cap verses 　/ 　そよ日暮らし
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NO.453　2018/11/01　(10組30作）
シミ	つながり	砂浜
シミュレーションばかり頭で繰り返す臆病風の吹く秋の夜ふみちゃん	つながりひろがり思いもかけぬ縁が生まれてふみちゃん	砂浜で見つけた水色シーグラス荒波の旅終え今この手のひらにふみちゃん
こんにちは。なにか、おおきな、たいせつな、縁や出会いがテーマですね。みっつのシリトリぜんぶ好き。シミュレーション、なにかのときには　私もよくよく繰り返します。なんどでも繰り返すうちに、なんとかなるさ　がでてくるときもあったりしてね。いつも、ずーっと、ありがとうです。だいじです。
しみいれば人の気持ちの温かさ暮れゆく街の窓の明かりに肉野菜　…　「明かりに」　だよ　「明かりに」	つながりを探せばそれはそこにあり見知らぬ街の曲がり角にも肉野菜	砂浜に波の音だけ響きゆく何にもない何にもない全く何にもない肉野菜
「暮れゆく街の　窓の明かりに」　「見知らぬ街の　曲がり角にも」　ん～。このひっそりとした感じがとても好きです。「何にもない何にもない　全く何にもない砂浜」　、　さびしさか、開放感か、わからないけど、なんにもなくて　きもちよかった。

シミそばかすとはおともだち我を張りすぎず仲好く今日もふらっと	つながりをたどっていけばいつの日かきっと逢いたい人に逢える気がするふらっと	砂浜の砂は熱くて涙さえ落ちるのを忘れ笑っちゃうよねあしたも晴れるふらっと
「我を張りすぎず　仲良く今日も」　「逢いたい人に　逢える気がする」　「笑っちゃうよね　あしたも晴れる」七七で終わるリズムが軽妙で、すとんと落ちてきますねぇ。いつもありがとうです。たのしみなのです。「つながりをたどっていけば」　…　これを読んで、私の中ではSNSのつながりが頭の中に広くひろがり、そうねそうねとうなづきました。
シミみたいな深いところのあれやこれココアで溶いてすする夕暮れナツ	つながりを編んでほどいてまた編んでありがとうほそぼそと続く温かな糸ナツ	砂浜に白いスカート逆光のシルエットみんなではしゃいだ卒業旅行ナツ
「ココアで溶いて　すする夕暮れ」　いいですねぇー。まずはじめに、↑ここのところにヒトメボレして、そのあとに「シミみたいな　深いところのあれやこれ」　が妙に気になってくるという、深い深さのシミのシリトリ。つながりはあたたかく、卒業旅行はまぶしかった。ありがとうです。
シミひとつないまっさらはどこかよそよそしいねぬくもり恋しい秋時雨れこまはは	つながりのゆるぎなさに支えられ我ここに在るこまはは	砂浜の昼顔潮風に吹かれてなに想う満天の星になに願うこまはは
沁みわたる　青深い　秋の空　　贅沢に　心の奥の隠れた自分までにも alice	つながりが　支えになってるということ痛いほど感じる見えないけれど　大切なもの alice	砂浜に書いた文字波が少しずつ　さらってくまるで地球に　溶け込んでいくみたいに alice
「砂浜の昼顔」　って、いいですねぇ。とても身近に感じられる風景で、ぱぁっと景色が目に浮かびます。そして、「まるで地球に溶け込んでいく」　これも、すばらしく好き。自分の目で見て、自分の言葉でくみたてていく　4行の世界がうつくしく完成されていく様子がうれしくて。ありがとうです。

