cap verses / そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ



 

           ベンジャミンさんのシリト

2007


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10/01 ダラダラ過ごす
何年ぶりかの
ひとりきりの一日
自分のために ダラダラと

ベンジャミン
あるとき
あなたと出会った
あれから20余年
あなたに贈る 感謝状

ベンジャミン
好きです たった一言
あのとき 言えたなら
でも 言えなかったからこそ
私は今 ここにいる

ベンジャミン
09/01 大声で
名前を呼べば
笑顔が浮かぶ
盂蘭盆会

ベンジャミン
41歳の私は輝いていた
何の不安も心配もなく
あれから沢山失ったけど
また得るものもあると信じたい

ベンジャミン
情けない、いい年をして
いつまで泣いてるの?
生かされている今を
大切にしなきゃ、私。

ベンジャミン
08/01
悪口って
言うことも
言われることも
かなしい

ベンジャミン
事もなげに
大変だね、って言わないで
私毎日必死なんだから
大変だと思う暇ないんだから

ベンジャミン
ムーンライトソナタ
ふっと聴こえた
こんな大きな満月の夜
うんとう〜んと遠くから

ベンジャミン
07/01 るりまつりの
花咲く季節
淡水色の
夢をみる

ベンジャミン
さようなら 忘れない
涙ながらに叫び続けた
あの日がだんだん
遠くなる

ベンジャミン
届くまで 何度も祈る
神様が本当にいるのなら
何度でも いつまでも
たったひとつの願い事

ベンジャミン
06/01 咲く花たちに
ありがとう
今日ここで会えたこと
本当にありがとう

ベンジャミン
二人と一匹
毎日歩く 散歩道
いつ どこまで続いているの
寄せる不安を 押しこめて

ベンジャミン
画家の名前で魚鳥木
モディリアニだけ言えた彼
制服の日の思い出は
ほんのり切ないラムネ色

ベンジャミン
05/01 眩しくみえる 我が子たち
いつのまにか こんなにも
大きくなった 翼をひろげ
迎えた 今 巣立ちのとき

ベンジャミン

待つ
じっと待つ
来る
きっと来る

ベンジャミン
春よ、春なのに
なぜこんなにつめたいの
ほかほかの春の陽ざしを
凍えた心に届けてよ

ベンジャミン
04/01 あちこちに
落しもの
ひろいあつめて
出直すの

ベンジャミン
笑うあなたをみていたい
10年先も20年先も
100年先も
ずっとずっとその先も

ベンジャミン
道はひとつ
まっすぐじゃないけど
谷あり坂ありだけど
私はたったひとつの道をゆく

ベンジャミン
03/01 春、待ちながら ちくちくと
君、待ちながら ちくちくと
ひと針ごとに 春が近づく
ひと針ごとに 君も来る

ベンジャミン
またさがしてる 君のこと
どんなにあいたくても
もうあえないこと
心でわかってるのに

ベンジャミン
どこまでも 続く空
両手に一杯 抱きしめて
いつしか 私のなかも
胸いっぱいの 茜色

ベンジャミン





2006





2005





2004
09/14 しらないことが
おおすぎた
だけどしらないほうが
しあわせだったのかな

ベンジャミン
かなわない夢だと
かなうわけないと思ってた
それでも百分の一くらい
夢がかなった「そよ日暮らし2」

ベンジャミン
だきしめて
波の数だけ
星の数だけ
それからあなたの愛の数だけ

ベンジャミン
07/20 ポケットにつめこんだ
思い出たちを道連れに
私の旅路は今
これからが峠越え

ベンジャミン
食べて 寝て
起きて 笑って
くるくるとはたらいて
これが私の幸せ日和

ベンジャミン
みたい ききたい
しゃべりたい あるきたい
