cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ



NO.386 2013/04/01 (10組32作) 
ちっぽけな

天使
ちっぽけな
花々が
放つ
大きなちから

ふみちゃん
本の間の色褪せた
ちいさな四葉のクローバー
あの日のしあわせ
映し出してく

ふみちゃん

天使が見てる
ような空
広くただただ
見守っている

ふみちゃん
うんうん。うんうん。ほんとうに。古い本から、思いがけずにあらわれる押葉や押花はほんとにほんとになつかしく
もうそれだけで あの日のことがぱぁーっとぱぁーっと思い出されて素敵だもんね。
うれしいうれしい。ありがとうです。
(うん、そして。クローバーってゆうことが、かんじんですね。クローバーって、ふみちゃんの一部のような気がしちゃうのだ)
ちっぽけな
えがおに惚れて
大胆に怒ったり
命はいつも恋わずらい

すみれのしずく
本屋のにおいに
つられて歩く
ほんとうもウソも
整理されている

すみれのしずく
天使の気持ち
飛ばされて
とおくの方から
雨になる

すみれのしずく
「恋わずらい」 だよ 「恋わずらい」
ちっぽけなことで
凹んだり、嬉しくなったり
ああ、なんだろうなぁ
たしかにちっぽけなんだけど

ひなた
本当のことだけ
言葉に込めて
作り話を 
つづけよう

ひなた

天使 三日月 七面鳥
今夜あなたとおどりたい。
朝焼け見つめてさよならしよう
夢にまで見た景色でしょう

ひなた
「本屋のにおいに つられて歩く ほんとうもウソも 整理されてる」
「本当のことだけ 言葉に込めて 作り話を つづけよう」

んー。すてき。読めば読むほど深読みしたくなりますね。背景を思い描けばなみなみならぬ奥深さです。
「整理されてる」って、もうすでに見分けがつかないくらいに整然としているってことなのかなん。…… おとなのにおい ……
そしてそして。本当のことだけ込めた作り話 ・・・ ・・・ わたしも、それ、相当好きです(^^♪ わぁぃ。

そしてそして。天使もすてき。ふたりの天使を縦読みしてね、声に出してね、メロディもつけて歌ってね。に。



ちっぽけな
ひとりひとりの
ココロの中には
ひろいひろい海


ナツ

本をめくると
文字たちは列になり
行になり
物語になる

ナツ

天使のわすれもの
小さな手袋
ぬげた靴下かたっぽ
誰が落としたの

ナツ

パラパラめくると
いろいろな物語が
はじまる

24の瞳(TAMA)

ナツさんの本 …… 自由気ままにくつろいでいた文字たちが、めくられて、あらあらあらって、そそくさと 列になり行になり物語になるとゆう
その瞬間をなんどもなんども再生しましたよ。大好きでした。
そして、そこにつづく (TAMA)さんの物語ともかさなりますねぇ。すてきすてきなシンクロニシテイ。ありがとうです。うれしぃの。
にこ。




ちっぽけな意地
握りしめてる
その手をそっと
ひらいてごらん

ふらっと
本を返して
本を借りる
本を読み終え
本日も至福

ふらっと
天使だったら
なにをしようか
にこにこ笑って
あなたの肩に

ふらっと

「福」 だよ 「福」
ちっぽけな手
それは赤ちゃんの手
恐る恐る触ってみると
とても柔らかくあたたかい手

24の瞳(ミナモ)
本を読むのは
苦手だけど
そこには、いろいろな
情報がつまっている

24の瞳(ミナモ)
天使のささやきがふわり
貴方の耳元で
愛をとなえました。
ほら、優しい気持ちが芽生えたよ。

24の瞳(ora-ora一生)
「天使だったらなにをしようか にこにこ笑って あなたの肩に」 
「天使のささやきがふわり 貴方の耳元で 愛をとなえました。ほら、優しい気持ちが芽生えたよ。」
っと、ここでもふたりの作品が相乗効果であなたを癒し 優しい気持ちがうまれてきたり。ダイゴミダイゴミ。ありがとうです。

そして、もちろん 「ちっぽけ」も とてもよかった。包容力のふらっとさんと 「恐る恐る」触ってみてる初々しさのミナモさん。
どちらもとても好きでした。ありがとうです。また楽しみにお待ちしていますね。 

ちっぽけな
天使が
恋する
本を読む

湘南坊主

本日の
ちっぽけな
天使 なう。

湘南坊主
天使とは
本来
ちっぽけ
なんとなく

湘南坊主
「なんとなく」 だよ 「なんとなく」
ちっぽけな なんてちっぽけな
おおらかな なんておおらかな
"なんて"の3文字、かってにくっつけて
沈んだり舞い上がったり

こまはは
本音をオブラートに包んでばかりいたら
いったい何がほんとなんだか
分からなくなっちゃった
そんな時の心細さったら。。。。

こまはは

天使に思えたのです
生まれたてのわが子が
その後のもろもろ差し引いて
なお余りあるほどの錯覚

こまはは
ふふふ。言葉かずが少なすぎる坊主さんの三作。少ない上に三作ともにお題三つを埋め込んでいて、ちょっとなんだかまやかしみたい・・・
・・・と、見とれていましたが、こまははさんと並べてみたら  「いったい何がほんとなんだかわからなく …… そんな時の心細さったら。。。。」 というわけで、
坊主さんの天使たちにも「心細さ」ということばがお似合いな感じがしてきたことです。
埋め込まれている「ちっぽけ」がそうさせているのかしらねぇ。うんうん、それは心細いね (と、ひとりごちてる管理人です)。 

そして こまははさんの 「なんて」 にも共感しました。丁寧に、自分と対話しているような、そんな時間が見え隠れしてよろこびました。ありがとうです。




天使な
笑顔や泣き顔の
赤ちゃんの顔が
愛しいです。

24の瞳(えがっち)

ちっぽけな
君の両手が握るのは
夢、明日、希望、
えっとそれから

ぽあろ

本を読んであげましょう
ぐっすり眠れるようにね
あー、まだまだ眠っちゃだめだよ
ちょうどいいところなんだから

ぽあろ
天使のような寝顔を
見つめて微笑む君の横顔
二つとも眺められる僕は今
どんなに崩れた顔なんだろう

ぽあろ
そしてそして。そして最後になりました。えがっちさんと ぽあろさんです。  (え?ぽあろさん?! まぁ!! と、どんなにか よろこびました)
・・・おかえりなさい おかえりなさい ぽあろさん。忘れずにいてくださって感激でした。
お久しぶりの(5年ぶり)のシリトリも、あいかわらずに愛に満ちてる。うれしいの。
えがっちさんも、天使のような赤ちゃんを描いてくださり、ありがとうです。赤ちゃんの呼吸やあのやわらかなほっぺ、愛しいですよね。ほんとうに。
「天使な笑顔や泣き顔の赤ちゃんの顔が愛しいです。」「ちっぽけな 君の両手が握るのは 夢、明日、希望、えっとそれから」
(なにもかもだね) (素敵なのです) (拍手ー)





ちっぽけなこととは言えず四面楚歌
(うん だけど) 
春一番が
吹き荒れて春

soyo

本棚に
並べましょうか
手放せる春の記憶を
背表紙にして

soyo
天使さえ
近づきすぎず遠巻きに
みてた 
(ふわりと愛をくれたり)

soyo