葉弥月さんのシリトリ
2004 |
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07/13 | 砂浜に行こう 新しい仲間と 昔落とした なにかみつけに 葉弥月 |
おはよう っていえる朝 しっぽふりふり ごはんをたべよう 葉弥月 |
この手に手を 胸元で拳を ひらいてむすんで 新生、俺。 葉弥月 |
砂浜を足の掌で 握りながらあるく 全ての始まりと 全ての終わりを 葉弥月 |
おはようBAD MOON 気分はどうだい なかなか悪いね 始めようか暗い朝を 葉弥月 |
この手につかんだものは 脆いものも 強いものも わたしの一部 葉弥月 |
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おはよう やたら重く聞こえた 涙が出てきた おはよう、おはよう。 葉弥月 |
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06/29 | 約束という 言葉の不安定さに どっぷり沈み込んだ 君を巻き添えに 葉弥月 |
ぐらぐらと ゆれるあたまを おさえながら ぽてぽてとあるいてる 葉弥月 |
消さないでいても 消えてしまうから 捨ててしまおう なくしてしまおう 葉弥月 |
約束はしない 動けなくなるのは いやだから 身勝手でいさせて 葉弥月 |
ぐのおおい カレーがたべたい むかしたべた なつのあじ 葉弥月 |
消さないでなんて 山のように残した 宝物はもう ガラクタ模様 葉弥月 |
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06/15 | 遺言を 書いてるような 暇はないから 化けてでますよろしくね 葉弥月 |
感情を ギリギリまで 追い詰めて ぱっと羽化する 葉弥月 |
ギリギリのラインで 歩いて行けたら いいと思う クモの糸でもわたるよな 葉弥月 |
感腺を刺激する たくさんの世界を リボンでくるんで あなたにあげる 葉弥月 |
ギリギリ 生きてる それで 十分 葉弥月 |
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06/01 | ふたりきりだったら 見えないものもきっと いっぱいあったから これでよかった、たぶん 葉弥月 |
素直に泣けない あたしを許してね ふたりきりでも 許してね 葉弥月 |
見えないものほど 欲しくなる この世の全て 欲しくなる 葉弥月 |
ふたりきりの時間 なんてほんとはなくて 小さな寝息や 内緒話が聞こえてる 葉弥月 |
四葉の苗を 一つ買う ブルームだらけの あたしを食べる 葉弥月 |
見えない方が 楽だけど 見えない方が 長く苦い 葉弥月 |
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05/25 | 睦まじく の「睦」ってなんでしょう まあどうでもいいか ひなたぼっこの毛づくろい 葉弥月 |
居間には今私独りですが 今から祝いの宴 今すぐのいてね 居座りオバケ 葉弥月 |
背中の姿だけを 幾枚もかかれた スケッチブック ちらりとのぞく 葉弥月 |
睦まじくならんだ 二つの背中 正面なんか 見る必要無いね 葉弥月 |
居間に今まで座ってた 小さな宝を捨てました 睦まじく鳥達肩寄せて 僕の姿を笑ってました 葉弥月 |
背中にも顔はあるよ 時々、口より目より しゃべってくれるよ 居間に一枚飾ってる 葉弥月 |
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05/18 | まっててくれる? 本当はもう戻らないこと 知っててあなた 許したのね 葉弥月 |
日が暮れる ピンクの空 黙って二人 見ていた夏 葉弥月 |
わがままを 言ったつもりはないけれど どうやらあなた ご立腹 葉弥月 |
まっててくれる背中が ひろくてせまくて くすぐったくて だきつきたくなる 葉弥月 |
日が暮れるほど 話してたけど 10分しか話せない今 むしろ貴重 葉弥月 |
わがままになります 宣言します これからあなたと 一緒に生きるためなのです 葉弥月 |
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05/11 | はらりとこぼれて落ちたのは 俺の良く知るアイツだろうか そもそもそれはなんだった? こぼれ落ちたから解らないのか 葉弥月 |
ちょっとさみしい最近 どうやら 落ち着き過ぎてる模様 そろそろ暴れておかねばな 葉弥月 |
ベンチが嫌い 微妙な長さが嫌い 二人で座るにゃあまるし 他人とシリを合わせたくはない 葉弥月 |
