cap verses / そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ



 

         夏野花さんのシリトリ

2010

12345678910111213141516 12345678910111213141516 12345678910111213141516
05/01 道なりに
歩んでみたら
回り道
なあんだって感じ

夏野花
強い気持ちで
決めたんだ
新しい気持ちで
いつもの道を行く

夏野花


ゆっくりとさがる
はっきりとわかる
臆病になっていた僕
まえにすすめ

夏野花








2009


2008



2007


12/01
迷うほどにゆれる
ゆれながら選ぶしかないと知る
決めてはなんだろう
迷うほどにゆれる

夏野花

あなたとともにすることは
あなたとともにいきること
なきたいときも
なげだしたいときも

夏野花

きっと成る
根拠は準備と努力
迷うことはない
前を見据えて進め

夏野花

10/01 ダッテ
カガヤクキミハ
ミエルハズ
ツキハイラナイ

夏野花
あるとき見つけた宝物
誰にも言わない秘密です
なんて日記に書いたら
その日にみんなにばれちゃった

夏野花
好きですの次に
あなたがと続けるか
あの人をと続けるか
迷ってしまった夏

夏野花
06/01 咲く花が
教えてくれる
ここは通った
道だということ

夏野花
二人でいること
嫌いじゃないけど
一人で立つこと
忘れたくない

夏野花
画いたラインの
その向こうが
とても気になり
一歩を踏み込む

夏野花
05/01 眩しくて
まぶた痛くて閉じた日は
葉桜揺れる
嵐の後で

夏野花
待つのは好き
待たせるのは苦手
そんな君を
見ている僕の春

夏野花
春よ
そよ風で
はじまりを
後押しして

夏野花
03/01 春、待ちながら雪に恋する
どっちつかずのあたしの揺れに
たぶん気付いて
せかす花粉の悪戯に

夏野花
またさがしてる
見つけても
見つからなくても
毎日の儀式

夏野花
どうしてかな
恋人じゃないし
家族じゃないし
友だちでもないって

夏野花
02/01 とんでいきたい
眠れないって言うから
どんな暮らしなのか
ちらり覗いて帰りますから

夏野花

冬の夜の花火
隣の椅子には連れが来ます
言い続けて30分
缶コーヒーと君が来た

夏野花

さがしていたの
ずっと
見つけたのが
君でした

夏野花





2006

12/05 ここに広がる青い空
飛ぶトリ私
誰も知らないドコまで飛ぼう
水平線の向こうを見たい

夏野花
すきまの時間
みつけた時間
だいじな時間
あたしの時間

夏野花
アイテムは増やさなきゃ
大人も子どももそう思う
手に入れるため
大切なもの捨てたりして

夏野花
10/24 橋の名を
右から左に
読んでみる
しばうょしいた

夏野花

ふり注ぐ日射しはあたたかで
それだけで
幸せだったりする午後でした
恋しちゃった

夏野花
葉の文字に
ちょっぴり
しっとしちゃう僕
君がいなきゃ咲けもしない

夏野花
10/17 うそつき
あいして
そのまま
あいして

夏野花

うわさを
のみこむ
おおきな
ぽっけに

夏野花
よりそう
ふたりは
さかみち
のぼるよ

夏野花
10/03 コロンところがる
ボタンがころがる
拾い上げてその手で
縫いつけてその糸で

夏野花
きみとぼく
同じなのだと思った日から
消せない記憶になりました
大人になってもそれは変わらず

