cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ



NO.348 2010/02/01 (9人27作) 
冬の海
そと
それから
冬の海
グレイの空と粉雪が
溶けて流れて
打ち寄せている

ふみちゃん
そとのにおいと
とけかけの
雪をまとって
やって来た君

ふみちゃん
それからね・・・
おしゃべりな君の表情と
陽射しまぶしい
カフェテラス

ふみちゃん
「カフェテラス」 だよ
こんにちは。ふみちゃんふみちゃん、いつもいつでもありがとうです。
「そとのにおいと とけかけの 雪をまとって やって来た君」 すてきなのです。
ひとひとり、帰ってくると、お部屋の中にすーんと漂う外のにおい。大好きなのです。
なかでも冬の、冬のにおいは格別ですよね。あぁそして、「とけかけの雪」。大好きでした。ありがとうです。
この冬は、南のほうにも津々浦々に雪のたよりがあったみたいで、そのことがこうしてここに書き残されてうれしぃな。





冬の海から
吹く風は
氷の国の
匂いを連れて

ふらっと
そととうち
曖昧に
なりそうなほど
空が青くて

ふらっと
それからのことは
ことばにしない
胸の深くに
灯ればそれで

ふらっと
さてさてそして、ふらっとさんも「匂い」なのです。氷の国の匂いです。
「冬の海から 吹く風は 氷の国の 匂いを連れて」  うんうんうん。
読みながら、すーはーすーって深呼吸して そんな匂いを探してました。ありがとうです。
「それからのことは ことばにしない……」これも、たいそう好きでした。


なんかねぇ、わたしのコンディションがよくないときにも、いつだって
ふみちゃんやふらっとさんがこうやって コンスタントな安定感で
ここにこうしていてくださって、どんなにか甘えて安心していたことでした…。
いつもいつでもありがとうです。ありがたいなぁ(しみじみ)。
冬の海
「つめたいかなぁ」
「手をつなごう」
「……」

ひかる(花外)
そとでは無理が…
「ポカポカ?」
「そんなはずないじゃん」
「……」

ひかる(花外)

それから
「カフェにする」
「道はけわしかった」(笑)
「何で言わないの…?」

ひかる(花外)

ひかるさん、今月もまたいただけて、うれしいのです。ありがとうです。
三つの会話シリトリ、たぶん物語になっているんだろうなぁと思いつつ、なかなかどうして難しかった(^^ゞ
でもちゃんと、わたくしなりに読み解きましたよ(^^ゞ  
「道はけわしかった」(笑) の (笑) が、お気に入りです。

しりとりネームのご変更、あれこれとお気遣いをしていただいてありがとうです。ぜんぜんかまわないですよ。
お名前は、だいじですよね。「ひかる」って かるくあかるい心持ち なイメージですね。たのしみなのです。





冬の海
静かなカモメのお散歩見ながら
若い私を
ふと振り返る

のほほんわか
そとの世界へ
向かった気持ち
あの頼もしさも
今は愛しい

のほほんわか
それからここまで
歩いてきた道
ここへこうして辿り着いたよ
ほんとによかった

のほほんわか

若い私を ふと振り返る」 ・・・・・・ 「そとの世界へ向かった気持ち」 ・・・・・・ うん。そして、「それからここまで歩いてきた道」

ありがとうです。なんだかね、胸にきました。じーんとね。
「ここへこうして辿り着いたよ ほんとによかった」 うんうん。よかった。ほんとうに。
読みながら、のほほんわかさんのこれまで歩いてきた道に想いをはせたことでした。
のほほん ほんわか した場所に、今いてくれてありがとうです。うれしぃなぁ。





冬の海
大いなる静寂
深き青にゆだねて
小さく祈る
 
Kei-kura
 
そと面を気にして
通り過ぎた時間分
内面に溜まったほこりを
拭いながらの願い事
 
Kei-kura

それから
どうなるのかな
こたえ
みつかるといいな
 
Kei-kura

「祈る」 だよ 「祈る」
こんにちは。今回もまた静かな場所でうちがわをしんとみつめているような三つのシリトリ、ありがとうです。こころから。
「それから どうなるのかな こたえ みつかるといいな」 これ、大好きでした。
こうゆうときのひらかなは、ほんとうに効いてきますね。
いつもありがとうです。またお待ちしていますね。

