cap verses  /  そよ日暮らし

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NO.260 2005/09/06 (19人61作) 
忘れない ひまわりの花 歩き出す
忘れない
時に
ろ過され
澄んだ日々

ふみちゃん
ひまわりの花の
見る夢に
迷い込んだ
ような夏の日

ふみちゃん
歩き出す足が
秒針のように
未来を今へと
変えてゆく

ふみちゃん
忘れないで
声をだせば
すぐに答える
友のいること

そばかす
ひまわりの花
しおれる秋に
たくさんの
種を抱く

そばかす
歩き出す
夢の行方
見据えるために
高い目線で

そばかす
こんにちは。またあたらしく秋が来て、新学期です。ありがとぉ。
スケールの大きな一歩の「歩き出す」から始めてみました。
「未来を今へと 変えてゆく」  「夢の行方 見据えるために」 
他のもどれも しっかりとした確かな視線を感じるのです。大好きでした。






忘れない
貸し切りのケーブルカー
上から見下ろした花火
君との今年の夏のすべて

あ〜でるはいど
ひまわりの花で
花占い
花びら多すぎて
飽きちゃった

あ〜でるはいど
歩き出す
長い長い道
穿き慣れた靴で
イザ進メ!

あ〜でるはいど
「忘れない」というお題に、こんなにもお似合いな結びなのです > 「君との今年の夏のすべて」
大好きでした。きゅん。






忘れない
あの日笑って
歩いたあの道
やさしい色の空と眼差し

みなち
ひまわりの花
うつむいて想う
たくさんの陽と
仲良しだったね

みなち
歩き出す
勇気ひとつぶ
もともとしっかり
持っているはず

みなち
「持っているはず」 だよ
「歩き出す 勇気ひとつぶ もともとしっかり 持っているはず」
たちまちとりこになりました。
これだから みなちファンはやめられません。にこ。






忘れないまま
また夏がきて
胸を刺すのは
浴衣の朝顔

すみれのしずく
ひまわりの花
さよならさよなら
哀しいくらいの
夏の夕陽も

すみれのしずく
歩き出すのも
呼吸をするのも
少しは得意に
なってきたかも

すみれのしずく
忘れないと
いつも心に誓っています
神様わたしは
うそつきですか

クローバ
ひまわりの花に
そっと寄り添い佇んで 
あなただったら 
包んでくれたら

クローバ
歩き出す 
七色の虹追いかけて 
あどけない笑顔 
キラキラな瞳 

クローバ
「ら」 だよ 「ら」
どうどうと咲くひまわりの花のほとりのせつなさでした。
歌っているのが道ばたにちいさく低く咲く花のすみれとクローバーなので、なのでなおさらせつなくて。

クローバさん。はじめてのご投稿です。ようこそここへ。ありがとうです。
またのシリトリ、お待ちしていますねー。






歩き出す
同じねぐらに帰る道
さよなら言わずに済むのはいいね
おかえり ただいま おかえり

タユナ
「おかえり」 だよ 「おかえり」
さてそして。久しぶりのタユナさんです。
「同じねぐらに帰る道 さよなら言わずに済むのはいいね」
 手ごたえのある幸せがほのぼのただよう四行でした。
おかえりおかえりおかえりなさい。
また逢えて、とてもうれしいことでした。にこ。





忘れないから
思い出さない
あの夏の日のこと
君のひとこと

ふらっと
ひまわりの花
夏のシャワー
見上げた先の青に
灼熱の玉

ふらっと
歩き出すのは
いつも右足
ついてゆくのは
たいてい左足

ふらっと
「忘れないから 思い出さない」 かたときも忘れずに在ることとして、よく使われる表現だけれど
後に続く言葉やリズムや行間から、ぎっしりと詰まった想いのほんものっぽさ 見えてきました。
「あの夏の日のこと 君のひとこと」 だいじです。





 
忘れないよ
カニを追い掛け
真っ黒になった
みんな一緒の夏休み

肉野菜
ひまわりの花
茶色く枯れる
セミの声に
静かにうなづく

肉野菜
歩き出すよ
丘に続く坂道
見渡す海は
最後の夏色

肉野菜
「歩き出すよ 丘に続く坂道 見渡す海は 最後の夏色」
好きだなぁって、なんかいも音読してみましたん。
思い出づくしの夏色の海を見ながら登る坂道・・・・・・すーはーすーって深呼吸。
すーはーすー。ゆったりとした、いい気持ち。






忘れないよ
輝いた日々
あたえてくれて
ありがとう

かのこ
ひまわりの花
あなたのように
いつもどんなときも
まえむきでいたい

かのこ
歩き出す
凛として
もういちど
自分らしく

かのこ
「輝いた日々 あたえてくれて ありがとう」
「いつもどんなときもまえむきでいたい」
「もういちど自分らしく」
あぁ今週も「すなおなかのこ」と呼びたいような。こんな空気が大好きなのです。にこにここ。






