cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ



NO.385 2013/03/01 (08人24作) 

けつい
素敵です
証のような虹が出て
希望のような花が咲く
日々の小さなしあわせに
励まされ また明日へと進む

ふみちゃん
けついのあさに
吹く風に
背中を押され
踏み出す一歩

ふみちゃん

素敵です
この夕焼けを
えがいた空に
伝えられたら良いのだけれど

ふみちゃん
「証に似た
情景だった
わすれないよと
わすれないわと

すみれのしずく
けついのまま
かたまったの?
ゆらり熟してそのままダンス
決めずにあるく 今ここらへん

すみれのしずく
素敵です
飛び級できない歳を
大切に
また重ねるの

すみれのしずく
んー。そこはかとなく春めいて、三月ですねこんにちは。
今回のお題、どれもが 身近なようで扱いづらいものでしたねぇ。三つとも、揃いも揃って難題でした。
そんななか、このおふたりの「けつい」にやられましたん。
ふみちゃんのけつい四行 「すっ」とした、たたずまいが素敵なのです。
そして、すみれのしずくちゃんのゆらりとゆるく歩くのどかさ。
いつも素敵でありがとうです。だいすきでした。
証がねむる
木々の指先
春には芽吹き
季節はつづく

ナツ
けついといいわけ
用意しておこう
朝は来てしまう
どちらにしても

ナツ
素敵です
ありがとう
ワタシもがんばろ
シャンとしよう

ナツ
証しを見せて と
迫られたくて
きみの周りを
うろうろと ただ

ふらっと

けついんがでて
おおきなあなで
うめられるのか
いぶかしんでる

ふらっと
素敵ですてきで
息もできない
春まだ浅い
つぼみの寝床

ふらっと
証をひとつ、粘土でつくり
ぬるま湯沈めてながめて惚け
ため息一つ、ポッっと出た。
そっかそっか、私のちっぽけな。

ひなた
けつい一つをどこかに置いて
たびたつわたしを動かすものは?
けついのかわりに持ち出したのは
なんだなんだ、ことばじゃないよ

ひなた
素敵です
ふつふつふつ
ホットケーキが
やけました

ひなた
「ちっぽけな」 だよ 「ちっぽけな」
三人三題三様に、それぞれの視線の角度がチャーミングです。どれも素敵ですねぇ。そして、七音リズムが心地よいです。

証がねむる 木々の指先 春には芽吹き 季節はつづく 
証しを見せてと 迫られたくて きみの周りを うろうろとただ
証をひとつ 粘土でつくり ぬるま湯沈めて ながめて惚け ・・・・・・


うんそして。特筆すべきところどころがありまして、
 「朝は来てしまう どちらにしても」 「つぼみの寝床」 「なんだなんだ、ことばじゃないよ」 などでしたっ。 
今月もひときわきらり、ありがとうです。
証にあらがっています
あきらめ 悪いです
鏡相手に
口角あげて すまし顔

こまはは
けつい 決意 けつい
そっと寄り添うかな文字に
四角い決意も丸くなってゆくような
ふしぎ 不思議 まかふしぎ

こまはは
素敵です
この透明感 この清々しさ
如月2月春待ち月
陽だまりには水色天使

こまはは
「天使」 だよ 「天使」
「証を見せて。 誓いをたてて。」
だけど本当は
あなたの優しいキスに
いつも両方入ってる

那音
決意するまでもなく
先への道はただひとつ
振り返れば足跡は
よたよたと けれど一本

那音
素敵だね ただ青い空が
楽しいね ただ揺れるカーテンが
泣いて笑うだけのきみに
春の気配が伝わるといいな

那音
「本」 だよ 「本」
うんそして。内側からことばがあふれてこぼれるような……。みずみずしさのお二人なのです。すてきすてき。

こまははさんの けつい四行、まったくもって共感します。
ほんとうに、そうなんですよねぇ > 四角い決意も丸くなってゆくような。 ・・・・・・うんうん。
わたしはひらがなへのこだわりがつよすぎて、ちょっと厄介なこともあるんだけども、それでもどうしても。ね。

そしてそして那音さん。2002年9月以来、なんとなんと10年半ぶりですってよ。
おかえりなさいおかえりなさい。忘れずにいてくださってありがとうです。うれしいなぁ。
「ただ揺れるカーテン」  「泣いて笑うだけのきみ」  ひとことひとこと ほんものですね。だいじなのです。ありがとうです(こころから)。
どうぞまた、来てくださいね。待ってます。






証人は 
庭に咲く花
あの庭の この庭の花
春には春の 嘘も知ってる

soyo

けついをひとつ
いだいています
雪どけの 水ほとばしり ほとばしり
それでもきっとうごかないもの

soyo
素敵です
素晴らしいです
このまんまつらぬいたなら
ほめてあげるね

soyo