冬の海
波は休みなしに
休みなしに
打ち寄せて
 
肉野菜 
そと側の
音をしばらく遮断した
あの日の朝焼け
いま瞳を閉じて
 
肉野菜

それからの
門へと向かう三四郎
明暗分ける
道草の先
 
肉野菜

「閉じて」 だよ 「閉じて」
二年間の空白を経て、去年の秋に帰ってきてくれた肉野菜さん。
つづけてのご投稿をありがとうです。毎回 はっとさせてくれます。
「そと側の 音をしばらく遮断した あの日の朝焼け・・・・・・」 すっかりやられてしまいました。ひとめぼれです。
あぁそして。「それからの 門へと向かう三四郎・・・・・・」 !!! 夏目漱石?!
なんか、冴え冴えさえてますねぇ。余裕があって、視線がゆたか。すてきなのです。ありがとうです。ほんとうに。





冬の海
大きく荒れた
波の山
春の訪れ遠く感ずる

みらい
外は雨
静かに優しく降り続く
心に溜まったイライラを
静かにそっと流してくれる

みらい

それからそれから
口癖だった
息子もこの春
高等部

みらい
こんにちは。みらいさんも、忘れずにいてくださってありがとうです。
外は雨 静かに優しく降り続く・・・・・・ これね、よくある表現かもしれないけれど
いま、みらいさんの声で聞こえたような気持ちがしました。
こころがこもっている感じ。うれしいのです。ありがとうです。

ねぇねぇそしてT君は、高等部に進学なのですね。わたしのなかでは今もまだ小学校二年生くらいなのに・・・。
うちのこたちもそこそこに大きくなっているんだけれど、T君は、なんだかもう、二倍くらいに大きくなっているんだろうなぁ。
またいつか、きっときっとお会いしたいと思うのでした。(←私信ながすぎ。ごめんなさぃー)




冬の海
みていたみなと
一月のテトラポットに
降りつもるゆめ

soyo
そとがわを 向いて立とうか
輪になって 手をつなごうか
まんなかが 
きっと彼らのパワースポット

soyo
それからと
言いかけたまま だまろうか
そのあとは
腹話術師が話してくれる

soyo

冬の海
ひとりたたずむ
ひかりとほほえむ
なんにもいえない

すみれのしずく
そとの誘惑
消えない足跡
まだみていたい
大きな靴あと

すみれのしずく

それから
なかなか話はすすまず
ふたりはいつも
カーブを描く

すみれのしずく

さてさて最後になりました。すみれのしずくちゃんです(はーと)。   
ぎりぎりセーフで届きましたっ。間に合って、よかったー。
もうずっと、ずーっとずーっと居てくれて、ありがとうです。うれしぃの。
いまね、上で、みらいさんちのT君が高校生になるんだなぁって思ったら・・・
すみれのしずくちゃんが、ここに来てくれた頃のことを思い出していたのでした。ちょうどいま。
いやはやほんとにもうここは、10年も続いているんだなぁって。いつもながらのかんむりょぅ(^^)v

「それから なかなか話はすすまず・・・・」 うんうんうん。
カーブ・曲線・腹話術、ひとすじなわではいかないところがいいんだよねー。きっとね(^^♪




★2月2日 追加しました。
冬の海
しじまの水面
月影切なく
こごえる指先

☆風海☆
そとの移ろい
気づかぬふり
寄り添えるしあわせ
炬燵で かみしめる

☆風海☆

それから?
って いいたいなぁ
つづくものがたり
ほしいの あたし

☆風海☆

炬燵でしあわせかみしめている☆風海☆さん。のどか平らかしずかな二月。すてきなのです。
忘れずに居てくださってありがとうです。うれしぃな♪