はらりと舞う時 美しいのに ふんづけられて コンクリを汚く染めてた 葉弥月 |
ちょっとさみしい まさか自分が こんなにさびしんぼうだとは 気付かなかったよ 葉弥月 |
ベンチってすごい微妙な アイテムなのに 絵になっちゃうから ちょっとくやしい 葉弥月 |
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04/27 | 写真が増えてる 好きに使いなと 姉弟から抜け出して 芸術屋達の気分 葉弥月 |
春風の 色が消える 淡すぎて 見えなくなる 葉弥月 |
すきだったひとの 話題が出ると 私押し黙るけど 謝らなくていいから 葉弥月 |
写真は嫌いと言った 手元の写真の中に 私の知ってるあなたは たしかにいなかった 葉弥月 |
春風に 気づかない程 走っていた 自分で風を切って 葉弥月 |
すきだったひとも たぶん いたとおもう おぼえてないけど 葉弥月 |
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写真を撮っておこう 嘘をつくには 絶好の アイテムになる 葉弥月 |
春風を引っ張れば 夏が引きずられて くるんじゃないかと 思うんだけどどうかな 葉弥月 |
「すきだったひと」だなんて 過去形にはできないし 「すきなひと」っていうのも だからただ隣にいるの 葉弥月 |
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04/20 | アナタ コナタ ヒナタ カナタ 葉弥月 |
おちた葉っぱを ひろってみた まだまだ 生きてた 葉弥月 |
みつけられないものは いつかでてくる みつけられないものの かわりにでてくる 葉弥月 |
アナタと呼ぼうか アンタと呼ぼうか 兄さんって呼んだら 怒られたしなぁ 葉弥月 |
おちたんじゃねぇ おりたんだ 俺の手と足で 別に怖いわけじゃねェぜ 葉弥月 |
みつけられないんだ ちょっと手伝ってくれ このへんにあるはずなんだ なんだかは思い出せないが 葉弥月 |
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04/13 | 好きなものは いつだってスキ うまれたてでも おばあちゃんでも 葉弥月 |
翼は重い だからヒトは飛べない 身軽になって 手をつなぐため 葉弥月 |
ピエロの仮面が 僕を救う 君に哀しみが 伝染しないから 葉弥月 |
好きなものは 最強の武器 でっちあげのナイフなんかに 負けたりしない 葉弥月 |
翼は重なる白い雪 折り重なる淡い花 君がいるから僕は飛べる 凍えても毒があっても 葉弥月 |
ピエロ病が蔓延してる 狂おしきも美しい ショータイム 僕の姿も見えないくらい 葉弥月 |
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03/23 | 国をいくつ 従えても 手に入らない 花がある 葉弥月 |
まわる世界に まわる月 星のめぐりは 君次第 葉弥月 |
新学期 その言葉から 遠く離れる一瞬が こんなに早くせまってる 葉弥月 |
国境をひいた 赤い油性マジックで 幾千万の "私"の手で 葉弥月 |
間、悪くても どうにかなってる 間、悪くないのかも 天才かも 葉弥月 |
新学期 桜と 毛虫と おニューの靴 葉弥月 |
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03/09 | あなたの声が 聞こえた気がした ただ それだけのこと 葉弥月 |
毒色のドレスで 誘惑してあげる 気高き罠と死を表す 貴方に紫のカーテンを 葉弥月 |
姿は見えずとも 暗がりに蝙蝠 全て知っている ただ翼が小さすぎたのさ 葉弥月 |
03/02 | 花びら回転 看板持ち 新宿深夜 暇持余す 葉弥月 |
ワクチンは この世でひとつ まだ見ぬ あなた 葉弥月 |
たたずむマチは さむすぎて にげこんだ部屋も いまや磨がれた氷のよう 葉弥月 |
花びら美し 齧れば 受ける 甘い毒 葉弥月 |
病葉繰らば 風舞の 黄色くくぐもる 私の姿 葉弥月 |
たたずむひとの たたずまいは ただすまいと ただすまいへかえる 葉弥月 |
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02/24 | 嬉しくて あなたがいること 嬉しくて 今はそれで十分で 葉弥月 |
光源は見えない でも それでいい それがいい 葉弥月 |
つなげてしゃべって なにかしゃべって あなたとわたし 放送事故 葉弥月 |
嬉しくても言えない 君には言えない 悲しくても泣けない ここでは泣けない 葉弥月 |
