しい笑顔 季節はうつれど 忘れられずに 肉野菜 |
だけどもう 想いは遠く海の果て 夕日が透かす 波の影々 肉野菜 |
09/02 | 黄色い砂嵐 土レンガの低い家 昼間の熱を帯びる チェニジアの夜 肉野菜 |
風に 髪をなびかせひとやすみ 涼しく微笑む イパネマの娘 肉野菜 |
昔の歌さ じいさんは言う 塀のペンキを塗りながら 口笛は金髪のジェニー 肉野菜 |
07/23 | 視界わるい? 映画みえる? 座高たかくて ごめんね後ろの人 肉野菜 |
月を見上げる 網戸ごしに月を見上げる 優しい風が入る 少しずつ動いている。 肉野菜 |
包んでくれた 新聞紙をはがす おにぎりふたつ たくあんの黄 肉野菜 |
07/15 | 頬をかすめる 空調の冷気に沈む 窓の外の水たまり ぎらぎら光る 肉野菜 |
あの時の自分 そんな顔するな 全部分かってるよ 今からむかえに行くよ 肉野菜 |
天を仰ぐ 君を見つめる かける言葉も 見つからなくて 肉野菜 |
07/08 |
夏だもん いっちょ海にでも行きますかー すいか割りますかー こおり食べますかー 肉野菜 |
嘘だけど ほんとの事を 今から言うよ 嘘だけどね 肉野菜 |
ナンテネなんて 何故言ったんだろう 通り過ぎる君 すれちがう夏 肉野菜 |
07/01 | 雨の日の 濡れた芝に横たわる あつい雲ヒューとながれ 遠くの糸杉ゴウとなる 肉野菜 |
待ってるね いつもより早くと20分前 橋のふもと 両手振る君 肉野菜 |
もじにして 伝わることが嬉しくて なんどでも書く なんどでも書く 肉野菜 |
06/24 | まるあげる 両手で大きなまるあげる 地球の裏まで 伝わるように 肉野菜 |
恋しいと 言いかけやめる 縁日の わたがしたべる 君の横顔 肉野菜 |
消えないで 思った時にはいなかった レノンの歌声 しのぶ雨の日 肉野菜 |
06/17 | いっぱいの傷 いつか癒えること知っている 消えない。でも気付かなくなる いつもはめてる指輪みたいに 肉野菜 |
こころさえ 届けてくれていたならば 過去の破片集め しばしながめる 肉野菜 |
顔が見たくて ただ会いたくて いろんな理由 探す放課後 肉野菜 |
06/10 |
もういらないよ 拾い集めた夜の浜 桜色の貝 そっと海にかえす 肉野菜 |
小さくてやんちゃな子 すやすや眠る 座布団の上で 夏の日の午後 肉野菜 |
コドモ 飛び跳ねる 繰り返し波 打ち付ける浜 肉野菜 |
06/03 |
消せない 消そうなんて 思っていない その傷はもう僕の一部 肉野菜 |
本音かしら? うたぐるかんぐる ぐるぐるぐる もう訳分からない私ってば素直 肉野菜 |
そのままがいい 君の思うままでいい まっすぐに進むがいい たまに振り返るのもいい 肉野菜 |
05/27 | 簡単に 友それぞれの道を行く あの瞬間にもう出会う事はない なのにあんなに簡単に 肉野菜 |
残しておいて あなたのその優しい気持ち 大人になっても 変わらないでいて 肉野菜 |
だまされた なんて思っていないから 安心して だましていいよコノヤロウ! 肉野菜 |
05/20 | 絶対の 現実なんてないんだと 言ってる気がする セザンヌの絵 肉野菜 |
花びらが 露の重さに耐え兼ねて うらにおもてに はらりはらりと 肉野菜 |
嘘もつけない 激しい沈黙 タバコの先 ちりちりと鳴る 肉野菜 |
05/13 | 憧れと絶望の 繰り返し繰り返し それでも僕は生きてる価値を そこから見出すんだ 肉野菜 |
なみだ隠して 天の川見上げる 多分あなたも この同じ空の下 肉野菜 |
くるくるまわる 目がまわる なぜって地球が回るから どすこい銀河も回るから 肉野菜 |
05/06 |
