cap verses / そよ日暮らし

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那音さんのシリトリ




2013
03/01

「証を見せて。 誓いをたてて。」
だけど本当は
あなたの優しいキスに
いつも両方入ってる

那音
決意するまでもなく
先への道はただひとつ
振り返れば足跡は
よたよたと けれど一本

那音
素敵だね ただ青い空が
楽しいね ただ揺れるカーテンが
泣いて笑うだけのきみに
春の気配が伝わるといいな

那音









2002

12345678910111213141516 12345678910111213141516 12345678910111213141516
09/03 ヒマに任せて
2000ピースのジグソーパズル
本当はキミが来るのを
待ってるけど

那音
デジタルな1と0で
白黒の編み込み模様
原因と結果はきっと
そんなに簡単で複雑

那音
堪らないよね
やけに疲れている時や
泣きたい時に限って
君が居る

那音




以下 2000〜2001

  12345678910111213141516 12345678910111213141516 12345678910111213141516
あなたにあげる「あ」
悪夢のような現実。
あなたにあげる「い」
悪戯のつもりだった、恋のなれの果て

那音

あなたにあげる 氷の触れ合う
そんな澄んだ冷たい夜を
よいの回らぬうちに
柘榴酒に浮かべたのはピンクの涙粒

那音

悪どい罠に引っ掛かり
暑くて寒くてぼろぼろで
有りそうで無い対岸の
在りし日の陽炎を追い駆ける

那音

     
うしろ、
を見て。
ほら、
・・・・・ねぇ?

那音

   
     
     
花弁に埋めた白い肌を
朧月夜に透かして見せて
甘い匂いのたち込める
茉莉の花の垣根のそばで

那音

仮面から覗く瞳がふたつ
黄色と碧色、ふたりの瞳
さよなら、またね
そう言っていた

那音

 
     
     
     
     
     
冗談じゃない。
怒ってそう言ったのは君だけど
冗談じゃない。
静かにそう言ったのも僕だった。

那音

   
スパイするよりもあからさまに
探偵するよりも露骨に
私は目指したところへ向かう
そうして奈落に落ちる

那音

   
     
そこにいた筈の君が
気づけば欠き消えるように
僕らの間に幕が落ちた
それの名は――"沈黙"。

那音

   
たまに笑って そうしながら
私の胸を刺して下さい
血にまみれたその指で
頬をなぞって欲しいのです

那音

   
     
釣り合いの取れない
狂った天秤にかけられて
釣り合ってしまった
鎮魂歌と子守唄

那音

   
     
     
ないものねだりをしよう
此の世にないものをねだろう
そうして君は
身を空に投げるんだろう?

那音

流されるままに流れ、
凪いだ海に辿り着いた
薙ぎ倒された君の怒りに
華やいだくちづけを

那音

 
     
     
     
     
馬鹿にした
その言い草は照れ隠し
分かっているから
たまに笑って

那音

   
     

武器がないなら
黙ってそこに居て
私が手を伸ばせば
届くその距離に

那音

降りそそぐ
きみの笑顔が見えなくて
だから嫌なの
夕立ちの夜は

那音

 
ベジタブル・ソースで
野菜サラダを食べよう?
もう起きた方が良いよ。
ほらもう腐り始めた。

那音

   
     
まゆげの角度は 君の
意志の強さ
もう追いつけないよ
曲がり切れないカーヴ

那音

   
     
     
目隠し鬼さん、
そこで待ってて
私がそばに
居てあげる

那音

メランコリィの花束。
君から僕へ。
シンメトリィを描いて
広がる白いスカート。

那音

 
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
A
B
C