光射すステージに一人 客席に一人 さあもう一度はじめよう とっておきのライヴ 葉弥月 |
つなげてきたはずの糸は いつかふつりと切れていた どうりで軽いはずだと 片足上げて笑ってみせた 葉弥月 |
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02/17 | 歌をうたいに行きました 通い慣れた カラオケボックス 「始めてみたよ、独りだなんて」 葉弥月 |
感傷的になるのは たぶんまだ早いのでしょう 深夜の闇が 古い曲を選ばせただけ 葉弥月 |
カナリヤの歌 美しいと皆言うけれど きいた事がおありでしょうか レモンカナリヤもう一度 葉弥月 |
歌がもし わたしから消えたら どう生きるんだろう ふと考える台所 葉弥月 |
感情のナミ ユラ、ユラユラ ついていくのが大変だって だから私は目を閉じた 葉弥月 |
カナヅチにでも なったみたい 長距離は 得意だったはずなのに 葉弥月 |
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02/10 | 篭城用の兵糧なら 畳の中に 特攻用の栄養剤なら 誰かのこころのなかに 葉弥月 |
れんにゅうみたいな せかいのまくを ぜんぶなめちゃって ぼくときみになれたらな 葉弥月 |
彼女という言葉を 嫌っていたころは わからなかった言葉も 今なら少し、わかる気がする 葉弥月 |
聾唖になって 現実を隔てることが できるのなら 叶えたい罪がある 葉弥月 |
霊魂と心と体 ばらばらになったり くっついたりするのなら お前を創ることも可能だろうか 葉弥月 |
彼女はすべてを黙認するが お前は決して許さぬだろう 親愛なる 馬鹿者よ 葉弥月 |
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01/27 | まるをいっこ、 かいてみて。 それが、あなたの。 わたしのかたち。 葉弥月 |
よるになったら ココアをいれよう 用意しよう ブラウンケット 葉弥月 |
ラーメン! つくってくれるって言ったよね! えへへ、あたし もうすぐ誕生日だから。 葉弥月 |
まるまんまいれたって? これなに? いや、入りきってないし。 わかんないでかいって。 葉弥月 |
夜鶯 探して 目を閉じて歩いた すすりないても 美しかろうと 葉弥月 |
ラーメンの湯気 勢いよく吸い込んで 一人でむせた ちょっとしょっぱい 葉弥月 |
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2003 |
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10/14 |
やめられなくて 言葉つづりがたのしくて はなれてみても またふらりたどりつく 葉弥月 |
草のにおいに迷い立つ 町の姿はあってみえず いつもの道も いつも違っているような 葉弥月 |
アウトになるのが こわいよな まちどうしいよな びみょうなかんじ 葉弥月 |
2002 |
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06/25 | なまえもかおも作り物で 愛の言葉は本の受け売り でもその仕種の全てが 貴方のものでしょ 葉弥月 |
ないしょにしとくよ アンタの泣き顔 ただ 俺も特別な人に加えてよね? 葉弥月 |
木の葉の手の平の下 いつだって僕らはそこにいて 遠い空を見つめてた 明日が見えるような気がして 葉弥月 |
なまえも知らないような頃 幸せな夢を見てたんだ 名前を知って癖を知り 壊れた夢に泣いただけ 葉弥月 |
ないしょだから。 ぜったいおしえてあげないんだから。 ずっこいこでいいんだから。 きになるこになればいいんだから。 葉弥月 |
木の幹を両手一杯に抱きしめて 地下に流れる輝きを聞く 遠い地面 誰かの声が聞こえそうで 葉弥月 |
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なまえも言えない? あー、そう、 んじゃいいや。 次。次あった時教えてもらうからサ。 葉弥月 |
ないしょにしていた宝の地図は 貴方が先に掴んでしまって それを理由に貴方は私を隣に置いて 悔しいほどに幸せな顔 葉弥月 |
木の根のように とても優しくて強い姿を そっと土の下に隠してた貴方も 露になってしまう時が来るのかしら 葉弥月 |
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木の実を拾って歩くような ゆっくりした感覚で どこまでも行けるんだと思う ひとりぼっちじゃなくなれば 葉弥月 |
