cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ



NO.304 2006/10/24 (18人57作) 

ふり

橋のたもとで
待ち合わせ
やっと来た来た
お月さま

ふみちゃん
ふりかえる
ひとりぼっちのすすき道
さわさわ
呼ばれたような気がして

ふみちゃん
葉っぱに乗って
ふわふわと
飛んでみたいな
秋晴れの空

ふみちゃん
橋のまんなかまちあわせ
お堀の鯉も
口をぱくぱく
恋焦がれ

かのこ
ふりむくとあき
ふりかえるとなつ
いちばんすきな
このきせつ

かのこ
葉脈に
流れる血潮
ときに赤く
ときに青く

かのこ
橋の袂に
かくれんぼ
日も暮れたから
だれか見つけて

kei-kura
ふりかえり
手をふって
ふりかえらず
踏み出す

kei-kura
葉っぱの
じゅうたん
踏みしめ
そよ風に舞う

kei-kura
橋のたもとで待ち合わせ / 橋のまんなかまちあわせ / 橋の袂にかくれんぼ
そんなこんなな皆さんでした。
どれも余韻がのこるのでした。すてきだなん・・・。




橋渡しなんて
柄じゃないのに
たまにお世話を
やきたくなったり

すみれのしずく
ふりそうで
ふらない雨に
いらつくみたいな
恋愛事情

すみれのしずく
葉書・おたより
便箋・封筒
しゅだんはとっても
いっぱいあって

すみれのしずく
「情」 だよ 「情」
「葉」の文字を 葉っぱかんけい(?)以外に使われていたのはこれひとつでした。
・・・ほんとうに。手段はいっぱいありますね。 うんうん。
嬉しい迷いか、歯がゆさか、どちらにしても大好きでした。ありがとうです。





橋の上
立ち止まって
見る
空の青

湘南坊主
ふりむけば
虹の架け橋
眼に
しみて

湘南坊主
葉が落ちて
枝の
細さが
寒い木々

湘南坊主
「木々」 だよ 「木々」
橋の欄干からのぞむ
漆黒の隅田川
浅草のネオンが
ゆらゆらゆれる

肉野菜
ふりつづく
秋の夜長の雨音に
何を感じて
眠りにつくのか

肉野菜
葉がゆれて
そして凪へと変わるとき
人見知りの秋が
そっとおじぎをする

肉野菜
今回は575詩人(俳人?)の坊主さん。そして、いつもどおりに正統派四行詩人の肉野菜さん。
「ふ」の字の誘う郷愁に、すなおにひたるお二人でした。いいなぁ・・・。





橋架けて心と心
繋ぎたい
秋の夜風に
欲しい温もり

スイートポテト

ふり返る 闇のむこうの
薄明かり
過去と決別
したはずなのに

スイートポテト
葉を落とす
紅葉錦木銀杏の木
秋深み行く
想い ちりぢり

スイートポテト
橋のむこうは
知らない世界
みえているけど
いけないところ

ふらっと
ふりかえり
ふりかえりゆく
茜にもえる
かえりみち

ふらっと
葉っぱたち
くるくるおどるほほそめる
秋におぼれる
さみしくなんてない

ふらっと
こころやせかいにかかる橋、そんな心象風景な橋をみているお二人でした。
どちらとも、しっかりとした背景がありそうなので惹かれるのです。ありがとうです。大好きでした。





橋がかかっている
そう信じるだけで
貴方もかんじているはず
あったかいココアのかおり

ふら・りー
ふりかえって ふりかえって
祈る思いで
背中ばかりの
改札口

ふら・りー
葉が紅くなったり
黄色くなったり
まるであのころの
私たちみたいだね

ふら・りー
橋の真ん中
一人佇む
小さい頃の
笹船浮かぶ

つる。
振り向いて
手を振って
さよなら言えず
背中見せる

つる。
葉っぱ赤色
色づく季節に
二人の恋も
染まってく

つる。
橋から
みおろす
川面の
ゆらめき

☆風海☆
ふりむかず
背を 向けた
それが あたしの
せいいっぱい

☆風海☆
葉桜 見上げ
また巡り来る
約束の春に
想い 馳せる

☆風海☆
ふりかえって / 振り向いて / ふりむかず 
たくさんの背中ばかりが見えてきて・・・。見ている側も見せてる側もせつなくて、そしてだれもがせいいっぱい。
しんとなります。背中たち。





