サイシンのシリトリ これまでのシリトリ 投稿者さん別のシリトリ はじめての方へ |
NO.290 2006/05/30 (13人40作) | ||
山 | ツ | 花 |
山あり谷あり 行き着く先は お花畑と 信じて進む ふみちゃん |
ツバメの親子の 懸命さ 見上げて歩む 初夏の町 ふみちゃん |
花がふるふる わらってる くすぐったくて みつばちの羽 ふみちゃん |
なにげない四行なのに、どうしても、毎週コロリと参ってしまうわたくしなのです。 だってさぁ「行き着く先はお花畑」 なんだもん。にこ。だぁぃすきっ。 |
||
山川らへんで 待っているから 麦わら帽子は まだみつからない すみれのしずく |
ツンケンしてたら 意地になって 戻れなくなり 泣きそうになる すみれのしずく |
花売り娘が 想いを馳せて 届く花束 春の出来事 すみれのしずく |
山一面を春に染めあげ またたくうちに 夏の風を運んできたのは だ あ れ ? ふらっと |
ツイテナイ ツマラナイ って いいっこなし ふらっと |
花びらの はしっこ少し 齧って ほろり ふらっと |
ひっこみがつかなくなるって、歯がゆいもんね。 ツイテナイ ツマラナイ って、ナンテカタカナ似合うのでしょう。 大好きでした。すてきなのです。 |
||
山みどり 風は微かな桃の花 どうしたって感じる 生きるよろこび 肉野菜 |
ツリカワの 円の向こうに初夏の風 流れる屋根は 黄色くひかる 肉野菜 |
花は咲く 何千年も繰り返し あなたには明日 出会う約束 肉野菜 |
「ツリカワの 円の向こうに初夏の風 流れる屋根は 黄色くひかる」 なんとなく、ひどくなつかしいもののような気がしてきました・・・ツリカワ。久しく触れていないなぁ・・・ツリカワ。 そんなわけで(?)三つとも、大好きでした。「あなたには明日 出会う約束」 嗚呼! |
||
山みちを 歩けば 木漏れ日ついてくる 初夏の緑の 風吹き渡る スイートポテト |
ツユクサの 青き花びら 霧雨に 震えて揺れて 色鮮やかに スイートポテト |
花、花、花の 春が過ぎ 緑に染まる 山の町 スイートポテト |
花、花、花の春が過ぎ 緑に染まる 山の町 ああ。とても。とてもとても気持ち高鳴るものでした。今まさに、ここもそんな風情なのです。 花、花、花の春が過ぎ・・・ほんとうに、春はめまぐるしくて、あっというまに初夏ですね! |
||
山のかたち 懐かしく仰ぎ見る ふるさとの山に似て 気高くもあたたかく かのこ |
ツライ カナシイ 立ち向かうよりも そっと そっと 過ぎ去るのを待つ かのこ |
花あかり ほんのりてらす まわりの明るさ わたしにもあるといいな かのこ |
「花あかり ほんのりてらす・・・」 ほんのり感が心地よいです。さくらかな・・・。 かのこさんのシリトリは、かのこさんのからだのなかを、ゆっくり通って、たった今、生まれてきた言葉・・・というふうな感触があり 惹かれるのです。今週もまた大好きでした。ありがとうです。ほんのりぃ。 |
||
山へ行こうとして でも結局行けなくて 2人でただ笑いあう 悪くないよね、案外 歌鳥 |
ツバメさん 旅立つ時には どうかあの人が 元気か 見てきて 歌鳥 |
花は咲いて、散って また生まれてくる 命もまた きっと それと同じ歩み方 歌鳥 |
ツバメさん が大好きでした。大好きだった絵本のなかの王子様とツバメの挿絵が目に浮かんだり・・・。 それにしても、またしても歌鳥という名前がここで生きてきますねぃ♪ すてきなのです。ありがとうです。 |
||
山と空
間にかかる川の瀬と 美味しい空気 ほら毎日がキャンプ気分 あると♪ |
ツンツンと布団の中の ほっぺをつつく 寝たふりかどうかの 最終確認 あると♪ |
「花」という 曲が耳から離れずに ORANGERANGEの にわかFAN あると♪ |
「気分」 だよ 「気分」 | 「確認」 だよ 「確認」 | |
寝たふりかどうかの最終確認 にこにこしつつ読みました。 最終確認、うまくしないとタヌキネイリに騙されますよね(^^ゞ 幼い子どもがいるあいだって、最終確認が終わったあとにやっとやっと自分ひとりの時間を得られ、 うれしかったなぁ・・・となつかしく思い出されました。にこ。 |
||
山のような宿題 教室のざわめき そこにあった・・ わたしの青春 ☆風海☆ |
ツミキ遊びの幼い手 カタコトのお喋り 懐かしく想い描く そんな 昼下がり ☆風海☆ |
花のように 美しい心と 詩のような 一途な愛を そう望まれるのならば わたくしは きっと・・ ☆風海☆ |
「きっと」 だよ 「きっと」 | ||
あると♪さんにひきつづき、小さい人をみつめる視線。 ツミキ・カタコト・カタカタタ・・・昼下がりのまどろみに、なつかしい夢みられそうです。カタコトの。 ☆風海☆さんも、お忙しそうな初夏ですね。よりよい六月になりますように!いつもありがとうです。 |
||
山 見上げて 深呼吸 雲 とばすほど 何度も 何度も みっぴー |
ツユクサに ついた雫も藍色に 染まりそうな 昼下がり みっぴー |
花揺れて 鳥は鳴き 風そよぎ 月を待つ みっぴー |
山で過ごした 四度の夏で 生まれ変わった そんな気がする みっぴー |
||
ちょっぴりお久しぶりのみっぴーさんです。おかえりなさぃー。 山で過ごした四度の夏で・・・山という、大きなお題を、ぐーっと自分に引き寄せて、書いてくださりありがとうです。 大好きでした。ツユクサも深呼吸も花鳥風月も、ひとつひとつが心地よかった! またお待ちしていますねー。 |
||
山はただ そこに在るだけ どんな日も いざという日も なにもいわない soyo |
ツジツマを あわせられない こんなにも おおきなムジュン ほこらしいほど soyo |
花はただ 相槌を打つ ふむふむん 問うても問うても ふむふむと言ふ soyo |
☆ 追加しました。火曜日の夜。 |
||
山びこ? オウム? あんたの言葉で 喋んなさいッ! あ〜でるはいど |
ツチノコや ネッシーみたいに 忘れられたら それはそれまで あ〜でるはいど |
花は活けない 窓を開ければ 自然にそこに 咲いてるから あ〜でるはいど |
山並みはるか 霞たなびき 季節の色は 春に染まりつ ⇒ 湘南坊主 |
つきの灯りに 似合う静けさ さみしき鼓動 うるわし輓馬 ⇒ 湘南坊主 |
花咲く丘の ノスタルジーは はかなき秋の 野焼き虚しや ⇒ 湘南坊主 |
待ってましたナおふたりを追加しました。ありがとうです。 はじめ、さらっと読み流してしまったけれど、よく読むと哀愁なのです、あ〜でるさん。 「ツチノコやネッシーみたいに・・・」 あぁほんとうに。「それはそれまで」せつないなん。 さてそして。坊主さんは、ひさぁしぶりのアレですよ! アレっていうのは、一行ずつがシリトリで四行ずつもシリトリな、シリトリンネなのでした。 ひとつひとつの四行もおろそかにせず、フィニッシュされてさすがなのです。拍手っ。 |