忘れない
心そのまま
感じて
恋した

夏野花
ひまわりの花
古い家の
その場所に
今年も咲くかな

夏野花
歩き出す
仕事よ今日も
信号待ちに
イライラしません

夏野花
歩き出す仕事よ今日も信号待ちにイライラしません」
なんとなく なつかしく、そして「はっ」としたのです。 あぁそういうの あったっけ!ってふと思い出したから(^^ゞ

・・・直にというものではないけども、信号機の数は、その土地の空気にひそむストレス指数と比例するかもしれないですねぇ。
ちなみに今、わたしは毎日8キロ先の職場まで車で通勤しているけれど、この間に信号機はふたつ。
こんなにゆるい環境に居て、忙しそうにふるまっちゃぁだめですね〜(^^ゞ  
と、ひとりあれこれ省みてたり。にこにこ。






忘れないよ
明日があることを
覚えておくよ
昨日があったことも

歌鳥
ひまわりの花
写真に閉じ込めました
君が四季を忘れぬよう
手紙と共に送ります

歌鳥
歩き出すというのに
あなたはいません
同じ夢見ることを
捨てたからでしょうか

歌鳥
「君が四季を忘れぬよう」 この一言にやられましたん。
その昔流行った「木綿のハンカチーフ」のような・・・ (あ。歌鳥さんは知らないですね(^^♪)
そんなわけで大好きでした。ありがとぉです。





忘れない
よりそいあった玉葱は
恵の音を
瞳と瞳に

花外
ひまわりの花のかたちは
パラボラアンテナまんまるく
光と影を幾重にも
縞模様した記憶装置に

花外
歩き出す
君の背中を見送って
荻がゆれる
この分岐点

花外
「ひまわりの花のかたちは パラボナアンテナ」  うんうんうん。
そしてたぶん性質もよく似たものでありますね! 
「光と影を幾重にも」 ここのところも好きだなぁ・・・。

よりそいあった玉葱のこと、あれこれと思い描いて楽しみました(^^♪






忘れない
あなたのニコリ
こころの中で
抱きしめる

湘南坊主
ひまわりの花の
如く貴女をいつも
こちらに向かせたい
ぼくは太陽

湘南坊主
歩き出す
過去を振り返りながら
少しずつ
前へ

湘南坊主
さてそして 正統派詩人風情な今週の坊主さんです。
「忘れない あなたのニコリ」 すてきです。
今学期もまたよろしくおねがいしますね〜。






忘れない
あの日の思い出
あの日の出来事
大切に 大切に

みらい
ひまわりの花
ホッと辺りを華やかに
夏を一人じめ
たかーくたかーくどこまでも

みらい
歩き出す
ひとつの目標
心に持って
明日に向かってどこまでも

みらい
忘れない 忘れたくない
思い出も
記憶の底に
やがて沈みぬ

スイートポテト
ひまわりの 花のごとくに
活き活きと
笑顔で生きる
君が好きだよ

スイートポテト
歩き出す
一歩の重さ 踏みしめて
自分で決めた
自分の道を

スイートポテト
忘れない 
ひまわりの花 好きだった
君 想いつつ
今 歩き出す

スイートポテト
いまあらためて、ひまわりの花の魅力や、あたえてくれる諸々のこと、いろいろな角度から思い描いてみていました。
「ホッと辺りを華やかに」 
「ひまわりの花のごとくに活き活きと」
うんうん。にこにこ。どちらもとても好きでした。





忘れない
ひまわりの花 咲く
この夏を
想い出 心に 今 歩き出す

みっぴー
ひまわりの花
揺れる揺れる
夏の終わりを告げる風
空も高く

みっぴー
歩き出す
君の後ろを小走りに
ついていくだけ
お祭りの夜

みっぴー
忘れない
忘れたくない
いつまでも
その声 その笑み その眼差しを

みっぴー
ひまわりの花を抱えて
得意げな
満面の笑み
写真におさめる

みっぴー
「歩き出す 君の後ろを小走りに ついていくだけ お祭りの夜」
あぁ好きだなぁ。お祭りの夜の人ごみにくっきり浮かぶふたりのせかい。
たぶんきっと、いろんな読み方ありそうですが、わたしには、ただ幸せな小走り感がのこるのでした。「待ってよぉ。」






忘れない
間近に迫った
締切りを
再会の喜び

つる。
ひまわりの花
夏も終わりで
子供いっぱい
来年会うため

つる。
歩き出す
踏みしめる
手を握る
二人の明日

つる。
忘れない
ただそのままに
夢を掴んだ
君らの夏を

つる。
ひまわりの花
陽射し弱まり
バトンタッチ
コスモス揺れる

つる。
歩き出す
両手広げて
我が子迎える
待ちきれず

つる。
「忘れない ただそのままに 夢を掴んだ 君らの夏を」 うんうんうんって嬉しくて。
上段の「忘れない」もありがとうです。
二学期も、どうぞご愛顧くださいますように!






忘れないものにしたくて
満月を経由させれば
かたくなる
いし

soyo
ひまわりの花と目くばせ
慎重に見ていた夏が
夏が
おわるね

soyo
歩き出す光る革靴
ただしげに
草臥れるまで
秋をゆきませ

soyo