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06/11 | その人のこと どんだけもしらないけど なんだかあつくなっちゃう あなたがいっしょうけんめいだから 葉弥月 |
大好きをないしょにしてさ もっとぎゅっとして ずっとドキドキしてたいの ハートとハートをくっつけたいの 葉弥月 |
さぁ両手を広げて やまもりキャンディー ゲットして きっとしあわせの味がするから 葉弥月 |
その人、どんな人? 素敵な人だったよ どんなふうに? ……ないしょ。 葉弥月 |
大好きって 素直に言える貴方が うらやましくて 紙の上にたくさんのせて 葉弥月 |
さぁ行こう 辛い旅路へ もう一度ここに来る時 君はきっと天使になっているから 葉弥月 |
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その人 どの人 こんな人 探して下さい 迷子の子 葉弥月 |
大好きはいくつもあるから 簡単には言えないよ だから もっともっと側にいて 葉弥月 |
さぁかすみたいなじんせいを ずっとあるいてきたけれど いっきにふけちゃったみたい ふたりえんがわでひるね 葉弥月 |
以下 2000〜2001
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あ | 青はなんのあお そらのあお 反射してうみのあお 隣のジャケットも煤けたあお 葉弥月 亜寒期に 葉弥月 愛して欲しいと叫べない 葉弥月 あなたにあげる 葉弥月 味見してもいいかな 葉弥月 |
あきらめて嫌われるわ 貴方には私じゃない 大丈夫よ 貴方は良い人 貴方の観察日記だけ 残った 葉弥月 秋の日の到来に 葉弥月 暖めて欲しくないから 葉弥月 悪人ぶった顔をしている 葉弥月 味なんか確かめなくたって 葉弥月 溢れています。 葉弥月 |
穴があいた掌に パステルの粉を詰め込んで 擦りつければまた描けるよ こんどはもっと柔らかく 葉弥月 秋の宿題 落ち葉あつめ 葉弥月 あの店にはいつも 葉弥月 あめふりしずく 葉弥月 溢れています 葉弥月 溢れていますよ、お水。 葉弥月 |
い | 忙しいは逃走文句 字を書く度に思い出す 「忙しいは心を亡くすって書くんだな」 昔にみたTVかもしれないし 葉弥月 胃の中の残留物が 葉弥月 痛くないよ 葉弥月 |
一緒にいてね 口には出さない出せないけれど 出さない限り一緒は確実 でも、喉にひっかかってんの不安なの 葉弥月 一緒にいてね? 葉弥月 いっしょにいたいよ 葉弥月 |
いっぽん線を引くだけなのに こんなに道具が必要なんだね おっかしいねぇ? いっぽん線を引くだけなのに 葉弥月 糸はなんて滑らかに。 葉弥月 いらなくなった恋心 葉弥月 |
う | うさぎは寂しくなると死んじゃうんだとか よくかんがえなさいよ 生きる為のただの手段 その腕その膝が私の陣地なのだから 葉弥月 |
ウィリーで逆さの空を見る あなたの名前を忘れたわ わたしのすべてをとりだして 低く散らばる茶色の空にあずけたわ 葉弥月 |
ウソツキキツツキ 赤面性 嘘をついては恥ずかしくて そっぽを向いて樹をつつく 葉弥月 |
え | 絵本もいちどくりかえし 幼日になんども読ませた思い出も 妹弟くりかえし また今日も風呂が遅くなる 葉弥月 |
笑の名は 貴方を笑わす 呪文なのです 生まれた時に 決まったのです 葉弥月 |
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お | おめでとうは知らないよ まだ生まれて無いんだよね 空っぽの最高で 赤い葉っぱ追っかけよ そしたらピンクの花びらで 帰ってこようか 葉弥月 おやすみ 葉弥月 おもちゃを与えられた 葉弥月 |
音楽会がなつかしい 手元に喉しかないものだから たったひとりで毎日歌う 今ならソプラノパート、歌えるのにな。 葉弥月 追って来るかな 葉弥月 おもちゃはすぐ 葉弥月 |
覚えきれないよ そんなにいっぺんに 数えきれないよ 貴方の目玉 葉弥月 追って来るかななんて 葉弥月 おやすみしたいな 葉弥月 おじさん似てるよ 葉弥月 |
か | 帰り道 一人歌ってたのは誰のため? だあれも聞いてない だあれも知らない僕だけのうた 3秒後に忘れる歌は 葉弥月 蛾のサーカステントに蝶迷い込む 葉弥月 軽くなるかな二人なら 葉弥月 影のある気持ち。 葉弥月 「かえろう」 葉弥月 賢くなりたい 葉弥月 賢くなりたいけど 強くなりたいけど 葉弥月 葉弥月 |
がらんどうの空の薄さに飛び込んで 二度と返らぬぬけがら目指し 背骨をちぎられた痛みに振り返れば あなたの残した泣けないあの子 葉弥月 外見だけで決めてください 葉弥月 軽くなるかな飛べるかな 葉弥月 影に出来方は 葉弥月 からまわりしてるのは 葉弥月 固まって 葉弥月 固まってしまった粘土も 葉弥月 |
