cap verses / そよ日暮らし

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 蛍さんのシリトリ



2003

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02/11 緑色のランチョンマットみたいな
ちっこい布を乗っけられた
猫が手術台に縛り付けられ
見ないでよ〜って睨んだ。

いつもとなりに感じるのは
どっちかと言えば不幸せ
いいよそれでも負けないもん
疫病神も手下にしちゃえ!

これからなんて考える
余裕もなくて毎日が
過ぎていくけどドンガバチョ!
明日がダメでも明後日があるさ



これからを夢見ているから
生きられる
ずっと先のこれからは
私にきっと優しいかもね。







2002


12/17 きっと空からシアワセが
降ってくるって信じてる
オトナになった今でもずっと
笑われたって信じてる

あなたにあえて良かったと
そういえる人まだ見つからない
どこで道草くってるの?
私はここで待ちぼうけ?

くだらないと笑われても
バカみたいと思われても
そんなこといいよど−でもいい
私にとって大切ならば・・・



苦痛のはてに難産で
聖なる夜に産んだ子は
母の苦労も知らずして
今年は彼女と過ごすんだって

12/03 信じてしまうその瞳
悪いことなんてしてないよ
無邪気な天使の顔してさ
私のパンプス噛んでたくせに・・・

乾杯って、おめでたくはないけど
毎晩、毎晩自分に乾杯!
これで最後とおもいつつ
あと一杯が悪い癖・・・

迷子になるから地下鉄嫌い
迷子になるから地下街嫌い
コンクリ−トに阻まれて
携帯も私も圏外になる。


信じてしまう健康法
あれを食べたらお肌にいい
これを食べたらやせられる
食べたら太るに決まってる

11/26
行方知れずになっていた
私のココロの恋心
見つけたけれど今はまだ
そっとしまっておきましょう

忘れ物も捜し物も
いつだって見つからない
気がつかない
忘れた頃に思い出すから


あなたって人は!
って笑って許してくれる
私のいろんなダメなとこ
だから私、あなたが好き

11/12
助けてと小さな瞳が訴える
物言えぬ幼き獣
辛かったね、でも大丈夫
もう二度と不幸にしないよ

再び会いたいのは
別れた恋人ではなく
離れて暮らすトモダチ
今頃ど−してるかなん?

灰色なこと多いけど
ぽっと灯るあたたかさ
それ以上は求めない
それだけでじゅうぶんだよ

助けて!私の靴を・・・
助けて!私のパンツの裾を
やんちゃなワンコがかじるんです
天使のような顔してサ


灰色があるから
茜の空が素敵に見える
灰色があるから
空の青さが嬉しい。


11/05 助けてと素直に言えた
どうしてだろう不思議だね
強がりもいいかっこも
あなたの前ではみんな溶けた

再び君はやってきた
恋人より親より兄弟より
私の赤裸々知ってるね
私も知ってる君の赤裸々

灰色に街の景色が移りゆき
マイナス100℃の寒気が来たら
君の弱気も凍らせて
シベリアあたりに飛ばしちゃえ!

助けてと言わなくたって
わかってる
聞こえてきたよSOS
大丈夫だよ私がいるよ



10/29
ほどほどに、出来るくらいなら
苦労はしない、何もかも
ほどほどが出来なくて
いつだって悪戦苦闘なんだもん

三日後は私、笑っているかしら
それとも泣いているかしら
明日の事すらわからないから
靴を飛ばして、天気占い

嬉しくて団子になってる
2匹の子犬
組んずほぐれつ河原の夕暮れ
見てる私も一緒にもつれて・・・

ほどほどに出来たらいいな
何もかも・・・
お酒も恋も人生も・・・
出来ない癖に無い物ねだり


10/22 怖いからホラ−映画は見ないけど
眠れない夜テレビをつけて
いきなり出てくるあの恐怖
よけいに眠れなくて・・・怖い

ライブで会社に実況中継した!
見ず知らずの人が車を止めて
私の車を田んぼから上げてくれるのを
そして10分遅刻する事を・・・

階段を駆け足で上って
息を切らして上って
ふと振り向いて思う
下りるのも大変だ!




        

階段の踊り場で立ちつくしてる
私はこれから上れるのかな
それとも下りようとしてるのかな?
5時30分の夕日が紅い

10/08 占いをチャンネル変えて
チェックして同じ星座に
最高の星座と最低の星座
今日はどっちを信じよう?

舞茸とシメジと栗とエリンギで
秋のおこわを作ったの
とっても美味しく出来たのに
湯気の向こうはかすんでおぼろげ

チケットを渡されたけど
行き先も日付もなくて
いつ行けば、どこに行けば
いいのだろう?

