cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ


NO.526  2024/12/01 (08人24作)
ひそかなねがい 夕陽の温み ひとりの時間




ひそかなねがい
ちいさなゆめは
こころをてらす
きぼうのあかり

ふみちゃん 


「きぼうのあかり」 だよ 「きぼうのあかり」

夕陽の温みが
西の窓から
冷えた心に
届く立冬

ふみちゃん


ひとりの時間
ふとよみがえる想い出に
まだ時々ね
涙が出るよ

ふみちゃん



ひそかなねがい
かすかなひかり
探して集めて
解き放ちたい

肉野菜

夕陽の温み
背中に受けて
遠い記憶を
呼び戻してる

肉野菜


ひとりの時間
空想を巡らせている
現実を追い求めてる
冬だなと思っている

肉野菜



ひそかなねがい
ひとりきりの
さんしょく
うめがゆ

ぬちうむい

夕陽の温かみ
脊中にじんわりと
欄干のあと
残るほど

ぬちうむい


ひとりの時間
怖さと
向き合い
顔挙げて

ぬちうむい



ひそかなねがい
いつでも胸に
おおきな声では
言わないけれど

ふらっと

夕陽の温み
頬で感じて
今日一日に
感謝を捧ぐ

ふらっと


ひとりの時間
だれかの時間
ときには同じ
ときを感じて

ふらっと



ひそかなねがい
黄葉が 落ち葉になって
その次のモミジのみんなが
年越せますよう

スー・

夕陽の温み
浴びながら
今日いちにちの
感謝を思う

スー・


ひとりの時間
昔から 
それが1番
無くては困る

スー・
 

「無くては困る」 だよ 「無くては困る」



ひそかなねがいは
西のひかりにはらはらと
落ち葉と散る散る
初冬のかえりみち

ナツ

夕陽の温みに
子らのほっぺは
ホッカホカなんだか
お腹も空いてきた

ナツ


ひとりの時間に
寄り添うように窓の外
明け方の雨がほそぼそと
柿の実ぬらす

ナツ



ひそかなねがいは
ひそかなままに
心の中に
しらべのように

そばかす

夕日の温みに
包まれて
あすへの希望
あすへの勇気

そばかす


ひとりの時間
夢みる時間
本を読んだり
刺繍をしたり

そばかす




ひそかなねがいは
ほとんど叶い
だんだんとあんしんだけを
あつめてならべて暮らすこのあと

soyo

夕陽の温み
全幅の
あんしんかんが
ましましのいま

soyo


ひとりの時間の
ものおもい
だれかのためにかきとめる
暗号暗号アルゴリズムで

soyo
「いま」 だよ 「いま」