隠すしかない 現実は ただ躰だけに響くばっかりで 伝わらない苦しさで 泣けばいいじゃん涙がでない 葉弥月 風を司る妖精は 葉弥月 肩の冷える窓越し 葉弥月 肩が並ぶハンモック 葉弥月 仮面の人形は 葉弥月 仮面をかぶり続けて来たから 葉弥月 仮面の名前で 葉弥月 |
き | 消えた掌許せずに 消えた電球そのままに 消えたらくがき気付く間もなく 消えたまなざし 悲しむ石影 葉弥月 軋んでいるのは私の肩か 葉弥月 傷がくっきりついたのは 葉弥月 決めたから。 葉弥月 切符を買って 葉弥月 |
気づいてくれてもいいとおもった 気づいてくれるはずだとおもった 気づいてないわけないとおもった 気づくはずないとおもわなかった 葉弥月 記念日はいつでもいいさ 葉弥月 傷跡を勲章にできるくらい 葉弥月 決めたカラーで仕上げて下さい 葉弥月 |
擬人化されたプラスチックが夜踊る 通りすがりの歌に合わせてくるくる踊る だあれもいない空の空虚で 貴方にもっと近くの場所で 葉弥月 今日もまた でき上がらない 葉弥月 ギミックの腕 葉弥月 銀蝿の唸るのに怯えてる 葉弥月 |
く | 唇の柔らかでなんて甘い 肌の真白で緩やかで心地よい 髪のするやかでそんなに透き通った 消え入りそうな君に 雪の名をつけた 葉弥月 くーーーッッ!! 葉弥月 |
口喧嘩じゃ 勝てないけど キーボード越しなら 勝てるかな 手紙じゃ 辞書引くうちに ふきだしてしまうもの 葉弥月 |
暮れる夏色 一瞬の戸惑い 全て間違いだったと捨ててしまえ 自転車転んだ 荷台の荷物 たどり着くまで重すぎて 葉弥月 |
け | 原色は「赤・青・黄」の3つだというから それだけ買ってきて絵の具を溶いた 嘘つきめ できやしないじゃないか ここにある色 葉弥月 携帯している 葉弥月 |
化粧品 一瞬そろえた 一瞬被せた 一瞬で無くした どうしたまだ不安? 葉弥月 携帯をにぎりしめて 葉弥月 携帯の番号を押して 葉弥月 |
げんなりしないの ちょっとぐらいがまんしろ 大したことないでしょ ピーマンくらい 葉弥月 げんこつごつごつ四角い手 葉弥月 |
こ | 声は花色鮮やかに 幾千幾万まぜまわり 空の瞳におちてゆく 自分だけの歌 葉弥月 こびとの言葉はどんなかな 葉弥月 |
壊してよ 何処にもない其れを 壊してよ 誰にも見えない其れを あたしが此処にいるから 壊してよ 何でもない其れを 葉弥月 小道具はパラドックスの底 葉弥月 |
午前2時のおねむのじかんが 午後11にはおねむに変身 …困った 頼まれ仕事ができないじゃん 葉弥月 |
さ | 寂しいのは あの人と同じピアスがゆれるからよ 決して外そうとしないのは あの人と同じ寂しさを 受け継いで生きたかったからよ 葉弥月 |
「探してくれ」に気付けずに ずっとここで待っていた 帰ってきてほしかった わざとここで待っていたのに 葉弥月 |
探しっこ あなたとわたしと探しっこ どっちがはやくみつけられる? ころころココロころがるココロン 葉弥月 |
し | じんべいにあこがれてたの 肩のところがかっこいい 流行ってるみたいでうれしかったのに もうおしまいなの? 葉弥月 しどろもどろ どろんどろ 葉弥月 証拠がなければ愛は亡きもの 葉弥月 |
白い子猫が目に映り 振り向いて 形のない亡骸と知る 帰り際には泣いてる子供が目に映り 誰かの忘れた白い自転車に駆け寄った 葉弥月 しろいしろいせかいを 葉弥月 証拠なんてないから 葉弥月 |
辞書のおねだり 私の頭とリンクして 忘れた言葉を表示する 本型にして 千円以内で 葉弥月 時間や時空を飛び超えて 葉弥月 知りたくて 知りたくて 葉弥月 |
す | スピーカーに 楽譜をのせると 蜂がくる いっぱいならべて 羽虫の音楽会 葉弥月 すぐそこにあるのに 葉弥月 すぐそこにいるのに届かない 葉弥月 すきまには何が入るかな 葉弥月 |
素顔は何処に隠してしまったのかしら 言葉を繰り返す度に 遠くに行く気がして 必死で話をそらして怒られた まだ消してないよ、あのメール 葉弥月 ずるずると春になり 葉弥月 すぱいすはキツめにしとく 葉弥月 すきまがなかったら 葉弥月 |
少しくらいぶつかんなきゃね ハイハイ君でもいいけどさ あんたには激突すっから覚悟して 蒼い電灯電話ボックス 葉弥月 ずぶぬれになって笑った 葉弥月 スキップららら ららららら 葉弥月 スキップららら 葉弥月 |
せ | 責めても無駄よ 私の中味は決まってるのさ 5年も前から 悪いね案外頑固なもんでね 葉弥月 制服みたいだね 葉弥月 制服に征服された 葉弥月 |
