cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ




NO.315 2007/05/01 (16人48作) 
眩しく
待つ 春よ
眩しくも
目を細めては見上げ見る
春風撫でる
竹林の空

肉野菜
待つ影が
前より少し長くなり
頭の先に
たんぽぽも咲く

肉野菜
春よ春
春がゆえに踏み出そう
緑のじゅうたん
神様がくれた季節

肉野菜
「咲く」 だよ 「咲く」
眩しく光る
風の向こうは
スパンコールの
春の海

ふみちゃん
待つのは風か
幼子の息
飛ぶ日夢見る
たんぽぽのわた

ふみちゃん
春よ
あなたのぬくもりで
あの子の心も
溶かしておくれ

ふみちゃん
待つ影が 前より少し長くなり 頭の先に たんぽぽも咲く
待つのは風か 幼子の息 飛ぶ日夢見る たんぽぽのわた

読めば読むほどやさしいきもちになりまする。愛すべき、たんぽぽコンビさんでした。だいすきー。
眩しくっても
目ぇ逸らさなぃよ
失明したって
かまわなぃから

あ〜でるはいど
待つのなんてさ
性にあわなぃ
せっかちだから
そっちにゆくね

あ〜でるはいど
春より
あったか
ぽかぽか
小夏

あ〜でるはいど
眩しくて
目が眩むよな
ラブレター
またほしい

湘南坊主
待つ辛さ
待たせる痛さ
知ってる
二人

湘南坊主
春ようこそ
というまに
新緑
夏になり

湘南坊主
「二人」 だよ 「ふたり」
眩しく輝く
新緑の空
雲がもくもく
ツバメ飛ぶ影

スー・
待つって文字が
時代を映す
待ってみようかな?
私もちゃんと

スー・
春よんでるよ
鳥達がほら
そろって元気に
響くハミング

スー・
 待つことについてもろもろつきつめて、お題をぐんと自分のところにひきよせてくださっている「待つことトリオ」な皆さんでした。
「春よ」 もお見事なのでした ・・・ 春よりあったか/春ようこそ/春よんでるよ  ・・・ 
いつだって、力加減がさすがなのです。にこにこ。
眩しくそこに
いたのねずっと
目が合うまで
いてくれたんだね

すみれのしずく
待つそぶりなく
寄り添うように
歌うように
そばにいれたら

すみれのしずく
春より夏が
すきなのに
見上げた空は
いつも花冷え

すみれのしずく
眩しくないけど
まばゆく輝る
八十八夜に
君と逢いたい
 
待ってるから
って言えないけれど
今日もどこかで
待っていさせて
 
春よ、あたしの
心の中は
満ち足りた風
吹いていますか
 
かのように、さりげなく在りたいものです。すてきだな。
そこに「やぁ」ってあらわれる呑気な人の横顔を、思い浮かべて幸せでした。
いつもいつでもありがとうです。
眩しくて瞳とじ
過ぎ去るには
もったいない
新緑の春

かのこ
待つつもりで
じっとして すごした日々
無駄じゃない時間
目覚めた春

かのこ
春よ春
ありがとう
たくさんの
輝きと眩しさを

かのこ
眩しくみえる 我が子たち
いつのまにか こんなにも
大きくなった 翼をひろげ
迎えた 今 巣立ちのとき

ベンジャミン

待つ
じっと待つ
来る
きっと来る

ベンジャミン
春よ、春なのに
なぜこんなにつめたいの
ほかほかの春の陽ざしを
凍えた心に届けてよ

ベンジャミン
眩しくかがやく巣立ちの春のよろこびが、ひろびろひろがりありがとうです。
お子さまたちの新しい春、きっときっと素晴らしいものになりますように。
いつも大事なできごとをここに綴ってくださって、とても嬉しく思うのでした。ありがたいです。感謝です。





眩しくも 嬉しい春の
訪れは
絹の着物の
衣擦れの音

スイートポテト
待つほどに
待たれるほどに 待ちこがれ
北国の春
今 訪れる

スイートポテト
春よ春
花も小鳥も木も草も
小川も 海も 
我が手の中も

スイートポテト
眩しくて
閉じてしまった
まぶたが赤い
夕焼けこやけ

ふらっと
待つわと言った
心に嘘は
なかったけれど
もう行くことにする

ふらっと
春よ春よと
川面にはねる
日差し 風声
コバルトの羽

ふらっと
春よ春 花も小鳥も木も草も 小川も 海も 我が手の中も
春よ春よと 川面にはねる 日差し 風声 コバルトの羽


あぁ、春は、ほんとのほんとに力持ちです。
あぁ、春は、こんなにもあかるくひかるおしごとをする。ぐっじょぶ!
そのことを、ここで伝えてくださった、おふたりとももぐっじょぶなのです(^^♪
ありがとうです。だいじだいじ。




眩しく 思ひて
睫の先 咲く
ハナミズキ 君 
目 逸らさば 笑ふ

花外
待つを 似合う
ふきのとう
北の雲 土 纏ひて
寒を 選びたる

花外
春よ
満天星
主の庭
掃く

花外
眩しくて
まぶた痛くて閉じた日は
葉桜揺れる
嵐の後で

夏野花
待つのは好き
待たせるのは苦手
そんな君を
見ている僕の春

夏野花
春よ
そよ風で
はじまりを
後押しして

夏野花
花のつくシリトリネームなお二人が、焼き付けている花景色。ハナミズキと葉桜と。にこ。
花外さんの「ハナミズキ 君」 ・・・ついついスペースを無視して ハナミズキ君(くん)と読んでみたくなるわたくしでした(^^♪
夏野花さん「まぶしくて まぶたいたくてとじたひは」 ここのところの流れる音にイチコロでした。なんども音読してみたり。

いつもいつでもありがとうです。



眩しくて 
目を 逸らした
あの日の笑顔
お願い もう一度

☆風海☆
待つだけなんて
ほんとは イヤだった
待つだけなんて
待つだけなんて・・

☆風海☆
春よ 春
まちわびてたの
やわらかな その光に
つつまれたくて・・

☆風海☆
眩しく光る太陽に
目を細めた
夏の始めを予感する
春の午後

コーンスープ
待つのは嫌いじゃないよ
コンビニや学校前で
もうすぐ来る人の姿を
見るのが好きだから

コーンスープ
春よ、春よ
いつもすぐに行っちゃうね
はかない夢みたいだ
春よ、春よ・・・

コーンスープ
春よ 春 まちわびてたの やわらかな その光に つつまれたくて・・
春よ、春よ いつもすぐに行っちゃうね はかない夢みたいだ 春よ、春よ・・・

まるでふたつでひとつみたいな春恋詩です。相乗効果なやわらかさ。
忘れずにまたご参加くださりありがとうです。
来月も楽しみにお待ちしていますね。ひきつづき、すてきな初夏をお迎えください。





眩しくて
目を閉じたんだ
うんめいを
天にゆだねたわけではなくて

soyo
待つかたち
もさくしている
四月尽
ケモノミチだけつくる計画

soyo
春よ春
予定をひとつ書き込めば
五月カレンダー
そわそわと揺る

soyo
「画」 だよ 「画」






※ このページを飾ってくれたイラストたちは 「みなち&ふみちゃん」が描いてくれた 【きせつのきもちsongbook】表紙ほかに掲載しましたイラストです。(お月さまの画像は、写真家・若林浩樹氏。) 

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