cap verses / そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ


kei-kura


2010
04/01 撫でてゆく
木々のひとつひとつを
ねぎらいながら
春を迎える森の中
 
Kei-kura
 
ノックする
かなわぬ恋に痛めた胸を
握りこぶしで
6回トントン
 
Kei-kura
わたしだ
甲斐性もなく
勇気もなくお金もなく
不幸でもない
 
Kei-kura
03/01
カフェテラス
ヨットハーバー
サンセットディナー
テイク・ア・チャンス
 
Kei-kura 
祈る
おやすみまえに
声がききたいと
こころでつぶやき
 
Kei-kura

閉じて
思い浮かべて
気づいてくれる
その日まで
 
Kei-kura
02/01
冬の海
大いなる静寂
深き青にゆだねて
小さく祈る
 
Kei-kura
 
そと面を気にして
通り過ぎた時間分
内面に溜まったほこりを
拭いながらの願い事
 
Kei-kura

それから
どうなるのかな
こたえ
みつかるといいな
 
Kei-kura

01/05 ふたり黙って
心さぐり 想いつのらせ
少し離れ ゆっくり歩く
年の瀬の くらやみ坂
 
Kei-kura
 
まだ遊んでる
閉校となる校庭で
そっと過ぎ去る時を忘れ
少年少女ら合わせて五人
 
Kei-kura
探してしまう
決まったところに
おいたはずのメガネ
夕陽で目覚める一日の始まり
 
Kei-kura





2009


12/01
冬の公園の展望台
澄みきった空気と静寂の中
見過ごしてきた大切なもの
彼方にみつけ両手を伸してみる
 
Kei-kura

どんな時でもあなたが見えたら
転ばないように乱れないように
一息ついて力を抜いて
深呼吸してヨシ!とつぶやく私
 
Kei-kura

ずっととなりに
感じている
思い焦がれるかの人の
二の腕のやわらかさ
 
Kei-kura
11/01
ぐるぐるまわる
妖しいベッドで
暖流寒流絡み合い
愛しさ憎さぶつけあう
 
Kei-kura
きらきらひかる
燈台の灯が
こっちを向くたびに
目を閉じ願う夕暮れ
 
Kei-kura

くらくらしてる
ばあいじゃないね
みつめたあと
てをつなぐだけだから
 
Kei-kura

10/01
アルバムは臙脂色
厚い表紙に挟まれて
こぼれ落ちない思い出と
ただ一枚 友からの文
  
Kei-kura
気持ちの
移り変わりが
少しも気にならず
ただ委ねる この季節
  
Kei-kura

 
多すぎて 素敵すぎて
好きになりすぎて
愛しすぎて
ただ月日は 過ぎていく
 
Kei-kura
09/01
罪の重さを知り
もう続けまいと
罪の深さを理解して
決して繰り返さないと誓う

Kei-kura
沈黙の訴えに
言葉を無くし
足は竦み
ただ立ちつくすだけ

Kei-kura

作品に偲ぶ
語り継ぐ伝説
八月の空をみて
ほとばしる鮮血

Kei-kura

08/01 君だからこそ
優しくなれた
言の葉の
かずかず
 
Kei-kura 
かずかずの
おとぎばなしを胸に抱き
直に逢える筈だから
暫くはだいじょうぶ
 
Kei-kura

だいじょうぶ
雲をつきぬけ
太陽となった
君だからこそ
 
Kei-kura

07/01 種から膨らんで
土を盛り上げ
にょきにょき現れた
新芽君 お名前は?
 
