cap verses  /  そよ日暮らし

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NO.387 2013/05/07 (09人27作) 
恋わずらい

なんとなく
恋わずらい
してるみたいにうつむいた
ひとりぼっちの
白いガーベラ

ふみちゃん
福福しい
ツツジのつぼみぷっくりと
今にもはじけて
笑い出しそう

ふみちゃん

なんとなく
しあわせなのかもしれないと
思えることは本当は
奇跡みたいなしあわせなのかも

ふみちゃん
こんにちは。 「ふくぶくしい つつじのつぼみぷっくりと」 ここ 発声するときの空気のうごきやいろいろ とてもすきだなぁーって思って、
なんどもなんど声に出して読みました。そしてそのまま視線は右へ。「なんとなく しあわせなのかもしれないと おもえることはほんとうは・・・・・」
もう ふみちゃんは 永いこと なんどもなんども言葉をかえて このことをつぶやきつづけてくれていて、
そのことがもう本当にたいせつなのです。
どうかどうかこの先も 奇跡みたいなしあわせについて描いてほしいのでした。(だいじだいじ)。(だいすき)。(だいじ)。ありがとうです。
恋わずらいと
知らせをうけて
列車に座り
春風つれて

すみれのしずく

福駅も過ぎ
ねむたくなったな
幸が近づく直前が
だれにもいえないシアワセのとき

すみれのしずく
なんとなく
きたフリをする
列車に忘れた
麦酒を想う

すみれのしずく
恋わずらい中
三面鏡の
奥でこちらを
見ている人は

ナツ
福はどっちだ
右か左か
流れるままか
あらがうか

ナツ

なんとなく今日は
この道曲がらない
散り始めた
桜の道はさびしくて

ナツ
「さびしくて」 だよ 「さびしくて」
「恋わずらいと知らせをうけて 列車に座り 春風つれて」 「福はどっちだ 右か左か 流れるままか あらがうか」  

ん〜。なんとゆう小粋さでしょう。つられて 口笛ふきそうになるー。
ふたつとも だいすきでした。すごいとおもう。ほんとうに。 あ。そして 「そこは あらがえー」 って思ったことです。なんとなく。ふふ。

そしてそして。「なんとなく きたフリをする」 これも奥深いねぇ。・・・ 時節柄、列車に揺られる三部作 なのですねー。
いつのまにか麦酒の似合うオトナのオンナになってしまって・・・・・・(ウレシナミダ)。





恋わずらいみたいに
ぎゅっ…と、なって
ずっと昔の大切ひとつ
思い出したんです

ひなた
福を運ぶ鳥、
夕方遠くに飛んでって
なんだか少し寂しくなって
いつもの定食屋、君を誘って

ひなた
なんとなく、ずっと
一緒な気がしてて、だけど
ずっと一緒じゃなくて、やっぱ
なんとなくだ。あてになんないね

ひなた
さてさてそして 今回も健在ですねぇ ひなたわーるど。 そこはいつもの定食屋です。すてきすてき。
ひなたさん、2011年の6月から来てくださっていたのですねぇ、まもなく2年。続けて下さりありがとうです。うれしぃのです。






恋わずらい
想いは胸に秘めたまま
笑って話す
今も好き

そばかす
ふくふくと
幸せつづく
つながってく
授かりし小さな命

そばかす
なんとなく
想い描いた
夢のかずかず
一つずつ叶っていく

そばかす

「命」 だよ 「命」
そう そして。この安定感、いかがでしょうか。すてきですねぇ。
冒頭でふみちゃんにも書いたのだけど そばかすさんも もうずっと 
ぶれずに見つめ続けています>ちいさな幸せ。いいな〜。そしてあらたな小さな命も!





恋わずらい
みたいな顔で
お腹すいたと
ぽつり言うきみ

ふらっと
福笑い
できそこないの笑い顔
哀しくなって
くしゃりと笑う

ふらっと

なんとなく
紗がかかってる
なにもかも
きれいなままに

ふらっと
「福笑い できそこないの笑い顔」  うん これも。 そうして「紗」も 「お腹すいた」も なんとなく そこはかとないさみしさが
ただようような今月ですね。「なんとなく紗がかかってる」ってゆうのがとくに、きれいでとてもさみしげですね。
そのさみしさに惹かれました。

「恋わずらいみたいな顔で お腹すいたと ぽつり言うきみ」  これも とても好きでした。被写体をみつめる視線のあたたかさ。

いつもいつでもありがとうです。
恋わずらい
煩うほどに
素直になれる
大人かな

湘南坊主
福助足袋を
履いて走った
小学校のリレー
ノスタルジー

湘南坊主
なんとなく
ただなんとなく
空の蒼さに
涙してみる

湘南坊主
恋わずらい
素知らぬそぶりに立ちすくみ
微笑み返しに
ふわり宙を舞う

こまはは
福島に夏が来て秋が来て
冬が来て、また春が来た
幾つ季節を重ねたら
光が見えてくるのだろう

こまはは
なんとなく
ただなんとなく
桜を仰いで想う
来年もまた逢えるかな。。。

こまはは

「舞う」 だよ 「舞う」
「なんとなく ただなんとなく 空の蒼さに 涙してみる」
「なんとなく ただなんとなく 桜を仰いで想う 来年もまた逢えるかな。。。」
というわけで、ただなんとなく川辺で(?)、空を桜を見ているふたり。春ならではの郷愁もあり。だいすきでした。

ところで、郷愁といえば ノスタルジーな福助足袋って! さすがー。

さてさて、お題 「福」。 こまははさんは 福島 でした。ありがとうです。 「幾つ季節を重ねたら 光が見えてくるのだろう」  うん。






恋わずらいなら
もうじゅうぶんに。
わずらうものはそのままにして
あとは巨木をめぐり歩いて。

soyo

福寿草 土筆 カタクリ ふきのとう
ムスカリ ビオラ クロッカス 
野に咲く花も 花壇の花も
おなじことばで祈る春です

soyo

なんとなく わかってきたよ
うん だから
もうなにも
ためさなくてもいいよ 神さま

soyo