cap verses / そよ日暮らし

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らうらさんのシリトリ



2002

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01/08





以下 2000〜2001

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足は地に縛られても
顔は空を向いてるよ
目が青さを確かめて
口が笑うよ大きな声で

らうら

   
いろいろあるよまとめて千yen
高けりゃどうだ五百yen
ええい持ってけ五十yen!
・・・あ・・・壊れてる

らうら

   
     
えがすきなの?それとも
えのなかの人?たまには
あたしも見て頂戴  綺麗
じゃなくても 見て頂戴

らうら

   
おやすみなさい 酒漬けの脳みそ
おやすみなさい 昨日の優しさ
おやすみなさい 今日の夕暮れ
おやすみなさい、ぜんぶ

らうら

   
からまわり
頭のなかとか心とか
もっと楽に
できたらいいもの

らうら

肩をたたいても
あたしの力じゃ全然効かず
苦労かけて申し訳ない
と思ってはいる 不肖の娘

らうら

 
凝視してもみえなくて
捕まえたのにみえなくなって
確かなものは何一つない
だからあいつにすがりたくなる

らうら

   
     
げに蒼き空である
その向うには宇宙がある
げに寂しくなってひとは
こころを飛ばしてみたりする

らうら

   
     
     
しどろもどろに
舌がもつれて
滑らかな言葉は
ただ からまわり

らうら

証拠隠滅
会者定離
愚者何時
其侭我良

らうら

 

スキップららら
見てみてへへへ
おやおやははは
やっとできたね。

らうら

   
制服だったらドイツ軍のが
いいかっこいい
でも やっぱり
いらないや

らうら

星間飛行できたらね
火星にいって太陽越えて
うちゅうの始まるところまで
時がうまれるところまで

らうら

 
     
     
     
つんとして みたいっす
それで君が慌てたら
きっとすごく楽しいワ
・・・いじわるですなぁ(笑)

らうら

   
     
どこにもいないそいつは
どこでもない場所でそっと
どこのでもない歌をそっと
奏でている そんな気がする

らうら

   
名 って変な字です
名 はまだありません
なんでって猫であるから
名 はやっぱり「そーせき」でしょう

らうら

   

にあわないなら
全部捨てちゃえ
自暴自棄なんかじゃなくて
ホントを探してるだけだって

らうら

   
     
眠れる日は嘘でしょう
眠れない日も嘘でしょう
眠ってるときだけが本当で
夢を見た後は泣くのでしょう

らうら

   
     
花さく季節に生れたかった
もっと優しくなれたかも
それは嘘でたらめだけど
一部だけはほんとだよ

らうら

馬鹿 あほ チンドン屋
あんぽんたんの ドゲジョ
むかしのうたは三つめが職業差別で
いちばん最後は
嫌いなセンセイのあだ名

らうら

ハートはみんな
翼をつけて風船になれ
地面に縛り付けないで
でも空ばかり見てないで

らうら

パレットに絵の具をおいて
描きたい絵を思い浮かべた
めんどくなってぬりたくる
いいかんじいいかんじ

らうら

パズルのかけらは
理由の分からぬ たからもの
捨ててすっきり
おもいでの影

らうら

バタンと閉める
昨日の夜を
徹夜のあとの
ベランダで

らうら

人見知りする
そんな癖も可愛いの
早く帰っておいでよ
つるちゃん

らうら
────────────
‘つるちゃん’はうちの一代目・亀。
行方不明中です(爆

   
ふいに聞く
梅雨のあいまの川のおと
落蛍の
ほのかなひかりの白昼夢

らうら

   
     
ぼたん雪
つもらなくても
あなたはとても優しいです
あなたはとてもきれいです

らうら

   
またあしたがきて
またよるがくる
今日は遠退く
誘蛾灯の向こう

らうら

眉毛がひさしみたい
医学部の門のエラそーな胸像
今はなつかし村山さん
電車で隣に座ったおっちゃん

らうら

窓をひらくよ
黴だらけにしないため
いつもおんなじ景色でも
いつも風があたらしい

らうら

     
むずむずするの
ねこのしっぽにリボンつけたくて
おしりにしっぽがはえかけて
いいたいけれどいえなくて

らうら

   
     
モラトリアムを歩行中
かなしやモスラ蝶にはなれず
ライトアップして頂戴
かなしやモスラ輝きもせず

らうら

   
     
     
     
     
りんご りんご りんご
優しい響きでむいてみて
りりりるるれれろろ
電話待ちながら

らうら

   
     
     
老婆の口が喋っています
口のなかから蛾が出てきます
いくつもいくつも出てきては
ひらひら飛んでどこかにいきます

らうら

   
     
A
B
C