cap verses 　/ 　そよ日暮らし
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NO.357　2010/11/01　（10人30作）
いたるところに	きんいろ	洗い流そう
いたるところにひそんでる秋の香嬉しキンモクセイふみちゃん	きんいろの銀杏の道と夕焼けとあなたの長い影によりそうふみちゃん	洗い流そうこの雨でいつしか積もった心の澱をふみちゃん
いたるところに意味はあるよ秋雨のひと雫にもアンドロメダの太陽達にも肉野菜	きんいろが時間に焦げて深まって京都の街に訪れる冬肉野菜	洗い流そうふるさとの海に目を凝らせば沖の船も帰る肉野菜
こんにちは。皆さんからのシリトリを並べて眺めているうちに「きんいろ」って、良いお題だなぁとつくづく思ったことでした。ひらがなでなくてはならない何かがあって。今回も、やさしくつよくなつかしく、あんていしているところが似てる　同じトーンのおふたりでした。ありがとうです。

いたるところに咲いているいつもはじっと隠れてて初めて意識する時は風の香りの金木犀スー・	きんいろと蜜色混ざったお月さまキーンと冷えてる夜の風一人ぼっちの夜空の記憶スー・	洗い流そうもっともっとそれからもいちどいっぱい描こうスー・
いたるところに “せけん”があって鏡面越しの猫背のひとびとすみれのしずく	きんいろそのまま乱れないよう塵とかラメとか入らないようすみれのしずく	洗い流そう　漆黒ラインもろい心の線引きだからすみれのしずく
きんいろと蜜色混ざったお月さま　キーンと冷えてる夜の風　一人ぼっちの夜空の記憶きんいろそのまま乱れないよう　塵とかラメとか入らないようごちそうさまです。ご満悦です。すてきなのです。ありがとうです。ああ　そして。「それからもいちどいっぱい描こう」　「もろい心の線引きだから」　も大好きでした。もちろん　いたるところにあるせけんもね。うん。鏡面越しの猫背のひとびと。うんうん。
いたるところに種をまくどうぞ運よくあちこちがお花畑になりますようにナツ	きんいろの糸は日の出の光空のほころびやほし　つき　縫いとる糸ナツ	洗い流そう音と風のシャワーで耳の穴は頭の中の通気口ナツ
	「糸」　だよ　「糸」
いたるところに花咲かせよう笑顔が自然にわくようにスイートポテト	きんいろの葉をひらひら散らせ金色絨毯織るニンフ達スイートポテト	洗い流そう心の隅に黒く貯まったいらない思いスイートポテト
いたるところに種をまく　どうぞ運よくあちこちがお花畑になりますようにいたるところに花咲かせよう　笑顔が自然にわくようにうんうん。やっぱりこうでなくちゃと思わせる「いたるところ」でありました。歌詞の一番二番みたいなつながりぐあいのおふたりでした。わくわくしました。ナツさんの　きんいろの糸　やわらかにしなやかにうごめく細いちいさなひかり。それを見ている静かな視線、だいすきでした。
いたるところに置き忘れてた大切なモノを今拾い集めよう　　みらい	きんいろに広がる稲穂風に舞い黄金じゅうたん広げたよ　　みらい	洗い流そう曇った心スッキリ晴れて新たな未来へみらい
いたるところに冬の気配木枯らし吹く前に君の待つ家へ帰ろう歌鳥	きんいろに輝く月はいつも私を見てる明日の私にきんいろの笑顔くれるかな歌鳥	洗い流そうお風呂でごしごし１、２、３・・・魔法のカウント数えて心もぽっかぽか歌鳥
		「ぽっかぽか」　だよ　「ぽっかぽか」
「おっ!」って思った　「洗い流そう」二つ並べてみましたよ。洗い流そう曇った心　スッキリ晴れて新たな未来へ　なんといっても　みらいさんであるわけなので「新たな未来」・・・いいですねぇ。未来はいつも新しいけど、さらにさらにあたらしい視線でむかう未来がみえている感じかな。そう。そして。つづく歌鳥さんの「お風呂でごしごし」　お見事でした。このお題には　やっぱりお風呂がなくっちゃ。ねー。ぽっかぽかです。うれしかったの。ありがとうです。

いたるところにいとおしいものいかんせんあさくてひろいあいがあふれる soyo	きんいろの　陽が駆け抜ける　晩秋の奇跡あなたとみつづけている soyo	洗い流そう流そうとしてできずにやめて磨き上げてる soyo
「あふれる」　だよ　「あふれる」
★追加しました。(11月02日夜)
いたるところにいためたこころいたらぬところがいたしているかも湘南坊主	きんいろきらりたてがみふさりおうじゃのほこりみごとなかんむり湘南坊主	洗い流そう壊れた理想新たな思想は地球を走破湘南坊主
きんいろきらり　たてがみふさり　おうじゃのほこり　みごとなかんむり　野生の王国の絵がね、瞬間的にあらわれてきて。好きだなー。お題をみてたら、ポンッと出てきたものとおもわれ、そのことがまた。リズム感とかチョッカンとかがねー。いいのねー。