cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ

NO.397 2014/03/01 (12組45作)
いとなみも 僕が うすむらさきいろ
いとなみも
この青空も
そよ風も
あたりまえではきっとないから

ふみちゃん

 
僕が歩いた
この雪道に
いつしか咲いた
君という花

ふみちゃん
 
うすむらさきいろ
下りてきて
やがて群青
星のカーテン

ふみちゃん
「カーテン」 だよ 「カーテン」
いとなみも
どこからきたのかささやきも
つなげてみつけたぬくもりも
ここからどこにもいかないように

ひなた

僕がゆううつな火曜日
きらいな授業ばっかりで
すきなテレビもやってない
だからせめて、晩ご飯くらいは…

ひなた
うすむらさきいろ
ちいさいころ大好きだった
でもいまはね、紫色が好き
昔はきらいだったのに!

ひなた
こんにちは。三月ですね。今月もたくさんのいろとりどりな四行を届けていただき感無量です。
ふみちゃんと ひなたさんの 「いとなみ」の その四行のシンクロシニティ。ふたつでひとつの物語です。

いとなみも この青空も そよ風も どこからきたのかささやきも つなげてみつけたぬくもりも
あたまえではきっとないから / ここからどこにもいかないように


んー。うっとりと何度も音読したことでした。ありがとうです。すてきすてき。




いとなみも日々の
顔や哀しみも
風に散るけれど
心でずっと覚えているから

ナツ
僕がそう決めたんだって
はじめてだね ひとりの決心
目にいっぱいの涙が
すがすがしいよ

ナツ
うすむらさきいろの
だいこんの花が咲いたよ
白い蝶ちょと長靴で
何度この土掘り返しただろう

ナツ

いとなみもくるわせるほど
あらなみもわれるほど
ふゆのかぜがびゅうびゅうと
みんなのいえをたたいている

さめ
僕がと試しに言ってみてよ君
そしたら僕にもわかるかも
僕には僕がわからない
君の目を見て探るほど

さめ
うすむらさきいろの
よそいきのふろしきは
きのうこうえんで
ヒーローが着たマント

さめ

いとなみも
青果の仕事を
スーパーで
いとなんでいる時

24の瞳(あそけん)
僕が
僕は店長代理まで
出世した事も
ある

24の瞳(あそけん)
うすむらさきいろの
キャベツ
この値段で売れるのか
心配だ

24の瞳(あそけん)

そして。予想以上に「うすむらさきいろ」が大きな膨らみをみせた今回でした。
なかでもこの三人のうすむらさきいろには、かんげきでした。

ナツさんの 「だいこんの花が咲いたよ 白い蝶ちょと長靴で 何度この土掘り返しただろう」  うーん。すばらしくすき。

お久しぶりのさめさんも大活躍です。だって! ヒーローが着たマントなんですもの!! しかも それは 「よそゆきの」「ふろしき」なのですから。
んー。細部まで丁寧に描かれていて、ふろしきの紋様までが目に浮かびます。ありがとうです。うれしかったです。

そして 24の瞳(あそけん)さん。日々の青果のお仕事に、ほこりをもって、愛をもって過ごされている様子が溢れ出ていて、とても素敵でした。

うすむらさきいろのキャベツ 畑にならんでいる様子もとてもきれいですよね。また楽しみにお待ちしていますね。




いとなみも
くうはくも
夜ごとに連なり
ぼんやりと影をつくる

ぷーくま

僕が僕であるために
という曲が街に流れていたころ
かなしくもないのに
かなしいふりして暮らしてたんだ、たぶん

ぷーくま
うすむらさきいろのきもち
花になぞらえて
すきだとかきらいだとか
ぼんやりきょうも思うの

ぷーくま
「たぶん」 だよ 「たぶん」
いとなみも
ひとなみに
して
ほそぼそと

湘南坊主

僕がいる
目覚まし
止めて
のびをして

湘南坊主
うすむらさき
きょうの
気分は
夜明け色

湘南坊主
「いとなみも くうはくも」 「いとなみも ひとなみに」 このおふたりの このはじまりに、ひとめぼれです。

いとなみも くうはくも ・・・こうやって並列にならべてみると なんとなく 気づかされることありました。
くうはく以外はいとなみなのだというようなこと。
( 大義では くうはくも きっといとなみだけどもね。うん。だからこそ連なって影がつくられるのだね、とかね。うんうん)

そして 坊主さんの 「いとなみも ひとなみにして」 これ、ここまで読んで、ジブンのシリトリにいただこうかと思ってしまったことでした(^^♪
【 いとなみも ひとなみに して つきなみにいく 】  (←ふふふ いま 自分の中で つきなみ とゆう言葉がブームなので☆)

あ。そして。おふたりの「うすむらさきいろ」 これもどちらも大好きでした。なんとゆうか、わたしのなかのおふたりの 日々のイメージ もうそのもので。




いとなみも忘れそうだね
春まえの
圧倒的な
冬の勝利に

ふらっと
僕があれこれ迷う間に
君はさっさと先へ行き
用を済ませて
隣に並ぶ

ふらっと

うすむらさきいろ
うすくれないいろ
春待つ胸の
なかに咲く色

ふらっと
いとなみも
しぐさも
ことばも


24の瞳 (くろ)
僕がアイだと
君はユウ
そうやってすべて
うまくいく

24の瞳 (くろ)

