cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ


NO.516  2024/02/03 (09人27作)
ぜんざい ホーム 最強
ぜんざいに 
つるんと可愛い白玉ふたつ
湯気まで甘い
しあわせタイム

ふみちゃん
ホームにひとり
昼下がり
快速列車の
風に押されて

ふみちゃん
最強の心のお守り
今もなお
父と母と
暮らした記憶

ふみちゃん
   … 「記憶」 だよ 「記憶」
ふみちゃんの四行の中に、影に日向に、いつもある 『父と母と暮らした記憶』
 こんなにも、深くただしく ほんかくてきな「最強」はほかにないです。
すごい。すてき。ありがとうです。




ぜんざいの
やさしい甘さが
全身に沁み渡る
冬のくもり日

ふらっと
ホームの端の
ベンチで待った
下り電車で
帰ってくる君

ふらっと
最強にして
最弱なのは
守るべきものを
持った人だね

ふらっと

うん。そして。この最強にも、共感共感。ほんとうに。真理ですね。
だいすきでした。ありがとうです。
あ。そして、 「冬のくもり日」 これも好き。ぬくもりみたいに温かいのね。
ぜんざいを
ふーふーしながらいただいて
ゆっくりお茶を飲んだあと
歩く鎌倉 新年の風

スー・

ホームから
眺める景色を確かめて
去年との違いを探す
季節のゲーム

スー・
  … 「季節のゲーム」 だよ 
最強になれる裏技
ひとつだけ
愛猫と暮らすためなら
私は勇者

スー・
無記名で届いたとしても、絶対にすぐにスー・ちゃんだなって、わかる 四行×3作 でした。
「歩く鎌倉 新年の風」 気持ちが良くて。「去年との違いを探す季節のゲーム」の気持ちのゆとりや長閑さも、だいすきでした。
ありがとうです。




ぜんざいの
甘さ少しの幸せは
冬の空へと
のぼっていくよ

肉野菜

ホームにて
いろんな時間を過ごしたよ
いつもなにかを
思っていたよ

肉野菜
最強の
眠りは深き静寂の
刻一刻と
降り積もる雪

肉野菜
そこはかとなく儚さがちりばめられているような、静かな、大事な、うつくしい三作でした。
「冬の空へと のぼっていくよ」 …… 「少しの幸せ」 ここが、絶妙。 
 最強の眠りは深き静寂の
   … 此処も静かでしんとしました。




ぜんざい作る
時が好き
温かい湯気の
匂いもとろみも

そばかす
  … 「とろみも」 だよ 「とろみも」
ホームから見る
景色が好き
遠くの君に
想いをはせる

そばかす
最強の想いは
甘く柔らかく
つぶれない
マカロンのよう

そばかす
そばかすさんがキッチンに居るところ、みたことないけど、なんだかすぐに目に浮かび、
湯気もとろみもすぐそこに、近しく感じる四行でした。ありがとうです。     あ。「つぶれないマカロン」も好き。きれいな色を想っています。




ぜんざいの あまさぬくもり
ゆっくりめぐる からだじゅう
いきていのる いきていのる
いのりいきる いのりいきる

ぬちうむい
 
ホームに着いた
日暮れ時の田浦駅
トンネル内と気付き
途方に暮れた

ぬちうむい
最強だよね
間違いないね
父よりも母よりも
あなたのお好きなように

ぬちうむい
あまさぬくもり ゆっくりめぐる からだじゅう いきていのる いきていのる 〜 
とても良いです。あたたかいです。ひらがなだから効いてくるもの、ありますね。
だいじなシリトリ、ありがとうです。





ぜんざい 大好き
小豆 もちろん常備
つるつるもちもち
すいとん団子 必須

こまはは
ホームに降り立ち
抱いた既視感
ぷちんぷちん弾ける
記憶のつぶつぶ

こまはは

最強寒波が来るそうな
北陸の地は雪マーク
辛さ心もとなさ
いかばかり

こまはは
駅のホームは、思い出めいたドラマがね、誰の中にもありそうだけど、
「ぷちんぷちん弾ける 記憶のつぶつぶ」 いいですね。
既視感・デジャヴ・セピア色。すてきなシリトリ、ありがとうです。


ぜんざいすする
まあるい甘さありがとう
大満足です湯気の中の
おまめさんたちへ

ナツ
ホームはどこでも
生きていけるけど
住み慣れた街角へ
心は飛んで行く

ナツ
最強と言われて
つわものと呼ばれて
いろいろ背負った背中をただ
見つめるしかできないけど

ナツ

この「最強」は、ちょっとすごいな。
まっすぐな気持ちと共に重圧や責任感をも背負う背中をみつめる視線。
見つめることしかできない視線。みんなの想い。
「最強」をこんなふうに使って下さりありがとうです。












ぜんざいの定義について話したね
決着をつけないように慎重に
とりとめもなくえんえんと
おしゃべりを続けるためのおしゃべりとして

soyo
ホームルームの居心地が
とてもよかった瞬間が
たしかにあって
そんな記憶の音や光を重ねあわせて

soyo
最強のこころづよさを持っていて
なんの迷いもなくなって
たのもしいたのしいきもちで
ここに ただ いる

soyo