cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ



NO.324 2008/02/01 (13人39作) 

いまはもう冬 となりにいるから
羊のように
やさしげな
雲が流れる
ぽかぽかの丘

ふみちゃん

いまはもう冬
北風が
冷たい耳に
そっとささやく

ふみちゃん

となりにいるから
きみの心の
悲しみの影が
消えるときまで

ふみちゃん
「消えるときまで」 だよ
羊のように もこもこならば
もっともっとあたたかく
あなたをやさしく
つつんであげたい

かのこ

いまはもう冬
冬毛もこもこ ねこたちも
まあるくなって
ねこだんご

かのこ
となりにいるから
わすれないでね
モコモコのハート
シュンとしちゃうから

かのこ

羊ふわふわ
やさしい気持ち
感謝しながら
着ようセーター
 
スー・
いまはもう冬
でもほらすぐに
ほんのり やさしい
春の風吹く
 
スー・

となりにいるから
普段どおりに
すました顔でも
気にしないでね
 
スー・

 
羊に
うもれて
眠る
しあわせ

みっぴー

いまはもう冬
オリオン座の
星雲見上げて
白い息 はく

みっぴー

となりにいるから
ことばなくても
しんらいできる
そのそんざい

みっぴー

こんにちは。あったかひつじが並ぶきさらぎ。ほっとです。
ぽかぽかの丘・もこもこかのこ・気持ちふわふわ・うもれて眠る
どれもだいすき。ありがとうです。

そして「となりにいるから」も。
ずっとそうしてどうかわたしのおとなりに・・・と、願ってしまうことでした。にこ。






羊みたいに
穏やかに
と覗き込んだら
目がこわかった
 
みなち
いまはもう
冬も
おわりに
むかっているところ
 
みなち

となりにいるから
緊張します
おなかのきゅるきゅる
聞こえたかしら
 
みなち

「こわかった」 だよ 「こわかった」
羊はせっせと
自分を磨き
いつか美しく
なる夢をみる

ふらっと

いまはもう冬の
まんなか過ぎたかな
そろそろ春を
むかえる準備

ふらっと

となりにいるから
みえなかったの
同じ景色を
ながめていたから

ふらっと

ぞんぶんにいやされました、ほのかにかおる可笑し味。
ほんとうに。ひつじさんって顔はなかなかきびしいもんね。そして羊と美のかんけいは! 
にこにこにこぃって読みました。

いまはもう冬・・・このお題、「二月には、季節はずれになるのでは・・・」と、やがて気付いたわたくしでした(^^ゞ
なのでこのシンプルさんな感覚がふふふ〜って嬉しくて。
「いまはもう冬もおわりにむかっているところ / そろそろ春をむかえる準備」 うんうん。そうそう。そのとおり♪





羊のあした
日向に貸した
低い軒下
ひとみ泣かした

湘南坊主

いまはもう冬
居間は毛布よ
つぎにくる春
好きにくるまる

湘南坊主
となりに
いるから
いつでも
あいして

湘南坊主
「くるまる」 だよ 「くるまる」
羊のモウフ
夢見ごこち ふぁ
想うキモチを
想うんだ

すみれのしずく
いまはもう冬
つま先じんじん
こころはまわって
ちよこれいと と

すみれのしずく

となりにいるから
ねぇねぇわんわん
ずっこけたって
かまわないよ

すみれのしずく


そうしてここで、脱力しました。さらにますますりらっくす。
「いまはもう冬 居間は毛布よ つぎにくる春 好きにくるまる」 
坊主さんのことばあそびは柔軟で、なんて心地よいのでせうか。
降参なのです。これいいなぁ。

ああそして。「ちよこれいと」と「ぱいなつぷる(でしょ?)」 と 
「ねぇねぇわんわん」などなどの
すみれのしずくワールドも、よりすこやかで酔いしれまする。らぶー。





羊さんとお月さま
安心して眠るために
必要なのは
さあ、どっち?

中トト

今はもう冬
お鍋囲んで温まって
少し飲んでぽかぽか
こころもあったか

中トト

となりにいるから大丈夫
何も言わない山のように
私を安心させてくれる
いつでもこの胸の中に

中トト

ひつじくもが
ほんのり桃色に色づくとき
きらり
金星が輝いている

ふら・りー

いまはもう冬
貴方を待つには
さむすぎて
それでもおこたのぬくもりで待つ

ふら・りー

となりにいるから だいじょうぶ
いつか私の手が
必要じゃなくなる日まで
ちゃんとつないでいるからね

ふら・りー

さてそして。季節はずれになりそうなお題にうーんと山盛りの冬っぽいもの、ありがとうです。
お鍋 ぽかぽか おこたのぬくもり ・・・ まんぞくでした。だぁいすき。

そしてお揃い「となりにいるからだいじょうぶ」 
大丈夫って言葉はほんとうに心強い音と形をしていますよねぃ。いいですよねぇ。あんしんかん。





羊はわざとのろのろ歩く
何度も後ろ 振り向くのは
夜の淵でさまよう私を
ホントは眠らせたくないんだね

ナツ
いまはもう冬だから
誰にも気付かれない
分厚いコートの奥に包んで
そうっと暖める 恋心

ナツ

となりにいるから
高架下の定食屋
うどんの湯気のむこうで
あなたがぼそりと


羊を数えて
僕の代わりに
まどろむまえに
おやすみのキスをして
 

いまはもう冬
さみしいなんて
雪が妬くから
思わないことにする
 

となりにいるから
いつもいるから
哀しむ必要なんて
まったくないから
 

羊はわざとのろのろ歩く / 羊を数えて 僕の代わりに
このはじまりに、イチコロでした。
すてきだなぁ〜。

ナツさん、ひきつづき二回目のご投稿をありがとうでした。
尊さん、本年もどうぞよろしくおつきあいくださいねー。





羊毛で
くつした編むね
遠ざかる
ゆめの羊のしろきひづめに

soyo

いまはもう 
冬のまおうのまほうの恩赦
さあいでよ さあさあいでよ
いでよめざめよ

soyo

となりにいるから
いるからなんか
なんかどきどき
どきとぎするね

soyo