cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ




NO.242 2005/03/01 (17人54作) 
やさしさ サクラ色
俺様王様
大威張り
実はころころ
手のひらの上

ふみちゃん
やさしさが
心の泉にこんこんと
湧き出るような
微笑みの人

ふみちゃん
サクラ色へと
木々を染めゆく
春風が今
街駆け抜けた

ふみちゃん
俺もまた
気付けば遠い旅の空
影ふみした友たち
何を夢みる

肉野菜
やさしさの
光湧き出る源泉を
いくつ持つのか
あなたの笑顔

肉野菜
さくら色が
九段の坂を染めるのも
もう少しだね
春一番よ

肉野菜
ふみちゃんの 「俺様王様 大威張り 実はころころ 手のひらの上」 さいこぅでした(^^♪ 大拍手。
そして。ふたつの「やさしさ」縦読みすると、こんこんと ほら、湧きいでてくるものがあります。あたたかなもの。にこ。

ふたつのサクラ色もお見逃しなく〜。にこにこ。





俺ンち来ない?
と我が家の小夏
可愛いあのコを
ナンパしてたり

あ〜でるはいど
やさしさの毛布
あんしんの枕
どうぞぐっすり
お眠りなさい

あ〜でるはいど
サクラ色の爪
唯一それだけ
自信満々
自分自慢

あ〜でるはいど
「俺ンち来ない?と我が家の小夏 可愛いあのコをナンパしてたり」 ぱちぱちぱちち。だぁいすきっ。
・・・世の猫たちはほんとぉにそうゆうふうにしゃべる気がする「俺ンち来にゃぃ?」なのでした。わぁぃ。





俺は身勝手で
短気だけど
隣に居てくれたら
幸せにするよ

ケト
やさしさだけを
詰め込んだ
カバンひとつで
いざ行かん

ケト
サクラ色なら
眠れぬ夜も
優しい気持ちで
愛せるかしら

ケト

合格したよ

心ゆるむ

湘南坊主
やさしさと
たくましさ
はぐくめよ
ひとりたび

湘南坊主
サクラ色
染まるほっぺに
はじらいの
笑み

湘南坊主
「やさしさだけを 詰め込んだ カバンひとつで いざ行かん」 「やさしさと たくましさ はぐくめよ ひとりたび」
季語はなんにもないんだけれど、こんなふうな旅立ちは 春のにおいがただようのです。すてきなのです。春ですね。
ありがとぉです。にこ。






俺と自分を名乗る
あのひと
わたくし思うわ
これこそ真のオレオレ詐欺だと

すみれのしずく

やさしさは
目に見えずとも
手につかめずとも
斜めを向けば あったりするもの

すみれのしずく
サクラ色なんて
見当たらないから
つくってしまおう
そうしよう

すみれのしずく
俺と自称する君の声を
ドアの向こうで
こっそり聞いて
俺ねオレオレと呟いて

夏野花
やさしさ
はかりに
かけては
だめよと

夏野花
サクラ色のつめ
きちんとそろい
安心して
決めた午後

夏野花
「俺と自分を名乗る あのひと・・・」  「俺と自称する君の・・・」 
こころをぬすむオレオレ詐欺にもご用心です(^^♪ わかってて、だまされてあげる余裕もあったりなかったり。にこ。
「やさしさ」も、どちらもとても好きでした。ありがとぉです。






俺と言う 一人称を
使う彼女(ひと)
言葉の仮面を
脱いでもいいよ

スイートポテト
やさしさや おおらかさなど
もちあわせ
ゆっくりあゆむ
のんびりすすむ

スイートポテト
サクラ色
ふわり重ねた 花ショール
春待つ街を
風とお散歩

スイートポテト
俺が!俺が!って
言ってたよね
強がってたの?
5歳のきみは

ふらっと
「やさしさを あの頃わたし
勘違いしていました」
いまわかったの
やさしい人へ

ふらっと
サクラ色
散り敷くころ
いまを思って
笑えるといい

ふらっと
俺だって?
ボクって言ってた その口もとに
おとなの証が
ちらほらと

かのこ
やさしさと
ひたいにあてた手
にぎった手
熱のむこうでぼんやりと

かのこ
サクラ色
ほんのり はんなり
いろづいて
ふふっと笑う かたえくぼ

かのこ
はじまりに、「 サクラ色 」 と ぽつんとひとつ置いた感じが やけにやさしい皆さんでした。
春への想いそれぞれに、とても豊かな四行でした。ありがとうです。こんな空気が好きだなん・・・。