贅沢なのかな 痛むこの腕 贅沢なのよね知ってるけれど あとすこしだけね。 わがまま過ごして ね、いいでしょ? 葉弥月 ぜんぶじゃなくていいよ あめふりなら 白は真っ白 葉弥月 |
全面険悪絶対絶会絶命絶虚 二拾倍絶楽 必然的絶望 海面裏側 絶対的優相 理解上 葉弥月 ぜんぶみえるのって 葉弥月 生徒手帳に挿まれた 葉弥月 背中にもたれ掛かって 葉弥月 |
そ | ソルト&ペッパー 薄めの味付け 料理は得意でないけどね ほんの気紛れ Special lie day 葉弥月 添い寝したがる猫を 葉弥月 |
そんな感じで こんな感じで 何万年 何百億年 葉弥月 そこにいた 葉弥月 そのまま眠ってしまったの? 葉弥月 |
そんなこと。 どうだっていいじゃない。 でもあたしは引っかかったまんま 葉弥月 そのまま、そのまま。 葉弥月 そのまま待っていてね。 葉弥月 |
た | たたき割れ たたき割れ できれば泣かずに終わりたい たたき割れ たたき割れ できればこのまま終わりたい 葉弥月 ためらわないで 簡単なこと 葉弥月 たまに笑って、ねぇ 葉弥月 |
たべてみたいもの いっぱいあるの いろいろためしてたべてみるの やっぱりいつものごはんがいいの 葉弥月 誰にも知られてないことは 葉弥月 たまに笑って 葉弥月 |
だんだんだんだんできてきて だんだんだんだん気がついて ただのデータも感情に 傍にいるのも感情に 葉弥月 誰の罪だったか 葉弥月 旅のように見えるでしょ 葉弥月 旅をしています 葉弥月 |
ち | 宙ぶらりん 壊れかけた腕で 宙ぶらりん がこっと外れた音がした いつになったら手、離せる 葉弥月 チョコレート 葉弥月 |
ちらりちらり覗くおへそのランニングシャツ ぽかぽかするまでおあずけね 足跡消えて 氷と旅して 葉弥月 |
血の色の月 同じ色の髪 優しいキョウキ すすけた名を授かり 葉弥月 |
つ | つんとしてみせるのは つまり、わかっちゃいるけど 奴はゲーマー 俺は主人公 葉弥月 強くなりたい貴方の為に 葉弥月 |
露雫 ぱた、ぱたり こぼれ落ち 笹のハッパは泣いてなんかない 葉弥月 強くなりたいよ 痛くない? 賢そうに見えるのは 葉弥月 |
つーつつつつつつーつー いみはしらないつーつつつー なまえのつもりつーつつつー つーつつつーつーまねっこさん 葉弥月 |
て | でもさ、まぁいいんじゃないの? なんだってさ。 電話切ってから考えたって 遅いんだもの。 たぶんね、私はさ。 葉弥月 できないこと 葉弥月 |
てぶくろろくぶておぼえたて ぽかぽかあちち はなのした ひとりぼっちのふたりぼっち 葉弥月 デッサンができていなくても 葉弥月 |
てぶくろなげて 戦線布告 勝利を叫んで掲げたるは 「ミトメテヨ」『ココニイル』 葉弥月 |
と | 遠すぎる 掌 僕の掌 隣の寝顔 葉弥月 獰猛な指先が 葉弥月 ドコニモイナイ 葉弥月 |
ドコニモイナイ 眠れないからワインをついで ローラーにかけたぺらりらハート 葉弥月 |
とにかく なまえ だいじだいじ これしかのこってないのから 葉弥月 戸をたたく姿にそれはみた 葉弥月 どこですか 葉弥月 どこですか。どこですか。 葉弥月 |
な | 夏休み あたしにとっちゃ 夏走り 結局あたしが悪いのだけど 葉弥月 名をひとつくくるとき 葉弥月 泣いちゃうよ! 葉弥月 |
何もかも捨ててしまえ 誰かに泣かれてしまうから 誰かに可愛そうなどと言われてしまうから 手を離せば平に滴も漏れるだろうよ 葉弥月 ないものねだり 葉弥月 泣いちゃうよ、僕は。 葉弥月 泣いちゃうよ 葉弥月 |
なにもいらない 貴方がいれば つぶやいてみるのは誰の真似? 「お金かして」「ハラへった」 が口癖のくせに 葉弥月 流々ながれ落つる 葉弥月 流し目キラリ 葉弥月 |
に | 二杯目を二人分 毎日祝う 仕事締め 濡れた掌で 苦い酒をただ笑って流す喉 葉弥月 ニゲテルノ? 葉弥月 |
にあわないふく きてみたい かみのうえでだけ きせてあげる おはなしのひと 葉弥月 逃げ出したと名を問われ 葉弥月 |
にあわない あんな顔 自分には 同じ顔 違う、顔 葉弥月 似たもの同士 葉弥月 似たもの同士なんだなぁ 葉弥月 似たもの同士って 葉弥月 |
ぬ | 脱いだカタにキスよせる 名を近づけずに腕を抱く 言葉を吐いたら 途切れてしまいそうな日焼けた雪 葉弥月 |
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ね | 寝顔を見ると つねくりたくなるよ 憎しさと愛しさの間に 24.5cm 葉弥月 |
眠れ眠れオレのムネに ばぁか ココニアルんだよ 見たくなかったのか? 葉弥月 |
ねえ 早くしよーよ お腹空いちゃったよ 風じゃお腹いっぱいになンないよ 仙人様じゃないんだからサ 葉弥月 ねえ 早く 葉弥月 ねえ 早くもっと速く 葉弥月 |
