| NO.434 2017/04/01 (10組35作） | ||
| 代 | 梅 | おおきく |
| 代わりになにか できたとしても たったひとりの 君にはなれない ふみちゃん |
梅が咲いてる ひそやかに 公園の隅 春はもうすぐ ふみちゃん |
おおきくなって いたみをしって やさしくなって おとなになった ふみちゃん … 「おとなになった」 だよ |
| 代わりには 歩けないこと知っている ほらもう少しと 見つめ続ける 肉野菜 |
梅は咲く ただ春だよと告げるため あの路地裏で 今年もきっと 肉野菜 … 「今年もきっと」 だよ |
大きく曲がる カーブに沿って 今、ギヤを変える 変化していく 肉野菜 |
| 代わりには ならないけれど これも世界に ひとつだけ ふらっと … 「ひとつだけ」 だよ |
梅と桜に いっぺんに 埋もれる街で 花に溺れる ふらっと |
おおきく ちいさく 希望と 不安 ふらっと |
| こんにちは・・・(そぉっと、そぉっと。) なんか、もうね、なにも言わずに、そぉっと、ここに並べておきたいシリトリ群なのです。 お題は 「代わりに」 ではなくて 「代」一文字 なんだけれどもね、 この 影響し合って、ひとつのテーマができあがってゆくような空気がね、すばらしかった。 「梅」も 「おおきく」も しかりです。ありがとうです。 行間が、すき。 |
||
| 代わりゆくもの 見送ろう 代わらないもの抱きしめる 今年も菜の花いい匂い ナツ |
梅の実いくつなるだろね おばあちゃんとの立ち話 今年は話題にのぼらない 梅干しつくりは卒業かなあ ナツ |
おおきくふう深呼吸 三月の白い息 混んだ病院の帰り道は 雨も優しく感じます ナツ |
| 代わりになんて なれるはずもなく 君がひとりになったという 風の便りにただもうただ・・・ ぬちうむい |
梅の花の健気な 咲き始めからたわわと 実をつけるまでを見とどけて 心身入れ替え夜桜に酔う ぬちうむい |
おおきくひろげた ふろしきをたたむ せんがくひさいのはずかしき かんれきまでかうんとだうん ぬちうむい |
| 代わりばんこ・・・ 遠い日の言葉が蘇る 取り合いっこする前の 懐かしい言葉と母の声 alice |
梅花藻の花が可愛い 澄んだ水面に咲き揺れて 流れゆくその花弁もまた 可愛さを増す alice |
おおきく握ったおむすび 桜の花びらが舞う下で ほおばる笑顔も 春の色 alice |
| 「おおきくふう深呼吸……雨も優しく感じます」 「おおきくひろげたふろしきたたむ……」 「おおきく握ったおむすび……ほおばる」 うん。なんかね。どれも、きおいがなくて、ゆったりしていて、とても気持ちがよいのです。みなさんの完成された呼吸に拍手です。 |
||
| 代わりはいないの わたしというひと この地球に生きる かけがえのないわたし おり〜ぶ |
梅はいつでも見頃です つぼみの時も 咲き始めたその時も 咲き誇っている今も おり〜ぶ |
おおきく〇をかこう わたしのこれまで そじて 今 さらに 未来までも おり〜ぶ |
| 代々途切れずに 引き継いでいけたらな 暮らしあってこその家 笑い声あってこその家だから こまはは |
梅の花 散りぎわまでも 清（しん）として そこはかとなく奥ゆかしい こまはは |
おおきくふくらんだ しゃぼん玉 ぷちんと はじけて消えちゃった。。。 虹色の輝きと切なさ残して こまはは |
| 梅について。つぼみの時と、咲き始めたとき、咲き誇る今、そして散りぎわ …… ずーっと、ちゃんと見守っている人がいるということ。素敵ですねぇ。 おり〜ぶさん、先月に続いて二度目のご投稿をありがとうございます。肯定感がいっぱいの春らんまんが素敵なのです。 こまははさん 「代々途切れずに …… 笑い声あってこその家だから」 うん。ほんとにほんとに。だいじな四行、ありがとうです。 |
||
 |
梅の花 見て見て楽しんで！ いっぱい咲いたぞー！！ ウグイスいるのかな？ ２４の瞳（TAMA） |
おおきくなって！ 伸び伸び 育ってね まっててね ２４の瞳（TAMA） |
| うんうん。 「見て見て楽しんで！」 とかね。このあかるく陽気な言葉づかいがTAMAさんならでは(*^-^*) まわりもみんな誘われて、春だ春だ〜♪ って伸び伸びしそう。ありがとうです。たのしいな。 |
||
| 梅の季節がやってきた 知らぬ間に 立派な葉や花が咲いた 楽しみにしていたよ ２４の瞳（Teddy） |
← うんうん。 「知らぬ間に立派な葉や花」 … ほんとうですね。 ありがたく嬉しいことですね。たのしみたのしみ。 |
|
| 梅の花 見ていても どこからか 大きくなる わからない ２４の瞳（まーちゃん） |
← ふふふ。観察日記とかではなくて、 のんびりのんびり見ている感じが、やさしくて いいですねぇ。うんうん。 またお待ちしていますね。 |
|
| 「わからない」 だよ | ||
| 代表取締役は (株)を代表する権限を有する 取締役をいう 簡単にはなれない ２４の瞳（レッドアイ） |
梅が咲くと いい香りがして その次は桜が咲く 春を感じる暖かさ ２４の瞳（レッドアイ） |
 |
| 「代」というお題、上手に展開させてくださいました☆ ありがとうです。 代表取締役、字面がカッコイイですよねー(*^-^*) そして桜。楽しみですね。ほんとにね。 |
||
| 代われたらいいのにね．．． ねぇ、その言葉簡単に使わないで ならさ、僕の人生代われる？ 代われる訳無いから言えてるの？ ２４の瞳（あいり） |
 |
おおきくなれたね。 産まれて来てくれた時は こんなに小さな子だったよね。 生きてくれてありがとう。 ２４の瞳（あいり） |
| あいりさん。ふと感じた、にがい想いを、ここに記してくださってありがとうです。 あいりさんのシリトリと呼応するかのようなシリトリも、他の方の作品にいくつかありましたね。 こんな偶然、うれしいですね。またお待ちしていますねー。 |
||
|
代わりに春が
すこし傷つき でもすぐに萌えいずるから 平気だという soyo |
梅の実でつくるシロップ 色も香も そのぜんたいが あこがれのひと soyo |
おおきくは かわらないけど きっぱりと濃く深くなる線が手に このてのひらに 在るということ soyo |