cap verses / そよ日暮らし

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おでんさんのシリトリ



2002

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01/08





以下 2000〜2001

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あの店にいつもあるのは
居心地の良さと
シェフのこだわりと
食後の美味しいコーヒーと

おでん

味わって食べてよ
そんなに急いで食べないで
おいしい? 味はどう?
えっ? 私のぶんも食べちゃったの?

おでん

秋の日の澄んだ空も
やさしい夜長も
貴女の心を想うとき
悲しみ色に暮れてゆく

おでん

暖めておいた炬燵で
気の合った顔ぶれで
熱燗なんか飲みながら
さあ鍋をつつきましょう

おでん

いそがしぶっていると
見過ごしてしまうよ
夜の美しいお月さま
かわいい瞳のお星さま

おでん

いつになったら
あなたは救われるんだろう
あなたの冬が
終わりを告げますように

おでん

一緒にいてね、のひと言が
素直に言えないから
二人で食べるほうがずっと
おいしいねなんて言ってみる

おでん

傷みを負ったその心を
癒すことができるのか
見ているほうが辛いから
せめて一緒に傷つこう

おでん

いっぽんの線を描いたら
次は何を描こうか?
何色にしようか?
描くことをためらわないで

おでん

     
     
おめでとう初優勝
一戦ごとに力をつけて
みんなでつかんだ勝利
ひとりひとりが輝いていた

おでん

追って来るかな後ろから
ドラマのように走って走って
抱きしめられて仲直り
涙が出るほど愛おしい人

おでん

 
「かえろうか」
「うん」
夕暮れのなか
たたずむふたり

おでん

軽くなるかな
話すことができて
聞いてくれて
本当にありがとう

おでん

風のドアには
鍵がかかっていません
そよ風も 突風も
いつでも吹きぬけていくように

おでん

影あるところに光あり
トンネルの中の明かり
夜空のお星さま
人生もまたしかり

おでん

がんばらないで
そばにいてくれるだけで
そうして笑ってくれるだけで
嬉しいんだから

おでん

消えたエンピツのあと
たどってみると
書いては消したぬくもりが
目にも心にもあたたかい

おでん

気づいてね
素直な気持ちこそが
心の傷をいやしたり
人を励ます力があるんだよ

おでん

記念日は晴ればかりじゃない
失恋した日、失敗した日
負けた日、泣いた日
明日天気になあれ

おでん

今日もまた一日が始まる
おんなじようでおんなじでない
雨がふったり風がふいたり
さっと心に虹がかかったり

おでん

疑問を持つ人が好き
なぜだろう
どうしてだろう
知ろうとするあなたが好き

おでん

     
     