そんな願いをもつ人の
支えになりたい 微力でも

ベンジャミン
06/29 約束は たとえ
守れなくても
守ろうと 頑張った
そのことが 大切

ベンジャミン
グッチの財布
ヴィトンのバッグ
そんなもの いらない
あなたがいてくれるだけでいい

ベンジャミン
消さないで 心の灯りは
ついででいいから照らしてね
君のお隣 お向かいさん
みんなで灯りを分け合おう

ベンジャミン
06/22 お願いします
愛してあげて
あなたをえらんで
産まれてきた子だから

ベンジャミン
夜がくるたび
今日も一日ありがとう
朝がくるたび
今日も一日よろしくね

ベンジャミン
るりかけす
しりとりの「る」で
つまったときには
必ず出てくる小鳥の名

ベンジャミン
06/15 遺言を もしも書くなら
たったひとつ
時々でいいから
私を思い出し続けて

ベンジャミン
感じたまま 素直なまま
綴りたい それだけなのに
見栄が邪魔をする
大人になるって 悲しいな

ベンジャミン
ギリギリまで我慢して
ギリギリまで頑張った
でももうや〜めた
私の人生は私のために

ベンジャミン
06/01 ふたりきり
照れるよね
けれど今こそ言うよ
会えてよかった、と

ベンジャミン
すぎゆく季節
ながれる時間
今この一瞬が
永遠であれと願うのみ

ベンジャミン
見えないものを見て
聞こえない言葉を聞く
年をとるってそういうこと?
悲しいよ、お義母さん・・

ベンジャミン
05/18 まっててくれる
ひとがいる
それがわたしの
生きる意味

ベンジャミン
日が暮れる
早く帰らなくっちゃ
あなたのもとに
いそいで辿りつこう

ベンジャミン
わがまま 最後に
ひとつだけ言わせて
あなたはあなたのままで
どうかずっと変わらないで

ベンジャミン
04/13 好きなもの いっぱい
かぞえきれないくらい
あぁ うまれてきてよかったなぁ
こころから そうおもえるよ

ベンジャミン
翼はいくら待っていても
生えてこなかったけれど
いつしか飛べるようになっていた
心もかるく この青空を

ベンジャミン
ピエロになって
君をにこにこさせたい
君の笑顔が一番だから
それだけが僕の望みだから

ベンジャミン
03/23 国を挙げての応援背負い
駆け抜けたあの日から四年
Qちゃん お疲れさま
これからは自分の為に走ってね

ベンジャミン
まわる 季節
くりかえす 日々
見慣れた景色の中でも
毎日 今日が特別の一日

ベンジャミン
新学期はいつも
おろしたての白い靴下
席替えのくじではじまる朝
あのときめき 今もあざやかに

ベンジャミン
03/02 花びらひらひら舞い落ちて
君の学生服の肩の上
そっとつまんで生徒手帳に
そんな私の遠い春

ベンジャミン
わくわく
どきどき
あえるかな
こんな春の日

ベンジャミン
たたずむ 心
暮れゆく 空
私は私の影法師と
ひとつになって溶けてゆく

ベンジャミン
02/24 嬉しくて
こんなにも
あなたの笑顔が
はじけた 春

ベンジャミン
光あふれる交差点
ここで出会って
ここでさよならしたね
忘れないよ 春の光

ベンジャミン
つなげてしあわせ
カラフル小布
あなたの心も
つないじゃおっと

ベンジャミン
02/03 暗号 わたしが
必死で放った
暗号 あなたが
気づいてくれるのはいつ

ベンジャミン
帰りたい あの日に
帰りたい 時々たまらなく
帰ってみたところで たぶん
同じこと繰り返す気がするけれど

ベンジャミン

黒髪が風にゆれ
心ときめくひととき
そんな情景はもう
化石になったのかな

ベンジャミン
01/27 まるごとだいすき
きみのことならぜんぶ
しんぱいしないで
まるごとうけとめてあげるから

ベンジャミン
よるべない気持ち
抱えてひとり冬の道
凍てつく空に瞬く星々
あなた達ならわかってくれる?

