cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ



NO.489 2021/11/01 (09組28作)
戦々恐々 繰り返す ふたりきり
戦々恐々
震える木の葉
じわじわ近づく
秋台風

ふみちゃん
繰り返す
退屈なほど何もない
限りある今日が
愛おしい

ふみちゃん
ふたりきり
冬の陽射しにまどろんで
さみしいテレビは
ひとりごと

ふみちゃん

戦々恐々年末年始がやってくる
手洗いうがいはしっかりと
あとはうーんもういいや
お茶を手に夕やけ雲をながめたり

ナツ
繰り返すカレンダー
またもの思いの秋が来たけど
きっと涼やかなこの風が
ココロを掃除してくれる

ナツ
ふたりきりだねいつのまに
お皿もおかずも少しずつ
小さくなってだんだんに
店じまいだね気楽に行こうよ

ナツ

こんにちはこんにちは。 「ふたりきり」 どちらもとても大好きでした。どちらもちょっとさみしくて、どちらもしんとしずまるこころ。ありがとうです。




戦々恐々日々は過ぎ
いつかの影はセピア色
世界は広く果てしなく
見えないものはいつも正しく

肉野菜
繰り返す
それが一番近い道
汗をかく道
歯を食いしばる道

肉野菜
ふたりきり
銀の夜風の小径行く
正しきことは
静かなことかな

肉野菜

戦々恐々 街中の
季節を伝える金木犀
今年は3回咲きました
人間界は大丈夫かな

スー・
繰り返す
毎日なぜか眠くなり
お昼寝ばかり
治らない癖

スー・
ふたりきり
初冠雪の富士山を
眺めることの
有り難さかな

スー・

そしてこちらも 「ふたりきり」。 「ふたりきり 銀の夜風の小径行く」  「ふたりきり 初冠雪の富士山を…」 うん。すてきなシチュエーションがやって来て。
そして、「静かなことかな」 と 「有り難さかな」 で締めくくる作品たちの面白さかな(*^-^*) よろこびました。 

  

戦々恐々
見えないものに
日々も心も
脅かされて

ふらっと
繰り返すたび違う横顔
何度でも愛おしくなる
素知らぬ装いで
めぐりくる秋

ふらっと

ふたりきりぬく
仲むつまじく
黒い画用紙
白地に載せる

ふらっと
戦々恐々
地震雷火事親父
鎮まれ鎮まれ
怒りのマグマ

こまはは
繰り返す日々に
うつろう季節の彩そえる
霜月十一月
目にも綾な もみじ色

こまはは

ふたりきりの日常
ツーと言えばカー それでも
口に出して伝えあいたい
「ごめんなさん。」「ありがとう。」

こまはは
ね。「何度でも愛おしくなる」秋ですね。 「横顔」 「装い」 「めぐりくる」 「うつろう」 「彩」 「綾」 「もみじ」 … 
お二人の選んだ言葉が、見ても聞いても美しく、より秋めいて、だいすきでした。
ありがとうです。









戦々恐々としながら
弱気の虫と揺れる心
晩秋の光と影に助けを求め
煎餅布団と毛布一枚にくるまる

ぬちうむい
繰り返す幾多の困難も
誰のせいでも無いのだから
この先の生き方も終わり方も
手探りで模索していく

ぬちうむい
ふたりきり
よりによって
こんなぼくで
ごめんね

ぬちうむい
なんでしょう 三作ぜんぶの行間という行間から、重い想いが立ち昇ってる。
「誰のせいでもないのだから 〜 生き方も終わり方も 手探りで模索していく」 うん。ほんとうに。
手探りで模索するしかないんですよね。自分たちの手でね。がんばりましょう。





戦々恐々
怖くてびくびくする!
でも!日本と世界は負けない!!
戦う!

24の瞳(TAMA)
繰り返す
好きな音楽
何度聞いても
居心地が良い

24の瞳(K・I)

ふたりきりで
卓球の練習
疲れるまで
もうとっくん

24の瞳(Y・K)
うん! なんか! 心強い! 負けない!

うん。「居心地が良い」というのは、
最重要で最強なことですよね。ねー。
わぁ。なんてすてきな「ふたりきり」。
もうとっくん 応援していますねー。





戦々恐々のコロナ
コロナウイルスのパンデミック
日本社会の在り方が変わった
ようやく終息し始め制限解除

24の瞳(M・S)


うん。ほんとうに。ようやくですね。
どうかどうか、このまま落ち着きますように。



















戦々恐々 
こわいのは
だれかのことば?
いいえ じぶんの じぶんのこころ

soyo
 … 「こころ」
繰り返す雨のメロディ
あの夜のことばをぜんぶおぼえてる
(おおきいね)
恋と見まがうほどの雨粒

soyo
   … 「粒」 だよ 「粒」
ふたりきり?
いいえ ひとりで 分かち合ってる
えいえんに だれも解かない
Dの暗号

soyo
 … 「暗号」 だよ 「暗号」