Kei-kura
降りそそげ
てるしの島 夏夜の星
君もそこにいるはず
僕はここにいるから
 
Kei-kura
風に吹かれて
運ばれた想い
北の地までは
辿りつかないね
 
Kei-kura

06/01
日々ゆらゆらと
揺らぐ決心
鎮まるのかな
秋の頃には
 
Kei-kura

 
会えてよかった
生まれ育ち恋した
街は遠く
離れているのに
 
Kei-kura

生まれる新たな命
ねこやなぎの棉花
風に舞い
解き放たれた種から
 
Kei-kura

05/01
ゆきつもどりつ
ふたつみっつ
はつらつもーれつ
ななつやっつ
 
Kei-kura
君は君
いつも夢見て
きみはきみ
幾夜夢見る
 
Kei-kura
なにもかも
なんくるないさと思えるから
αの星レグルスを
今夜も見つめて心静める
 
Kei-kura

04/01
そわそわして
胸高鳴り
言葉を忘れ
すれ違うだけ
 
 Kei-kura

抱きしめて・・
確かめて・・・
柔らかくて・・
儚くて・・・・
 
 Kei-kura
 
そのままだから
好きなものは
風貌は変わったけれど
こんど逢わない?
  
Kei-kura

03/01
春の足音確かめたくて
耳を澄まし歩いてみる
田浦の梅園から鷹取山へ
雨上がりの朝陽あたたかく
 
Kei-kura
眠っていたい
弥生の風に煽がれながら
念頭平松の下で
ここはとっておきさ
 
Kei-kura
優しく見える
笑顔に隠された
いろいろな事
知る由もなく
 
Kei-kura
02/01 ちからをこめて
つちをねり
ねがいをこめて
ろくろをまわす 

Kei-kura
はたらくよろこび
かみしめながら
そらをみあげて
きろにつく 

Kei-kura

やさしさに
ふれられるから
いつまでも
しりとりさんか 

Kei-kura

01/01
勇気をもって
花束を手に
君の街角をまがって
告白前に深呼吸
  
Kei-kura
てぶくろをぬぎ
呼び鈴ならし
君がでてくるまで
告白のことばたしかめる
  
Kei-kura
 
「あなただけなの」なんて
告げたおぼえはなく
告げられたきおくもなく
こたつにならび見る紅白30回目だね
 
Kei-kura
 





2008
12/01
迷うほどに
多様性魅せる
小悪魔との交わり
深くなる
 
Kei-kura
あなたとともに
これからも
ささやかなしあわせ
つづくといいな
 
Kei-kura

きっと
いつの日にか伝えたい
このまま ずっ〜とずっ〜と
会えないままかもしれないけれど
 
Kei-kura

11/01
粉々になり
雰囲気を察し
紛争を逃れ
分水嶺ふりかえる
 
Kei-kura 
欲しいものは何?と問われ
精悍な顔立ちと
衝きあげる欲望かな?と答え
苦笑いされる
 
Kei-kura
 
あくびをかみころし
くちびるをなめ たたかうきみに
ななめうしろから 見とれて
試験時間終了
  
Kei-kura

09/01
おぼえている
うたがいもなく
かわしたゆびきり
やわらかくて
 
Kei-kura

いつのまにか
ひとりぽっちも
みしらぬひとびとに
つきいちでゆらめく
 
Kei-kura

ぷっぷっぷっ
ふっくらな実
はじける食感
きれいなうぶげ
 
Kei-kura
08/01 名前をつけて
想いめぐらす
流れゆく雲
ひとつひとつに 

Kei-kura

夏の思い出
真っ白なシャツ
襟足に風そよぎ
憧れは遠くはなれて 

Kei-kura

見つめ合う
つぶらなひとみの二本足
踏み入れてごめんね
君たちの領域

Kei-kura

07/01 道に小さな肉球痕
深き森木々の緑かきわけ進み
導かれた先天青の下
その正体と見つめ合う
 
Kei-kura


走る稲妻
暗闇のカンバス
軌跡刹那記憶永遠
この恋も・・・
 
Kei-kura

よろこびみちて
ひとみかがやく
このこらのみらい
てんからみまもる
 
Kei-kura

06/01 ふんわり
ふたりきり
雲の上揺れながら
邪魔されない恋 

Kei-kura
実は熟しあやしき茜色
誘われ戸惑いながら
伸ばした手は届かず
ちくりと痛み走る 

Kei-kura
慣れるといいな
時をかさね
心ころんところがって
つたえられますように

Kei-kura