橋の名を
右から左に
読んでみる
しばうょしいた

夏野花

ふり注ぐ日射しはあたたかで
それだけで
幸せだったりする午後でした
恋しちゃった

夏野花
葉の文字に
ちょっぴり
しっとしちゃう僕
君がいなきゃ咲けもしない

夏野花
橋の真ん中
そして はしっこ
どこを通っても
道へはたどり着く

歌鳥
ふりかぶって
恋心投げる
あなたなら受け止めてくれると
わかってるもの

歌鳥
葉っぱ
ひらひら
舞い降りるまでの
小さな踊り

歌鳥
恋しちゃってる夏野花さん と ふりかぶって恋心投げる歌鳥さん。
ひだまり・あんしん・よろこぶこころ。きたい・どきどき・すこしのすりる。そんなふたつが大好きでした。





橋の下
身を乗り出して秋の風
水鏡の中
魚影と青空

スー・
ふりつけを
覚えられないこれ以上
レッスン憂鬱
あ〜どぅしましょ

スー・
葉の色が
日々変わりゆくこの頃は
自分も一緒に
変わりたくなる

スー・
橋向こう
大きな山と高い空
葉っぱがひらひら
ふりふり舞う秋

スー・
ふりつもる
ゆきに
すべて
かくそう

みっぴー
葉っぱ
ひらひら
おいかけ
ふわふわ

みっぴー
橋の上で
すれ違う
十時の君は
秋の装い

みっぴー
ふりかえって
想い出話
こんなのも
たまにはいいかも

みっぴー
葉っぱ
ふみしめ
かさこそ
遊び

みっぴー
葉っぱふみしめかさこそ遊び 葉の色が 日々変わりゆくこの頃は 自分も一緒に 変わりたくなる
まぜこぜに掲載したり、シリトリふたつを続けてひとつにまとめてみたりしちゃいましたが
スー・ちゃんと みっぴーさんのお二人です(^^ゞ 文字の色も葉っぱの匂いも似ているのです。
大好きでした。ありがとうです。





橋の上で風に吹かれて
行こか戻ろか留まろか
きめかねて決めかねて
昼寝の落書き致します

りくり

ふりーずしてます
このところ
なんともかんとも
雌伏の時かも

りくり
葉隠れ富士山秋葉原
じゃぽんの呪文
キリトレニジゲン
聖天使城へ式神よ飛べ

りくり
「飛べ」 だよ 「飛べ」
橋わたるときは
上向いて
空が広いこと
思い出してね

みなち
ふりかけみたいな
アイテムほしい
たださらさらと
おいしくしたい

みなち
葉の色を
いくつも並べ替えてみる
紅く黄色く
空に映えるよう

みなち
さてそして。さいごにドカンとすてきな「ふ」です。あいかわらずに独自の視点をお持ちなふたり。
ふりーずしてます このところ / ふりかけみたいなアイテムほしい  ・・・ かんげきでした。
「たださらさらとおいしくしたい」 な みなちっく。さすがー。

久しぶりのりくりさん、はろーはろーおかえりなさい。うれしいな。
葉隠れ富士山秋葉原 じゃぽんの呪文 キレトレニジゲン・・・・・・なんかもぉ、おぼえてしまってリフレインです。
あぁ。




橋はもう
ないかもしれず
えいえんの川をはさんで
星を釣らうか

soyo
ふりつもる
葉っぱのしたに
ぜったいの
ぬくみ あんしん しんらい の在り

soyo
葉っぱには
なれないけれど
晩秋は
ぬくみをたもつ土にしたしむ

soyo