NO.406 2014/12/01 (12組41作）
|
|
 |
| とけるもの |
ただひとつ |
旅に出る |
とけるもの
雪、飴、
絵の具、
わだかまり
ふみちゃん
|
ただひとつ
言えた
言葉は
ありがとう
ふみちゃん
|
旅に出る
前夜のようなわくわくを
抱いて眺める
初雪の窓
ふみちゃん
|
|
とけるもの
ひとつ握って深呼吸
時は流れる
目をつむっても
肉野菜
|
ただひとつ
大事といえる感覚を
忘れずに伸び
起きたての朝
肉野菜
|
旅に出る
降り立つ駅の空青く
冬晴れの道に
マフラーを巻く
肉野菜
|
|
とけるものと
とけないものとを混ぜ合わせ
とろりすくって
とくべつにする
ふらっと
|
ただひとつ
残したもののてざわりを
まぶたをとじて
思いうかべる
ふらっと
|
旅に出る支度をしてる
風の匂い
木の体温を
たしかめにゆく
ふらっと
|
ながいこと、ここを支えてくださっているこの方たちの 今年最後のシリトリが、こんなふうに同じトーンでまるでひとつの物語。
すてきだなぁとつくづく眺めておりました。とけてゆく わだかまりなど思いつつ。 ありがとうです。ありがとうです。来年もどうぞよろしくお願いします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とけるもの 雪、飴、絵の具、わだかまり
とけるもの ひとつ握って深呼吸 時は流れる 目をつむっても
ただひとつ 残したもののてざわりを まぶたをとじて 思いうかべる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
|
| とけるもの
あー大好きなものがある
幸せ色のとろけるチーズ
こっちの気持ちも とろけてしまう
スー・
|
ただひとつ
その大切なものすらも
手放してしまう出来事に
後悔してる いつの日もただ
スー・
|
旅に出る
たまには遠くに大胆に
一人で冒険してみたり
誰かと冒険してみたいかも
スー・
|
そして。スー・ちゃんの とけるもの・・・だいすきでした。 たぶん きっと ずっと いつも 「指にまかせる」というふうに、
かんかくてきに四行を組み立てるというシリトリスタイルをつらぬいているスー・ちゃんが 今回はちょっと指を休めて
あーそうそう！ って 大好きなチーズを思い浮かべてとろんとしてる そのちょっとした横顔を
ここから覗き見したような そんなよろこび♪ ありがとうです。来年もひきつづき、よろしくお付き合いくださいねっ。
|
とけるものは、バニラのアイス
ある夏の日に、間に合わなくて
川に流した。海に出て塩バニラ。
それがまた、どこかで凍ればの話
ひなた
|
ただひとつ。自分はただひとつ
後にも先にも自分はただひとつ
えーー！これはもしかして、
『すごいこと』なのでは？
ひなた
|
旅に出る
ナイフと
ランプと
一切れのパンは必需
ひなた
|
んー。そしてそして。スー・ちゃんに引き続き、ひなたさんもまた、一行ごとにきらきらとしたかがやきがましてゆくような
その勢いが、息づかいが、臨場感が！ とても好きです。「すごいこと」です。ほんとうに。ただひとつだし。もちろんもちろんすごいこと！
今年も一年、たくさんのすてきなシリトリをありがとうございました。来年もよろしくお願いしちゃいます。
|
|
とけるもの儚くて
どこか切ないね
手のひらで受けた
雪のように
こまはは
|
ただひとつ
のこったおまんじゅう
わけっこできる
ふたりぼっちのしあわせ
こまはは
|
旅に出るんだ
探さないで。の書置き残し
ところがどっこい
明日は生協の宅配日
こまはは
|
わぁ・・・・・・ これもまた。わかるわかる〜！とよろこびました。
生協の宅配日って、すごくうまいなーと思いました。
もうほんとうに、それはまったきゲンジツですね。絶妙なのです。
こまははさん。本年も昨年に引き続き無遅刻・無欠席のご参加をありがとうございましたっ。感謝しています。
来年もよろしくお付き合いくださいね。
|
|
とけるものばかり
買ったのに立ち話
ハナシも荷物も太陽も
気になり じりじり
ナツ
|
ただひとつある
どんなに逃げても
逃げられないもの
私を映す心の鏡
ナツ
|
旅に出るさと
大きな背中で語る様な
銀幕の後姿に涙 涙
お疲れさま安らかに
ナツ
|