2007
09/01 大声で叫ぶ
稜線見上げ
水平線はるかに
君にとどけと 

kei-kura
41と49
八つの差は末広がり
いっそ足して
90までシリトリ繋がれ

kei-kura
情婦 陽炎のごとく
ゆらゆらと
共に堕ちながら
至上の愛

kei-kura
08/01
悪口不感症
不埒な人生
しがない余生への
世渡り免疫

kei-kura
事なかれ・・
寄らば大樹の・・
長いものに・・
反省します・・

kei-kura
ムラサキという
赤増して胸騒ぎ
青増して心静まる
魅惑の人と一夜限り

kei-kura
06/01 咲く さく サク
一輪 二輪 三輪
想い よせあい
いつか乱れ咲く

kei-kura
二人のための
お洒落なベンチ
おまりきらない
尻 二つ

kei-kura
画ビョ〜ン!
知らんプリする
君の胸に チョット
刺したくなる

kei-kura
04/01 あちこちに
やけどあとみつけ
おもう
わらうあなたを

kei-kura
笑うあなたを
遠くはなれて
振りかえる
真っすぐな道

kei-kura
道途絶えても
おにぎりほうばり
けものたちの導き
ひたすら待つ

kei-kura
「待つ」 だよ 「待つ」
02/01
とんでいきたい
すぐにではなく
ひと や・す・み
たくわえてから

kei-kura
冬の夜
ぬくもりのがれ
シン・シンと
雪を踏みたい

kei-kura
さがして
さがしつづけて
み・っ・け
指きりするひと

kei-kura





2006
10/24 橋の袂に
かくれんぼ
日も暮れたから
だれか見つけて

kei-kura
ふりかえり
手をふって
ふりかえらず
踏み出す

kei-kura
葉っぱの
じゅうたん
踏みしめ
そよ風に舞う

kei-kura
10/17 うそつきたく
なっちゃった
オフ会掲示板に
勤務表かすむ

kei-kura
うわさどうりじゃ
つまらないね
かんきらくたん
こうふん舞台

kei-kura
寄り添うだけ
ことばすくなく
強がらず 弱がらず
私らしく

kei-kura
08/14 はじけるさ
ずっと しゃがんで
ずうっと たくわえて きた
大JUMP 見て!

kei-kura
ひとりだけ 愛し
ひとことを  信じ
ひとしれず
ユートピア 描く

kei-kura
帰ります
か細き声に
気づかぬ ふり
心拍数急上昇

kei-kura
08/01 カンパイで
はじめましての
ごあいさつ
一年分の箍はずし

kei-kura
メロン メロン
熱帯びた
甘い言葉に
メロン メロン

kei-kura
キリンさん
たかくみわたす
このくには
まだだいじょうぶ?

kei-kura

07/25 ビール手に
ふっくら ゆらぐ
グラスごしのきみへ
幸多かれと涙のカンパイ

Kei-Kura
ばしょうふの
風とおす 心地よさ
灼熱の夏の日に
少女らの犠牲 ウムウ(想う)

Kei-Kura
川つたい
葉っぱ流し
一目散
君の到着待つまで幸せ一杯

Kei-Kura
07/18 日々想う
木造校舎で
抱き夢
有効期限延長

kei-kura
夏夜空
髪結い見上げる少女たち
美しき火の粉浴び
平和甘受

kei-kura
どんまい!
いいこともあるさ!
あきらめないで!
ゴメン 今は勘弁!

kei-kura
07/11 自信もち
新たな決意 潔し
ヒデの足跡 前途に
拍手喝采

kei-kura
休日に
君への想い 整理しよう
記憶とどめる ダヴィング作業も
しばし ぼやける

kei-kura
ぞっこんでした
類稀な頭脳
シンプルなプレースタイル
そして ひたむきさ

kei-kura

07/04 今はじまる
静かな朝
人知れず
新たな命 ぬくぬく誕生

kei-kura
影ながら
みまもっている
古長老に
頭垂れ 一歩踏み出す

kei-kura
遠くはなれて
眺めてみる
何気ないしぐさに
らしさ みつけた

kei-kura
06/27 納得したふり
せいいっぱいのえがお
わざとのいじわる
6月の空にサヨナラ

kei-kura
秘密です
正体不明もまた楽し
オフ会にトキメキながらも
我らしく ふるまう

kei-kura
唇かみしめ 
意思の強さ 表し
か細く華奢なれど
紅一点 働きぶり 天晴!

