cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ





NO.353 2010/07/01 (13人39作) 
分岐点
愛し方とか
縁側
分岐点から
笑顔で一歩
手をふり歩く
信じて進む

ふみちゃん
愛し方とか
愛され方とか
なにも知らない
きみが愛しい

ふみちゃん
縁側 すいか
蝉の声
水撒く庭に
あらわれた虹

ふみちゃん

分岐点
迷い悩んでいながらも
力を入れずに
通り過ぎたい
 
スー・
愛し方とか考えて
行動出来るわけなくて
うまく伝わらなくたって
それが愛する自然な姿
 
スー・
 
縁側で
猫とみかんと日本茶と
夕暮れ見上げる
ような憧れ
 
スー・
分岐点の
あの青い空
坂の上の夏に
今日も広がる
 
肉野菜
愛し方とか
知っていますか
ソフトパステルの
きみどり色かな
 
肉野菜
縁側に
びわの木陰が落ちている
居間の時計鳴る
午後四時の夏
 
肉野菜
「広がる」 だよ 「広がる」
すいかとみかんとびわの縁側。みんなしずかな時間が好きで。




分岐点
いくつも過ぎて
今いる場所すら
答えではなく

あ〜でるはいど

愛し方とか
ヘタクソですけど
あたしなりに
それなりに

あ〜でるはいど
縁側で煙草くゆらす
父の背中超しに見た
夕焼けだとか虹だとか
今でもこんなに鮮明なんて

あ〜でるはいど
分岐点
いままでと これからの
分かれ道だね
いさぎよく

スイートポテト
愛し方とか言っていないで
自分の気持ち
隠さずだして
飛び込んでごらん

スイートポテト
縁側で粉ひき臼を
回してた
祖母の手元と
心地いい音

スイートポテト
「いさぎよく」 だよ 「いさぎよく」
分岐点の木の下で
しばらく風に吹かれよう
行く人に手をふるように
ゆらゆら草の揺れる道

ナツ
愛し方とか知らなくて
ただただ赤子を抱きしめた
たぶん母が
私にそうしてくれたように

ナツ
縁側の幼子から
しゃぼん玉が生まれる
ぷちんぱちんつぶやくように
いくつもいくつも風にのる

ナツ
「風にのる」 だよ 「風にのる」
煙草、粉ひき、しゃぼん玉。誰のなかにも縁側がある。




分岐点を
過ぎたのなら
もう何も迷う必要なし
ほら 前進あるのみ

歌鳥
愛し方とか
知らなかったけど
いつのまにか私達
しあわせ 掴んでたみたい

歌鳥
縁側に座って
風受け空見上げる
私はここにいるんだよ
また 夏が来るんだよ

歌鳥

分岐点にて
待ち合わせ
どっちを選ぶか
どちらもこわごわ

沙音
愛し方とか
忘れてないよね
こっそりつぶやく
自分の胸に

沙音
縁側の
記憶は刺さった棘の
日向の匂い
赤い夕日とひりひり感と

沙音

私はここにいるんだよ。赤い夕日とひりひり感と。空や記憶に続く縁側。




分岐点
立ち止まっては
結局あなたを
追いかけてたのかも

のほほんわか
愛し方とか
そういうの
ふわりやさしい
花びらにして

のほほんわか
縁側
でぶねこ
茶柱
陽だまり

のほほんわか
分岐点
立ち止まって
見たものの
どちらも出口同じかな

みらい
愛し方とか恋仕方とか
自分の心にページを作り
そっと書き込みしてみたら
宝のダイアリーのできあがり

みらい
縁側に並んで座って
スイカ食べ
種をププッと
庭に飛そう

みらい
でぶねこ。茶柱。並んでスイカ。
いそがしいときにもけして忘れない陽だまりたいむ。




分岐点とか
言われてみても
行くか戻るか
優柔不断

湘南坊主
愛し方とか
問われてみても
純な気持ちで
接するだけです

湘南坊主
縁側のどか
横になっても
しとしと雨は
上から下へ

湘南坊主
分岐点から枝分かれして
無限の根っこが
水をはり 気づかないまま
空をみている

すみれのしずく

愛し方とか
ちょうどいい
そう思わせる
恋の名人

すみれのしずく
縁側の
生きてる
においが
ずっと好き

すみれのしずく
いろんなものが生まれる縁側。引力。魅力。生きてるにおい。ずっと好き。




分岐点
右はしずかなひだまりで
左はひろいあかるみで
どちらにも花が揺れております

soyo
愛し方とかわからないけど
あいしてる
あいしてるって
明日に伝える

soyo
縁側で
読んだことだけおぼえてる
そういう本に
なりたいという

soyo