シミーズが憧れだった7～8歳ちょっとはみ出るスカートの裾スー・	つながりを幼い頃は分からずに実感してるこれが成長？スー・	砂浜で眺める富士の美しさシーキャンドルが輝く江ノ島スー・　　…　「島」　だよ　「島」
ふふふふふ。シミーズって！　こどもごころに、ことばのひびきの妖しさを感じていました(^-^) 「ちょっとはみ出る　スカートの裾」　いいですねー。行間から、なにかなつかしい空気がたちのぼってる。すてきだなぁ。ありがとうです。
シミこんできたあなたのあいがさいぼうのなかじわじわぶるる湘南坊主	つながりにくくでんぱがとおいきえゆくようなふたりのゆくえ湘南坊主　・・・　「ゆくえ」　だよ　「ゆくえ」	砂浜のすなあしゆびの間ににげ落ちていくもう秋なのね湘南坊主
そして今回も。七文字×4行　の三作ですね。ありがとうです。まんなかの　「つながりにくく　でんぱがとおい　きえゆくような　ふたりのゆくえ」　これがもう、なんかなんか傑作ですね。 (でんぱがたよりのふたりだったり。あるいは　隣に座っているのにでんぱがとおい　みたいな……深読みしたらいくらでも深まる意味を持ってるような。)

シミは油服について増えていく２４の瞳（Teddy）	つながりは人とても大切良い事、悪い事全て２４の瞳（大判小判）	砂浜の城は風に消え砂浜の文字。は波に消ゆそれでも消えず、残るのは作って書いた、あの日の思い出２４の瞳（Kart）
ね。そのときは気がつかなくてあとになって、しょんぼりします。油染み。心にはつかないように気をつけたいですね。おたがいに(^-^)	うん。良いことも、わるいことも、ほんとうにすべては人とのかかわりですね。ほんとにね。	こんにちは。こんにちは。うん。思い出は、永遠ですね。砂浜のあの日の記憶。すてきです。

シミソシミ♯ファソラ　こもれびのように降る音うんめいの出会いの時に鳴る鐘かもね　 soyo	つながりはたしかにそこに。想い合うおもいがあってそれがすべてで。 soyo	砂浜に聴かせるようにうたう歌ざわめきはしずまりしずまり　霜月がくる soyo

NO.453　2018/11/01　(10組30作）
シミ	つながり	砂浜
シミュレーションばかり頭で繰り返す臆病風の吹く秋の夜ふみちゃん	つながりひろがり思いもかけぬ縁が生まれてふみちゃん	砂浜で見つけた水色シーグラス荒波の旅終え今この手のひらにふみちゃん
こんにちは。なにか、おおきな、たいせつな、縁や出会いがテーマですね。みっつのシリトリぜんぶ好き。シミュレーション、なにかのときには　私もよくよく繰り返します。なんどでも繰り返すうちに、なんとかなるさ　がでてくるときもあったりしてね。いつも、ずーっと、ありがとうです。だいじです。
しみいれば人の気持ちの温かさ暮れゆく街の窓の明かりに肉野菜　…　「明かりに」　だよ　「明かりに」	つながりを探せばそれはそこにあり見知らぬ街の曲がり角にも肉野菜	砂浜に波の音だけ響きゆく何にもない何にもない全く何にもない肉野菜
「暮れゆく街の　窓の明かりに」　「見知らぬ街の　曲がり角にも」　ん～。このひっそりとした感じがとても好きです。「何にもない何にもない　全く何にもない砂浜」　、　さびしさか、開放感か、わからないけど、なんにもなくて　きもちよかった。