夏野花
心砕け
消え入りそうでも
心失わず
空を見上げて

夏野花
08/14 はじける歓声に
はっとする
薄まった麦茶
飲み乾す

夏野花
ひとまず待とう
帰るのは
夕立のあと
もうちょっとと雲を見る

夏野花
帰り道
自転車
相乗り
二人きり

夏野花
07/18 日々のこと
気がついたら
海の日だって
火曜がこわい

夏野花
夏がきた
ガラスの器に扇風機
母の声する土間は
素足で遊ぶ

夏野花
どんまいどんまい
最後に言ったのはいつだったろう
ボールが君の頭を越えて
引退が決まった日だったね

夏野花
07/11 自信っていうか
やるだけやったから
と 言い放つ
蚊一匹にキンチョウの夜

夏野花
休日出勤の連続で
なんかもう
いやんなっちゃって
だからかなジダンが気になる

夏野花
ぞうきん
絞って汚れて
捨てられて
寂しくないよ役目は終わり

夏野花
06/27 納得は
水溜りの中で
渦を巻く
ただ渦を巻く

夏野花
秘密は
雨のように
西からざわめき
ざわめきしずまる

夏野花
唇は
触れて潤う
そっと触れよう
その唇にそっと

夏野花
06/13 どうするの
自分に問うのは
ポーズなの
決まっているから雨の朝

夏野花

つづく
そう呟き
終わらぬ告白前夜
眠れない

夏野花
どうしてどうして
どうするどうする
つづくことばは
くりかえしばかりの僕たちだった

夏野花
05/23 だってと
言い過ぎて
怒らせちゃった午後は
ごめんを目力でおくる

夏野花
みていた
あの道曲がるまで
黄色のランドセルが
見えなくなるまで

夏野花
今こそと思うのは
布団の中で
意気込みは夢の中に
溶け込んでいく

夏野花
05/16 絵画展に行った
巻タバコをもつ彼女に
ただ会いたかった
すべてを受け入れるまなざしに

夏野花
知っているかな
好きだってこと
知っているかな
一目惚れだって

夏野花
勝つことが
全てじゃないって言ったよね
勝つことが
全てじゃなくとも望みです

夏野花
05/09 きらきらと
輝くのは一瞬だって
見逃さないわけ
見逃せないわけ

夏野花
イジワルってね
相手のことよく知って
考えてするものなの
知っているかな

夏野花
順番だから
なんて言われても
引き下がれない
だだっこみたい

夏野花
04/25 漂っている午後3時
聞こえてくるのは
ママのうたごえとお湯の沸く音
今日は絶好調みたい

夏野花
おくさん
おくさん
ふりかえり
いたずら顔のパパにぐーぱんち

夏野花
じゃんけんで決めよ
負けた人が一番ね
簡単ルールが得意な人
あたしのママです

夏野花
04/04 桜は全部うけとめて
変わっていく姿をただ見せて
僕らのこころを奪ったままで
散ってしまって潔すぎる

夏野花
タイムマシーンがあったらね
18の頃に戻るの
たぶんきっと近くにいたから
見つけてもらうのそれが願い

夏野花
菜の花畑か見たことないな
一面の黄色に埋もれる私は
上を見るのか前を見るのか
遠くを見るのか

夏野花
03/14 天気予報
晴れて霞むこの季節
伊達の薄着の
祖父を想う

夏野花
水や空気や太陽光は
いつでも私のそばにある
当然のように与えられ
限りがあるなんて思いもせずに

夏野花
まわるまわるまわる
惹かれながら
知らんぷりしながら
真ん中にきみを見ながら

夏野花
02/28 鳥を見るのはいつも橋
その日も街灯の一番上に
ちょこんととまり
僕を見ていた

夏野花
ふわり包まれ
そんな日は
アクシデントに
揺るがない

夏野花
背中の美しい
凛とした人
