cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ
NO.446  2018/04/01 (09人27作)

暮らし 波立つ
ばっさりと
イメージチェンジの首元に
そよぐ春風
あたらしい風

ふみちゃん

暮らしの花よ
きみは私の
無垢でかわいい
しっぽの天使

ふみちゃん

波立つオレンジ
夕方の
光に溶けそう
沖をゆく船

ふみちゃん
ばんばんと
ソメイヨシノが植えてあり
川のカーブが縁取られ
遠くの景色を近く感じる

スー・
 

暮らしてる
一緒にいつも暮らしてる
実感できる
猫との生活

スー・

波立つと
不安になるのは何故かしら
まだ ほら 沖は
穏やかなのに

スー・

ねー。なになに? この気持ちの良い、はぎれの良い、そして、呼吸がぴったりあってる、春のしりとり……。すてきですー。
「ばっさりと イメージチェンジの首元に ……」 「ばんばんとソメイヨシノが植えてあり……」
ん〜。すてきでした〜。ふるえました〜。うれしぃー。  ありがとうです。      「暮らし」も 「波立つ」も 縦読みをして喜びましたっ。
バランスに
心奪われ時は経ち
空ひとしきり
青く大きく

肉野菜

暮らしには
慣れてきましたもう春の
花匂い立つ
夢に現に

肉野菜


波立つ世間
一陣の風は言う
知るものは語らず
語るものは知らず

肉野菜
 ・・・ 「ず」 だよ 「ず」
場違いだよね人混み
華やかな春の街
いいよいいよ大丈夫
花曇りの空に励まされて

ナツ

暮らしてゆきます
あせらずに今日を
このいっときを繰り返し
重ね重ねて

ナツ
   ・・・ 「重ねて」 だよ 「重ねて」


波立つあわい黄緑の町
ざわつく樹々や枝の小鳥
生命の春はじける時を
虫たちだって知っている

ナツ

「暮らしには 慣れてきましたもう春の 花匂い立つ 夢に現に」
「暮らしてゆきます あせらずに 今日を このいっときを繰り返し 重ね重ねて」


うん。なんかいも、読みました。とてもしずかな気持ちでね、なんかいも読みました。大好きでした。「暮らし」の真髄。ですね。
それぞれの「波立つ」も、とてもよかった。「波立つ世間 ……」 本当に。うん。表現のひかえめな感じ、、、このバランスがすばらしいです。
「波立つあわい黄緑の町」この始まりもとても好き。  春へのきもちが高まりますねぇ。あたらしい春、ここからもまたよろしくお願いしますねー。






ばらんすがうまくとれずに
ゆれる春
片目つむって
おどけてみせる

ふらっと
暮らしのなかで
なにげなくしていることの
貴さに気づいて
ひとりで誇る

ふらっと

波立つのは
鼓動 
それとも
だれかの心

ふらっと
ばかちん。
懐かしいふるさと言葉
言っても言われても
妙に ほっこり

こまはは
暮らしは
倦(う)まず弛(たゆ)まず
飽きることなく緩むことなく
やわらかに しなやかに

こまはは

波立つくんへ
鎮まり時ですよ
では いつものとこで
凪子より

こまはは

うん。そしてまた、ここにも「暮らしの真髄」が・・・。
そう、倦まず弛まず なにげなく していることの貴さは…… すごくすごいことなんだよね。
その「なにげなさ」に、ここでこうして気づいてしまい、大きな声でたたえあいたい。です。ねー。
日常の、暮らしの視線、ありがとうです。またたのしみに待ってます。


バースディー 母に感謝の日
命をもらい 成長していく 
そんな自分を感じ
それだけで きっとしあわせ

alice

暮らしてみると
住めば都となる不思議
この街に慣れ親しみ  
根っからの住み人となる

alice

波立つような はやる気持ちで
ポストをのぞく 
桜咲くの知らせ 
祈りいっぱい 待ち遠しくて

alice

そして。「波立つような はやる気持ちで ……」 いいですねぇ。
「はやる気持ち」って、ほかには言い換えが効かない言葉のひとつだなぁと思います。
「あせる」 とは違うし、「高ぶる」 とも違う。 「急ぐ」でもなく、 うん、「はやる気持ち」は「はやる気持ち」でしかなくて(*^-^*)
「祈りいっぱい 待ち遠しくて」 この四行目も、とても好きです。桜色のシリトリをありがとうです。また楽しみにお待ちしていますねー。


ばんばんばんと
つくえをたたく
なにをそんなに
おこっているの

湘南坊主
 
・・・「おこっているの」 だよ
暮らしのリズムを
ちと変えてみて
冬から春へと
たしかにすすむ

湘南坊主

波立つ
気持ちを
愛する
あなたに

湘南坊主

ふふふ。そしてそして。いま到着しました、湘南坊主さん。「ばんばんばんと つくえをたたく」 !!
なんか〜。たのしい〜。冒頭のスー・ちゃんの 「ばんばんとソメイヨシノが植えてあり」 を見た時も、
そうとう「ぐっ」っと来たのでー、わたくし、「ばんばん」という言葉の響きや、その勢いに、弱いのかもしれません、ばんばんばんっ♪

「波立つ気持ちを 愛するあなたに」 これはもう・・・坊主節とゆうか、ね、ぜったいてきな湘南坊主ワールド みたいな(*^-^*) ありがとうです。





ばかだから 
わすれてました
気を抜けばしぼむこころだ
うつくしい言葉や音や水をやらねば

soyo
暮らしから始まる春の物語
ふきのとう 
げんかんの花器 ねこやなぎ
みんななにかを思い出させる

soyo

波立つ季節 
四月の憂鬱
ていねいに
ひとつひとつをすくう 濾過する

soyo