シミそばかすとはおともだち我を張りすぎず仲好く今日もふらっと	つながりをたどっていけばいつの日かきっと逢いたい人に逢える気がするふらっと	砂浜の砂は熱くて涙さえ落ちるのを忘れ笑っちゃうよねあしたも晴れるふらっと
「我を張りすぎず　仲良く今日も」　「逢いたい人に　逢える気がする」　「笑っちゃうよね　あしたも晴れる」七七で終わるリズムが軽妙で、すとんと落ちてきますねぇ。いつもありがとうです。たのしみなのです。「つながりをたどっていけば」　…　これを読んで、私の中ではSNSのつながりが頭の中に広くひろがり、そうねそうねとうなづきました。
シミみたいな深いところのあれやこれココアで溶いてすする夕暮れナツ	つながりを編んでほどいてまた編んでありがとうほそぼそと続く温かな糸ナツ	砂浜に白いスカート逆光のシルエットみんなではしゃいだ卒業旅行ナツ
「ココアで溶いて　すする夕暮れ」　いいですねぇー。まずはじめに、↑ここのところにヒトメボレして、そのあとに「シミみたいな　深いところのあれやこれ」　が妙に気になってくるという、深い深さのシミのシリトリ。つながりはあたたかく、卒業旅行はまぶしかった。ありがとうです。
シミひとつないまっさらはどこかよそよそしいねぬくもり恋しい秋時雨れこまはは	つながりのゆるぎなさに支えられ我ここに在るこまはは	砂浜の昼顔潮風に吹かれてなに想う満天の星になに願うこまはは
沁みわたる　青深い　秋の空　　贅沢に　心の奥の隠れた自分までにも alice	つながりが　支えになってるということ痛いほど感じる見えないけれど　大切なもの alice	砂浜に書いた文字波が少しずつ　さらってくまるで地球に　溶け込んでいくみたいに alice
「砂浜の昼顔」　って、いいですねぇ。とても身近に感じられる風景で、ぱぁっと景色が目に浮かびます。そして、「まるで地球に溶け込んでいく」　これも、すばらしく好き。自分の目で見て、自分の言葉でくみたてていく　4行の世界がうつくしく完成されていく様子がうれしくて。ありがとうです。

シミーズが憧れだった7～8歳ちょっとはみ出るスカートの裾スー・	つながりを幼い頃は分からずに実感してるこれが成長？スー・	砂浜で眺める富士の美しさシーキャンドルが輝く江ノ島スー・　　…　「島」　だよ　「島」
ふふふふふ。シミーズって！　こどもごころに、ことばのひびきの妖しさを感じていました(^-^) 「ちょっとはみ出る　スカートの裾」　いいですねー。行間から、なにかなつかしい空気がたちのぼってる。すてきだなぁ。ありがとうです。
シミこんできたあなたのあいがさいぼうのなかじわじわぶるる湘南坊主	つながりにくくでんぱがとおいきえゆくようなふたりのゆくえ湘南坊主　・・・　「ゆくえ」　だよ　「ゆくえ」	砂浜のすなあしゆびの間ににげ落ちていくもう秋なのね湘南坊主
そして今回も。七文字×4行　の三作ですね。ありがとうです。まんなかの　「つながりにくく　でんぱがとおい　きえゆくような　ふたりのゆくえ」　これがもう、なんかなんか傑作ですね。 (でんぱがたよりのふたりだったり。あるいは　隣に座っているのにでんぱがとおい　みたいな……深読みしたらいくらでも深まる意味を持ってるような。)

シミは油服について増えていく２４の瞳（Teddy）	つながりは人とても大切良い事、悪い事全て２４の瞳（大判小判）	砂浜の城は風に消え砂浜の文字。は波に消ゆそれでも消えず、残るのは作って書いた、あの日の思い出２４の瞳（Kart）
ね。そのときは気がつかなくてあとになって、しょんぼりします。油染み。心にはつかないように気をつけたいですね。おたがいに(^-^)	うん。良いことも、わるいことも、ほんとうにすべては人とのかかわりですね。ほんとにね。	こんにちは。こんにちは。うん。思い出は、永遠ですね。砂浜のあの日の記憶。すてきです。

シミソシミ♯ファソラ　こもれびのように降る音うんめいの出会いの時に鳴る鐘かもね　 soyo	つながりはたしかにそこに。想い合うおもいがあってそれがすべてで。 soyo	砂浜に聴かせるようにうたう歌ざわめきはしずまりしずまり　霜月がくる soyo