ひかりひかる くるくるまわる 赤青みどり金銀きいろ 万華鏡の中くるくるまわる 肉野菜 |
つぶ貝を 焼きにし香る 海沿いの道 沖に貨物船通る 肉野菜 |
生意気に 買物ごっこの甥っ子が 「いらっしゃいませ」のあと 照れ笑いシシシ 肉野菜 |
04/29 | 部屋の隅に ダンボール五つ なにか忘れたような 引越の朝 肉野菜 |
類似した 双曲線の飛行機雲(くも)のよに きみは近づき そして離れる 肉野菜 |
こころうごかす 一枚の絵 彼にはこんな風に 見えたのだろうか 肉野菜 |
04/22 | いちばん青い 空を見るまで 雨に降られよう 風に吹かれよう 肉野菜 |
壁によりかかりし 夕暮れのホーム 家路を急ぐ 君をみかける 肉野菜 |
手にとって 海から拾う貝殻に もう忘れたかと 問掛けてみる 肉野菜 |
04/15 | チャンスだと ばかり思っていたよ あの頃は きみは冷静だったのにね 肉野菜 |
似合うね よれよれのコート 短いタバコ 地下鉄のオレンジの壁 肉野菜 |
桜の季節 終わりを告げて 冷たい雨 今日も我に降る 肉野菜 |
04/08 | ラジオから 流れる音が懐かしい 枕の下において こっそり聴いてたな 肉野菜 |
春の朝 クスグル大気が心地よい すぐ夏がくると 気付かせもせず 肉野菜 |
見えてきた あれやこれや悩んでも 道はおのずと すべては必然 肉野菜 |
04/01 | にほんよ気付け 戦争は殺し合いだ 人が死ぬんだよ 殺されるんだよ 肉野菜 |
結論。 テロはいやだ 戦争もいやだ 我侭なんて言わせない 肉野菜 |
くしゃみひとつでて 風邪かしら ふたつみっつよっつ こりゃ花粉症ってやつか 肉野菜 |
03/11 | 気付かずにいた 黄色いたんぽぽ 春はちかしと 街吹く風は言う 肉野菜 |
ぎりぎりの時 言い出せなくて 今でも心にのこる やわらかな声 肉野菜 |
はじまったばかり ゼロから行くんだ おそれることはない 前だけみりゃいい 肉野菜 |
03/04 | 上出来だ!! タバコのつけ方 吸う仕草 この習得に10年掛かった 肉野菜 |
ラッキーなのさ気付く事は 君は君を貫きなさい 100年掛かって 世界が知る間違いもある 肉野菜 |
いたづらなあさ コーヒーの香り まどろみの中 1000年の夢 肉野菜 |
02/25 | くやしいな 向かいのホームの女の子 美人っぽいけど 眼鏡忘れた 肉野菜 |
つながるものは 深緑の森の中 ずーと昔からの 生命の輪 肉野菜 |
さかないな 庭の梅の花 早くしないと 桜が咲くよ 肉野菜 |
02/18 | あわずにいくよ 時の流れに うずもれてしまいそうで この街はなんて悲しい 肉野菜 |
いつもとなりに あなたがいた わたしにとって 宝石のような季節 肉野菜 |
うらやましいな 君の性格 僕のボディーブロー 全然効かず 肉野菜 |
02/04 | アルバムの旅 セピアの先 五月雨はいつも 緑色 肉野菜 |
イジワルと 知りつつ鼻デコピン愛犬の くしゃくしゃな顔 かわいいなぁ 肉野菜 |
あなたにあえて 果てのない想いと 刹那の命を知る ありがとうただありがとう。 肉野菜 |
01/28 | しわくちゃな 笑顔かがやく日曜日 笑顔の元は いったい何なの 肉野菜 |
もうだめと 息も出来ない苦しさに まだ大丈夫さと 空の上の君 肉野菜 |
あなたにあえて ただただうれしい とてもとても重要な事 とてもとてもとても重要な事 肉野菜 |
01/21 | 口笛を吹いて 終わりにする 君の強がり もう受け止めない 肉野菜 |
あなたにあえて こんな人いるんだ 広がる世界 結構面白いね 肉野菜 |
たまらなくすき もうだめだと思っている自分 たまらなくすきだけど ホントもうだめ 肉野菜 |