cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ



NO.367 2011/09/01 (15人45作) 
駆け巡る ここよ ほっこり



駆け巡る
熱い思いに動かされ
飛び込んだ闇は
希望への道

ふみちゃん
ここよ
わたしはここですよ
秋の気配の
かくれんぼ
 
ふみちゃん
ほっこり ゆらゆら
大勢で
笑ってるような
コスモスの花

ふみちゃん
駆け巡る 不安の中に
おくわが身
両のこぶしに
「夢」と「希望」

ふら・りー改め ひだま・りー

ここよ ここよ ここよ
しずかにしずかに ひびいてしみる
ちっちゃな ちっちゃな
半世紀前の私のこころ

ふら・りー改め ひだま・りー
 
ほっこり しっとり
ぷっくり さっくり
ざっくり しんみり
しみて広がる ことばのお菓子

ふら・りー改め ひだま・りー
こんにちは。今月も、ありがとうです。
駆け巡る 熱い思いに動かされ 飛び込んだ闇は 希望への道 (ふみちゃん) と
駆け巡る 不安の中におくわが身 両のこぶしに 「夢」と「希望」 (ひだま・りーさん)
ありがとうです。とても好きです。
世の中のありようなのか、時節柄か、はたまた年齢的なものなのか、わからないけど
愛や希望や夢や勇気というような大きな言葉を臆せずに使いたくなる昨今ですね。
そんなわけで、いろんな意味で大好きでした。ありがとうです。

(ひだま・りーさん、おかえりなさぃ。うれしぃのです。こころから。)

駆け巡る
ツバメは空を
トンボは川面を
ヒトは未来(ゆめ)を

ふらっと
 
ここより先に
進むべからず
ひとり静かに
偲びたいので

ふらっと

ほっこりと
疲れちゃったら
あったかい
お茶を飲もうよ

ふらっと
駆け巡る 駆け巡る
緑の原を 真白の原を
犬はそうして
真剣に生きてる

ぷーくま
ここよりさきへは
いかれません
たとえいっとき
心許したとしても

ぷーくま

ほっこりとした
お芋の  もろこしの
湯気の向こうに
おばあちゃんのまなざし

ぷーくま
ここより先に 進むべからず ひとり静かに 偲びたいので (ふらっとさん) 
ここよりさきへは いかれません たとえいっとき 心許したとしても (ぷーくまさん)

己を律する強い意志です。素敵なのです。ありがとうです。
「ほっこり」も、お二人ならではのほっこり感覚。大好きなのです。
ほっこりとしたよい秋になるといいです。なりますようにっ。




駆け巡る季節
走り抜ける毎日
今日の私は
今日だけの私

歌鳥

ここより
居心地のいい場所
あるのかな
あなたの隣以外で

歌鳥
ほっこりごはんを
たらふく食べて
まったりソファーで
くつろぎタイム

歌鳥
「タイム」 だよ 「タイム」
駆け巡る
わたし
逃ゲ惑ウ
ワタシ

tan
ここよりあっち
あっちよりむこう
むこうのさきには
きっとあるから

tan
ほっこりオレンジ
あまいあま〜い
みるくかけたら
できあがり

tan
歌鳥さんの 「今日の私は今日だけの私」 / tanさんの 「むこうのさきには きっとあるから
ここのところが大好きでした。リフレイン。

うん、そして。ひきつづき また やわらかくやさしくうたう「ほっこり」さんたち。
ほっこりごはん / ほっこりオレンジ …… 好きだなぁー。ありがとうです。うれしかったっ。





駆け巡る
白濁無音の朝もやを
切り裂いてただ
夏の終わりに

肉野菜
ここよりも
湿った草に寝転んで
近すぎる月
ぼんやりと見る
 
肉野菜

ほっこりと
トマト畑の土くれに
痩せたカマキリ
とことことゆく

肉野菜
駆け巡る 不埒な妄想
面影消し去っても 胸うずく
ぬぐいきれない 曲線美
夕陽を浴びても 夜が明けても

ぬちうむい
ここよ いつもの席からいつでも君は
窓をあけて ちいさな声で
伝えつづける 一直線に
水平線から 雲の上まで

ぬちうむい

ほっこり ほんのり
ほどよく ほほそめて
にっこり にんまり
にせもの にげだす

ぬちうむい
んー。2011年の夏を振り返ると、男性陣の詩的視線がひときわすてきな夏なのでした。
白濁無音の朝もや」 も 「近すぎる月」 も 「水平線から雲の上まで」 も 
いいないいなとその風景に思いをはせておりました。
ありがとうです。秋もぐんぐん来ています。このあともどうぞよろしくお待ちしていますねー。
駆け巡る
夏の青空 積乱雲
私の願いと
共に飛んでけ