歩んだ道の険しさも尊く
クールビューティー氷に舞う

夏野花
02/07 しあわせかしら
問いかける
いつでも答えが欲しい
私のくせ

夏野花
2006ねん
よかんはあるの
かわったわたしを
みせてあげる

夏野花
片隅にあるもの
いつもあるから
安心でここち良く
そんな存在であれたら幸せ

夏野花





2005

09/27 高い空
大の字になって
ひとり寝転んだ
夜の駐車場22の夏

夏野花
引き出しの奥のほう
あんなことこんなこと
いっぱい詰めて
ときどき出して一人遊び

夏野花
贅沢しましょう
独り占め
ワッフルと紅茶に
ゆるい陽射しが誘う午後

夏野花
09/06 忘れない
心そのまま
感じて
恋した

夏野花
ひまわりの花
古い家の
その場所に
今年も咲くかな

夏野花
歩き出す
仕事よ今日も
信号待ちに
イライラしません

夏野花
07/18 すべてをかけて
そんな大袈裟なことでなく
あなたのことを
好きだから

夏野花
夏の空
あの深い空
遠い空
続きは雲の向こうの宇宙

夏野花
あの時と今がどう違うの
僕のことなんてわかってない
自分のことは決めていくよ
そう教えたこと思い出して

夏野花
07/12 好きだよ 
その曖昧な感じ
何にも決めない
道しるべの君

夏野花
苦しくて
云わなかったんじゃない
もっと最悪
面倒だったんだ

夏野花
旅に出ます
それだけ残して
断ち切る人生
隣にあったらどうします

夏野花
06/28 のびる成績
折れ線グラフ
客観的 と は い え
全て表すわけがない

夏野花
未来は1つ
変わらない
そう思う方が
楽だから

夏野花
六月は
紫陽花や
傘で
華やいで

夏野花

未来をえがく
力があれば
夢をつかむ
術がみえる

夏野花

06/21 探しながら
片づけながら
苦い珈琲
飲んでいます

夏野花
わたしって要領はいいの
焦るより深呼吸
こんな時こそ
とろけるプリン食べよ

夏野花
くらしはクールよ
風鈴にわらび餅に蚊取マット
ノースリーブは
二の腕対策してからね  

夏野花
06/14 足跡みつけて
歩幅あわせて
水溜りとびこえ
一緒にいたい

夏野花
間違いを
ほんとにしちゃう
くらいの
ぱわーがまぶしすぎます

夏野花
大切だもの
なんて遠回し
しないで
はなさないで

夏野花
05/18 五月豆を頬張り
塩加減に注文をつけ
ビールを飲みテレビを見る
明日は晴れらしい

夏野花
満月の夜だけ
気づく
いつでも在るのに
満月の夜だけ

夏野花
11時半
ここが大事と
そよぐ風に
挑戦状

夏野花
04/26 さびしい金魚は
見られることが
嫌なわけじゃ
なさそうで

夏野花
さくらの花びら
遠くて
触れたくて
待つしかない

夏野花
目覚まし時計のように
合図をおくって
そうしてわたしを
衝き動かして

夏野花

04/05
みんないる
バスに乗り
眠りにつく
桜台行き

夏野花
うなずいた
言葉はなくて
桜は蕾で
くしゃくしゃ顔で

夏野花
おしゃべりは
母の特権
子の手のひら
花びらいっぱい

夏野花
03/29 薬ゆびゆれ
ゆれとまり
とらえたの
はじまりを

夏野花
月のようじゃ
みえないの
てらしてよ
そのみちを

夏野花
朝もやから
うかぶかげ
りんかくは
きみのよう

夏野花
03/22
もぞもぞと
うごきだし
もじもじと
かおだすの

夏野花
むりらしく
おもえても
ただしさが
ひっぱるの

夏野花
たいくつで
へりくつを
ならべては
すててみた

夏野花
03/08 ねじをはずして
