サイシンのシリトリ これまでのシリトリ 投稿者さん別のシリトリ はじめての方へ |
NO.245 2005/03/29 (20人66作) | ||
薬 | 月 | 朝 |
薬箱に 詰まってる 安心みたいな 母の声 ふみちゃん |
月がひとひら 舞い落ちて 海に浮かんで 揺れている ふみちゃん |
朝風恋しい 春先の日々 花粉に罪は 無いんだけれど ふみちゃん |
こんにちわぁ。今週もはじまりはふみちゃんなのです。にこ。 行頭の一文字ずつがつくりだす四時熟語に目がゆきました・・・「薬詰安母」 「月舞海揺」 「朝春花無」 ! |
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薬のんでよ はよ風邪治せ でないとキスも できんじゃないか! あ〜でるはいど |
月一 せめて 守れよ 貴様 あ〜でるはいど |
朝昼晩 春夏秋冬 四六時中ただ 君だけ見てたい あ〜でるはいど |
薬の代わりに ハーブティーで 更けゆく夜を 眺めるのもいいさ ケト |
月の光の それよりずっと 明るい外灯の 下で待つ夜 ケト |
朝目が覚めて 昼駆け出して 夜夢を見て 君に会いたい ケト |
「朝昼晩 春夏秋冬 四六時中ただ 君だけ見てたい」 あ〜でるさんと 「朝目が覚めて 昼駆け出して 夜夢を見て 君にあいたい」 ケトちゃんでした。 すてきっ。 |
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薬になるほど あいしています そよさんみなさん シリトリさん すみれのしずく |
月のまわりの 音楽たちが せかいを今宵も 照らしているの すみれのしずく |
朝ごはんだって 食べてもらえなきゃ かなしいんだよ さみしいんだよ すみれのしずく |
えへへへへへへ。とろけます。わぁぃ。 |
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薬湯で ほてった体に春風が 頬をかすめる 旅の宿かな 肉野菜 |
月照らす 菜の花香る帰り道 三月のやさしい風 夢を見ているみたい 肉野菜 |
朝もやで 向こうは見えないけれど ラジオ体操の音 きっとみんないる 肉野菜 |
「みんないる」 だよ 「みんないる」 | ||
薬ゆびゆれ ゆれとまり とらえたの はじまりを 夏野花 |
月のようじゃ みえないの てらしてよ そのみちを 夏野花 |
朝もやから うかぶかげ りんかくは きみのよう 夏野花 |
「う」 だよ 「う」 | ||
肉野菜さん夏野花さん並べてみると なお似てて(^^ゞ 「朝もや」 どちらもとても好きです。 わたしにとって、ものすごく奥行きの感じられる四行なのでした。ありがとぉです。 夏野花さんの 薬ゆびゆれ ゆれとまり・・・これにもぐぐっとつかまりました。 |
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薬など いらないからと 投げ捨てて 自然のなかで じっくり癒す スイートポテト |
月夜でも 星降る夜も 曇る夜も 明日を迎える 休息の時 スイートポテト |
朝霧の 晴れゆく川の 中州より 飛び立つ鴨の 羽音 響きぬ スイートポテト |
薬 くすくす わらうこと それはこころに きくくすり かのこ |
月もまた 満ち欠けしては きもちのせいり 月日は流れていくのです かのこ |
朝がきて すぅ〜と意気込み 深呼吸 がんばれ いいぞ その調子 かのこ |
うぅ〜ん。どれもこれもが胸に届いてくるのです。 明日を迎えるための休息・きもちのせいり・・・・ゆったりかまえる「月」ふたつ、どちらもとても好きでした。 かのこさんの 「薬 くすくす わらうこと」 このフレーズは かのこ賞です(^^ゞ くすくすくすり。にこにここ。 |
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薬には たよりたくない 頭には 春が霞んで ふらっと |
月の輪熊と ワルツを踊る 夢を見たから きょうは三日月 ふらっと |
朝 ばらばらに したらなにかが 生まれるかしら 十月十日で ふらっと |
あ。そぉきましたか〜!と喜びましたっ・・・ 「月の輪熊とワルツを踊る・・・」 ありがとぉです。大好きでしたっ。 そしてそして十月十日で生まれるなにかのことも大いに気になりまする。続編お待ちしちゃいます。 |
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薬をどうぞ と さしだす指先 わずかなふれあい 味わう人生 そばかす |
月あかりで ワンコとおしゃべり みじかいお散歩 春の宵 そばかす |
朝 雨音でめざめ あわてて身支度 慌しさも リズミカル そばかす |
薬をもらって
ほっとして やっと元気になりました お外遊びしていいよね みらい |
月明かりの下で そっと覗いた一枚の手紙 昔懐かしい友からの 頑張ってねの一言が みらい |
朝焼けのひかりの中を そっと走り抜けていく おじいちゃんとふたりで 朝のお散歩タイム みらい |
「朝」の風景、思い描いて嬉しくて。 その人にしか描けない朝、こういうの シリトリの醍醐味なのです。わたしにとって。にこ。 「薬」もね、差し出す人ともらう人、縦読みするとなお嬉しくて。にこにこ。 |
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薬の効き目はさじ加減 さじ加減ひとつで1ミリ2ミリ 効くも効かぬも紙一重 紙一重だから気持ちが大事 つる。 |
