cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ


NO.302 2006/10/10 (14人43作) 
秋の夕暮れ
平気

秋の夕暮れ
お散歩小路
今宵どこかで
秋刀魚の夕餉

ふみちゃん
ぶつけた小指に声も出ず
つま先掴んで
うずくまる朝
・・・とほほ

ふみちゃん
平気な顔して
微笑む君の
優しい強さに
泣きたくなった

ふみちゃん
秋の夕暮れ
小道のはずれ
お地蔵様に
とんぼが二匹

肉野菜

ブーはずれ
正解は2番秋の夜の
クイズはたのし
こたつ出そうか

肉野菜
平気にも
二種類あってただ今は
助けてほしいの
平気なのです

肉野菜
秋の夕暮れ お散歩小路 今宵どこかで 秋刀魚の夕餉
秋の夕暮れ 小道のはずれ お地蔵様に とんぼが二匹


こんなにも、秋めく秋のおふたりのお散歩目線にときめきました。ありがとうです。すてきだなん・・・。





秋の夕暮れ
煉瓦の歩道
腕組む恋人
時々Kissとか

あ〜でるはいど
ぶらり
きままに
寅さん
みたいに

あ〜でるはいど
平気?
と聞かれて
頷く
うそつき

あ〜でるはいど
「うそつき」 だよ 「うそつき」
秋の夕暮れ
きよらな風と
ゆれるすすきが
あの子のうわさ

ふらっと
ブラックのまま
飲むコーヒーは
あの人の真似
遠い目をして

ふらっと
平気?
と くちびる
平気。
と まぶた

ふらっと
「うわさ」 だよ 「うわさ」
うーん。扱い難いお題な「平気」でしたのに、
こんなにもすくない言葉でこんなにもちいさなひとつの物語。
脱帽でした。ありがとうです。
本日の「平気大賞」なのでした。ぱちぱちぱちちっ。




秋の夕暮れ
決め事しても
今は言わずに
空をみつめる

すみれのしずく
ぶっちゃらほいほい
おだんごこねて
月見がどうとか
唱えるうさぎ

すみれのしずく
平気なままで
ここまできたから
平気の意味が
今もわからず

すみれのしずく
ぶっちゃらほいほい おだんごこねて 月見がどうとか 唱えるうさぎ
ぶっちゃらほいほい ?! 
月見がどうとか ?! 
なにはともあれ愉快なのです(^^ゞ だいすきー。





秋の夕暮れ
なにしよう?
日が長いから
恋しよう!

湘南坊主
ぶしつけな
あいさつだから
こころに
ひびく

湘南坊主
平気だってば
そんなこと
だってキミが
好きなんだから

湘南坊主
秋の夕暮れ
風涼し
冬のあいさつ
二人寄り添う

つる。
ぶっきらぼー
怒ってないよ
ほんのちょっぴり
寂しかっただけ

つる。
平気なふりも疲れたよ
平気なふりもバレテルね
平気なふりして
断られてみようかな?

つる。
「寄り添う」 だよ
秋の夕暮れ なにしよう? 日が長いから 恋しよう!  
秋の夕暮れ 風凉し 冬のあいさつ 二人寄り添う

雰囲気づくりはおてのもの・・・季節季節にお似合いな恋をまんきつ(^^ゞ さすがなのです。大拍手。
お久しぶりの つる。さんも来て下さってうれしぃの。ありがとうです。また楽しみにお待ちしていますねー。





秋の夕暮れ
きれいなので
今日も携帯で
ちゃっかりパシャリ

歌鳥
不器用な
恋しか
できない
わたし

歌鳥
平気って言って
何回
うその笑顔
見せてきたかな

歌鳥
秋の夕暮れ
グラデーションの空
絵の具をこぼしたのは
だれですか?

かのこ
ぶつかって
きずついて
へこんでも
それでも立ち向かう

かのこ
平気だよ
笑って見せた
いじっぱり 
強がりだけの弱虫

かのこ
秋の夕暮れ
薄紫の空
心を染めて
風がゆく

☆風海☆
「ぶしつけで失礼ですが・・」
思い出すたび ぽっ
はにかむ笑顔が懐かしい
あの日に戻りたい なんてね

☆風海☆
平気な 素振り
得意なわたし
でも 見抜いちゃう
あなたに脱帽

☆風海☆
平気・強がり・うそ・素振り・・・繋がって、相乗効果の三作でした。
ますますせつなさ増してきました。
思うまま綴ってくださりありがとうです。
それにしても、どうして人は、みんなそろって強がりに生まれてしまうんでしょうねい(^^ゞ





秋の夕暮れ
見上げた空に
茜雲
達成感と寂しさと

みっぴー
ぶきようでぶっきらぼう
とおもうけど
こころのおくに
ひそむやさしさ

みっぴー
平気だよ
言って笑って
かみしめる
奥歯

みっぴー
秋の夕暮れ
カラフルな道
楽しいような
切ない季節

スー・
ぶきっちょで
ぶつぶつ文句を言いながら
ぶらんと揺らす
ぶどうひと房

スー・
「平気だよ」
なんにも気にせずそのままで
ころんと転がり
つぶやくイガグリ

スー・

ぶんぶんと
平気で飛んでく赤とんぼ
追いかけっこする
秋の夕暮れ

スー・

秋の夕暮れ 見上げた空に 茜雲 達成感と寂しさと
秋の夕暮れ カラフルな道 楽しいような 切ない季節

四行にこもる実感、たしかに伝わるシリトリでした。ありがとうです。

茜雲 ⇔ カラフルな道 / 達成感と寂しさと ⇔ 楽しいような切ない季節 
みっぴーさんとスー・ちゃんは、「ー」なところで似てるんだなぁ(^^ゞ って、いつも思っていることでした。にこにこ。




秋の夕暮れ
なんて
まるで
整いすぎの美しさ

みなち
ぶぁっかじゃない?とか
罵倒するものも
ひとつくらい
もってないと

みなち
平気とは
よく言ったもの
たいらなきもち
そうでありたい

みなち

平気とは よく言ったもの たいらなきもち そうでありたい
ほんとうに。
いつもいつも思うことです。
ああ、いつも思うことを、こんなふうにそのまま書くのがシリトリなんだよなぁ・・・なんて
また此処で、ふいに学んで嬉しくて。ありがとうです。だいすき〜。




秋の夕暮れ
いちれんの行程を経て
わんすもあ
めぐりあうため夕暮れている

soyo
ぶなの木に
逢いにいこうか
ふかぶかと
落ち葉ぬくもる森の鎮守の

soyo
平気ずむ
けせらせらずむ
まよったら
へーきへーきとくりかえすこと

soyo