分けて解いて
見つかるかな
はじめからやってみよう

夏野花
時間を知らず
この1日を過ごすことは
できません
腕時計ははずせません

夏野花
みつけた
つまずき
けんかの
たねだね

夏野花
03/01 俺と自称する君の声を
ドアの向こうで
こっそり聞いて
俺ねオレオレと呟いて

夏野花
やさしさ
はかりに
かけては
だめよと

夏野花
サクラ色のつめ
きちんとそろい
安心して
決めた午後

夏野花
02/22 あなたにアゲル
あたしの寝顔
ナイショよ
まぶたのホクロのことは

夏野花
きもちった
はなびら
こいしくて
えだゆらす

夏野花
のの字をかいて
手のひらに
ゆっくりゆっくり
それだけで

夏野花
02/15 携帯電話
鯨を見ようと
船に乗ったら圏外で
見つけられませんでしたけど

夏野花
こっそりぬすむ
笑顔に後姿に
寝癖の髪に
全部ピンぼけなんだけど

夏野花
いっぱい書きました
そりゃもう毎晩ですもん
はい一通も
出せませんでしたけど

夏野花
02/08 てくびに
かんじて
じかんを
わすれて

夏野花
からすが
こわいの
なくから
こわいの

夏野花
不安で
携帯を握りしめ
ただ歩き回って
君に出会えた

夏野花
02/01 せつないのです
つれないから
なれないのです
いくじなし

夏野花

あわてないで
深呼吸
いつもの気持ちで
飛びあがれ

夏野花
いらない布は
違う形につなぎ合せて
真新しくなったね
こんにちは

夏野花





2004

11/16 あなたのそばは青の色
赤い服着たあたしを混ぜて
黄色の鳥を誘いこんだら
消えちゃった

夏野花
にらめっこのつもりよ
笑ったりしない
負けたりしない
泣いたりしない

夏野花
決めたこと
口にするのは
おまじない
歩きはじめる最初の一歩

夏野花
10/26 靴下
大きいね
一杯だよ
足じゃなくて

夏野花
れんがのおうち
だんろのなか
おんなのこがね
のぞいてる

夏野花
ありがとう
ぱぱままさんた
くっきーこうちゃで
あたたまる

夏野花
10/19 届かないのは
距離のせいじゃなくて
心のせいでもなくて
それが選んだことだから

夏野花

寄せて
退いて
染込む

夏野花
きらきらと
眩いのです
木漏れ日もらい
耳を澄まして

夏野花
09/14 しらないよ
のぞいた顔に心ゆれ
イツカ出会った
その人隠す

夏野花
かなわない
彼はABおとめ座で
私はOのうお座です
流されるのは星のせい

夏野花
だれにも
いわない
ひみつの
ほんだな

夏野花
07/13 砂浜は裸足でなくちゃ
ざらざらさらさら
迷い込んで流して
きいれいさっぱり

夏野花
おはようでは終わり
おはようでは始まらない
ささ次のコトバ考えて
一気に吐き出しちゃえ

夏野花
この手にある傷
小さな傷
アリバイ崩しの
写Mail送る

夏野花
06/29 約束はひとつだけ
ひとつだけなんて云いながら
大きすぎたね
背伸びさせすぎた

夏野花

ぐーの力緩め
ぱーにして
握りあった
手と手

夏野花
消さないでおこうと思ったの
私が私だったこととして
夢とは違うその空間で
生きたことを残します

夏野花
06/22 お願いします
どうぞ気が付かないふりで
だけど気が付いてもいるんだよと
曖昧さがバランスを保ちます

夏野花
夜光虫よ、あれ・・・
波打ち際のギリギリで
引き戻した僕に
君がささやく

夏野花
るすです
しばらく
たいてい
いるすね

夏野花
06/01 ふたりきりなら
呼び捨てなのに
