cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ




NO.259 2005/07/18 (19人65作) 
すべてをかけて 夏の空 あの時
すべてをかけて
突き進んでた
君は今でも
僕のあこがれ

ふみちゃん
夏の空へと
かかげて飲んだ
ソーダ色した
氷水

ふみちゃん
あの時聴いた
音楽と
雨の匂いと
君の横顔

ふみちゃん
ふみちゃんの「夏の空」、読んだ瞬間に自分がソーダに 包まれるような清々しいシリトリでした。
                あたしにはパッと出てこない夏の風景が好き。(すみれのしずく)


「ソーダ色した」がダイレクトに夏を感じさせますね。爽快感ありです。(肉野菜)





すべてをかけて
とまでは言わぬが
自分なりに精一杯
守ってあげたい

あ〜でるはいど
夏の空
夏の匂い
昼より夜より
朝がすき

あ〜でるはいど
あの時
こうしていたら
とか後悔なんかの
ひとつやふたつ

あ〜でるはいど
「夏の空」まだひんやりとした夏の明け方、早起きしたくなりました。(肉野菜)

うんうん。ほんとに。ほんとぉに。夏の朝って、あたらしい気持ちになれるんですよねぃ。わぁい。 (そよ)





すべてをかけて
守るだなんて
言っていいかい
重くないかい

ケト
夏の空
見上げて
蝉になる
夢を見る

ケト
あの時あの場所で
あの人にあの言葉
伝えてしまえば
良かった

ケト
ケトちゃんの「すべてをかけて」 今回あたしの中でベスト賞です♪
  少し遠慮がちだけど、凛とした想いが秘められていそうで素敵。
(すみれのしずく) 

「重くないかい」。気遣い、優しさ、茶目っ気。色々と連想しました。(肉野菜)





すべてをかけて
しんこきゅう
時に苦しき
19の夏

すみれのしずく

夏の空
明るく
陽気で
メランコリック

すみれのしずく
あの時
バイバイ
後悔
してない

すみれのしずく
「19の夏」。わかーい。若さゆえの「しんこきゅう」でしょうか。(肉野菜)

うんうん。突き進むにも 行き詰るにも、おもかじいっぱい、19の夏。
なので、たまには すべてをかけて すーはーすーが必要な夏に違いなく。・・・大好きでした。(そよ)





すべてをかけて
がむしゃらで
どろんこだらけの
あしたがあって

肉野菜

夏の空
暮れゆく夕日は少年に
かわずの声を
記憶させうる

肉野菜
あの時に
もし信号が青ならば
今寄り添う肩が
ふいにリアルで

肉野菜
「すべてをかけて がむしゃらで どろんこだらけの あしたがあって」 
とても好きなものでした。「どろんこだらけ」 ではなくて 「どろんこだらけ」 だからこそ
ぐんと深まる「がむしゃら」なのです。 すごい!
 (そよ)




すべてをかけて
きずいたものが
かげろうのように
たよりなくゆれる

そばかす
夏の空に
散りゆくものは
夢のカケラか
ひとのココロか

そばかす
あの時
あの場所で
あんなに好きだった
あの人

そばかす
「夢のカケラか ひとのココロか」。連続の語尾の「か」が空間の広がりを感じさせました。(肉野菜)

夏の空に 散りゆくものは・・・・・・しんけんに、それは何かを考え込んでいましたん。
星のカケラと 夢の記憶と ひとりよがりと ひとのうわさと・・・というふうに、いくつも浮かんでとまらないのです(^^ゞ 
だいすきでした。(そよ) 






夏の空だね
夏になったね
お祭り 花火 かき氷
今年の夏も 暑そうだ

momo
あの時の 
記憶もきっと縮んでく
でも いつまでもいつまでも
心のどこか 忘れない

momo
「忘れない」 だよ 「忘れない」
人の記憶の儚さを感じさせられました。大事な事ですね。(肉野菜)
「夏の空だね」 (夏になったね) ・・・これは2人の会話なのかなん・・・、だとすると、
「お祭り」 (花火) 「かき氷」 っていうふうに続く会話なのかもしれず。
あいかわらずに、浴衣の似合いそうなmomoさん。お久しぶりにいただけて、とてもとても、とても嬉しかったのでした。にこ。(そよ)