俺オレおれ!!
そんな言葉にも「はいはいどうしたの」
数少ない電話に答える
娘しかいない筈の母

ふら・りー

やさしさに不安を覚え
ケンカをしないではいられない
いつまでやさしいの?どこまで・・
左手で包んだ濡れてしまった拳

ふら・りー
サクラ色にうばわれた視線
木々?スカート?ネイルカラー?
ああ
ウィンドウに写った私のココロ

ふら・りー
俺のもの 俺のもの
スーツのネームは俺のもの
誰が着ても 俺が着ても
俺のもの

つる。
やさしさを 風で運ぶ 
たんぽぽの
綿毛をながめ
こころふわふわ

つる。
サクラ色した 君の声
気がつけば 僕の声と重なっていた
頬染めた  初めてのキス

つる。
ふら・りーさんの 「俺オレおれ!!」 に、笑いました〜。そんな娘さんたちに乾杯したくなりまする。にこにこ。
つる。さんの「俺のもの 俺のもの」・・・はじめ、ジャイアンの台詞みたいに読んだのですが、
読みすすめるとむくむくと文学のかほりただようものなのでした(^^♪
そんなわけで、とても好きな感じの「俺」をふたつ並べてみました。ありがとうです。






俺みたいに
のんびりやでも
ひとつの夢があるんだよ
夢を現実させなきゃね

みらい
優しい言葉を
かけてもらって
ホッと一息
安らぎの時間

みらい
サクラ色のクレヨンで
春の景色を先取りし
真っ白のキャンパスに
春 みつけた

みらい
「ね」 だよ 「ね」 「時間」 だよ 「時間」 「みつけた」 だよ 「みつけた」
「サクラ色のクレヨンで」 この一行目、 ここだけで もうすでに なんかうらうら春めくのです。
小さな春をさがしつつ、よりよい三月になりますように。あたらしい春たのしみですね。うららかをありがとぉです。にこにこ。





俺様的な彼と
控えめな私
ねぇ・・・
つりあってる?

歌鳥
やさしさしか
あなたにはあげれない
でもそんな私を
あなたは好きと言った

歌鳥
サクラ色と共に
誰かと別れを告げる
だけど心は
ずっとつながってる

歌鳥

俺なんて 言葉
使えなく
なってることに
気が付いて

みきょう
 

やさしさも
時には辛くて
そっと呟く
独りの部屋で

みきょう
サクラ色の頬
風邪みたい でも
大きなマスクで
机に向かって

みきょう
歌鳥さんの 「俺様的な彼と・・・」 オレサマテキって、良いですねぇ。そして。・・・うんうん、きっとお似合いなのです(^^♪
さて みきょうさん。ここにきて、あぁ!そういうものなのですねぇ・・・と気づくわけです。
「俺」って言うのは、俺様的な年ごろの、やんちゃなこころの持ち主の一人称かもしれなくて。うんうん。
ふくざつな、としころですねぇ、お互いに(^^♪





「俺流、俺流」っていうけれど
個人のやりかたなんだから
誰もがみーんな「俺流」やん
いちいち取り上げなくっても、ねぇ

みっぴー

やさしさって何ですか
そばにいることがやさしさですか
遠くから気にかけることは
やさしさとは言えませんか

みっぴー
サクラ色の封筒に
櫻の花びら 詰めました
少しだけれど
春のおすそ分け

みっぴー
俺が好きなのはこの子
宴席の話題とはいえ
それでも嬉しい
私はあなたが好きだから

みっぴー
やさしさに触れて
思いがけず涙する
大変だったね
掌のぬくもりもまたやさしさ

みっぴー
サクラ色のほっぺたは
ふわふわ ぷにぷに
マシュマロみたい
食べちゃいそう

みっぴー
さて、最後になりました。これまでいろいろなサクラ色を楽しみましたが、
みっぴーさんは「サクラ色の封筒」「サクラ色のほっぺた」なのです。
「食べちゃいそう」が大好きでした(^^♪ うんうん。わぁぃ。おいしそぉ。 にこ。






「俺ら」って
言ったよね? いま
「オレラ」って。 
ららら オレラのラになるね いま

soyo
「やさしさ」と「さびしさ」もそう
あのふたり
七割五分は
おなじ成分

soyo
サクラ色 
とかしたような
ほのかさの
朝がいいかな ついのすみかは

soyo