スー・
ここよりも
もっと遠くにいきたくて
想像ばかりの
夜は長くて

スー・
ほっこりと
ただほっこりと笑ってる
みんなのアイドル
なごみ地蔵さん

スー・

駆け巡る駆け巡る
ちびっ子達の
笑顔と一緒に
秋の訪れそっと感じる

みらい
ここよ ここにおいでよと
そっとあなたが呼んでくれる
大切なこの瞬間
一番大切な時間にしたいな

みらい

ほっこりほっこり
ホクホクと
あまーい香りの
焼き芋 ちょうだい

みらい
なんとゆうか、ものすごく、それぞれらしい3作で、とても嬉しいことでした。
今回は、どなたの作品も「ほっこり」がチャームポイントになっていたんだけども
お地蔵さまと焼き芋はもう ほっこりの代表選手にちがいなく。ありがとうです。
「ただほっこりと笑ってる」 「あまーい香りの焼き芋 ちょうだい」 (やー、いいなぁ。)





駆け巡る夏風は
子らの声とともに
草はらから去り
私と夕暮れ置いてきぼり

ナツ
ここよといっても
母の耳には届かない
風の止まった空間
静かな時の国の住人

ナツ

ほっこり湯気ゆらす
夕べの風が
チリンと奏でる
季節を見送る風鈴の唄

ナツ
駆け巡る、たまにね
ほんとは、いつもね、だけどもう
さよならだから、忘れるね
でもね、ありがとう、それだけ

ひなた
ここよ、灰皿は。孤島はここよ。
ここよ、あなたの過ごした時間は
ここよ、友だちは。恋人はここよ
ありがとう、でも、もう先行くね!

ひなた

ほっこり盛られたかき氷に
苺シロップ練乳たっぷりかけて
キーンと頭を貫く冷たさに苦笑い
それ見て微笑む君があったかい

ひなた
「それだけ」 だよ 「それだけ」
「ここよ」 …… このお題はいろとりどりでよかったなぁと思っていたところでのこんなお二人。

 ここよといっても 母の耳には届かない 風の止まった空間 静かな時の国の住人 」 (ナツさん)
ひとことひとこと 行間も ぜんぶだいじなシリトリでした。ありがとうです。ありがとうです。

そして 「ここよ、灰皿は。孤島はここよ。」 の ひなたさん。
たくさんの想いがあふれ出てくるようでぐっときました。「ありがとう、でも、もう先行くね!」 さいごの!が効いてますねぇ。
ありがとうです。またお待ちしていますねー。





駆け巡るのは
儚き日々よ
夜ごと涙に
にじみ出る過去

湘南坊主
ここよりも良い
居場所はどこに
逃げ抜いてみて
天命確保

湘南坊主

ほっこりとした
他人のそら似
憎めないけど
どうでもいいか

湘南坊主
「保」 だよ 「保」
そして最後になりましたっ。湘南坊主さん、ひさびさのシリトリンネで登場です☆

各シリトリの1行ずつがシリトリで、4行目のシッポが次のシリトリの冒頭へも続き、
3つ目のさいご「どうでもいいか」 ⇒ 「駆け巡るのは」と続いています。 
そんなシバリをまっとうしつつ、ひとつひとつのシリトリがしっかりとした意味をもつのは至難のワザなことなのですが
そんななか、「ここよりも良い 居場所はどこに 逃げ抜いてみて 天命確保 」 これ とてもとても好きでした。

ありがとうです。さすがー。 
駆け巡る風の音楽
いったいに
高く低く弾く
ぜんしんで弾く

soyo

ここよここだよ
だいじょうぶだよ
あいしているよ
ぜったいだから

soyo
ほっこり過ごす
晩夏の休暇
思い出だけを
語り合うこと

soyo






☆ 追加しました。(9月3日)
駆けめぐる
プラスイオンとマイナスイオン
ふと水溜りに うつる
不完全な空

すみれのしずく

ここよとばかりに
夏を惜しんで
片目をつむって
秋をみている

すみれのしずく

ほっこりは
経験なんて関係なく
みんなにいつでも
しずかに びょうどうに。

すみれのしずく

お待たせしました。お待たせしました。お待ちかねのすみれのしずくちゃんです。
ありがとうです。うれしぃなー。

ふと水溜りに うつる 不完全な空」  ここ、いいですねぃ。 大好きさっ。