すべてをかけて
そんな大袈裟なことでなく
あなたのことを
好きだから

夏野花
夏の空
あの深い空
遠い空
続きは雲の向こうの宇宙

夏野花
あの時と今がどう違うの
僕のことなんてわかってない
自分のことは決めていくよ
そう教えたこと思い出して

夏野花
「続きは雲の向こうの宇宙」。大きい大きい空間。スケールの大きさに感動です。(肉野菜)

うんうん。肉野菜さんに同感です。読めばたちまち、まな裏にひろくひろがる蒼く輝く宇宙がみえて。(そよ)





すべてをかけて
あいしてるつもり
まだまだ たりませんか?
甘えん坊の息子さま

かのこ
夏の空
どこまでも青く
ひろく 清々しく
だれにでも 平等に

かのこ
あの時のこと
あれこれ思うより
今 これからのこと
たいせつだよ

かのこ
「だれにでも平等に」。自然の摂理、優しさ、包容力みたいなものを感じました。
と同時に「夏の空」のイメージ、わきたちました。(肉野菜)  

うんうん。ほんとに。ほかに言葉は要らないですね。(肉野菜さん、ありがとぅです)  (そよ)






すべてをかけて
なにもかも
失くすとしても
抗えなくて

ふらっと
夏の空模様
早朝の熱を秘めた冷たさ
真昼の燃え立つ青
暮れゆく刹那のうつろい

ふらっと
あの時たしかに
えらんだ道は
いまにつづいて
あすにつながる

ふらっと
ある夏の一日。朝も昼も夕暮れも正真正銘の夏のイメージでした。(肉野菜)

うんうん。(←またしても同意)
そして。「熱を秘めた冷たさ」 ここのところに釘付けでした。(そよ)





すべてをかけて
手に入れたもの
大事にそっと
小箱にしまう
 
みらい
夏色の空
雲一つない真っ青な空
夏色の大地
黄色一色のひまわりの花
 
みらい
あの時 初めて出会って
あの時 初めて手を繋ぎ
あの時 初めて語り合い
あの時 初めてうたったね
みらい 
「ひまわりの花」 だよ
ひまわりもまた夏の花でしたね。黄色一色の広大な大地を連想させられました。ひろーい。(肉野菜)

夏色の大地というのは、みらいさんにとってもやっぱり黄色なのですね!
とくに盛夏の、暑さのピークの頃のことですよね?! うんうんわたしもそう思います。
陽炎とひまわりがセットになったような、揺らめく濃い黄色。にこ。(そよ)






すべてを
かけて
いまを
生き抜く

湘南坊主
夏の空に
もくもくと
わきあがれ
向上心

湘南坊主
あの時
あいした
あなたに
ありがと

湘南坊主
急にもくもくとわきあがる入道雲のあの強烈なスピードを思い出させてくれました。(肉野菜)

あぁ。ほんとぅに! もくもくと猛スピードでふくらんでくる向上心・・・なんて素敵な夏の風景。(そよ)






すべてをかけて
この夢を叶えたい
これが私の最後の
願いです

歌鳥
夏の空に
ぺこんと頭下げ
こんにちは
しばらくよろしくね♪

歌鳥
あの時
ああ言えば
あなたは今も
ここにいる?

歌鳥
「しばらくはよろしくね♪」。夏に感謝をこめて。上手に季節を楽しむ方法ですね。(肉野菜)

うんうん。広い空をみあげたときに、たちまち謙虚になってゆく自分・・・あの感覚はとてもうれしいものですよねぃ。わぁぃ。(そよ)






すべてをかけて
育てたから
心がかよう
一枚の写真

つる。
夏の空
見上げてしみる
少年の日の
眩しい汗

つる。
あの時だよね
僕の姿が映ったのは
遠くを見ていた
君の瞳に

つる。
「少年の日の 眩しい汗」。「夏」と「少年」は何故こんなにもイメージがぴったりなんでしょう。(肉野菜)
・・・それは、みんながいつか「夏の少年」だったからです(^^♪ 「あの時」も好きでした。(そよ)
 





