cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ

NO.425 2016/07/01 (10組34作)

ページから 記憶している 木洩れ日あびて
ページから
思い出キラキラ溢れ出る
若葉のころの
ダイアリー

ふみちゃん

記憶している
すべてのことが
失くしたくない
たからもの

ふみちゃん

木漏れ日あびて
風を感じて
生きている今
しあわせの時

ふみちゃん
  … 「時」 だよ 「時」

ページから
しめやかなかおり
ながれていつか
ささやかな語り部となる

ナツ

記憶しているはずと
訳知り顔で
四季を渡ってきた風よ
だからせつなくなるのです

ナツ

木漏れ日あびて
ワンコと風にふかれて
つぶやくよ
いまをどうもありがとう

ナツ


こんにちは。今回のお題、どれもやや限定的で、扱いづらいお題でしたね。
お題の文字数が増えるに従って、発展性が狭められてしまうのだけど、そんな、狭さのなかでの、
でもさまざまな視点 というのを楽しむ方向で、存分に楽しませていただきました。

ふみちゃんとナツさん。どっちがどっちかわからないほど、 「今」 こもれびをあびていました(´∀`*) 
風を感じて、ワンコとともに、しあわせについてつくづく心をこめて。大好きでした。ありがとうです。たからものです。

ページから
伝わっていく繋がっていく
姿勢あるいは目線
長い長い時間を越えて

肉野菜


記憶している
合意している
起こりうるすべてのことに
うなずいている

肉野菜

木漏れ日あびて
スイスイ歩く
とめどなくほがらかな
空気の中を

肉野菜
ページから
歓喜の歌を聴く
機微に触れ思いを馳せ
時空を超える

こまはは

記憶している諸々
良きにつけ
悪しきにつけ
未熟な私の精一杯

こまはは
木漏れ日あびて
足早に先行くあなた
なんだか今日は
よそよそしいね

こまはは
「ページから」 ふたつとも、何のページがわからないけど だいじな何かのページをめくる、めくめるめく音が聞こえる。
「長い長い時間を越えて」 と 「時空を超える」  この表現を見比べて、わたくしも、ちょっとうっとり思いを馳せておりました。

うん。実はわたしはこのお二人の作品を、ここのこのシリトリたちの長い時間や姿勢や目線、歓喜や機微にあてはめて、
読ませてもらっちゃぃました。(おなかいっぱい)(作品を勝手に借りてすみません(´∀`*))

あ。そして。肉野菜さん。「起こりうるすべてのことにうなずいている」 すごいです。なにか大きな、大きな流れ。
ページから
立ち上がる景色の
なかにいつしか丸ごと
呑みこまれている

ふらっと
記憶していると
思い込んでいた
あなたの声と
まるで違った

ふらっと
  … 「違った」 だよ 「違った」

木漏れ日あびて
目を閉じてみる
ちらちら光が
おどるまなうら

ふらっと
ページから書いてみた
真新しい日記帳
白紙の未来が 
文字が並ぶ日 過去になる

alice
記憶していることが
時折 すこし違ってたりする
記憶は時に曖昧で
無責任だったり

alice


木漏れ日あびて
優しくゆれる光の中で
ちょっと
天使になったよう

alice
ページから
こぼれるような数々の
文字の間に間にあふれ出る
想いを胸に 拾い集める

スー・  
… 「拾い集める」 だよ
記憶している沢山の
大切にしてた出来事も
時の流れが重なって
違った形に変化していく

スー・

木漏れ日あびて
輝いて
光と影を
翼にまとう

スー・
背景により美化される記憶。必要に応じて塗り替えられてゆく記憶。
希望的記憶。曖昧になりたい記憶。うつりゆく記憶。記憶自身がよりよく変化してゆくような。

記憶について。たくさんの「思い」や、「思い当たること」、年の数だけ増えますね。
経験値の高さ、豊かさ、そうゆうものがほこらしく。またここの、ここに集まる皆さんのシリトリたちをジマンに思ったことでした。に。


 日記帳的「ページから」  これもしかり。
(aliceさんのページからは、頁数・ノンブルのことですよね?わたしもそこから書き始めるの大好きなのです。おなかまです♪)


うん。そして。「木漏れ日あびて」は、まるで三つでひとつみたいな作品でした。読めば読むほど美しいです。どうぞゆっくり行きつ戻りつお読みください。





ぺーじから
はみだした一文字が
蝋燭の灯で
ゆらぐ夜

ぬちうむい
記憶している
今朝の一言は
ふたたび胸に
隠したいのに

ぬちうむい


木漏れ日あびて
輝く一雨あとの
森の中 そっと
君の手に触れる

ぬちうむい


記憶しているのは部活動
自分の弱さも越えられた
これからまだ先があるけど
綺麗に年を越えていきたい

24の瞳(Teddy)


お二人の「記憶している」 … 「ふたたび胸に隠したいのに」 「綺麗に年を越えていきたい」 
ここ、とてもいいなと思いました。
うん。隠すべきところは隠して、越えられる弱さは越えて、そうやって綺麗に年を越えていきたい。ですね。ほんとに。
またお待ちしていますね。





ページをめくれば
蘇る思い出
ああなつかしく、よみがえる
とても楽しく、とても切ない

24の瞳(ダイチャン)

記憶している
あの楽しかった日々
いつもいつまでも続けばいいのに
心弾む思い出

24の瞳(ダイチャン)
木漏れ日あびて
森の中を
ハンモックで寝転がる
最高の癒しだなぁ

24の瞳(レッドアイ)

ダイチャンさん。二作ともに あの日々の、素晴らしい思い出があふれています。
「とても楽しく、とても切ない」 ここ、すごく素敵でした。うん。とても楽しく、とても切ない。うんうん。



ハンモック! ほんとうに。
あれは永遠の憧れですよね☆
私は、虫が来ないように蚊帳もつけたいです!
ページから人生
あなたから1ページ
生まれてから何ページ?
心の中の本につづる

24の瞳(BABA)

記憶している
子供たちの笑い声
楽しかった日々
いつまでも忘れない

24の瞳(BABA)

木漏れ日あびて
今日も太陽は
ギラギラと
美しく光る

24の瞳(TAMA)

いいですね。心の声をそのままに綴ってくれたものな気がする。
「… 子供たちの笑い声 楽しかった日々 いつまでも忘れない」 うん。
こうゆうの、まっすぐすぎて、すごくこころに響いてきます。
あのころ、忙しくて、悩み多くて、でも楽しかったですよね。うんうん。(大共感(^^♪) 
わー。「ギラギラと」 いいですね。
木漏れ日のその先にある太陽のその働き、
それ、だいじでしたね。って、はっとしました。
わたしは森のなかで完結してしまいがちなので。
ありがとうございます。またお待ちしていますね。







ページから
逃げ出す押し葉
のんびりとまだただ白い空白の
夏のページに棲みたいと言う

soyo

記憶している 
こもごもの景
一度でも言葉にすれば(したことは)
言葉どおりの そのものとして

soyo

木洩れ日あびて
森を歩いて
そうやって
よみがえらせる術を知ってる(大丈夫)

soyo