cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ

NO.410 2015/04/01 (13組44作)     

守りたい 雨降り
守りたいものが
今、目の前に
いてくれることのしあわせを
かた時だって忘れたくない

ふみちゃん

雨降り
波たつ水たまり
桜の小舟が
ゆれている

ふみちゃん
 ・・・ 「ゆれている」 だよ

ねむりの森の
妖精に
さらわれそうな
春の午後
ふみちゃん

守りたいって
瞬間的に、確実に、
それでも思える
はかない世界



雨降り傘に
垂れるしずくと
ぽとりぽとりと
花落とすつばき



ねこやなぎ
くすくす揺れる
冬の朝とは
もうお別れね


守りたいと心から
強く想うひとがいる
近づくことさえ叶わない
胸にしみるひとがいる

ぬちうむい 

雨降り注ぐ音に
耳を澄まして風吹きぬける
香りにつつまれて
冬枯れの木立ち鎮め歩く

ぬちうむい

ねぐせもそのままに
おしゃれした君のとなりへ
ひじ鉄も他人のふりも
あたりまえだね

ぬちうむい

こんにちは。お題のせいか、全体的にしっとりとした作風の今回でした。
はじまりは、しっかりと五感を澄ませて雨を景色を見つめてる ふるちゃん 尊さん ぬちうむいさん の三名から。
何度も読んで、その風景を楽しみました。ありがとうです。
 「守りたい」 も どれもとても好きだいじ。




守りたい
心の中の真ん中の
ゆらぎかすかな
声を出してる

肉野菜
雨降りの
そのたび薄く足されてく
森のみどりを
じっと見ている

肉野菜
ねころんで
草を伝わり春の風
川面に映る
花も笑って

肉野菜
守りたい、守っているよ
君を包む透明の光となって
僕を包むやさしい光となって
いつもすぐそばにいる

24の瞳(ミント)

雨降りの後の夜露で
海にとける雨の一雫で
だけどぼくはきみに
会いにゆく

24の瞳(ミント)
ねんねんころり
やわらかな春のこもりうたに
迷い甘く痛むぼくのこころも
むにゃむにゃする

24の瞳(ミント)
そして。肉野菜さんの 「守りたい 心の中の真ん中の ゆらぎかすかな 声を出してる」  これ、とてもいいなぁと、ヒトメボレでした。
「雨降りの そのたび薄く足されてく森のみどり・・・」 これも、絵画が出来上がっていくような。
ミントさんの 「守りたい、守っているよ」 このはじまりも。全体も。とてもよいですね。
6作ともに流れてる、静かなやさしい時間、心地よいです。ありがとうです。またお待ちしていますね。





守りたいものがあると
強くなれるよ
なのにどうして
こんなにも弱い

ふらっと

雨降り
やみ間に
のぞく
希み

ふらっと


ねぇ
そのつぎは
なんて
つづくの

ふらっと


雨降り
やる気が出ない
1日ベッドで
寝るか

24の瞳(Y・M)


こんにちはこんにちは。「雨降り」の横顔って、こんな感じですよね。角度によって、どんなふうにでもとらえられるから、だからいいよね。
のぞく 希み も やる気が出ない その感じも。うんうん、いいなぁ、わかるなぁって、読みました。
また楽しみにお待ちしていますね。





守りたいものがある
それは無くしたくないもの
だから何があっても
けっして手放さない

こまはは


雨 降りしきる夜
ゴンドラに乗りて
夢路へむかう
連れ合いの寝息枕に

こまはは

ねっ、うまいこといったでしょう。
無邪気に笑ってみせる
100の喜憂に
折り合いつけて

こまはは

守りたい、友達との仲
けれどメールのやり取りは面倒
本当はスマホなんか要らないよ
ホンネはメールで言えないから

24の瞳(カメ)


 そして、すなおな「守りたい」ふたつ。
 どちらも、心の声をそのままに書いて下さり嬉しいのです。
 いつもありがとうございます。

 こまははさんの 無邪気に笑ってみせる もね。とても好きでした。




守りたい・・・
生まれてきたこの小さな命
どんな未来が待っているのかな
どんな夢を叶えるのかな

alice*

雨降りには 
赤い傘が よく似合う
雨の雫の 奏でる音が
楽しく聞こえてきそうだよ

alice*

ねぇねぇって 
始まりは いつもその言葉
あなたに甘えてばかりの
魔法の言葉

alice*

守りたい人ができて家族ができた
家族ができたら孫が増えた
本当に可愛い。大好きだよ。
元気でいなくては

24の瞳(Teddy)
 
 そして。「守りたい」みっつ。小さな命、家族、孫。これはもう、ほんとうに。
 どうぶつだから、みんなみんな もうそれは、何をおいても守りたいもの。
 そのことを、とりあげて書いて下さりありがとうです。

 Teddyさんの 「守りたい人ができて家族ができた」 という始まりも、すばらしくすき。
 元気でいなくては。うんうん。

 また楽しみにお待ちしていますね。
守りたいと思ってた人が
今日、晴れの日を迎え
ひと回り大きくなった
いつかは守ってくれるかな

24の瞳(ママ)
 


守りたいと思ったのは
確実に「あなた」だけれど
そう思った自分の心も
守りたいと思ったのだった

湘南坊主
雨降りの中で
黙々と作業をこなして行く
こんな静かな時間経過も
長い人生では悪くない

湘南坊主
ねんきんせいかつ
さきをなやまず
いまを生きれば
たのしいもんだよ

湘南坊主
守りたい
そのいっしんで
子らを育てる
いつの世もきっと

ナツ 
雨降りの
土からわきたつ
春のいのち
目ざめるにおい

ナツ
ねこねむるゆめ
ねむのきのした
ねんねこあたたか
ねぇねのせなか

ナツ
 ・・・ 「せなか」 だよ 「せなか」
守りたい
泣いた
笑った
無邪気なキャラ

そばかす  ・・・ 「キャラ」 だよ 「キャラ」
雨降りは
絵本と
雨音と
かたつむり

そばかす
ねこのこ
こねこ
じゃれて遊んで
くーくーねんね

そばかす
んー。ひらがなの「ね」、いいですねぇ。やさしくて、あたたかいです。春ですね。
たのしいもんだよ。ねぇねのせなか。くーくーねんね。ぽかぽか陽気。 うんうん。どれもだぁいすき。

そして、みなさんのちょっとした言葉に魅了された今回でした。
「そう思った自分の心も守りたいと思ったのだった」 とかね。うん。
ねこ 春
ぽかぽか陽気
今日もゴロゴロ
昼寝するニャーン

24の瞳(TAMA)




守りたい
そう思うから強くなる
もっとしっかりしなくちゃな
見届けるからね 私の相棒

スー・

雨降りに
贅沢なのは今日の様に
窓から外を眺めてる
何にも用事のない こんな時

スー・

ね いつも
仲良く昼寝してようね
寒い冬から春になり
暑い夏でも 共に暮らそう

スー・

うんうん。それはほんうとに、このうえもない贅沢ですね。どうかんどうかん。うれしいのです。
この春からはじまるまたあたらしい季節のなかで、そんな時間がいくども訪れますように。





守りたい
しずかなじかん
そこでしか
みつけられないものばかりすき

soyo


雨降りのひるさがりから
この春がはじまるのです
まにあって よかったよかった
いまゼッケンをもらったところ

soyo

ねぎらいのことばをもらう
(あるいはしぐさ)
ほっとして
年度替わりの味をしめてる

soyo