cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ



NO.444  2018/02/01 (9組32作)

前を向く
息白く
音のない朝
カーテンひけば
きっと雪

ふみちゃん
れもん湯に
はちみつ
ゆらゆら
かげろうのよう

ふみちゃん
前を向く
踏み出してゆく
足元の
悲しい影が離れなくても

ふみちゃん

息なしに
五分ともたないこの命
この奇跡さあ
歩き出そう

肉野菜
連綿と
人の歴史は繰り返し
熱しては冷め
現れては消え

肉野菜
前を向く
それが前だと分かるから
それより他は
何もないから

肉野菜

こんにちは。二月ですね。今月もありがとうです。
なんか、なんか、ちょっとした、ちいさな言葉のことだまが、胸ふるわせる今回でした。すばらしかった。

れもん湯に はちみち ゆらゆら かげろうのよう ⇔ 連綿と人の歴史は繰り返し

うん。これだけじゃなく、ぜんたいのトーンが似てて、すばらしかった。
「音のない朝」 「この奇跡さあ」 「足元の 悲しい影が離れなくても」 「それが前だと分かるから」  うん。ありがとうです。だいじです。






息づかい
聞こえるような しないよな
猫の寝息と足音は
静かで時々 びっくりしちゃう

スー・
れんこんと
ごぼうや大根 根菜を
コトコト煮込んで食べるのは
冬の醍醐味 寒さもスパイス

スー・
 ・・・ 「スパイス」 だよ 「スパイス」
前を向く
そこには長年連れ添った
窓の景色と植物と
猫とスズメと太陽と月

スー・
  ・・・ 「月」 だよ 「月」
息が白い朝
鼻の頭赤くして
霜柱踏みながら
世界にたったひとりの清しさ

ふらっと
れんこんがほっくり煮えて
からだの芯からぬくもる夜
世界中のしあわせが
集まってくるそんな気がする

ふらっと

前を向く
余裕もないほど
つるつるに
凍った雪明け

ふらっと
れんこんと ごぼうや大根 根菜をコトコト煮込んで・・・・・・
れんこんがほっくり煮えて からだの芯からぬくもる・・・・・・

という、ふたつのれんこん歌から広がる温み。なんかねぇ、あたたかくて、つよいのです。
うん。ほんとうに 「世界中のしあわせが集まってくる」 といいたいくらいのつよさがあるよね。やっぱりね、根菜は、なんか違うよね。うん。

そして。だいすきでした。スーちゃんの。

「前を向く そこには長年連れ添った 窓の景色と植物と猫とスズメと太陽と月」 
 おお。 ぉぉぉぉぉぉお。    拍手です。





息吹を感じて
暖かい窓際の陽ざしに
蕾膨らむ
まだまだ 遠い春なのに

alice
  … 「春なのに」 だよ
れしぴ 
見ながら作るけれど
途中から なぜか
私流

alice
前を向くと歩みたくなる
未来への一歩
この瞬間も思い出とかわってく
休むことない時の流れに

alice
うん。そして。aliceさんのこのはじまりの一行にヒトメボレでした。
「前を向くと歩みたくなる」 ね、ほんとにね。それは、あらためて言葉にすると、ほんとにすてきなことですよねー。
そして、この、いまも、この瞬間瞬間が思い出にかわっていくという、そこにつながる素敵さにも拍手です。ありがとうです。





息をひそめて
そっとしずめる
ベビーベッドに
小さなぬくもり

そばかす

連日の眠れぬ夜に
疲れはたまる
それに反比例して
育つ命の愛しさよ

そばかす
前を向く
つながる命の
行く末に
思いを込めて

そばかす
息せき切って
駆けてくる
幼子抱きしめた日々
日向の匂いがしてたっけ

こまはは

れ れ れんげ げんこつ  
つらら らんどせる るびー 
びーだま まくら ら ら らっぱ
眠つけぬ夜の一人シリトリ

こまはは
前を向く
広がる視界の先に
佐保姫さま見つけたよ
ほらね。春遠からじ

こまはは
そして。ばらんすよく、ひょぃっと現れる ベビーベッド なんていうすてきなキーワードに、喜びました。わくわくする〜。
ほんとにね、この絶妙なばらんすが、ここのシリトリには欠かせない、たいせつなものですねー。
つづく こまははさんの 駆けてくる幼子 も然りですねぇ。一人シリトリの字面も楽しくて☆ 
ここのお二人の空間は、愛があふれて明るくてお花畑のようでした。





息を吐く
今日も寒い
風が強く吹く
2018年冬

24の瞳(TAMA)
前を向く
鏡を見る
今日もスマイル
今日も元気だ

24の瞳(TAMA)
TAMAさん、ことばづかいがシンプルで、でもちゃんと行間が活きていて、すてきですねー。「今日もスマイル 今日も元気だ」 大好きでした。 

れんこん
筑前煮にして食べると
しゃきしゃき音を立て
おいしい

24の瞳(M・S)

前を向く
希望を持ち
地道に頑張れば
きっと叶う

24の瞳(M・S)
はっ。ここでも「れんこん」の魅力が語られていますねー。うん。美味しい。  
そして。地道に頑張れば うん。きっと。きっと叶うと思って前へすすみましょうね。お互いに〜。


息が白い
我が家は寒い
部屋の中でも
息が白い(>_<)

24の瞳(大判小判)
前を向く
後を振り返ってばかり
ここらで
前を向かねば

24の瞳(大判小判)

ふふふ。部屋の中でも息が白い・・・それは、寒いです(>_<)    ・・・・・。 「ここらで前を向かねば」 うん。ここらでひとつ、一緒にね。ねー

れんげの花
とてもきれいだ
春になると
きれいに咲く

24の瞳(H・S)
前を向く
振り返らず
嫌なことは忘れて
前進あるのみ

24の瞳(H・S)
「れんげの花 とてもきれいだ」 いいですね。ていねいに、ゆっくりと響いてきました。春、たのしみですね。
 うんそして。 「前進あるのみ」 ですですね(*^-^*)







息 ふかく 吐いて 吐ききる
あたらしいコンパスが今
そんなには むずかしくなく
描くこれから

soyo
 
れんたるの混沌でした
手放せば すうっと消えて 
こんなにも
秩序ただしいわたくしの内

soyo

前を向くその目が少しおよぎだす
かんぺきは ないね なかなか
かんぺきなかんぺきなんて
つまらないしね

soyo