ベンジャミン
ラーメンの湯気のむこうに
とびきりのあなたの笑顔
ありがとう これからは
ずっと一緒に歩こうね

ベンジャミン






2003

12/16 恋しいのは
あの人 それとも
あの人を恋しく思う
私の気持ち どっちかな

ベンジャミン
さようならを言われたときの
あなたの顔 あなたの声
幾度も思い出しては
やっぱり かなしい

ベンジャミン
お願いします
私はただ あなたの
傍にいたいだけ
隣の席を一日だけ空けてください

ベンジャミン
12/09 背中を見ると
泣けてくる
こんなに小さくなって
お母さん

ベンジャミン
たからかな歌声を残して
姿を消してしまった友
また会えるその日まで
雲の上であのソプラノを聴かせて

ベンジャミン
針を刺そう
私を蝕んでいく
邪悪な心に
力いっぱい針を刺そう

ベンジャミン
11/25 並んで歩きたかった
いつもの この道
落ち葉の音をききながら
今年も君と一緒に歩きたかった

ベンジャミン
かなしすぎると
涙も出ない
声も出ない
私 瞬間冷凍したみたい

ベンジャミン
だからね
言ったでしょう
私に触れると
火傷をするよって

ベンジャミン
11/18 ある日
あなたに出会った
それが わたしの
二度目の誕生日

ベンジャミン
ありがとう
私と出会ってくれて
私をえらんでくれて
私と歩いてくれて

ベンジャミン
気持ちをこめて
祈ります
いつか願いは叶う
きっと気持ちは届くから

ベンジャミン
11/11 二人でいても
一人でいるより
もっと寂しい
そんな夜もある

ベンジャミン
でもね、それはね・・
だって、だからね・・
いつものいいわけ
だまってきいてくれてありがとう

ベンジャミン
いいのみ友達でいよう、これからは
突然そんなこと言われても・・
じゃぁ熨斗つけて返してよ
私のありったけの気持ちを

ベンジャミン
11/04 赤い靴がほしかった
似合う服もないくせに
だけど 赤い靴なら
歩き出せる そんな気がした

ベンジャミン
「指輪をもらったの」と
娘のきらきら笑顔
近頃の高校生は、と唸る私に
「お父さんには内緒だよ!」

ベンジャミン
風船がふわふわ
大空をゆく
私もふわふわ風まかせ
あなたの手のひらのなかで

ベンジャミン
10/28
空と大地
母なるものに
抱かれて
駈けてゆく あの日へ

ベンジャミン
沈んでいったかなしみは
とりかえしがつかなくて
ためいきついて頬杖ついて
沈んだ底はもう見えなくて

ベンジャミン
限界に気がついたら
休んでもいい
引き返してもいい
誰もがそんなに強くはないから

ベンジャミン
10/14
やめられなくて
シリトリ四行詩
心の滋養 頭の体操
こんないいものやめられないよ

ベンジャミン
草の香に頬を埋めて
さわ吹く緑の風
いつまでも
こうしていたい波の中

ベンジャミン
アウト!
何度も宣告を聞いたけど
そのたびにリセット
人生っておきあがりこぼしなんだね

ベンジャミン
10/07 ずしりと重い
生きてゆくこと そうして
新たな命を育むこと
その責は何よりもずしりと重い

ベンジャミン
右へゆけばいいのか
それとも左
そんなことさえわからない
私は人生の方向音痴

ベンジャミン
なのに私は生きている
あなたと一緒じゃなきゃ
生きていけないと思った
なのに今日も私は生きている

ベンジャミン
09/30 しらじらと
夜が明けて
せつせつと
今日も眠れぬ夜が明けて

ベンジャミン
見せずに過ごしてきた
今までずっと でも
期間限定で見せちゃおか
あなたへの溢れる想い

ベンジャミン
九月になって
風の色が変わった
だけど 涙がまだ乾かない
十月になれば 乾くかな

ベンジャミン
09/23 裏は見えない
いいところしか見えない
恋は盲目
自分勝手な盲目

ベンジャミン
上を向いて歩こう
涙がこぼれないように・・
名曲だけど 私は思う
こぼれたほうが 楽になるのに

ベンジャミン
紫式部の花が咲く
名前の重さに
負けないで
紫式部がひっそりと

ベンジャミン
09/16 猫になりたい
あなたの膝に
ちょこんと 乗っかって
ごろごろ 喉を鳴らしたい

ベンジャミン
実がなる
木を植えた
庭のすみっこ
あの子の足跡の上

ベンジャミン
音もなく
何かが私のうしろに
風 それとも
あの子が帰ってきたの

ベンジャミン
09/02 黄金色の向日葵が
私にそっと笑いかける
今はどんなに泣いてもいいけれど
時間だけが君の特効薬なんだよ、と

ベンジャミン
風になって
帰っておいで
わたしの頬を
そよりと くすぐってね

ベンジャミン
むりして笑顔を
