cap verses / そよ日暮らし

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きあぬさんのシリトリ



2002

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以下 2000〜2001

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あなたにあげる風船に
私のつぶやきとじこめて
だんだんおおきくなって
割れそうよ

きあぬ

あなたにあげる
あなたの分身
おんなじ顔でおんなじ仕草
でも愛の形は違うのね

きあぬ

あの店に いつもの時間
あの席に いつも坐って
そのうしろ 私はひっそり坐る
でも今日は いないのあの人

きあぬ

あめふりの
思い出ごしに傘見たら
あめつぶおちた
目の中いっぱい

きあぬ

     
うなぎは嫌い
アナゴは大好き
嘘は嫌いで
あなたも嫌い

きあぬ

うしなった恋
思い出カンヅメ作るため
すり身作りの恋三昧
今日もカマトト恋探し

きあぬ

うそつきカラスのお散歩は
単独飛行で淋しいの
さっきの雀が気になるが
引っ込みじあんがわざわいし

きあぬ

     
おやすみコールも
なかなかに
できないくせに
非通知設定しないでおこう

きあぬ

   
かえろう、かえろう、かえろう
誰もいないから帰ろうよ
私しかいないから
帰ろうよ

きあぬ

軽くなるかな
打ち明けられたら
でもでもと
あたまのなかで こだまする

きあぬ

かえろう
誰もいなくて居心地いいのに
帰るしかない
一人旅

きあぬ

軽くなるかな
あきらめられたら
やっぱりむりむり
すきなんだ

きあぬ

影法師
そんな恋して草臥れて
傘欲しい
あなたと私のアイアイ傘

きあぬ

軽くなるかな
ゆううつが
みかけだけでも
装いかえて

きあぬ

傷つけあうこと
傷なめあうこと
傷さけること
みんな愛し合うこと

と思う私は
傷つくこと怖い
愛乞うばっかりの
ないものねだり

きあぬ

   
     
幻覚、錯覚、媚薬とな
恋の魔法にかかったら
オーラだけでも
贈っておこう

きあぬ

   
     
探し物は何もない
見つける気力も何もない
雨が降っても傘がない
誰かが探してくれるまで

きあぬ

   
しどろもどろも恋のうち
赤になったり青になったり
リトマス紙みたいな
恋のはじまりはじまり

きあぬ

   
スパイスと私の笑顔で
アレンジの
レトルトも変身
なかなか美味です

きあぬ

ずっとずっとずっと
待ってたんだよね
涙乾くまでみつけて欲しくて
鬼になれない かく恋慕の女の子

きあぬ

ずっと見ていた少年が
ずっと同じくかくれんぼ
ずっとずっと見てたんだ
いつ出て行こうかかくれんぼ

きあぬ

ぜんぶみな
しまって蓋して投げつけた
思いはとっくの
むかしばなしかと

きあぬ

   
     
たまに笑って声あげて
また押し黙る
これも手なの
おんなの浅知恵

きあぬ

たまに笑って
さよなら言って
星空見上げて
乾かす涙

きあぬ

 
チョコレート
ほおばり
あとひとつ、もうひとつ
やっぱりぜんぶたべよかな

きあぬ

   
     
でもね
心のどこかのすきまにね
ずっといてくれたらね
どこにいてもいいんだよ

きあぬ

てぶくろがわりのポケットに
いっしょにつっこむ手のぬくもり
抱きしめられて確かめる
大きな大きな抱擁みたい

きあぬ

てんてんてぶくろ
おねだりしてる
ボンボンついてる
かわいいミトン

きあぬ

ドコニモイナイ
ココニモイナイ
王子様なんて
本当はいないんだよ

眠れる美女よ
待ってるがいい
誰もこないからね
いつまでも眠っておいで

ロマンスの花はね
みんなこの老婆が食ったのさ
さあみんなでなかよく
呪文を唱えようかね

ドコニモイナイ
王子を待って
年老いてゆく眠り姫
どうどう巡りの夢の中

眠れない夜の
独り芝居
破れかぶれの
おとぎばなし

老婆は知らない
王子は
方向おんち
だったのさ

きあぬ

トントンとんがり帽子
かあさん編み編み
ミトンとおそろ
ボンボンもおそろ

きあぬ

どこですか
聞きたいけれど聞けなくて
聞けないのどこですか
いつまでたってもとんがる口

きあぬ

 
流れ流れて
おんなの涙
いつも悲しさ
だけじゃない

きあぬ

流れ星みつけて
目で追って
願い事など
する気もないけど

きあぬ

 
苦い珈琲もっと苦く
大きなため息
小さな声で
会いたい と。

きあぬ

にあわない
ニアワナイ
似合わない
あなたには

きあぬ

にあわない
そう
やっぱりピンクは
にあわない

きあぬ

脱いだ上着かたづけて
そしたら、チョコ
あげてもいいよ
ひとつだけ

きあぬ

   
     
     
ハート模様の
エプロンかけて
かがみ覗けば
やっぱり にあわない

きあぬ

ハートハート
あなたのハート
どこにある
みせてください ほんとのきもち

きあぬ

ハートかたどり
チョコレイト
つくる勇気も
ないくせに

きあぬ

花を飾りたくとも
花はなし
華はなくとも
この鼻愛想よし

きあぬ

火の美しさ 雄雄しさを見たのは
キャンプファイアーの漁り火
火の燃え立つ様の厳かな
子供の目にも強く焼きつき涙した

きあぬ

ピンクのほっペた
かわいいと
言ってくれても
あげないよ

きあぬ

人恋しく仕方ないから
帰ろうよ
あの人に逢いたいから
帰ろうよ

きあぬ

人と人
あなたと私
寄り添えないのに
帰るのはあなたの傍か

きあぬ

ふいに聞く
あなたの消息
聞こえないフリするのは
衝撃が大きいから

きあぬ

ぶっきらぼうに答える声の
その奥の奥のまた奥の
ひらひらの震え
聞いてくれたらうれしいな

きあぬ

 
ベリーで最高
あなたと私
食卓にぎやか
見た目で勝負

きあぬ

   
     
窓辺できどってる
でも
背中がわらってる
おどけてる

きあぬ

まどろみの午後
おもいつき
ピンクの口紅
のせたとさ

きあぬ

 
みっつ数えて決心し
やっと腰をあげたのは
ひとりごとにも飽きたから
帰り道も一人だし

きあぬ

みえない壁を
築いてしまった私の罪は
裁けない消えない謝らない
でも 待っててくれんのね

きあぬ

 
     
目のしっぽ
追いかけてるのは
星の燃え滓
もう遅い

きあぬ

めざめ良く
頭の奥の太鼓が鳴れば
ずんどこどんどん
心の色なに色はればれと

きあぬ

 
もしピンクが似合っても
あなたに見せるの
はずかしい
へそまがりには似合わない

きあぬ

もういいじゃない
素直になりなよ
わかってるよ
言わなくてもね

きあぬ

 
     
     
     
     
りんりんりんと
こだまして
あえばやっぱり 
うつむいて

きあぬ

りんりんりんと
愛のすず
鳴らしてあなたに
微笑み贈る

きあぬ

りんごむきましょ
お昼のあとに
あなたびっくりするでしょ
かわいい私

きあぬ

     
     
     
悪いことわかってる
人の物欲しがってはいけないと
母にもずっと言われてた
でも欲しいあなたの心が・・だめかな

きあぬ

悪いカラスと雀がね
青空高くすれ違い
そ知らぬ顔でみぎひだり
多少の縁はあったのか

きあぬ

 
A
B
C
Feering
いつもの曲
いつもの珈琲
いつもの私とちがう

きあぬ