cap verses  /  そよ日暮らし

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NO.505  2023/03/01 (09人27作)
何回も言う あらゆる命

びしょ濡れのスニーカー
跳ねて
雨上がりの空映る
水たまりにダイブ

ふみちゃん
何回も言う 
きみの心に届く日が
来るのかどうか
わからないけど

ふみちゃん
あらゆる命が
ここにある
銀河のごとく
光る街の灯

ふみちゃん
「あらゆる命が ここにある 銀河のごとく 光る街の灯」
うん。すごいです。ありがとうです。
3つともぜんぶ、何回も声に出して読み返したい四行でした。すき。





美意識の
欠如でしょうかなおそれが
自分となりて
花は咲くなり

肉野菜
何回も言う
春が来たら
梅の花咲く
道を眺める

肉野菜
 
… 「眺める」 だよ 「眺める」
あらゆる命
ゆらめく不思議
遠く遠くの
中心は花

肉野菜
「花」がテーマの三部作、どれも好きです。お忙しい毎日とお察ししますが、春を満喫できますように.。
梅の道 ゆっくりお散歩できますように。(祈〜。)






びゅんびゅんと
なないろのかおりとかぜふかせ
さっそうとかけぬけるきみ
ことしもまたおいつけない

ぬちうむい
何回も言う
君に聞かれないように
遠くから小さな声で
おはようおやすみまた明日

ぬちうむい
あらゆる命
微生物菌類から百獣の王まで
みな宿命のもと健気に生きている
ただ例外は人間だけ

ぬちうむい
「何回も言う」 よいですねぇ。「おはようおやすみまた明日」ここのところがとても良いです。
「びゅんびゅん」も「百獣の王」も、緩急剛柔、よいですねー。






美人さんだねと
声をかけても知らん顔
さくら耳の猫
ツンと気高く塀の上

ナツ
 … 「上」 だよ 「上」
何回も言うとしつこいけど
でも嬉しくって
ほころんでいたんだよ
川沿いの早咲き桜が

ナツ
あらゆる命に感謝ですと
真白き老猫見送った
友から届いた泉のように
深くせつない愛の言葉

ナツ
びんをぬるま湯に浸す
ラベルがするりとはがれる
ぴかぴかにして
生き返らせる

ふらっと
何回も言うのは
くたびれるから
一度しか言わない
感謝しています

ふらっと
あらゆる命の
はじまりを
心を鎮めて
想うひととき

ふらっと
何が出てくるか、あけてみるまでわからなかった 「び」 でしたが
なんとゆうナチュラル。どちらもとても身近な景色。絵のように美しい猫。生きかえる瓶。あぁ、だいすき。
ビタミンカラーの
ミモザの花
青いそらに映え
平和を願う

そばかす
何回も言う
戦争は嫌だ
戦争反対
声をあげよう

そばかす
あらゆる命に
暖かい光を
どんな困難も
乗り越えよう

そばかす
 
ほんとうに想う想いをいつだって、比喩でなく、遠まわしでなく、真っ直ぐに書いて下さる そばかすさん。
なんかねぇ、しずかに、何度も読みました。ありがとうです。だいじです。







びしょ濡れになることも
寒さに震えることも
飢えることもない日常が
ミラクルに思えて。。。。。

こまはは

何回も言うよ。
寒い暑い辛い痛い痒い
ネガティブも含めて
生きてる証だもん

こまはは
あらゆる命
みな等しく限りある
長くても短くても
永遠のなかの一瞬

こまはは
「ミラクル」も、「ネガティブ」も、「みな等しく」も、「永遠」も、耳慣れている言葉だけれども
ひとつひとつの意味あいを、いまはじめて知るように、感じ取りつつ読みました。いつもありがとうです。






びーどろや
ビー玉眺めて懐かしむ
今も大好き
ビーズの指輪

スー・
何回も言うとなんだか
くどいよね 
分かっているのに
ほらまた言った

スー・
あらゆる命 立ち昇る
朝の静けさ味方にし
芽吹く植物
花開く春

スー・
わぁー。「あらゆる命 立ち昇る」 この始まりにわくわくしました。
「朝の静けさ味方にし 芽吹く植物 花開く春」 3月号にふさわしく、早春の音楽ですね。すてきすてき。
ありがとうです。












びっくりしたなぁ
しらないうちに よくばりに 
なってた こんなに
あふれるほどに持ち過ぎていた

soyo
 
何回も言う
だいすきだから
すきすきすきすき
ゆきどけの音

soyo

あらゆる命の
いわゆる命の洗濯の
ソングブックをつくりたい
かわいたときにうたうはなうた

soyo
 … 「はなうた」 だよ 「はなうた」