cap verses / そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ



 紫苑さんのシリトリ



2002

12345678910111213141516 12345678910111213141516 12345678910111213141516
08/27
「またくるね」
願いは尊く
曇りの日
日々の思いち゛りち゛りと
 ⇒

紫苑
ち゛りち゛りと焦がして
天高い思いは
はせても
もう声はリンリン ⇒

紫苑
リンリンと鳴き
季節は秋色
色彩豊かな
流れる時がまたくるね ⇒

紫苑
またくるね・・・いつ?
またくるね・・・明日?
なたくるね・・・約束!
またくるね・・・忘れた

紫苑
ち゛りち゛りと照らす
ち゛りち゛りと焦がす
ち゛りち゛りと鳴く
ち゛りち゛りと消え往く

紫苑
リンリンと鳴る呼び鈴
胸を躍らせて玄関へ
待ち焦がれた時
懐かしい記憶

紫苑
07/02
夜の静寂に包まれ
思い出すはあなたのこと
たわいも無い日々も
今はきらきら光る

紫苑
神様、あの人に
伝えて下さい
私の心は
潰れそうです、と

紫苑
ひとときの間
あなたを感じた
忘れかけた
あの時の痛み

紫苑
06/11
その人へ伝えたい
幾つもの胸のうち
近すぎて気付かなかった
大切な言葉…大好き  ⇒

紫苑
大好きなのは
晴れた日の
のどかな午後
後ろ姿のあなたに…さぁ ⇒

紫苑
さぁっと吹く風に
にわかに揺れる葉
走り出す思いを
押さえ切れずにその人へ ⇒

紫苑
06/04 今から送信
携帯の画面で
確認してね
一度限りの告白を

紫苑
画面の向こうの
貴女は遠い
心は限りなく近いのに
だから今から会いに行くよ

紫苑
家業を継ぐのは
今からでは遅い
せめてHPの思いで
悪戦苦闘するPC画面

紫苑
今から、ここを後にし
静かなる夜へと
飛び立つ
募る想いPCの画面に ⇒

紫苑
画面に残した言葉
漠然とした未来
「いつかは…」の約束を
思いながら閉じる心の鍵 ⇒

紫苑
限りなく遠くへ
部屋を去る後姿と
とめどなく零れる涙は
始まりの時、そう今から ⇒

紫苑
05/28 そこから先は
立入り禁止
あなた以外の方は
ご遠慮願います

紫苑
1個ずつを
半分にすれば
貰える人も倍
そんな小さな喜び

紫苑

05/21 止まらないよ
待ったを掛けても
動き出した心は
誰にも縛られない

紫苑
がんばれ、がんばれ
あと、もう少し
天使のあなた
初めての一歩

紫苑
元気でね
また、逢おうね
そう、言ったきりの
クラス会

紫苑
止まらない熱気
気になる順位
いつしか大声援が
「頑張れ、頑張れ」  ⇒

紫苑
頑張れ頑張れ
練習の成果を
思いっきりに
握るバトン、アンカーの元  ⇒

紫苑
元気に走ったね
ねぎらいの拍手
終始鳴り止まない
いつしか涙も止まらない  ⇒

紫苑
05/14
「これっきりにしましょ」
あなたはそう言った
僕の心は
残されたまま

紫苑
見てるから
あなたのこと
どんなに遠くても
星の輝きと共に

紫苑
靴を履いて
外へ飛び出そう
新緑の季節
良いことがきっと待ってる

紫苑
これっきりじゃあ
あれは、買えないね
値段が高くて
手を拱いで見てる ⇒

紫苑
見てるだけ
けれど
どうしても
猛烈に欲しい靴 ⇒

紫苑
靴で悩んで
でも、それに似合う服
クレジットを使うのも
もうこれっきり ⇒

紫苑
05/07 少し解った様な気がする
その立場になった時
楽しさよりも
苦しみを覚えることを

紫苑
違う方向
