cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ



NO.484 2021/06/01 (11組 38作)
じぶん まなび
じぶんのことも
わからないのに
ごめんね
しったふうなこと

ふみちゃん

まなびやの
緑の影と百葉箱
ふと思い出す
夏の風景

ふみちゃん
 … 「夏の風景」
てんしかな
てをひろげると
やってくる
ふわふわのしっぽふりながら

ふみちゃん
じぶんをぎゅっと抱きしめる
しとしと雨の日
物干しにつるし風いっぱい
はたはた晴れた朝

ナツ

まなびはずうっと
長い道のり
あらっと失敗するたび思う
少しずつだけど続いてく

ナツ
手の温かさでにぎるから
おむすびは美味しいんだねと
もぐもぐしながら帰郷した
子供に言われて照れました

ナツ
じぶんのことは
じぶんがいちばん
わかっているよ
きっと たぶん ね

ふらっと

まなびやの
銀杏並木に降るひかり
きらきらきらきら
魔法にかかる

ふらっと
ていねいに
並べてみたりくずしたり
答えを出そうと
思っていない

ふらっと 
じぶんとは
なんだろうかと考える
梅雨時の街を彩る
紫陽花に問う

スー・

まなびつつ
ここまで生きたと言いたいが
本当は道草ばかり
怠け癖あり

スー・
てーへんだ!
てんてこ舞いの
このご時世 浮雲の
遥か彼方の貴方を思う

スー・
じぶん
一生を共にし
全面的に相談に乗る
あるいは唯一の人

肉野菜


まなびます
繊細で注意深い心は
大らかに受け入れる心に
及ばない

肉野菜
てなもんと
割り切ろう
これは修行
なのだから

肉野菜
「じぶん」のことを描こうとすると、それはそもそも ひとりでする禅問答のようなものになろうかとは思うけれども
まさに、まさに。ほんとうに。 
「じぶん 一生を共にし 全面的に相談に乗る あるいは唯一の人」 しかりしかり。
物干し竿には、風にはためくジブンが見えたりもして。すてきすてき。


そして、あたたかな「て」 … てんしっぽ、おむすび、並べて、てーへんで、これは修行 なのだから。うん。なんだかみんな、さいこうにあんしん。
自分も失敗するけれど
相手も失敗するけれど
たくさん失敗する事あるけど
失敗の数だけ成功もあるさ

みらい
学び遊び続けてきたことは
友達の数でもわかるよね
何年たっても変わりなく
笑顔で交流楽しいな

みらい
てつだって てつだってほしい この気持ち 
気づいて 気づいて 気づいてほしい
英語に算数・理科・社会
苦手な分野は教えて欲しいこれほんと

みらい
じぶんじしんが すきだから
うまれかわったときも
やっぱり もういちど
じぶんがいい

alice
まなびの中で 
息をしているみたい
学びを忘れると きっと苦しい
生きるって そういうことかな

alice
   手を繋ぐ
   手を添える
   手を差し伸べる
   どれも温かく優しい

   alice
自分の気持ちを伝えるために
大切なあなたを呼び止めて
ほんのり真っ赤なほっぺをして
思いをしっかり届けよう

みらい
学びの日々は懐かしい思い出
小中校とがむしゃらにノートを取り
専門学校でお料理たくさん勉強して
最終的には介護職これがまた天職間違いなし

みらい
てきとうに色画用紙をチョキチョキと
てきとうにお花紙も広げてみたり
てきとうに模造紙の上に貼り合わせたら
あっという間にアジサイ壁紙出来上がり

みらい
みらいさんの四行が、今日はとても切実なものに聞こえる旨さがあって(リフレインの効果なのかな)
(てつだって てつだってほしい この気持ち) (気づいて 気づいて 気づいてほしい) こんなところに応えるように 
aliceさんの四行の温かな手が伸びて来て、並べておきたくなりました。 

アジサイの壁紙も、目に浮かびます。色画用紙・お花紙・模造紙。いいですねー。
うまれかわってもやっぱりじぶん。それはもうね。そうだよね。うん。
                             
じぶんのこと好き?
嫌い?
嫌いでも心の奥底では
好きでいたいな

24の瞳(E・W)

まなびを大切に
目標に向かって
頑張ることが
必要だと思う

24の瞳(コップ)
てをあわせて
いただきます
ごちそうさまでした
きょうもしあわせ

24の瞳(E・W)
じぶんに問いかけてみる
こんにちまでの人生
あの時にああすれば良かった
悔いある人生

24の瞳(M・S)

↑ うん。ほんとうに。
目のまえのこと ひとつひとつをクリアーしつつ
一歩ずつ すすみたいです。ねー。
てんぷら
カウンターに座り
目の前で揚げている
おいしそう自分のはまだかな

24の瞳(M・S)
じぶんの愚かさ不甲斐なさを
知れば知るほどに
大切なかけがえのない人たちから
距離をおき離れていくもう少し

ぬちうむい

まなびあそびわらいあった
たくさんのみなさん
やすんでんでばかりだったぼくだけど
しあわせにくらしているよいまでも

ぬちうむい
てのひらに
ひたひたと
こぼれおちる
なみだのしずく

ぬちうむい
じぶんのなかにいる
もうひとりのじぶんとで
「あっちむいてほい」
ブレーキ?それともアクセル?

こまはは

まなびの種は日々の
いとなみの中にある
発芽してもしなくても
種蒔く人でありつづけたい

こまはは
てくてくららら
ひと休みららら
ゆっくりでいいんだよ
未来はららら

こまはは 
… 「ららら」

どんなふうにも展開できる「て」でしたが、なるほど 「て」って、どうやったって、なんだか温く、なっちゃうのかな。
ひらかな使いの兼ね合いが またやさしくて。大好きな連作でありました。
そして、「じぶん」。じぶんじしんの内側をしずかにそっと かえりみている気配がしてる。ていねいに描いて下さりありがとうです。




















じぶんのゆびが
教えてくれる
ゆびさすところが行きたいところ
触れたがるのが ひつようなもの

soyo
  … 「ひつようなもの」 
まなびあう
呼吸 ちんもく 尊くて
ただその椅子に
すわりつづけていたい午後です

soyo
てまひまを
かけてしまって またしても
ふえてしまった
(あいと執着) (まもりたいもの)

soyo