月替わる 楽しみいっぱいカレンダー やっと会えるね ワクワクドキドキ つる。 |
朝の庭 寝ぼけまなこで まずは挨拶 丈比べしている草たちに つる。 |
薬で防御 マスクで防御 今日も辛い 花粉症 歌鳥 |
月日が流れても 進歩なし 変化なし 接近できない あなたとの距離 歌鳥 |
朝の風で 気分爽快! 今日も一日 頑張るゾッ!! 歌鳥 |
moonではない「月」を綴られていたお二人でした。 ワクワクドキドキ つる。さんと、せつなく歯がゆい歌鳥さん。どちらもとても好きでした。 あ。そして、「朝」は縦読み推奨します♪ 草に挨拶 頑張るゾッ!! にこ。 |
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『薬屋にて』 「他に症状は?」 「考え込んだりとか…」 「あったものは置いてませんね」 花外 |
『月は知っていた』 「あの星とってくれたら考える」 「そんなのむり」 「それでいいの…」 花外 |
『朝陽のKiss』 「元気ないわね」 「君のせい」 「これでどう?」 花外 |
『 』 で括られた一行目はタイトルですね。また新しいシリトリの形がうまれましたっ。ありがとぉです。 『朝陽のkiss』 どきどきしますねぃ〜。にこにこ。 |
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薬を飲めば楽になる ラクニナル 薬をノメバ 何を飲んだら楽になる? 想いに効く薬は ドコ? ふら・りー |
月の偽光 むせるほどの梅の狂香 誘い合ったか 競い合ったか 彷徨う二つ マヂワル視線 ふら・りー |
朝だって しあわせじゃないよ お天気だって幸せじゃないよ 今年はちっとも しあわせじゃない 30倍の花粉 そのせいにしよう ふら・りー |
「しあわせじゃないよ」 「幸せじゃないよ」 「しあわせじゃない」 と 連呼するのは ふら・りーさんです。 いろんな読み方できそうですが、わたしはなにやらけっこう明るく読みました。だって花粉のせいだから(^^♪ うん。 月の偽光・梅の狂香・・・緊張しつつ読みました。ありがとぉです。またお待ちしていますねっ。 |
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薬指 銀の輝き 夢にみて 紅をさす指 桜月 |
月の裏側 桜月 |
朝露の季節 待ち遠しくて 桜月 |
月明かりの中 桜月 |
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「月の裏側 隠れているのは 目には見えない大切なもの? 見てはいけない何かなの?」 ちくちくしつつ、深々と読んでみました。大好きでした。ありがとぉです。 「プチパチと弾け飛ぶ音」 ここのところもとても好き。 |
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薬みたいな存在 安心できていいけれど 癖になりそうで ちょっとこわい みっぴー |
月を見て 手が切れそうだと つぶやいた そんなキミの感性が好き みっぴー |
朝は弱い でも7時32分発の電車に乗ってる あの子の姿を見たいから がんばる みっぴー |
朝一番 深呼吸でもしたいけど しばしおあずけ 花粉の季節 みっぴー |
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「月を見て 手が切れそうだと つぶやいた そんなキミの感性が好き」 細い細い月の真下の彼女と彼を、思い描いてこちらまでうっとりデートをしている気持ち(^^♪ ありがとぉです。にこ。 |
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薬草だよと 芝生に生える ちいさな葉っぱを 傷口にはる スー・ |
月を見上げて 夕方の道 刻々と変わる 空とおしゃべり スー・ |
朝陽をあびて 伸びをしながら カーテンすべてを あける幸せ スー・ |
「おしゃべり」 だよ 「おしゃべり」 | ||
薬はすごい 薬はさすが 薬は少な目 ありがたく使用 スー・ |
月光の 光りと影の 大事なバランス 見守る私 スー・ |
朝もやの道 しめった空気 二人で歩くの 大好きだったな スー・ |
月夜の睡眠 ぐっすりとって 朝食とれば 薬いらずだっ。 スー・ |
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「薬草だよと 芝生に生える ちいさな葉っぱを 傷口にはる」 「朝陽をあびて 伸びをしながら カーテンすべてを あける幸せ」 なんかねぇ、こういうの、とても好きです。わぁぁぁい!って 幸せ方面に こころ動かされるのです。 ありがとうです。にこにこ。 |
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薬の 効能 こころを いやして 湘南坊主 |
月見る あなたに 思ひは つのりて 湘南坊主 |
朝日に 埋もれた 二人を 祝ひて 湘南坊主 |
薬指 触れて ビリビリしたね あの夏 soyo |
月光に のまれ くるくる まわるおもいで soyo |
朝露が 記憶 きよめて あたらしくする soyo |
さて最後になりました。 このごろの坊主さんの 四音×四行 な 十六音のシンプル加減にあこがれて、真似をしようと試みました・・・が なんとしてもできないのでした。ううむ。 というわけで、今日は挫折しましたがまた挑戦してみます〜(^^ゞ |