の | ノイズでできてるこの街で 名前があっても意味はなく 場所があっても住めはせず 二人ぼっちで逃げ出すことだけ許された 葉弥月 |
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は | 始めてよかった 叫ぶのは 必ず誰かの声を聞く 何かのCMのように簡単な言葉が 馬鹿に嬉しい一年目 葉弥月 母にみたてるものは 葉弥月 ハートマークってさ、 葉弥月 ぱらぱらくずれおちる灰 葉弥月 バズル 葉弥月 |
はっぱの葉の字がかっこいい 草冠がだいたい好きだし 世に木がはえたのも好き ただときどき枠からはみ出すのがくせもの 葉弥月 半分ずっこで生まれてきたの? 葉弥月 馬鹿。 葉弥月 ぱっぱとつくってぱっぱときえる 葉弥月 パズルにしたら 葉弥月 |
ぱせりの樹のしたで まめでんきゅうの太陽をあびて せんぎりキャベツのうえで お昼寝しましょ だれかが食べてしまうまで 葉弥月 バトルバトルバトル 葉弥月 バルカンパンチ ドドドドド! 葉弥月 花を両手いっぱいに従えて 葉弥月 バタンと閉める 葉弥月 バタンと閉める最後のドア 葉弥月 |
ひ | ひとりごとをたしなめる 寒空の暮 凍える音 だれ一人覚えてないよう 音符は書かない ひとりうた 葉弥月 緋の字と紺が似てる気がして 葉弥月 火のいろに惑わされた 葉弥月 ひとときはしあわせ。 葉弥月 |
緋 紅 赤 この国は ずいぶんあかを 大事におもっているんだね 葉弥月 日焼けあと 葉弥月 火が咲いた 葉弥月 ひとときに想いを託して 葉弥月 日々流れゆく中に 葉弥月 |
ビールがすごく苦かったのは 葉弥月 ピンクの色を上手につくれ 葉弥月 人が消えて 葉弥月 ひとときのすねッ子は 葉弥月 日々の暮らしに おもちゃを拾った 「いっしょにいたいなぁ」 葉弥月 |
ふ | ふたりで朽ちようか 何処にも留まらず 誰かの形でうまれた たった二人で残ったから 葉弥月 府のつく名前の友達が前に言った 葉弥月 ふいに聞く 葉弥月 武器で争うジャングルを巡り 葉弥月 降り注ぐ言葉に 葉弥月 ぶっきらぼうに投げ捨てられた 葉弥月 |
プライドは此処にあること 捨てても捨てても此所に 手の中の焔は唯 疋のもの 躰が朽ちても まとったままの 葉弥月 ふしぜんふしぜんふしぜん 葉弥月 ふいに聞く 風の声に 葉弥月 武器を背負い込み傷めた肩 葉弥月 降りそそぐ雨に 葉弥月 冬は寒いからね 葉弥月 |
プリン色 作った絵の具 おいしそうだね そればっか 笑って描いた 大きなあの絵 その上には もう違う絵がいくつものってる 葉弥月 不自然でも 葉弥月 ぶたになってもかまいません 葉弥月 武器を手放せないんです 葉弥月 降りそそぐ 葉弥月 |
へ | ヘリウムガス憎らしい 高いくせに効果すぐきれる 水素いれたら何時間もつんだろう とりあえずヘリウム吸うのはおやくそく。 葉弥月 |
ベールを被った夜の海に 靴のまま足をつける このままゆっくり包まれば アイツは………いや、やめておこう 葉弥月 |
ベランダでフェンスに腕を組んで すこうし身を乗り出して すぅっとぬけてく風を さわさわと鳴る音楽を 葉弥月 ベランダで 葉弥月 |
ほ | 牡丹の華に溺れる 紅月ノ夜 その高い城から 飛び下りるように 葉弥月 |
ボタンをクリック すぐ行ける お望みをタイプして さあタイムスリップ 葉弥月 |
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ま | 真下に真っ赤に落下して 真正面の真っ青に 陽炎帰して 夜にふせるこうもり 葉弥月 まゆげしゅっとそろわない 葉弥月 魔法のじゅもんを 葉弥月 |
待ってます 本当は どこかに生まれられることを だから二人で探すんです 見つかんなくてもいいかななんて 葉弥月 またあした 葉弥月 またあしたが遠すぎて 葉弥月 |
窓水色空の色 空の色何色青の色 混ぜても混ぜても出来ない色 空 泳げたら『空色』もらってくるのに 葉弥月 窓を開ければ 葉弥月 まばたきを忘れるような 葉弥月 |
み | ミーはみーかんーのーみー♪ ファーはファンタのファー♪ 変え歌作った 覚えてる? 今じゃ手紙が来るのが怖いのよ 葉弥月 蜜かぶった小鳥。 葉弥月 |
見えないように 見えないように 悲しい顔が 見えないように かけはじめたサングラス 葉弥月 蜜を沢山集めた蜂さんも 葉弥月 |
みっつかぞえて目を開けて。 声をあげて。 呼んで。 目を開ける前に呼んでた人を。 葉弥月 蜜をつまんだ指先 葉弥月 |
む | 無限大 ∞ むげんだい ひっくりかえして「8?」 9つの妹突然言った とりあえず、CD割らないでね 葉弥月 ムボウビでいたいけど 葉弥月 |