占いがどうか外れますように
そう思う日がこの頃多い
そのくせ良すぎたら
疑うくせに・・・

舞うように跳ねるように
庭中を私の箒についてくる
生まれてまだまだ6週目
小さな犬歯が踵にガブリ

チケットが届いた時は遅すぎて
別の電車に乗りました
も少し早く届いてたなら
行けたかもね、同じ場所・・・

10/01 プラチナチケット・・・
シアワセになれる
プラチナチケット・・・
高くて私には買えません。


わかりますなんて言葉を簡単に
言わないでよね!永遠に!
わかってもらえないこと
わかってるから・・・

檸檬の木が堅く青い実をつけて
風が冷たくなってきて
空が高くなってきて
私は寂しくなってきて・・・





     
わかります?私がどれほど
傷ついたか?
わかります?
私がどれほど傷つけてきたか・・・

冷酷にYesかNoか好き嫌い
つけてしまえば楽なのに
YesとNoの真ん中で
決めかねているトランプ占い


わかります、そう言ったのは嘘じゃない
わかってあげたかったから
ホントにほんとに心から
貴女をわかってあげたくて・・・

 


09/17 あのころは強がって背を向けた
弱い自分を見せたくなくて・・・
今もやっぱり背を向ける
きっと私強くなれたから


夕方の黄昏時の切なさは
秋から冬へと切なさを増す
いっそ暮れてしまえばいい
そしたら星が煌めくから・・・

凍ったこころを溶かすのは
夏の暑い日差しではなく
凍ったこころを溶かすのは
誰かの熱いホントの涙

09/10 100円玉で買えるぬくもり
熱い缶コ−ヒ−握りしめ〜♪
尾崎豊の歌にあったよね
そのぬくもりなら私にも買えるかな・・・

お昼寝してたら夢をみた。
人間の子供くらいあるカマキリに
追いかけられて恐かった
夢占いではどんな答え?

ネコの目のようにかわる時代
人も心も・・・
それでもしなやかにしたたかに
ネコのように生きてみたい。

          お昼寝してたら犬達も
ぺたんと私にくっついて
川の字になってごろごろと
小さな寝息をたてている。

09/03 ヒマって言えるほどのゆとりはなく
忙しいって言うほど忙しくもなく
中途半端な気持ちの
中途半端な午前0時

デジタルな無機質な箱のこちらには
とってもアナログなワタシがいて
つながっている向こう側
暖かい人がいる不思議

たまらないよね!そう言えるのは
きっとまだまだ大丈夫
本当にたまらなくなった時
言えなくて言葉を飲み込む。

ヒマになったら何しよう
ヒマになったらお掃除しよう
ヒマになったらお料理しよう
そして言うの「忙しい〜」って

デジタルな回線が
あちらこちらで会話して
ホントはみんな
ぬくもりが欲しいんだよね?

たまらないよね、暑くって
それでも三月もたてば
たまらないよね、寒くって
そう言っている自分が見える。

08/27
またくるね、楽しかったね
そう言って、一人一人に手を振って
ホントは帰りたくなくて
また振り向いて手を振って・・・

ぢりぢりと くすぶっていた
遠い過去 
もう思い出になったはず。
夕立と一緒に流れてしまえ

リンリンは遠い昔の電話の音
リンリンは秋になく虫の声
一生懸命羽ふるわせて
みぢかい季節を凛々と・・・

またくるね、帰りたくないとダダこねた
小さな瞳がいじらしい
やんちゃ坊主のくせしてさ
やけにキュンとくるじゃない

ぢりぢりと真夏の日差し
遠くで雷の音
夏が終わる
ただそれだけなのに悲しいよ

07/25
広がる広がる梅雨明けの空
青い空にとりどりのかたちの雲たち
強烈な太陽の日差しが
私を灼く ぢりぢりと・・・

雨宿りしたい場所には帰れない
雨宿り出来る場所には行きたくない
そんな小さな傘じゃ二人とも濡れちゃう
だから私は走り出す「えいや」って・・・

へっちゃらだよ、何でもないよ大丈夫
いつだってどんな時だってそう言った。
ほんとうはへっちゃらじゃない時は
ひとりで泣いた 声を出して・・・

広がるイマジネ−ション広がる夢
いくつになっても捨てられない
だから生きてる、今日も生きてる
遅咲きだってかまわない、きっと咲くから・・・

07/09

痛みから 解き放たれて
どこにでも行ける翼 
手にいれましたか
さよなら・・・またいつか

外側の 洋服とか ピアスとか
包装紙を外したら 
武器をもたない兵士のように 
あるのは ただただカラ元気 

痛みをひとつ 乗り越えるたび
少しずつ ほんの少しずつ
強くなった ワタシ
エライでしょ?ねぇ誉めてよ

開いて 見せてくれたココロ
気づかないふりして ごめんね
傷つけあうようで 恐いから・・・
今のままで いさせて下さい

07/02
神さま あなたは誰ですか
この国には八百万の神がいます。
とうとうと流れる滝も 大きな杉も
蛇もキツネも みんな神様

ひととき まどろんでいる間に
夢を見て 泣いて目が覚めた
素敵な夢なのに泣いたのは
悲しみじゃなく 心にしみたから

夜が好き 誰にも邪魔されず 
私だけの夢をみられる
夜は優しい たとえ何があっても
やさしく私を包んでくれる


神さまがいるなんてホントは
信じてないくせに 
辛い時 困ったとき呼んでしまう・・・
神様 アナタはいったい誰ですか?


ひとときだけ 心を預かってください
そんなふうに言えたら
きっと 心が軽くなるのに
そんなこと 誰にもいえない。


06/25

ぷうんと雨の臭いのする空に
雲の切れ間の星達を・・・
草いきれのする河原に寝ころんで
ただ見ていたいだけの夜

やせがまんは時にするけど
我慢はキライ・・・
我慢してると私の中のエネルギ−が
爆発してしまいそうだから・・・

大きいもの、おおらかなもの
おおきな夢、おおきい心
いくら手足を伸ばしても
ただただ憧れるばかり