三人になると
「お母さん」

夏野花
すっかり夕暮れ
ゆっくり歩く
しっかり握って
きっちり愛して

夏野花
見えない影法師
僕を照らすおひさま
いなくなっちゃった
負けるな

夏野花
05/25 睦まじく生きた
激しくなくとも
色褪せることもなく
淡々と

夏野花
居間は1つで空間2つ
ソファベッドの
あちらとこちら
分けても人生1通り

夏野花
背中越しに

刹那の夏
戻れない

夏野花
05/18 まっててくれる
そわそわして
うきうきして
橙色になって

夏野花
日が暮れる
もうすぐかしら
来るかしら
茜が藍にかわるから

夏野花
わがまま
気まま
赴くまま
ままは色々楽しんでます

夏野花
04/27 写真は裏返して
ブックカバーで隠しておくの
ときどきそっと取り出して
ドキドキするの

夏野花
春風待たずに
春色の服
春の音合図に
春を探しに

夏野花
すきだったひと
過去形なんですね
なんてすねて
ちょうどいい

夏野花
04/20 アナタ
揺らして
二人で
おちた

夏野花
おちた葉っぱ
拾い集める
その手は何も
みつけられない

夏野花
みつけられない
みつからない
みつけたくない
いつものアナタ

夏野花
03/23 国語の教科書
めくったページ
偶然見つけたあたしの名前
振り返ったら君がいた

夏野花
まわる
ころがる
ひとがいきる
おもしろさ

夏野花
新学期の深呼吸
君の名前を見つけて
入る教室
懐かしい顔

夏野花
03/09 あなたは誰かと問われ
私は誰なのと思う
わたしの知ってる人かと問われ
私を知らないあなたとの縁を思う

夏野花
毒ドク独ドク読ドク
苦い寂しい楽しい
珈琲午後約束
鳴り響く鼓動

夏野花
姿を変えても
変わらぬものに
こだわる必要もないけれど
逃れることもできはしない

夏野花
02/17 歌ってよ
赤いスイートピー
酔ったあいつの
口癖だった

夏野花
感覚は共感を生むが
理解には繋がらない
なんて
意味あるの

夏野花
必ず
其処に
帰る


夏野花
02/10 ろうかの真ん中
君の教室
急に早足
鼓動と一緒

夏野花
れっきとした恋心です
いえ ほんと
はい 愛なんかじゃありません
けっしてね

夏野花
彼女ね
潔くて真っ直ぐな人
だけどたぶんきっと
私の方があなたを好き

夏野花
02/03 暗号かな
解けないけど
ストレートにいくよ
たまにはいいでしょ

夏野花
帰りたいのはどこ
帰したくないのは誰
帰るのはここ
カエレルウチ二モドリマショウ

夏野花
黒い服ばかりが並ぶ
無難だからと選んだのはわたし
安心と安定を考えて
さし色で遊ぶことも忘れてた

夏野花
01/27 まるくなって
膝をかかえて
心臓の音を聞いて
明日を思った

夏野花
よるの藍が
あなたを隠して
きがついて
あわてる朝の白

夏野花
ラーメンを食べました
白く並んだ湯気の行列
ふうーと吐息とすする音
笑顔のおしくら饅頭そこにあり

夏野花






2003

12/16 恋しいキモチ
手のひらの雪のよう
すぐに溶けて
消えちゃった

夏野花
さよならって云ってみた
何度何度も云ってみた
さよならごっこ
シミュレーション

夏野花
お願いします!ごめんなさい!
の恋愛ゲームじゃないんだから
も少し間があっても
なんて思います

夏野花
11/25 並んでる僕の心を
一つずつ説明して
最後までいったところで
一つのものだと気が付いて

夏野花
かなしい思い(なんだ)
叶わぬ思い(だからさ)
奏でて君に(いつか)
必ず伝えて(みたい)

