cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ

NO.418 2015/12/01 (10組34作)     

たからもの 踏みしめていく
たからもの
探す
旅かな
生きるって

ふみちゃん


踏みしめていく
カサカサと
冬へと続く
落ち葉の小路

ふみちゃん
地図を持たずに
ゆく鳥たちの
描く大きな
クレシェンド

ふみちゃん

「たからもの 探す 旅かな 生きるって」  なんかもう、この4行で、ぜんぶわかってしまう。うれしい。
ぜんぶって、それはふみちゃんの姿勢のよさのゆえんとか。  だぁいすき。

そして。踏みしめていく と 地図 は、下の肉野菜さんの作品と併せて読んでみてくださいね。いつもながらのすてきな相似。ぐうぜんの。


たからものも
いつか捨ててしまおう
歩み止めずに
鼓動に耳を澄まそう

肉野菜

踏みしめていく
いつもの道を行く
冬の、この冬の感じ
胸に刻もう

肉野菜
地図なしに
北国の駅降り立てば
冬風にのる
鴈の群れあり

肉野菜
 
「たからものも いつか捨ててしまおう 歩み止めずに 鼓動に耳を澄まそう」 
これ、ちょっと泣きました。鼓動に耳を澄まそう。ほんとうに。それがだいじ。鼓動に耳を。ありがとうです。





たからものに
することにした
この胸にいま
灯ったまごころ

ふらっと
踏みしめていく
道は続いて
ふりむけば
もう消えかけて

ふらっと
地面すっかり
埋め尽くすほど
枯葉とどんぐり
光がたまる

ふらっと


たからもの
何気ないものかもしれない
でもわたしには
かけがえのないものだから

alice

踏みしめていく
人生の歩み
小さな1歩だけど
幸せの花が咲く日まで

alice

地平線
遠く遠く 輝いて
まるで
ゴールテープのように

alice


今回の「地」というお題は、一文字だけでも確かな意味を持っていて、さらにはどんな風にも展開できて、とても優秀なお題だなぁって、
かさねがさね思っていたところなのですが、そんななか、このお二人の「地面」と「地平線」、この文字の持つ魅力を、
最大限にひきだしてくれてるような四行ですね。「枯葉とどんぐり 光がたまる」 「まるでゴールテープのように」 うん。すばらしくすき。ありがとうです。




たからもの
またひとつふえた
あなたがいてくれるまいにちには、
どんなものもかなわないなぁ

歌鳥
踏みしめていく
毎日コツコツ 自分の道
噛みしめていく
一分一秒 二度とない今日

歌鳥
地平線の向こうには
まだ知らない私が待ってるかもね
自分にもっと、期待しよう
私をもっと、信じてみよう

歌鳥

わぁ〜。そして。歌鳥さんです。おかえりなさいおかえりなさい。こうしてたまに、思い出しては帰ってきてくれる歌鳥さんです。うれしいの。
ここね、15年つづいているけれど、おとながもっとおとなになる15年とはずいぶん違って、
中学生だったヒナ鳥さんが、もう自由にどこまでも大きな空も飛べる歌鳥さんになっていて。
どこまでも。地平線の向こうにもね。「自分にもっと、期待しよう」。うん。すてき。





たからもの
大事にしているつもりでも
見失ったり 見つけたり
そうして気づく かけがえのなさ

スー・
踏みしめていくと同時に
感覚を
研ぎ澄ませておく
来る冬のために

スー・
地下鉄を
乗り継いで行く どこまでも
時々地上に出る線路
陽射し際立つ 車窓の輝き

スー・
  ・・・ 「輝き」 だよ 「輝き」
そして。スー・ちゃんの このいつもの おしゃべりしているみたいな自然体なシリトリ。だいすきなのです。
ときどき地上にでる地下鉄路線、札幌にもありますよ。幼い頃にはじめて乗って、
そのとき感じた、あのまぶしさや、よろこばしさを思い出していました。ねぇ スー・ちゃん。来年もよろしくお願いしますね☆
(毎年、いのいちばんに年の瀬のあいさつをしてくれるスー・ちゃんなので、今年は先に言ってみました(^^♪)





たからもの
つまさきだちで
たんすのうえに
あのこはもうすぐそこ

ぬちうむい

踏みしめていく
さらさら雪道
風向きが変わっても
月も見えないけれども

ぬちうむい

地球儀を
思い切り回し
指で止め儚い
夢を追いかける

ぬちうむい

たからもの
鑑定団には出せませぬ
値打ちのほどは
わたしにしか判らぬゆえ

こまはは

踏みしめていく道
今どのあたり?
来たる年も健やかであれ
和やかであれ

こまはは


地中深く息づく根っこさん
枝葉を広げ花咲かせ
お疲れのことでしょう
どうぞごゆるりと。

こまはは

「地」というお題の広く広がる可能性とはうらはらに、やや限定的すぎるお題だったかしら・・・と思われた「踏みしめていく」。
でもこんなふうに、想像力がはいる余地をもってひろがる四行も、多々寄せられて、とてもうれしいことでした。
「風向きが変わっても 月も見えないけれど」 / 「来たる年も健やかであれ 和やかであれ」
うん。ありがとうです。ありがとうです。(←今月のありがとうと、今年のありがとうを二つに分けて言ってみました(^^♪)




たからものな孫
誰もが心を許す
何にも代えがたい天使
子は「かすがい」は本当だよ

24の瞳(Teddy)

踏みしめていく道
荒れては
舗装
そのくり返し

24の瞳(Y・M)

地があるから歩いてゆける
地があるから走ってゆける
まだ、走ってゆけないのか
絶対に走ってみせる

24の瞳(MASA)
誰もが心を許す」  
うん。ほんとうに。そう思います。


やわらかな野の道に
出会えますように。


うん。ぜったいに。
いつかからなず。


たからもの
私が大切なのは愛
見返りを求めない愛情
一番尊いもの

24の瞳(大判小判)

地球温暖化
海水があったかくなっている
去年より暖かい冬
どうなるのかな日本

24の瞳(ぷよぷよ)

「見返りを求めない愛情」
うん。ほんとうに尊くて、得難いものでもありますね。


うん。しんぱいなこと、たくさんですよね。
よりよいほうに向かいますように。


たからものは我が子
しかし娘はなかなかなつかない
少々さびしいが
連絡を待つ

24の瞳(MASA)


うん。それはすこしさびしいですね。れんらく はやくありますように。


たからものの宝石
まして現金などではない
私の周りの人たちの
優しさがが体にしみていく

24の瞳(MAMA)
からだにしみるほどの優しさ 
それはもう本物のたからものですね。ありがたいですね。だいじ。









たからもの 
からだとことば。リズムとねむり。
こきゅうとこどく。ゆめとちんもく。
ぜんぶだいじにする  ぜんぶ

soyo
  ・・・ 「ぜんぶ」 だよ 「ぜんぶ」
踏みしめていくね いいよね 
赤鬼も青鬼もいる  野原
こころの。 
ひとり芝居の。

soyo
  ・・・ 「の」 だよ 「の」
地図ばかりみてた霜月
その谷を越えてゆくには
こころをおにに
することですね

soyo