cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ



NO.377 2012/07/01 (8人24作) 
日々 笑いあう
筆でシュッと
あの空に
あなたに向けて描きたい
希望みたいな美しい虹

ふみちゃん
日々は過ぎゆく
ふわふわと
風に流れる
シャボン玉

ふみちゃん

笑いあう
目と目が
合って
通じ合う

ふみちゃん

「虹」 だよ 「虹」
さてさて七月、こんにちは。ふみちゃんの「筆」 すごくすきです。
四行ぜんぶ、全文が、行間も、希望も、空も、なにもかもがとてもよかった。
「筆でシュッと」の「シュッ」がすごいね。いきてるもんね。ありがとうです。

筆先の
緑の絵の具が太陽に
きらめいてほら
もう7月だ

肉野菜
日々続き
ただゆっくりと滅びゆく
薔薇の香のなか
見届けていたい

肉野菜

笑いあう
友磯の貝拾ってる
夏の日差しを
直角に受け

肉野菜
そしてふたつめの「筆」。声に出して何度もよみたい四行でした。そうすればほら
きらきらと脳裏に浮かぶ緑の筆先。ありがとうです。
「ただゆっくりと滅びゆく」  「夏の日差しを直角に受け」 ところどころでハッとしました。

わたしも、よく経験するのですが、短歌のようにひといきにうたったものは4行に改行するのがむずかしいですよねぇ。
「笑いあう」 これ、音の取り方がとても好きな作品だったので、自分ならどこで改行するかなぁと悩みました(結論は出ず)。

こういうふうな、音楽みたいな作品が大好きで、ときめきますの。また楽しみにお待ちしていますねー。




筆との約束
今日も守れず
水場で黒の
なぐさめに逢う

すみれのしずく
日々という
その存在が
えいえんに
すき

すみれのしずく
笑いあう
相談しあう
大人の君の
笑顔がみたい

すみれのしずく
筆でさぁっと
梅雨をなぎ払い
青空に白い雲を描く
風の神さま

ナツ
日々ひとつづつ
石を積む
積めることの
しあわせ

ナツ

笑いあう
わだかまりが
すうっと
とけてゆく

ナツ
「日々という その存在が えいえんにすき」
「日々ひとつづつ 石を積む 積めることの しあわせ」

こういうの並べて読むとますますすきでますますしあわせ。ありがとうです。えいえんにすき。
ナツさんの「筆でさぁっと」 は、 ふみちゃんの「筆でシュッと」にも似てて、どちらもすてきでよろこびました。
筆記具持参のこと
思わず書き留めて
誰かに見せたくなります
集合は夕日の丘

ふらっと
日々うたう
時々うれう
刻々うつる
常々おもう

ふらっと
笑いあう
きみがいなくて
可笑しさが
虚空にぽとり

ふらっと
「ぽとり」 だよ 「ぽとり」
筆まめな
あなたのメールが
私の心を
今日もキャッチ

歌鳥
日々生きてる
私の時間は
私だけが作れる
だから愛しい

歌鳥
笑いあう
私とあなた
あ、幸せって
こういうことだね

歌鳥
「笑いあう きみがいなくて可笑しさが 虚空にぽとり」
「笑いあう 私とあなた あ、幸せって こういうことだね」


どちらにも きゅんとしました。じんせいのきほんみたいなふたつのシリトリなのでした。 (虚空にぽとり……おぉ。)

歌鳥さんさん おかえりなさい。お忙しい中、忘れずにお里帰りをしてくれてありがとうです。うれしいの。
(かさねがさね思うことです。ほんとうに。)

筆走る
頭の中のひらめきが
すらすらすらり
文章になる

湘南坊主
日々走る
体の芯のもやもやが
柔くこなれて
足跡になる

湘南坊主

笑いあう
北海道の想い出は
そよと風舞い
しずくがぽたり

湘南坊主

ええと。先月も興奮しつつ書いたんだけども、先月にひきつづき、坊主さんのシリトリ、すごく伸びやかですてきなのです。
ほーっとした気持ちで読んでいます。
「笑いあう」もありがとうです。にこにこしつついただきました。
「筆走る」 と 「日々走る」 実感がともなっていてほんとうに良いですねー。だいすきなのです。






筆跡に
恋をしました
奔放な紙にのせても
あとさきのないことばにはならないかたち

soyo
日々めでる 
ちいさなしごと
そのなかで たまにめにするげんじつは
現実的ですこしこわいね

soyo
笑いあう
夏のひとこま
そのあとの
ことはそのあとかんがえること

soyo
「すこしこわいね」 だよ