むうっと考えこむのが癖なんです どうにもマイナス思考で困ったものです 肋骨あわさる指二本上 どうやら一寸ぼうし 来たようです 葉弥月 胸にぽつんと落とされて 葉弥月 |
蟲の這う街 狂ったパトカー 飛び交う正義 眠りにつく小説家 葉弥月 胸に手を当てて 葉弥月 胸に刺さる棘も 葉弥月 |
め | 眼を閉じたら 虫の這う夢がみえて 躰が重い のっかってたのは昼寝の猫と弟妹 ああ、よかった。 葉弥月 |
メインディッシュに目を描いた デザートに頬紅 あなたは格別 名を捨ててもなお描き続ける 葉弥月 |
メンタムぬった もーへーき くさいからこないで 10歩むこうでわらってて 葉弥月 |
も | もう平気だよ 傷ついてなんかいないから 私はどうせひとりだから 大丈夫 あの子は今日も笑ったよ 葉弥月 |
もう帰れない もう在りえない ドアを叩いて寝床を得る その頬に合わぬ名を担いでも 葉弥月 |
モルダウが流れ出すと思い出す あんまり好きじゃなかった曲だけど あのとき泣いてた 男(ヒト)の歌顔 葉弥月 森の中で見た 葉弥月 |
や | 殺矢夜谷八也野爺家耶弥冶嫌 ならべてごらん 好きなだけ、好きな風 ほらね 随分悲しい歌になる 夜分遅くの震える電話口 葉弥月 |
柔らかく食んだ 柔らかくできたそれを 柔らかく包みこみ 飲み込まずにとっておく 葉弥月 |
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ゆ | 夕方5時が ずいぶん早くなりました もうそろそろ貴方にいただいたズボン はけそうなのに 掴んだままです 今日はやけに 雲が多い 葉弥月 愉快な事がありません 葉弥月 |
指先しか見えないけれど 詳しい事はしらないけれど ポップコーンの塩味が なぜかすこうしきつかった 葉弥月 愉快の意味を探して 葉弥月 |
指、指 掌 いくつも、いくつも。 かたかたゆれる でんしゃのなかで 葉弥月 ゆびがもつれるせかいのなかで 葉弥月 |
よ | 溶鉱炉の火が あんまり冷たいもんだから 冷凍庫にみんな住む こうもりひとつ枝の下 葉弥月 |
呼んでいる 知ってたよ 振り向いてたよ なんべんも なのにまるでまっくらだったから …言い訳しか思いつかないでやんの 葉弥月 |
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ら | ライン河のほとりで ローレライの子守歌 音をもたぬ子供の大人に その流れの名を綴る 葉弥月 |
乱反射しつづける空と一緒に ダイスキ追って また歩こ たちどまったら一人になりそう 葉弥月 |
乱気流にのって 葉弥月 |
り | りんごりんごうさぎさん 上手にできない三角さん あこがれあこがれうさぎさん でもね、 おみみをのこして食べないで ネ? 葉弥月 |
リリン♪リリリン♪ 水が弾けて鈴鳴るよ あんまりうっとりしちゃうから その音を名前にしたよ リリン、リリリン。 葉弥月 |
理由はふたつ キャンディーはみっつ ベルはよんかい 結果はごかい 葉弥月 |
る | |||
れ | 連行されたのは 腕より身体より ずるいよ 先に惚れてしまうだなんて 葉弥月 |
霊安室に眠る 誰も知らないその姿を 影に負いつつ 冒険を続ける勇者達 葉弥月 |
煉瓦を積んで 貴方の住む場所を そして私は毎日通い 貴方にお茶を入れてあげる為に 葉弥月 |
ろ | 露の字を口答で伝えます 「露出の露!」 5人が5人そろって言うこたないだろ そんなことすら思い出す ピンクの夕雲 葉弥月 |
露骨に武骨なそんな手で 手入れの済んだサラサラの髪 ぐちゃぐちゃにしないで 涙が出そう 寝てるフリ 葉弥月 |
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わ | ワインは紅で カンパイしようぜ? 誕生日じゃなくてクリスマスじゃなくて バイトなんてガラにねえっていったよな? テメェがこいつを好きって言ったもんだから 葉弥月 |
わごむのはしっこピィンとはじいて けらけらわらった 白々した海はそんなにも冷たく笑うけど オレンジ色が 今日も揺れた 葉弥月 |
わからないのは言葉の片隅 データを嫌って調べたデータ 瞼の色の端からの流れ 抜けたとたんに鼓動見つけた 葉弥月 |
A B C |
DNAはそんなにおなじにまわってんのに まるでおんなじ面なのに たしかに憎しいはずなのに たしかに苦しいはずなのに 葉弥月 |
Machine Town 素敵なTown 誰も彼も幸せしかない 緑もあるし喧嘩もある だけどどこにも命がないね 葉弥月 |
Finally もうこんな戯れごと "Front?" " ……I'm the Back" First is アリエナイコト Finally あなたのシラナイ… 葉弥月 |