cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ



NO.323 2008/01/01 (14人42作) 
あけましておめでとうございます。本年もよろしくおつきあいいただけますよう、つつしんでお願い申し上げます。
はじまり
消えて行く秋 承知のうえで
はじまりの
朝陽が
照らす
新しい道

ふみちゃん

消えていく秋
少しずつ
降り積もる白い
記憶の底へ

ふみちゃん
承知のうえで
歩みたい
ダメなところも
まるごとわたし

ふみちゃん
はじまり
はじまり
ことしの
まくあけ

湘南坊主

消えていく
秋も遠くに
ふるさとも
心遠くに

湘南坊主
承知の
上でか
優しい
うらぎり

湘南坊主
はじまりの 朝陽が 照らす 新しい道
はじまり はじまり ことしの まくあけ

一月シリトリらしい「はじまり」、ふたつならべてはじまりました♪
いつもいつでもありがとうです。本年もなんにつけても頼りにしたいお二人なのです。
「承知のうえで」もどちらも大好きなのでした。かさねがさねのありがとうです。
本年もつくづくよろしくおねがいします。







はじまりは
きんちょうしたりもするけれど
楽しむ余裕を
もちたい年頃
 
スー・

消えていく秋
こんにちは冬
緊張に似た
薄氷張る
 
スー・
承知のうえで
季節をめぐり
この先ずっと
ずっとと願う
 
スー・
はじまりはじまる
終わりわからず
ずっと隠れて
いるタイプ

すみれのしずく
消えていく秋
なみだとためいき
色づき
落ちる

すみれのしずく
承知のうえで
そばにいるから
にんげんらしく
となりにいるから

すみれのしずく
「となりにいるから」 だよ
よにもすてきな「承知のうえで」、お気に入りです。
スー・ちゃんの 「この先ずっと ずっとと願う」 重なる「ずっと」がいとおしいです。
あぁそして。すみれんちゃんの 「承知のうえで そばにいるから にんげんらしく・・・」 
うれしくてぞくぞくしました。ありがとうです。
この場所の雰囲気作りに欠かせぬおふたり。
本年もひきつづき、なにとぞどうぞよろしくお願い致します。




はじまりはじまり
まるで
何かの
呪文のように
 
みなち

消えてゆく秋
いつくしむ空
夢みてる月
いまはもう冬
 
みなち
 
承知の上で
納得の中
いらない疑問は
下のまた下
 
みなち
「いまはもう冬」 だよ 
はじまりは
未来へ続く足がかり
どこへ行くかは
キミ次第

ふら・りー
消えてゆく秋
山から色をいただいて
貴方にマフラー
あみました

ふら・りー
承知のうえで
口に入れたけど
うぐぐぐぐ・・・
やっぱり辛い

ふら・りー
そんなわけで、2008年はじめての「消えていく秋」大賞を受賞したのは
消えてゆく秋 いつくしむ空 夢みてる月 いまはもう冬 の みなちさんと
山から色をいただいて 貴方にマフラー あんでしまった ふら・りーさん のお二人でした。
大好きでした。ありがとうです。
本年もつかずはなれず忘れずに素敵に揺れる、ゆらりら部門をどうぞよろしくお願いしますっ。