夏野花
だからね
僕はココ
君もココ
二人ココ

夏野花
11/18 あるいはそれが恋だとして
私がキミを好きだとして
こんなにイキグルシイこと
説明できます・・・

夏野花
ありがとう
呼び止めてくれてありがとう
ドアノブに手をかけた時
君の声が聞こえた
 
夏野花
気持ちをください
あなたの気持ち
それだけはあげられないと
君は言うけど

夏野花
11/04 赤ちゃんの
手のひら包まれ私の小指
ほんわかやわらか
微笑みもらう

夏野花
指輪はしても良いのよと
言ってもらいはずせない
結婚している証明に
指輪は私の一部になった

夏野花
風船が
流れる空が風の道
君は何処に
行くのでしょう

夏野花
10/28
空はこころを見透かして
あんなに青く
あんなに遠い
今日は渡そうこの手紙

夏野花
沈んでいった水槽の底で
君の吐いた泡を見てる
幸せも憎しみも
全部まとめて引き受けようと

夏野花
限界かな
それが今日の答えでも
明日はその線越えている
そんな繰り返しって驚きさ

夏野花
10/21
秋だからと投げ出され
落ちたところで重なって
見えなくなって
拾い上げて 君

夏野花
決めてたの
会わないと
決めながら
会いたかった

夏野花
ひとつふたつ
約束だけは増えていく
破ってもいいのよ
決め事秘め事

夏野花
10/14
やめられなくて
一口だけ
もう一口と味見は続く
作る幸せ最初に味わう

夏野花
草の上で本読んで
真っ赤になった空に気づいて
サザエさんの時間
走って帰ってギリギリセーフ

夏野花
アウトと君が教えてくれた
ピンと張ってた糸が切れ
高く高くゆらゆら舞い上がって
それから何処かにふんわり落ちたい

夏野花
10/07 ずしり重いリュック背負い
歩くいつもの道
遠いようですぐそこで
短いようで長いその日の道

夏野花
右を歩くのが
クセになって
左にあなたがいないと
不安です

夏野花
なのにわたしは書く の よ ね
「る」で終わればいいものを
「の」をつけ確かめ
「よ」で言い切り「ね」で念押し

夏野花
09/30 知らなかったのは
最初の一歩
知ろうとする気持ち
足りなかったから

夏野花
見せずに見てね
泣いてるようで
笑ってるようで
強がりのようで

夏野花
九月になって
月をみて火星をみて
雲をみて空ばかりみて
君のことばかり考えていた

夏野花
09/23 裏側を見せることもなく
満たされ欠けて放つ光に
見上げる僕が心奪われても
君は許してくれるだろうか

夏野花
上弦の月に
浮き上がる
幻でないと
抱き寄せる

夏野花
紫紺の葡萄
香る甘さが鼓動を早め
もう一粒と
誘う君に勝てるはずもない

夏野花
09/16 猫は隣家から
ベランダ越しに
私を見る
私が見つめ返す必要はない

夏野花
実ったもの
蓄えて
冬を越えて
種をまく

夏野花
音のない液晶画面
言葉が
リズムが
私に響くのです

夏野花
09/09 読まずに捨てる
そして後悔しちゃうんだ
わかっているから
怖くても確かめる

夏野花
たくさんもらった
君の優しさ
ウソもホントも
全部まとめて君だった

夏野花
だったらいいなあ
頬杖ついて繰り返す
だったらいいなあ
あん 呼ばないで

夏野花
09/02 黄色は危険でミステリアス
創造の色と教えられた
新しい一歩を踏み出す時
今きた青い道が力になる

夏野花
風 緑の冬に連れてって
冷たい夏 揺れる心を
あなたはずるい と
あたしもずるい と

夏野花
むりだって
むりだなんて
むかしは
むてっぽうだったのにね

夏野花
07/15 頬に触れて
あたしを確かめて
此処にいるよ
此処にいるから

夏野花
あの時キミは何を感じたの
あの時キミはただ生きた動物のようで
あの時キミはただ行動した
あの時のことを
   キミが忘れることは生涯ないだろう

夏野花
天日に干した布団
ほかほかで 
お日様の香りにくるまれ
夢見る前から幸せだった

夏野花
07/08
夏だもん 心がざわめき流れても
片目を瞑って見逃して
笑って戻ってくるのを待っててなんて
ちょっと調子良すぎよ darling

夏野花
嘘だけど 気持ちいいから許してあげる
閉じた瞳で僕をみつめて
そんなこと言われたら
参ったかな

夏野花
ナンテ ね 
笑っていったあの人に
悔しいから
とびきりの笑顔
 
夏野花
07/01 雨の日は
長靴と一緒
気にせず跳ねた
少女の頃

夏野花
待ってるね
ベンチに座って本読んで
早く見つけて
あたしを見つけて

夏野花
もじは誤解を生むよ
キミはその日
消えてしまった
綴ったもじと一緒にね

夏野花
06/24 まる あげる
彼方の答えによどみはない
あるのは私の心の
ワダカマリ

夏野花
恋しい苦しい逢いたいよ
狂おしいくらいに乱されて
そっと触れる
わが唇

夏野花
消えないで 
叫んだところで
目が覚めた
いつもの寝顔が横にある

夏野花
06/17
いっぱいなくしたものがある
大人になるってそういうこと
いっぱいみつけたことがある
大人になってわかったよ

夏野花
ココロ何色茜色
腕を振って歩きましょう
顔をあげて歩きましょう
明日は何色ココロ色

夏野花
顔が見たくて近くに行った
偶然じゃないよね
でも偶然
やっと会えてあいさつだけ

夏野花
06/10
もう いらないよ
君の言葉にきゅんとなる
あげれば良かった
あたしのココロ

夏野花
小さくて
そっと触って確かめた
切なくて
やっと触って確かめた

夏野花
コドモノコロハ
ヨカッタナ
アイストイッショニ
トケタイヨ

夏野花