つくっていたら
「むりしないで」って
きこえた 今 遠くから

ベンジャミン
07/23 視界がぼやけてゆく
ずっとずっと待ってたんだよ
逢いたかったの こんなにも
私の視界から 二度と消えないで

ベンジャミン
月がきれい それだけで
こんなに うれしいの
月のしずくを うけとめて
きらり 光ってみせましょう

ベンジャミン
包んで包んで お肉と野菜
包んで包んで 幸せを
私 結構 得意です
餃子の皮を 包むのが

ベンジャミン
07/15 頬染めて 手をつなぎ
若いふたりが ゆき過ぎる
私たちにも あったよね
薔薇色の頬して 歩いた日

ベンジャミン

あの時に 知った
一瞬の たいせつさ
平凡の ありがたさ
身も心も震えた 大地震

ベンジャミン
天を仰ぐ
もう 逢えぬ人
逢わぬ人
天を仰ぐと 逢えるよで

ベンジャミン
07/08
夏だもん いいよね
裸足になったって
そのままの私を見て
そのままの私でいたいから

ベンジャミン
嘘だけど
わかってるけど
それでも うれしかった
ずっと君を忘れないよ、って

ベンジャミン
ナンテことない こんなこと
平気なの こんなこと
だって私は鉄の女
だから平気なんだってば

ベンジャミン
07/01 雨の日は 雨の音
風の日は 風の音
雪の日は 雪の音
そして晴れた日は 幸せの音

ベンジャミン
待ってるね いつでも
いやになったら帰っておいで
んなこと言うなとにらむ父
私の花嫁姿に泣いた母

ベンジャミン
もじもじと 口に出せない言葉
いつものみこんできた
もう私 おなかいっぱい
大きな穴でも 掘ってみようか

ベンジャミン
06/24 まる あげる
大きな大きな まるあげる
生まれてきてくれたことに
大きな大きな はなまるを

ベンジャミン
恋しい気持ちをひた隠し
なんでこんなに意地っ張り
あなたの前でだけは
素直でいたいのに

ベンジャミン
消えないで 夢のかけらたち
指のすきまからこぼれおちても
どうかどうか 消えないで
みんな拾い集めてしまうまで

ベンジャミン
06/17
いっぱい歌って
いっぱい恋して
いっぱい生きて
わたしはいっぱい幸せよ

ベンジャミン
ココロのなかであっかんべー
ココロをかくしてにっこりと
わたしは女優
この世でいちばん名女優

ベンジャミン
顔が見たくてそれだけで
転がるように走った白い廊下
なのに間に合わなかった
もう一度目をあけて お父さん

ベンジャミン
06/10
もう いらないよ なぐさめは
指折り10本かぞえるうちに
忘れてみせる
あいつのことなんて

ベンジャミン
小さくても ただひとつだけの
かけがえのない この道
どんなにさみしくたって
わたしはこの道を歩きたい

ベンジャミン
コドモだった 私には
あなたは とても大きくて
いつも強くて やさしかった
そんな母が コドモにもどった

ベンジャミン
06/03
消せないきもち
ごしごしこすって
心はいっそうひりひり
笑っちゃうよね ひとり相撲

ベンジャミン
本音なんて言えっこないよ
オブラートにくるんで
くちゅくちゅにまるめて
さぁ私の本音を見透かしてごらん

ベンジャミン
そのままがいい そのままの君で
あなたが言ってくれたから
ずっと そのままでいたかった
だけど私には無理だった ごめんね

ベンジャミン
05/27 簡単にあきらめられるものならば
こんなに胸が痛くはないのに
簡単に捨ててしまえるものならば
こんなに心がしんどくはないのに

ベンジャミン
残しておいて私の心よ
あなたの声
あなたのほほえみ
そしてあなたの優しさを

ベンジャミン
だまされたあなたが悪いと憎まれ口
だけどやっぱり
だましたわたしがもっと悪い
泣き出しそうな夕陽に抱かれて

ベンジャミン
簡単に便箋一枚だけに
思いのたけをこめて
読まずに屑篭行きでも
わたしの気持ちは残しておいて

ベンジャミン
残しておいて私の思い
あなたの胸の芯には
とうとう届かなかったけれど
きらきら過ぎた時にだまされ

ベンジャミン
だまされ続けていたときも
やさしく肩を支えてくれていたときも
どのどちらも本当のあなた
わたしの愛しただいじなあなた

ベンジャミン
05/20 ぜんぶじゃなくていい
ほんのすこしでいい
あなたのこころのかたすみに
わたしの居場所を残しておいて

ベンジャミン
花が散る 夢が散る
花が散る 心が散る
それでもわたしは今日もまた
ひとつぶひとつぶ 種をまく

ベンジャミン
嘘もつけない こんな日は
澄んだ青空と あなたの瞳に
見つめられてる こんな日は
わたしをまるごと 投げ出そう

ベンジャミン