ナツさん。「どんなに逃げても 逃げられないもの」 ほんとうに、そうですね。
あらためて その鏡のこと考えて しみじみしました。
そして。健さんに思いをはせての「旅に出る」。 これにも うんうんとうなづきながら
わたくしも一緒にここでおくやみを申し上げたく賛同させていただきました。
ナツさん。ことしもずっと、たくさんここに居てくださってありがとうです。来年もどうぞよろしくお願いします。
|
|
とけるものをながめる
暖かい部屋のアイスクリーム
うん、そろそろ食べごろかな
至福のひととき。
２４の瞳（ミント）
|
ただひとつ言える事は
銀婚式が通り過ぎた事
あっという間だったね
これからもよろしく
２４の瞳（お日様）
|
旅に出る
人は世界に行く
さがして
みつける
２４の瞳（TAMA）
|
「ひととき」 だよ 「ひととき」
|
|
とけるもの、氷柱
「ポトン」・「ポトン」と雫が
静かに落ちていく瞬間
太陽の光に照らされると幻想的
２４の瞳（ミナモ）
|
ただひとつ、オンリーワンの心
大切なものを守り抜くやさしさ
自分らしく生きていくだけ
ここにしかないものをひたすらに
２４の瞳（消臭リキ）
|
旅に出る
いつも一緒にいた甘えんぼ
自分探しの旅に出る
大人になったあなたが見たいよ
２４の瞳（ママ）
|
|
とけるものとは
こおっていること
いつかあなたの心も
とけるのでしょうか？
２４の瞳（ママ）
|
24の瞳さん。今年も一年、たくさんのご投稿をいただきありがとうございました。
今回も、みなさんとても素敵ですねぇ。
消臭リキさん、お名前にも「はっ」としましたが('∀`) 作品、とても素敵でした。
ここにしかないものをひたすらに まもりぬく
うん。ほんとうに。
ここにしかない オンリーワンの。
ほんとうに。
だいじたいじ。
・・・・・・ なかなか おひとりおひとりにはコメントできませんが
どうぞまた 来年も、みなさまお揃いでご参加くださいね。
楽しみにお待ちしています。
|
|
とけるものは鉄
何度もたたかれ
丈夫になっていく
熱いうちに打てと
２４の瞳（Teddy）
|
|
|
とけるもの みもこころも
てっぺんから つまさきまで
ゆきのうえでも ひょうてんかでさえも
きみのまなざし ぬくもりで
ぬちうむい
|
ただひとつ てのとどかない
あこがれ まぼろし
みたことのない すがたかたち
すきかきらいかも わからぬまま
ぬちうむい
|
旅に出る あてもなく
肩身の狭さから逃れ 髪を切り
無限大の山々で 雨・風に打たれ
全てを葬り 再出発
ぬちうむい
|
| 「出発」 だよ 「出発」 |
|
とけるものだよ
絡んだ赤い糸は
いつの日か
ながれのままに
alice*
|
ただひとつ
何かが足りない
そんな気がする
今夜の味付け
alice*
|
旅に出る
今居る居場所が
どんなに素敵なところかと
知るために
alice*
|
| 「味付け」 だよ 「味付け」 |
とけるもの
あなたのきもち
むねのうち
なにがなくとも
湘南坊主
|
ただひとつ
あなたにあげた
ときめきの
おんなのあかし
湘南坊主
|
旅に出る
あなたとわたし
かくごして
ほほえみのなか
湘南坊主
|
そして最後になりました。 記念すべき！ シリトリ15周年の！ 2014年の！ 今年最後の！ シリトリですね。
とけるもの ・・・・・・ ここまでは 雪、飴、絵の具、わだかまり、チーズ、アイス、氷柱 などなどが歌われてきましたが
さいごのさいごのここにきて色恋系かと思われる作品3つが並びました(´∀｀*) いろとりどりで ありがとうです。
・・・という視線で並べたのですが、奇しくも 今年からお仲間になってくださった1年生のalice*さんと 15年目の一番古株（！）坊主さん
そして、中堅（？）ぬちうむいさん という顔ぶれが一堂に会する形になりました(＾ω＾)
どちらさまも よいお年をおむかえくださいね。そして、来年もどうぞよろしくお付き合いくださいます様につつしんでお願い申し上げます。
|
|
とけるもの
とけてしまったそのあとの
名もないどうしの
化学反応
soyo
|
ただひとつ
よくないものがまざってる
かたまれば
きっときれいなマーブルですね
soyo
|
旅に出るけついとゆうき
たずさえて
たずさえている
それがもう旅
soyo
|
|