望まない道
その先には
何が見える

紫苑
告白は勇気
最後の一言が
言えずに
埋没する

紫苑
少し解ったよ
よそよそしい
いつかの訳
けれど何かが違う ⇒

紫苑
違うと思いたい
いつも信じていた
楽しい日々
びっくりした報告 ⇒

紫苑
告げられたこと
時の中に消えゆく
苦渋の選択
苦しみが少しわかった ⇒

紫苑
04/30 贅沢で
とても素敵な時間
それは
あなたと居る時

紫苑
犬と猿の仲
あなたと私
桃太郎では
鬼退治をするのにね

紫苑
土と共に生き
風を感じる…
どんなに田舎でも
私はここが好き

紫苑

04/23 「許してね」
俯き加減のきみに
何も言えない僕
心が砕けた瞬間

紫苑
こっちにおいで
辛くても苦しくても
みんなが居る
この場所へ

紫苑
雨音に
誘われがままに
眠りにつく
記憶の彼方ともに

紫苑
04/16 伝わったかな
朝の匂い
モーニングコーヒーと
白いYシャツ

紫苑
シャツに袖を通した
あなたを
待つかのように
ハムエッグができた

紫苑
できた朝食
いつもと変わらない
私のハートはあなたに
伝わったかな

紫苑
03/19
いっぱいの
野に咲く花を
思いながら心は
春、近く ⇒

紫苑
近くの川では
春を待ち望み
南からの渡り鳥
旅愁…何を思うぞ ⇒

紫苑
雑木林の
残る雪の下
確かな春の音
時を待つ命でいっぱい ⇒

紫苑
03/12
よくみてよ
私はここよ
人間違いの貴方に
お先に失礼 ⇒

紫苑
失礼と言って
通り過ぎる君を
追いかける
出るのは後悔と溜息 ⇒


紫苑
息を殺して願う
追いかけてきて
私はここよ
よくみてよ
 ⇒

紫苑
よくみてよ
あなたの望む人は
ここに居る
あなたの傍に居る

紫苑
失礼な人ね
断りもなく
心の中に
入って来るなんて

紫苑
息吹渡る
春の訪れに
少しづつ膨らむ
未来の夢

紫苑
03/05 耳をすませば
微かな鼓動
腕の中で眠る
安らぎの音

紫苑
ふざけてばかりで
心が見えない
本心は
何処にあるの?

紫苑
美味しいものを
あなたと一緒に
満面な微笑みと
幸福な時間

紫苑
耳をすませば
聞こえてくる
微かな
あなたの寝息

紫苑
ふざけてばかりの
空模様
明日も当たらない
天気予報

紫苑
美しい朝
生まれたばかりの
陽の光
おニューな一日

紫苑
02/26 何もない明日から
生まれてくるもの
過去になり
想い出となる

紫苑
気づかないふりを
してあげる
帰る貴方の
後ろ姿に…

紫苑
この頃
陽が長くなり
少しだけ
得をした気分

紫苑
「何もない」ないなんて
言わないで
あなたは自分の
カラーを持っているよ

紫苑
気づかないふり
春がそこまで
来ているのに
私の心は冬景色

紫苑

02/19 あの部屋へは
戻れない
心の鍵を
なくしてしまったから

紫苑
証が欲しいの
あなたの中に残る
私の言葉
居たということの証

紫苑

そこに居るよ
あなたの大切な人
気付かないの?
気付かない振り?

紫苑
02/12
帰りたくなる あの頃に
何も知らなかった頃
結末があるなんて
思ってもいなかった頃に

紫苑

ノートに書いた
貴方への想いは
届くことなく
灰になる…

紫苑
心に残るのは
優しい言葉…
もう、戻ることのない
あの日々

紫苑
02/05 午後には晴れる
心の雨
今はまだ
小雨が降っている

紫苑


1/08 たぶん貴方は知らない
私の心
臆病な心に
気付かないふり

紫苑
道、振り返ると
上ったり下ったり
曲がったり分れ道だったり
人それぞれの足跡…

紫苑