声に出せ元気が出るぞ
言葉にして話せ
話すことで放れて行く
迷いも悩みもとまどいも

おでん

声に出すと消えてしまいそうな
大切な想い
「あなたが好きです」
心の中で書いている

おでん

声で好きになる人がいる
よけいなことは何も言わない
いつも変わらない話し方
静かな落ち着いた声

おでん

小道具は言葉?
大道具は信頼
だれの中にも宿っている
はっと胸を打つ瞬間

おでん

探している本はなくて
思ってなかった本を買い
次もまた違う本を買う
そんなことの繰り返し

おでん

   
しりとりだから楽しんで
自由に言葉を並べられる
一句とか一首なんて言われたら
とたんにぎくしゃくするだろな

おでん

じゃがいもの乱切りを
甘辛く煮立てたお肉と
玉ネギで煮込みます
ほっくりしたら出来あがり

おでん

 
すぐそこにあったのに
手をのばさなかった
すぐ目の前にあったのに
見ようとしなかった

おでん

ずいぶんお絵描きしてなくて
ああっもうっなんでだよーと
思うようにならないのに
気がついたら夢中になってた

おでん

 
責めても無駄よ
子どもには子どもの
気持ちがあるから
さびしい想いをさせちゃダメ

おでん

   
そよそよワールドは
感性の遊歩道
お月さまがきれいな日には
散歩に来ませんか

おでん

そこにいたむ トゲのあと
むねのおくのそこふかく
いつものえがおはフリしてた
からからまわる から元気

おでん

 
ためらわないで
そんなに素敵な感性なのに
ユーモアのいい湯加減
楽しい海端噴火堂様

おでん

誰が悪いわけでも
誰のせいでもない
受け入れるのも突き放すのも
あなたの気持ちひとつ

おでん

 
チームの中の自分
チームのための自分
チーム全体が見えた時
チームの中で成長できる

おでん

チョコレートを食べたいだけ
食べてもいいよと言われたら
どこまで食べられるかなあ
まだ試したことがないけれど

おでん

くにいるのに
好きなものがわからない
近くにいるのに
心の棘をとってあげられない

おでん

ちらりと顔を出した
彼女の心の裏側
やさしさの中にも
棘があることを知る

おでん

つんとして涙が出てきた
出会い頭に
ワサビのかたまり
食いしん坊のなせるワザ

おでん

   
てぶくろの片っぽが
真冬のコートに忘れられ
ポケットに眠ってた
春を待っていたように

おでん

でえと しました 息子と
映画みて ケンタッキー
ドキドキしないのが残念
でも「しあわせ」

おでん

 
とうもろこしが織りなす
うつくしいものがたり
素材を生かした人形は
夢見るようにいとおしい

おでん

どうにもできないことがある
自分にできないことがある
心が納得していない
だから無理しないだけなのに

おでん

どこですか どこにいるのと
不安になったら
自然の中に身をゆだね
風にまかせて そよいでみよう

おでん

ないものねだりばかり
ようきゅうばかりしていたら
ほんとうに欲しいものが
なにかわからなくなった

おでん

何もかも許してくれる
大人の風上にもおけない
ごうまんな私を
母親というだけで

おでん

名もない花になりたいな
晴れた日には光を浴びて
風の吹くままただ揺れて
雨には静かにうたれましょう

おでん

にべもなく打ち消さないで
あなたの言うことは
いつも正しいけれど
解答を聞きたいわけじゃない

おでん

似合わないと思って
嫌いだと思って
気のない振りして
実はとても意識している

おでん

 
ぬを辞書で開いてみたら
あらまあ少ないんだ
なんか色っぽいのも並んでいて
ぬけぬけとって 私好みだわ
 

おでん

   
     
     
ハートになってるよ
ふふふふふんだ
目だよ あなたの目
いいよ 何も言わなくて

おでん

はっとするほど
きれいなお月さまだから
時間を忘れて
無心になって

おでん

母になってみて
世の母たちに頭が下がり
自分の子を見ては
子どもたちに頭が下がり

おでん

半分コに自然に半分コに
いっこをわける子どもたち
大きいほうをとる妹
黙って食べる兄

おでん

ばかって言う人が
一番ばかなんだよー
私の口調をそのままうつす
でもかわいいバカもあるんだよ

おでん

人知れず
だんごを作り
人知れず
光らせる

おでん

火にかけたら
あとはコトコト煮込みます
あーー腹へったぁぁぁぁと
帰ってくるのを楽しみに

おでん

ピンク色のかわいい服を
着る姿夢見ていたのに
青と水色ばかり選ぶ娘
好きな色って遺伝するのかなぁ

おでん

ひとりごとだったのに
なあにと返事をされて
ひとりごとよと大きな声で
なんで言わなきゃならないんだろ

おでん

ふいに聞く問いかけ
どちらが好きなんて
考えたことなかった
みんなみんな好き

おでん

ぶっきらぼうに荷を取って
歩をゆるめて並ぶ君
いつになく饒舌で
心配顔が頼もしい

おでん

ふと気がつくとまりっぺは
いつも元気で明るくて
いてくれるだけで ほっとする
あたりまえじゃないのにね

おでん

プライドをたたくと
ほこりが出るのか
なみだが出るのか
じつにやっかいなもの

おでん

ベランダでながめると
景色も人も自分さえ
時の中を ゆっくりと
いい感じで流れてゆく

おでん

   
     
「待ってます」というのが
どうにもこうにも苦手です
とくに子どもに関しては
後悔先に立たずの連続です

おでん

まるで歯が立たない
何が違うのか
この差はなんなのか
ボールが奪われてゆく

おでん

窓をあけましょう♪
呼んでみましょうサザエさん
みんなでくすっと笑って
日よう夜の幸せの瞬間

おでん

みなぎっている
力がわいてくる
何が起ころうと
向かっていける

おでん

   
無力だと思った。
ただそばにいて
なんにもできない自分。
できないぶん考えて揺れた心。

おでん

   
     
もう平気
肩の力が抜けたみたい
もう平気
心が自由になったみたい

おでん

もういいかい
まあだだよ
さがしているのに
みつからないのはなぜ?

おでん

 
柔らかくもっと柔らかく
心は動くものだから
ふるえたりゆれたり
抱きしめられたり

おでん

   
指のきれいな人を見ると
なぜかドキドキしてしまい
だんだんクラクラしてきて
美しさに見とれてしまう

おでん

   
     
ラーメン食べたいな
ズルズルズルツルツルツル
汗をかきながら
じゅるじゅるちゅるちゅる

おでん

乱文乱筆失礼しますって
昔は謙虚に書きました
今はみだれることはたのしくて
楽文楽筆の域を目指しています

おでん

 
りんごって
姿も可愛く香りもいい
味も良ければ 腹もちもいい
どんな料理も気分次第

おでん

   
     
     
     
わかっているようで
わかっていない
ひとのこころのふくざつさ
みんなまるいわけじゃない

おでん

わからない人の心
理解しようとしても
むずかしいこと
だから明日がある

おでん

 
A
B
C
  do your best
dを見るとよみがえる
唱えるような教師の顔
テスト前がフラッシュバック

おでん