はじまりに戻ればいいの?
苦しくなってから
気がつくの 脱線してたこと
臆病な割には 鈍感な山羊

ナツ
消えていく秋の気配にふるえる
午後3時は別れの時
ひとひらから 我も我もと続く
公園のケヤキよ

ナツ
承知のうえで唇から
コトバ放ったわけでは
なかったの 返す言葉に
あなたがそんなに窮するとは

ナツ
「羊」 だよ 「羊」
はじまりの数行だけじゃ
ラストまで
見通せなくて
胸は高鳴る

ふらっと

消えていく秋の音
しゃらしゃらと舞う木の葉
かさこそと踏む落ち葉
すんとあかるい空をゆく音

ふらっと
承知のうえで
告げたことばの
返す波には
抗えなくて

ふらっと
はじめましてのナツさんと、いつもお世話になりっぱなしのふらっとさん。
はじめてなのになんとなく詩的匂いが似ているふたり。どこがって・・・
ひとひらから 我も我もと続く 公園のケヤキよ / しゃらしゃらと舞う木の葉 かさこそと踏む落ち葉
だとか。承知のうえでの背景だとか。放たれている叙情なんかが。どちらもとてもかんじがよくて。
そんなわけで、本年も、あんしんぶもんなふらっとさんがここにこうして居てくれますように。
そして、此処がナツさんの居場所のひとつになれますように。どうぞよろしくお願い致します。
はじまりは、いつだったっけ
そして終わりはいつだろう
体は離れてみたけど
気持ちは離れられなくて

中トト
消えていく秋
思い出も消えていくなんて
あまりに
都合がいいこと考えていた

中トト
承知のうえでわがまま
会いたい
もう二度と離れたくない
だめなら忘れる魔法をかけて

中トト
はじまりは いつも 突然
やってくる
胸騒ぎする
恋? これが恋?

スイートポテト
消えていく秋の思い出
飲み込んで
根雪となりし
雪 降り止まず

スイートポテト
承知のうえで 髪を切ったの
それでもやはり 諦めきれずに
鏡に映る 後悔の渦 
思いをぐっと 飲み込んでいる

スイートポテト
さてそして。思い出のゆくえについて、中トトさんとスイポテさんのお二人なのです。ありがとうです。
気持ちに添ったり、羽ひろげたり、お二人のゆたかなシリトリワールドが、だいすきなのです。
その時々によりよいかたちでシリトリと向き合ってくださる感じが嬉しくて。
そんなわけで、ひきつづき、本年もどうぞよろしくおつきあい下さいます様、
重ねてお願いしちゃいます。





はじまりを告げる君
そのことを
素直に祝えず
笑顔はあとで泣き顔になる

みっぴー
消えていく秋
降りだした雪のなかに
わたしを
その白に埋めて

みっぴー
承知のうえで
すごしてきたのに
現実になると
心で泣いてる

みっぴー
「新年なのに、なんだか暗め・・・」 って、シリトリの余白にちいさく添えてくれていました・・・
・・・ いえいえ。そうそう。だからこそ。「いろいろあり」がうれしいのです。
世の中がおめでたくても、春まっさかりでも、ここではぜんぜん知らん顔して
マイマイペースな四行を寄せてくださいませませね。
そんなわけで、いつもいつでもみっぴーちっくな色合いを、とってもどうもありがとうです。
本年もどうぞよろしくお願いします。ますますのまいまいぺーす、まってまぁす。





はじまりに期待した
2007年もあとすこし
何かが変わり
わたしは進歩したのだろうか?

かのこ

消えていく秋
落ち葉の下のどんぐりも
芽吹くために
じっと耐える冬

かのこ
承知の上で交わした約束
ふたりにとっては
無意味なことで
ただ確かめたかっただけのこと

かのこ
はじまりも
おわりも
人との出会いで
紡がれていく

歌鳥


消えていく秋
散りゆく葉っぱ
雪が舞い踊る冬へ
バトンタッチ

歌鳥
承知のうえで
歩んでいきます
未来は誰にも
わからないってことを

歌鳥
そして、さいごになりました。昨年暮れの年の瀬の大忙しのはずのころ、届けてくれたおふたりでした。
一年を振りかえりつつの 「はじまり」シリトリ。とてもだいじに拝見しました。
共感もして、うなづいて、ちょっとじーんとしたりして。昨年も、たっぷり一年ありがとうです。こころから。
本年も、どうぞよろしくお願いします。(何度言っても言いたくて(^^ゞ )





はじまりの
カランコロンがなりました
はじまれよ
はじまれよまた未知とであえよ

soyo

消えていく 秋のいくつか
 ( 正しくは、
  わたくしのなかに融けてゆく秋 )
上書き保存するということ

soyo
承知のうえで降りつづく雪
あれ以来
それよりほかに
われをうごかす術がないから

soyo