『すべてをかけて』
「私、どう思われているの?」
「今日は暑くなりそうだね」
「その程度なんだ」

花外
『夏の空』
「織姫か…」
「僕ら、自由に会えるね」
「バカ」

花外
『あの時』
「そんな顔してたわ」
「いつの話?」
(誰にも迷子らしく見せないで)

花外
台詞調の少し謎めいたシリトリでした。イメージが膨らみますね。(肉野菜)

うんうん。花外さんのシリトリを、より楽しむためにはゆたかな想像力が要りますね!
今回は、いろいろなニュアンスの「バカ」をあてはめ楽しみました(^^♪ (そよ)





すべてをかけて
放射状に分散させて
螺旋階段でケムに巻いて
自分のことは自分で守る

カノン
夏の空がまぶしい
手をかざして
目を細めて
青信号で歩き出す

カノン
あの時よりも
いくらかは
大人になれたよ
なれたかな

カノン
「歩き出す」 だよ 「歩き出す」
すべてをかけて
玉砕するのもいいんじゃない?
そうしてみても
誰も怒ったりしないんじゃない?

カノン
夏の空に
ヨーヨーが吸い込まれる
みんなが見上げた夏の空に
ヨーヨーが吸い込まれる

カノン 
(去年の夏みなとみらいで見た、感動の大道芸のひとコマです。)
あの時反応しなかったのは
わざとだということ
今さら言う気もないけれど
たぶんわかっているのでしょう

カノン
夏の空に吸い込まれるように高く飛んだヨーヨーが鮮明に頭に浮びました。夏の熱も。人だかりも。(肉野菜)

うんうん。そして、子どもみたいに嬉々として、いついつまでも空をみているカノンちゃんも鮮明に浮かぶのでした(^^♪
お久しぶりにおいでいただき、ありがとうです。わぁいわぁぃと喜びました。ほんとうに。(そよ)






すべてをかけて
守ってみせる
そんな言葉
いつか言いたい

みっぴー
夏の空にきらり輝く
虹のアーチ
天国に届いているのなら
母に会いに行くのに と

みっぴー
あの時
こうしていれば
こう言っておけば
後悔してもはじまらないけど

みっぴー

夏の空を彩る花火も
浴衣の君も
俺にとっちゃ
大輪の華

みっぴー
あの時の
君の言葉が離れない
だから今でも
君が好きなの

みっぴー
「母に会いに行くのに と」。しみじみと読みました。夏の空がきらりと輝いてる分、余計沁みてきました。(肉野菜)

うんうん。しみじみしますね。ほんとうに。こんなふうに、作者の心をしっかり通って出てきた言葉というのはぜったいに
読むもののこころにも届いてきますよねぇってつくづく思うのでした。ありがとうです。(そよ)






すべてをかけて
生きた証を
いつか小さく
残してみたい

スー・
夏の空なら
入道雲に
星空ならば
オリオン座になる

スー・
あの時きっと
言えなかった事は
今言ったって
仕方ないこと

スー・
すべてをかけて
すべてを受け止め
ただひたすらに
生きる大木

スー・
夏の空は遠く
息詰まるほどの熱気
海はつねに打ち寄せ
根気比べするよう

スー・
あの時は
冷たく
しちゃって
ごめんなさい

スー・


あの時の
夏の空なら覚えてる
すべてをかけて
刻んだ青さ

スー・
スーちゃんの「夏の空」 ドラマチックで乙女チックで 真っ直ぐでいて大胆なところが
スーちゃんっていう人が垣間見えた感じ。(すみれのしずく)

オリオンもまた夏の星でありますね。きっとよく晴れた日の大きな空に光っているのでしょう。(肉野菜)






すべてをかけて
ひろがるみどり
一度しかない
この夏を行く

soyo
夏の空
風にまかせるふりをして
とても自由に
銀色の雲

soyo
あの時に
みえたまぼろし はびこって
やむにやまれず
眠るまひるま

soyo
「すべてをかけて」 → まさにあたしの今の気分で ただ単純に、「あたしの夏を生きよう」と思えるシリトリです。 (すみれのしずく)   

「ひろがるみどり」。おぉ。ダイナミックです。夏のみどりの生き生きとした生命力を感じました。(肉野菜)


わぁぃ♪