  
「黒」 だよ 「黒」
「僕が」 とてもとてもとても好きです。どちらにもシビレました。

ふらっとさんの、「僕があれこれ迷う間に 君はさっさと先へ行き 用を済ませて 隣に並ぶ」 これは・・・・・・秀逸でした。すてきすてき。
若い恋人たちでもいいんだけども、ながねん連れ添った熟年以上の老夫のつぶやき、、、が わたしのなかでは有力です(^^♪

そしてそして。「僕がアイだと 君はユウ そうやってすべて うまくいく」 これも いいですねー。
「僕が愛だと 君は言う」  「僕が I だと  君が YOU」 「そうやってすべて うまくいく」 うん。すばらしかった。ごちそうさまです。拍手です。

24の瞳(くろ) さま  ・・・ 投稿時、( ) の中が空欄でした。問い合わせしましたがお返事がまだのようでしたので
「いとなみ」のシリトリよりいただいたインスピーレーションにより
 (違いますね、そのまんまです(^^♪)  
仮称(くろ)さんとして更新してみました。後日改めますので、ご希望のシリトリネームをお知らせくださいね。





いとなみも果てしなく
手ほどき身ほどき
かすかな息を吸い込んで
胸いっぱい吸い込んで

ぬちうむい
僕がポケットの中で
握りしめている

こぼれるほどの恋ごころ
そっときみに伝えます

ぬちうむい

うすむらさきいろに髪を染め
あらたな出来事期待して
春雨のなか小走りする
老婆たちの行先いずこ

ぬちうむい
いとなみも
かわらぬ夢も
平凡なほうが
尊いもの

そばかす
僕が
君に
出会えたことが
すべて

そばかす

うすむらさきの
ライラックの香り
雪どけ道に
うすくただよう

そばかす
そして、「僕が」 恋の歌 ふたつですね。対象の君は わんこかもしれないし、恋人かもしれないし、肉親や、小さな命かもしれないし、
はたまた春か、風か、小鳥か、、、わからないけど 運命の その恋ごころと その出会い。どちらもとてもたいせつなのです。
たいせつだから ここをよむ みんなが承認 否 証人。ここに、たしかに書き残されて 存在証明? されたみたいな。
そんなたしかな存在感の 「僕が」 でしたの。ありがとうです。




いとなみも
ままならぬ
そんな時のおまじない
けせらせら

こまはは
僕がそばにいるよ
君を笑わせるから。。。
ぐっときてじんとして
ときめいて桜咲く

こまはは
うすむらさきいろ
暮れそで暮れない空のいろ
小寒い風にゆれる野菊のいろ
憂い包んでくれるいろ

こまはは

いとなみも重要だ!
全ての生き物たち
さあ春の準備だ
早く春が来ないかなぁ〜。

24の瞳(ミナモ)

うすむらさきいろした花
あやめがほんのり
うすむらさき色して
咲いているのが好きです(はーと)

24の瞳(ミナモ)

このおふたりに描かれた 野菊とあやめ 
これは、うすむらさきいろの代表選手といえるでしょうか。こまははさんの描写がとても丁寧で、ありがたいです。
24の瞳(ミナモ)さんの くりかえされる 「うすむらさき色して」 という3行目がチャーミングです。 (はーと)
野菊とあやめのうすむらさきが斜面を覆う風景は、わたしにとっても、原風景のひとつと言って良いかもしれず。ありがとうです。

「いとなみも重要だ!」  ふふふ これも大好き(^^♪  「けせらせら」 もね。うんうん。 




いとなみも
夫婦2人なら
なおよろし
1人ではさみしいな

24の瞳(ルンルン)
僕が好きな
AKB
私も好きな
AKB

24の瞳(ルンルン)

うすむらさきいろした
セーター
私にも
買って!!

24の瞳(ルンルン)
僕がいる
この日本は
今 戦いが
始まった

24の瞳(TAMA)

うすむらさきいろ
空がくもってきた
雪や雨が
降りだす

24の瞳(TAMA)
そして最後になりました。 対極的なようにもみえる「僕が」 どちらにも こころ動かされました。
24の瞳(ルンルン)さんの 「僕が好きな AKB 私も好きな AKB」 
このストレートなシンプルなこういう素直な好きって、もうね、すごく応援したくなります。
セーターだって買ってあげたくなっちゃいますね。たのしい春になりますように。

そして。 24の瞳(TAMA)さん。 「僕がいる この日本は 今 戦いが 始まった」 ・・・これ、すごいです。
いろんな意味に、読む側の解釈次第でどんなふうにも読めますね。
戦いの意味は、読む側それぞれにお任せするとして、 
 「僕がいる この日本」 というこの表現が大好きでしたとお伝えしたく。 

では また四月、お待ちしていますね。






いとなみも
日々のお空も
つつがなく
ゆくね すべてをのみこみながら

soyo

僕が僕がと躍りでる君
ちゅうちょせず
だしおしみせず こくこくと
ひびこくこくと尽くす最善

soyo
うすむらさきいろ
ただよわせてる
春に咲く
すみれ 野原のオフシーズンも

soyo