cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ



NO.499  2022/09/01 (11組32作)
来ないか とある夏の日 水辺

来ないかも
しれない人を待つように
七色の光を探す
天気雨の空

ふみちゃん
とある夏の日
起きた惨劇
二度と
繰り返しませぬように

ふみちゃん
水辺のせせらぎ
きらめく川面
ひとりぼっちが
今日はしあわせ

ふみちゃん

来ないかな
原っぱで待つ流れ星
夏の熱気の
ぬるま湯の夜

肉野菜
とある夏の日
振り返り振り返り
夕暮れの街
顧みていた

肉野菜
水辺には
色んなものが集まりし
追憶忘却きらめき慕情
黄昏後悔ある愛の詩

肉野菜

         「詩」 だよ 「詩」
ちょっと、じーんってなりました。かなり好き。   


来ないかと諦めて
一つ一つの思い出を
断ち切り歩く
月夜の帰り道

ぬちうむい

とある夏の日
無意識に伸びる
ふしだらな右手
からだじゅう染めながら

ぬちうむい
水辺の滑らかな流木に坐して
顔をそそぎ喉を潤し深呼吸
秋のシンフォニーに耳を澄まし
再構築する自分の存在

ぬちうむい
来ないか来るか
エレベーター
その一瞬すら
待てそうにない

りくり

とある夏の日
ハッカの甘さ
返せないもの
並べてみる

りくり
水辺で応援
たらい競争
子育ても
前世染みて

りくり
来ないかな
残ったご飯粒
お庭にまいて
すずめ待つ

ナツ
 

「待つ」 だよ 「待つ」
とある夏の日
少しだけ開いた雨戸から
白い入道雲の動くのを
見ていた

ナツ
水辺の人びと
ながめて歩く
旅の夕暮れ
しずかなリズム

ナツ
んー。「来ないか」みっつ。真骨頂てき三作ですね。すてきすてき。
来ないかな
待ち侘びている
コスモスが揺れるくらいの
涼しい日暮れ

スー・
とある夏の日打ち上がる
花火の向こうの星達と
ぽっかり浮かんだお月様
きっとびっくりしてるだろうね

スー・

 「きっとびっくりしてるだろうね」 だよ
水辺に集まる生き物は
スイスイ気持ちが良さそうで
甲羅干しやら日干しやら
皆んなそれぞれリラックス

スー・
スー・ちゃんらしさが全開で、だいすきでした。
次回は500回記念なので、長いお題をいただきました(*^-^*)




来ないか
来るか
次の
電車で

ふらっと
とある夏の日
わがままな
日陰を連れて
まひるまをゆく

ふらっと
水辺に落ちる
木の葉の影を
目の端で追い
まどろみにいる

ふらっと

来ないかに
トキメキ
ゆびおり
待ちきれず

そばかす
ある夏の日
思い出にひそむ
熱き声援
熱き想い

そばかす
水辺にて
佇む夕べ
想いはいつしか
貴方のもとへ

そばかす

来ないかもしれない明日
現実味は薄いけど
胸の裡には一抹の
不安と覚悟

こまはは
とある夏の日の
ぼっちのビール苦かった
茜空もボサノバも
よそよそしくて

こまはは
水辺の綿スゲ
ふわふわふんわり
漂いながら
意中の君探してる

こまはは

なんという おちつきでしょう。読むだけで、呼吸が整うような安定感。
いつもありがとうです。





来ないか
新型コロナでもう3年
コロナ禍前の
落ち着いた生活に戻りたい。

24の瞳(M.S)


水辺
何があるの?
どこにいるの?
そんな夏

24の瞳(TAMA)
うん。ほんとうに。
お祭りやイベントやスキンシップや諸々が
自由に出来る日常が恋しいですね。
ねー。


















うん。来年の夏はどんなふうでしょう。
計画たてて待ちかまえましょうねー。
来ないかな(いな)まもなくだよね
たからかに
高鳴るものが高鳴って
それが近づく気配がしてる

soyo

とある夏の日 しっぱいが
しっぱいを呼び ばたばたと
崩れ落ちたり (うん。そして。)
それがおわって できた平らか

soyo
水辺がすこし たりなかったね
忙しぶらずに たずねないとね
かかさずに さいゆうせんで
水や緑に 触れにいかねば

soyo