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NO.493 2022/03/01 (10組32作) |
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ときめき | 結局自分 | 靴 |
ときめきが そこここにあった 若き日をふと思い出す 今日の木漏れ日 ふみちゃん |
結局自分が決めること 笑顔でいるか 沈んでゆくか 心の底から強くなりたい ふみちゃん … 「強くなりたい」 だよ |
靴音のきりりと 小気味好い響きが 背筋を伸ばす 春の早朝 ふみちゃん |
ときめきが 面倒なことあったけど 今はただ ほのかに香る 梅の香のよう スー・ |
結局自分 何もかも 自分が主役の人生だ 選んでいいんだ何事も ズンズン行こう!メジロのように スー・ |
靴を買い 新品を履いた瞬間の 気恥ずかしさは恒例の お花見迎える季節に似てる スー・ |
こんにちはこんにちは。今月もありがとうございます。 ふみちゃんの 「心の底から強くなりたい」 ほんとうに。 心の底からふり絞られて出てきたような、そんな最後の一行にふるえました。 そして、ふたつの「ときめき」が、とてもよかった。とても好き。(みんなで一緒にずいぶん年を重ねてきたなぁ、しみじみしたり。) |
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ときめきを 抑えて尚もときめいて 春風薫る 陽だまりの朝 肉野菜 |
結局自分という 点を通してつながる世界 内側は果てしない宇宙 外側も無限の宇宙 肉野菜 |
靴底の 感覚頼り歩いてく でこぼこ道を 遠回りして 肉野菜 |
ときめきのままに 足を運ぶけれど 風はいつでも 先回りする ふらっと |
結局自分を 信じるしかない 選んだものが 糧になるから ふらっと |
靴ひもは きつめに結ぶ 爪先が向かうところに きょうのしあわせ ふらっと |
六つとも、お題の魅力を最大限に引き出してくれているという感触のシリトリたちでした。 早春の「ときめき」二作はとくべつに。 「ときめきを 抑えても尚ときめいて 〜 」 「 〜 風はいつでも先回りする」 うん。すばらしくすき。ありがとうです。 |
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ときめきも目覚める ツンと冷たく春のニオイ わたしもまた季節を ひとめぐり出来たんだね ナツ |
結局自分が答えなの もじもじ困ったふりしたり 相談もしたりするけれど 結局自分で決めてるの ナツ |
靴がはしゃぐよ みどりの野原に てんでにひびく子らの声 それははるのゆめ ナツ … 「はるのゆめ」 だよ |
「靴がはしゃぐよ」 さいこうでした。「てんでにひびく子らの声」 うん。 「それははるのゆめ」 うん。うん。 ありがとうです。とてもうれしい情景なのです。 |
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ときめき春色萌黄色 くるこないくるこない来る 微笑みこぼれて ほんのり桜色 こまはは |
結局自分 井の中の蛙 大海を知らず されど知りたい 空の深さ こまはは |
靴音軽やかに 野辺を歩けば 水色天使のお出迎え 春の兆しは足元から こまはは |
ときめき ときより うきうき いきいき ひらめき きらめき あちこち もみもみ ぬちうむい |
結局自分は 強がりで弱虫の 不埒な見栄っ張り どうすりゃいいのさ ぬちうむい |
靴紐は長目の藍色 シングルで穴通し 足首にぐるりと回し 男締めして今日こそ告白 ぬちうむい |
ときめきを隠せず ほどいたリボン 思いもよらない贈りものに きゅんと胸が熱くなる alice |
結局自分に かえってくるね いい事も 悪いことも alice |
靴のヒール だんだん細く高くなってたけれど いつの頃から だんだん低く太くなってる alice |
「結局自分」 この堅苦しいカタチのお題に真正面から取り組んでいただいた三作。 「結局自分 井の中の蛙」 「どうすりゃいいのさ」 「結局自分にかえってくるね」 全部がきっと、みんなのしんり。読む人みんなが頷いていることと思われ。ありがとうです。だいじです。 |
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ときめきドッキン ドキドキドッキン 貴方のハートに突き刺さる チクっと尖った恋の矢が みらい |
結局自分では何もできず 頭をキュっと抱えてしまう ゆっくりゆっくり考えて みんなと共に解決だ みらい |
靴音カツカツ カツカツと 華麗に鳴らす人がいる 靴音カツカツ カツカツと 不穏に感じる人も居る みらい |
結局自分に自信がなくて そっと後ろにかくれんぼ こっそり顔をのぞかせて 向こうの様子をちーらちら みらい |
靴隠しして遊んだあの日 もう一度したら帰りましよ そっと隠した姉の靴 隠したところに靴はなし みらい |
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「結局自分」というお題は、どうしても自分自身を見つめてしまうし、 いろんな意味で、じぶんを知る手掛かりになるなーって、思っていたところに届いたみらいさんのシリトリ。 どちらもとても大切でした。 こういうお題、直接的すぎて、むかしは避けていたかもしれないけども、今回、とてもよかったなーって思えました。ありがとうです。 |
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ときめきやあんしんや あいやきぼうが降る春に なりますように 2022 soyo … 「2022」 だよ 「2022」 |
結局自分 じぶんじしんの真ん中で じっと待ってる 天啓も春も好機も向こうから来る soyo |
靴下むっつ おなじかたちで残ってた そうゆうちいさなぬくもりが 降りつむ冬の我の安寧 soyo |