kei-kura
06/20 数学者 科(化)学者 芸術家
怪しげな しぐさ たたずまい
判別不能な 風貌なれど
未来切り開き 夢追う人たち

Kei-Kura
門前に 残り湯くんで 打ち水し
冷却の中 光る 青き反射浴び
高熱下の2試合 多くを語らず
平常心で 声援・拍手を誓う

Kei-Kura
ろうそく 1本 手を暖めて
ろうそく 2本 耳たぶ染めた
ろうそく 3本 足先まで温もりながら
ろうそう 吹き消し Happy Birthday

Kei-Kura
06/13 どうする? 心 解け合うため
どうする? 気持ち 溶け合わせ
どうする? 指先から 融けあい
どうする? 心身じゅう 熔けた

kei-kura
つづく 道は 曲がりくねり
つづく 道は 長く果てしなく
つづく 道は 夢がかなうまで
つづく 道は 自らの軌跡

kei-kura
どうして この国に 生まれたのだろうか?
どうして この国は 美しいのだろうか?
どうして この国は 平和なのだろう?
どうして わたしは イキテ・イルノ・ダロウ・?

kei-kura
06/06 気分よく   休息
きぶんよく  目覚め
気分よく   パソコン開き
きぶんよく  投稿復活

kei-kura
確認OK 声に出し
確認OK 指し示し
確認OK また一歩
確認OK 新たな期待

kei-kura
きっと  見つかる
きっと  出逢える
きっと  叶う
きっと  好き

kei-kura
05/16
絵日記に綴られる言葉みて
方々での暮らし 景色 
夢ものがたり へと
想像力 果てしなく膨らむ

kei-kura
知っているかな 子らの夢
知っているはず 家内の心中
知っているよね 父、母の人生
知っていなければ 自分自身

kei-kura
勝つたひと 勝つたチームへの 賞賛
負けたひと 負けたチームへの いたわり
Good Fellow & Good Loser どちらも欠かせぬ
スポーツマンシップという言葉 あらためて問い直す 今こそ

kei-kura
05/09
ときめきの あと きらきら きらきら
よろこびの おと きらきら きらきら
かなしみの あと きらきら きらきら
あこがれの ひと きらりと そらへ

kei-kura
イジワル ばあさん アオシマユキオ
イジワル おおかみ ブラウニー
イジワル 天使 ジェイムス・ギャグニー
イジワル おやじ  じぶんじしん

kei-kura
名前の順番だから 一番まえ
背の低い順番だから 一番まえ
目の悪い順番だから 一番まえ
好きな順番だから きみが 一番まえ

kei-kura
04/25 漂っている
フキソクな行進さえ 運まかせ
好奇心いっぱいな
ヘンシンまえの 高分子たち

kei-kura
おくってくれますか?
ひかえめな ことば と
するどい まなざし に
年甲斐もなく たじろいでしまい

kei-kura
じゃんけんできめたキックオフ
ボール一つと緑の芝生
缶ビールのゴールに歓喜し
6月への願い託す

kei-kura
04/18 会いたいひとに つたわれ つたわれ
会えないひとに とどけ とどけ
いま 足音ちかくまできても なお
夢 こわさぬよう あわないでおく

kei-kura
ぐぅ ちょき ぱぁー おあいこ
小さな手 と 大きな手 の じゃんけん
グゥ チョキ グゥー また おあいこ
やわらかい手 ごつい手 の じゃんけん

kei-kura
せわしく 生きてきちゃったなぁ
遣り残したこと たくさんすぎて
こんどは ほんの すこしだけ
ゆっくり と いきてみる

kei-kura